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さくせん:てきとうにがんばる

シモーヌ [2016/04/08 12:48]
「わかりました......」
 わたくしは村長だという線の細い細身の男、ハーバートとも言われるそれの話を最後まで聞いてからうなづきました。

「一つ提案があるのですが、よろしいかしら。
 この村にコボルドを受け入れる余裕はございませんこと?
 コボルドは誰にでも従順と聞きおよびます。もし彼方にその気があるのであれば、可能性の一つとして考えておきたいのですけれども」

 殺さなくてもいいならその方が楽だ。向こうにその気があればだが。もしコボルドの親玉に別の蛮族がいれば、そいつさえ倒せばコボルドを殺す手間が省ける。
 冒険者の荷物持ちにはさすがにコスパが合わないとは思うけど。




 ルーフェは出発時刻の提案をしてきたわ。
「それで良くってよ。わざわざ夜襲をかける理由はないわ」
 夜だと地理に不案内な分、こちらが不利になる。
「正攻法でいくしかないでしょうね。私達全員で正面からかかって、それで倒せれば良し。かなわなければ撤退して策を練る」
 何せこのパーティでの実戦経験など皆無である。何の方針があるというのだ。適当にがんばるしかない。
「それ以前に奴らの巣を探さなくては駄目ね」
 1日かかる場所では一人で先行して様子を探るというのも難しい。着いたら夜である。




 わたくしは仲間とともに酒場に来たわ。ルーフェが情報収集するみたいなのでサポートになるかわからないけれど一つの試みを行います。

「店主さん。わたくし吟遊詩人なのだけど。一曲ご披露させていただけないかしら」

 音楽をやれば人の注目も集められるのではないかしらね。


PL:
無印風に楽器演奏。楽器はハープです。
ダイスは3+5+5=13でした(勝手に精神+バードに設定)
歌詞とかは必要であれば後で足します。