この戦闘中、最初で最後かもしれない
?「へぇー、フールーの通った跡ってあんなんなんだ。そこまでは図鑑には載ってなかったよ」
「・・・フールーは、なにを食べるの?」
「人間の死体とかじゃないかしら。鮮血を吸って緋色のflowerを咲かせるのよ。それは異形の存在と成り果てた野菜......」
「野菜なんだ・・・」
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雑談を交わし、保存食で簡単に食事を済ませて、交代で休むことになった。
「ふー、あったかいです」
ボクも焚き火に当たらせてもらおう。焚き火を挟んでパスカちゃんの前に腰掛ける。
「さておきわたくし達も休みましょう、カスター」
「おやすみー」
パチパチと焚き火がはぜる。
「パスカは、夜があまり好きじゃありません」
「真っ暗で、何も見えません。
何も見えないととても不安で、とても怖いです」
ボクの生まれ持った目は闇夜を見通す。だけど
「見えてても怖いよ。だって、見えてるからって真実とは限らないじゃないか...」
「あー、早く朝にならないかなぁ・・・」
「・・・む?」
「パスカちゃん?どうかし・・・」
彼女の視線を追う。ボクの目でも何も見えない。...いや!闇に微かにきらめく光。6つ、いや8つ!
「皆起きてください!敵です!敵です!」
「ルカ君!シモー...」
「獣(ベスティア)! 汝、獣(ベスティア)!聞くが良い! 勇気こそは、げに攻撃的勇気こそは、至上の殺戮者である!これをもって、人間はあらゆる獣を克服した!」
早!
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PL
ダイスは特にありません。
松明、保存食、それぞれ1消費します。
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