【2】契約成立。

「はーい!
困ってます!すごくすごく困ってます!」「・・・ハイ・・・」
主人の声かけに、パスカはよく響く声で、ルクアイラは弱々しい声で応じた。
「そうか。受けてくれるか」
主人はにやりと笑って満足げに頷いた。
「お前さんたちなら、受けてくれるものだと思っていたよ」
その言葉に、周囲が生温かい笑みを浮かべる。
「さて、細かい手続きやら話は後にして、だ」
店主は改めて4人に無遠慮な視線を撫で付けて言った。
「腹減ってるんだろう?景気づけだ。奢ってやる。
どうせ何も食ってねえんだろう?」
客席からどっと笑いが沸き起こる。
身なりと物腰から、無一文で駆け込んできたのが丸わかりだったからだ。
* * *
エールやじゃがいも、黒パンや腸詰めなどで思い思いに腹を満たした後、
簡単な仮登録を済ませる。
「詳しくは、依頼主である村長に現地で聞いてくれ。
これを見せて、『森のささやき亭から派遣されてきた』と言えばいい」
そう言うと、主人は机の上に、木々の意匠を凝らした金属片を放り投げた。
「うちの紋章だ。お前さんたちは初依頼だから、これを貸してやる」
曰く、依頼を完遂すれば、正式に登録となり、紋章を貰えるらしい。
「忘れてたな、後はこれだ」
続けて机の上に銀貨が詰まった袋を置く。
じゃらりと金属が擦れる音がした。
「しっかり準備はしていけよ。野営の備えは特にな」
前金を有効に活用するのも、冒険者に求められる能力なのだ。
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【GMより】
お上りさん丸出し、かつ微妙に会話が噛み合っていない4人!
これから先どうなるのか、楽しみです(笑)
[依頼・前金について]
全員依頼受注、全員現金支給で承りました!
次いで景気づけに昼食がサービスされました。
はっきり言ってフレーバー描写ですが、親睦にお使いください(笑)
[事前準備について]
○アイテムの購入が可能です。一般的なものであれば何でも取り揃えております。
○情報収集を希望するPCは「見識判定」(セージorバード+知力B)や
「聞き込み判定」(セージorバード+知力B)を行うことが可能です。
そのうちフラーゲンやテセル村に関する知識は、達成値に応じて
こちらから情報を得てください。
[次回進行に際してお願いしたい事]
○アイテム購入の有無を宣言してください!
○「見識判定」や「聞き込み判定」の宣言の有無、及びダイスの添付をしてください!
○その他、やっておきたいことがあればどうぞ!
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