病

「......」
ペロンが読み上げる指令書の内容を聞いてわたくしは眉をひそめました。
それは多分聞いてはならなかった内容のもの。
自分にとってのみ存在するはずだった幻想が、現実の世界に現れてしまった。
......わたくしだって雷神の系譜なんて知りません。ただのグラスランナー。
けど、ただのグラスランナーでしかない自分に我慢がならなくて、嘘の価値をでっち上げて自分に付加した、病的なまでの誇大妄想狂。
そんな事はわかっています。
今わたくしはその嘘をつき続けるか止めるかの選択を突きつけられた気がしたのでした。
「......ペロン。
いますぐ、この指令書の事は一切合財忘れなさい。
ルーフェ。その指令書、わたくしにくださるわよね。
その内容は誰にも知らせてはなりません。
それに書かれている内容は...... わたくしに関係のあるものなのよ」
だって、今更後にはひけないでしょう?
何者でもなくなってしまうことが、一番怖いのですもの。
PL:
「誰にも知らせず自分のものにする」がシモーヌの選択です。
これはただの主張なので、ルーフェは断ってもいいのですが、シモーヌは引き下がる気はないでしょう。
(7/15追記)
ダイス:
ブライト@シモーヌ?: 戦利品ボガード?2D6 → 2 + 5 =?7
ブライト@シモーヌ?: 戦利品ボーアA?2D6 → 2 + 1 =?3
ブライト@シモーヌ?: 戦利品ボーアB?2D6 → 2 + 6 =?8
ブライト@シモーヌ?: トレジャードロップ?2D6 → 1 + 3 =?4