一人じゃない道のり
春の風は僕の頬をなで、道端の花も淡く光っているような気にさせてくれる。
うれしいってことさ。
*****
僕たちの行く道の先へと続く轍。
(魔動バイク・・・)
いや、違うみたい。
「・・・フールー?」
たしかに啓蟄も過ぎ去り、雪で閉じていた山々は開くだろう。
冬眠明けのクマが目をこすれば、次に考えるのはご飯のことかもね。
「・・・フールーは、なにを食べるの?」
食べるの?
*****
日が沈むとき、空のふちが赤くなる。
僕はその赤と、空のてっぺんの濃い青のコントラストを不思議に思う。
「あ・・・、明かりつけるよ」
『起きて。あたりを眩しく照らすんだ』
魔動機語で呟いたあとは右足のかかとを軽く鳴らして、フラッシュライト。
のろのろと宙に浮くマギスフィアは光の玉になって僕たちと道を行く。
*****
夜はまだまだ肌寒い。
昼食は腹12分目までしっかり食べたつもりでも、お腹はいつも減る準備をしてる。
クマといい僕といい。争いは空腹がもたらすのかも。
今日のキャンプはここ。
あまり街道から離れないほうがいいねってことで。
背負っていたトラドールとザックを地面に下ろし、背伸びをする。
ああ、いい星空。
「いやあ、さっきの村で一揃え買ってきてよかった」
ナイフとか毛布とかね。
いつもは一人だからなんとでもなってた。
「はやく火蜥蜴と契約したいところだよ・・・」
枯れ木とナイフでフェザースティックを作ったら、火打ち石で着火していく。
じっとしてると夜の寒さが体にしみて、僕は毛布にくるまる。
ふうと吐く息が白い。
お酒、ほしいな。身体があたたまるのに。
「ふぁ まだまだ遠いね」
***************************************************
PLより:
まずはここまで!とりあえずただの日記です。
出発→途中のフールー談話→睡眠前、ですね!
この時点ではMP21/24
これからダイスふるー。
戦闘日記は明日!
◎松明1本消費します。