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この汚れた世界に堕ちた天使たちは一縷の光をまとい続ける

ルクアイラ [2016/03/15 21:03]

そのときの僕の記憶は、まるで霞がかかったようで。


>「ルカ......ルカ......? ずいぶんとセクシーな名前ね......
> ......何か、こう......


そうして小さなゼーレンが勢いをもって踊りを始めた――――そのとき僕の肩に力が入っていたのは、舞踏が織りなす引力に負けないようにだったのかもしれない――――のを見て、心のざわつきを感じていた。


あの子の言葉を反芻する。
少し前の時間が僕の脳裏で繰り返される。
それは、何度も。


>貴女は今日からカスターね!


・・・あ
ダメ・・・いけない・・・・・・
その名は・・・
――――ズボンの尻が破れてしまう・・・――――!!


(・・・はっ!?)


我に返る。
少しトリップしてしまっていたようだ。


あの感覚――――とても恐ろしい・・・。


自分の両手を見る。
大丈夫だ。
僕はまだ、一線を超えてはいない。まだ大丈夫・・・まだ・・・まだ


そう思ってほぅっと息をついた。


シモーヌ・ド・ゼーレン。
危ないところだった・・・この子には注意しないといけない。


     ***


パスカが身の上を少しお話してくれて。


>冒険者さんに発見された時は、服も何も身に着けてなくて、ただ熱に浮かされたように遺跡の中を歩き回って


そこがなぜかまだ耳に残ってる。


>『想いを繋ぐ指輪ね。大切にしないと駄目よ?』


だめだ、小ゼーレンの語りかけは僕の、僕が僕じゃなくなる扉を開けてこようとしている。
意識して注意していかないと・・・。


     ***


それぞれの口がけっこう滑るようになってきて。
さっきははぐらかしてた(?)ルーフェが重大な発言をしてくれた。


>ついこの間まで、女の子として育てられてきたんだ。親の趣味というか、あれでね。両親は今でもボクを女の子として扱っているよ。


「う ん・・・」


そうなんだ・・・。


「話しにくいところを喋ってくれて、ありがとう。
 そ、っか・・・」


大人になってからそれに気がつくと、色々複雑だとおもうよ。
いっそ知らないままでいられればよかったとか、両親を恨んでしまったり。
うーん、心中計り知ることは難しいけれど、


「ルーフェがこの街に出てきてよかったよ」


それは本当にそう思ってる。

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PLより:


中二炸裂から人生相談まで笑
こゆい。あんまりツッコめなかった。
そもそもネタには乗る派なのでうまくツッコめません!!


とりあえずフレーバー日記でーす。