謎が謎を呼ぶわたしです
シモーヌちゃんは骨をあげる人じゃなかったみたいです。
何と雷の子なんだとか!
こう、バリバリーって感じでやっぱりすごいです!
「わかりました!
ボアゲ...ボニャネ...ボヌァ...ボネャ...」
「...雷の子のシモーヌちゃん!」
パスカは妥協という言葉を初めて知りました。
同じテーブルに座るみんなが依頼を受けてくれました。
背の高さがパスカと同じくらいのルカ君、耳がとがってるメガネの子ルーフェさん。
耳がとがっている人はエルフ族だって聞いたことがあるから多分ルーフェさんはエルフの人です。
そして、雷の子シモーヌちゃん。
冒険者になってさっそく仲間ができてうれしいです!
>「腹減ってるんだろう?景気づけだ。奢ってやる。
> どうせ何も食ってねえんだろう?」
「ありがとうございます!」
お店の人が記念にご飯をおごってくれました!
朝から何も食べてなかったので嬉しいです。
いつも食べてるようなじゃがいもとパンがとってもおいしく感じます!
空腹は最高の調味料だってどこか偉い人が言ってましたが、本当ですね!
>「では、パーティ結成の祝いと店主様への返礼をかねて、わたくしが舞いを披露いたしましょう!
> 題して、『†黒翼の堕天使†――甘美なる罪に身を委ねて――』」
「わー!ひゅーひゅー」
シモーヌちゃんが歌と踊りを披露してくれました!
パスカは拍手で盛り上げます。口笛は吹けないのでひゅーひゅーって自分で言ってます。
それにしても、黒くて堕天使で雷の子でグラスランナーなんて、シモーヌちゃんとっても強いです!
>「・・・皆はどこかへ目指す場所とか、あるの?」>「僕は、・・・ない、かな。
> 同じ場所に40年住んでいたんだ。そして、なんとなく、出てきた・・・」>「パスカはどうやって暮らしていたの?」
>「あ、それボクも聞きたい。本当の名前はわからないって、どういうこと?」
「えへへ、話したら長くなるのですが...」
ご飯を食べたり、シモーヌちゃんの踊りを見ている間に、
いつの間にか身の上のお話になっていて、もちろんパスカにも振られました。
自分の身の上を話すのは何となく照れます。
パスカの事をこうやって誰かに話すのは初めてです。
「実は、パスカは記憶喪失です。
5年くらい前、気が付いたら遺跡の中をさまよっていたのです。
名前も、家族のことも、どうしてそこにいたかも、何も覚えてませんでした」
パスカもはっきりとその時の事を覚えているわけではないのですが、
冒険者さんに発見された時は、服も何も身に着けてなくて、ただ熱に浮かされたように遺跡の中を歩き回っていたらしいです。
「その時、ただ一つだけ覚えていたのが『パスカ』っていう言葉です。
でも、なんとなく、それがわたしの本当の名前じゃないのは分かります」
パスカの記憶の唯一の手掛かりなのですが、
今まで誰もその言葉を聞いてハッとした人に出会ったことがありません。
だから自分から探しに行こうと、そう思ったのです。
「その後は、近くの村に預けられて、
お師匠...元々兵士をやってたおじさんに育てられました。
剣の事もその人から教わりました」
剣の事はパスカがものすごくお願いして、何とか教えてもらいました。
いつか村の外に出られるように、身を守る術は身に着けておきたかったのです。
「冒険者になったのも、色々な場所に行って、色々な人に出会ったら、
パスカの記憶の手掛かりがみつかるかなと思ったからです。
もしかしたら知らない方がいいことかもしれないけど、それでも知りたいです」
パスカの話はこんな感じです。
って何だかずっとパスカばっかり話してた気がします。
ずっと見られてるとすごい恥ずかしいです!
「...はい、パスカの話はこれでおしまいです!
今度はみんなが話してください!
ルーフェさんのどっちって何のことなんですか!
ルカ君こそいくつなんですか!
シモーヌちゃんは雷で堕天使で右腕からスーパーパワーなんですか!」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〇PL
PLは『ボアネルゲス』と早口で10回連続言うことに失敗しました。
パスカは記憶喪失については隠してるわけじゃないのでぺらぺら話しちゃいます。
書いているうちに設定が固まっていく!
パスカの記憶については突拍子もない事を思いついてああでもないこうでもないと
妄想しております。
前金は温存する方向で!
判定は以下の通りです。
よく考えたらテセル村の判定抜いてないのにフールーの魔物知識を振ってしまいました。
見識判定フラーゲン 2D6 → 6 + 5 = 11
見識判定テセル村 2D6 → 5 + 5 = 10
魔物知識フールー 2D6 → 4 + 2 = 6