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晴天の霹靂

GM [2013/09/30 23:10]

"天にあるは遊星
 下りて光るは流星
 地を砕くは隕石―――"

この世界には、常識で考えられないような出来事がたくさんある。
誰もが、頭では分かっている事だ。

特に理由も無く、それは突然に起こり得る。
それは膨大な理不尽を内包し、当事者達を右往左往させるのだ。
そう、今回の出来事のように。

他人事なら皆喜んで飛びつき、暇つぶしや憂さ晴らしの餌とするだろう。
だが、いざ自分の身に降りかかったとしたら...

***********************************

エリオール。

人口は2000人程度で、四方を深い森に囲まれた街道沿いの街だ。
ぱっとした産業は無く、宿場街として細々とやってきた。
一昨年に猿の集団が凶暴化して積荷を奪われる事件が連発したが、
オランから派遣された冒険者の一団が見事に解決している。

この街が、物語の舞台となる。

***********************************

森妖精の古代語魔術師ジュリアはエリオールに逗留していた。
同行しているのは5名の魔術師と2名の随伴者。

魔術師の内訳はこうだ。
1人はもうすぐ準導師の昇級試験を控えたミル・モフェット。
1人はやはり正魔術師の昇級試験を控えたマーク・ロドラー。
1人は最近第2階位へと昇級したばかりのライス。
1人は新進気鋭のコスモ・スクエア。
最後の1人はジュリアと同じ、森妖精のアイナティート。

一方、随伴者。
1人は最近オランで活動を始めた盗賊、"野良犬"ストレイ・ドッグ。
いま1人は貴族出の剣士、ナリス・フォン・バルンブルグ。

何とも奇妙な取り合わせの8人であった。

***********************************

今より1週間前。
ジュリアはオランの賢者の学院でヴィステリア・ヒル導師に呼び出された。

「やあジュリア君」

ジュリア自身はこの人物と直接の面識は無い。
だが、冒険者、しかも戦士上がりという珍しい経歴の主である事は知っている。

「今回の話と言うのはだね、つまりは研修をお願いしたいんだ」

ジュリアは冒険者としての活動ばかりが目立つが、
第5階位までを修めた導師級の実力の主だ。
当然、学院内で要求される仕事が増えてくる。
本人の望む、望まないとに関わらず。

「君の持つ見識と魔術の業を、後進に伝えて欲しいんだよ。
 これは君がこれから魔術を探究していく上でも、 
 有益な経験だと思っているんだ。どうかね?」

ヴィステリアは懐から1枚の羊皮紙を取り出し、ジュリアに見せた。

「勿論、人選に配慮はさせて貰った。
 君と何かと所縁の深い人物ばかりの筈だ」

この場合の"所縁"とは、冒険者、という意味だ。

「机上の理論だけでは満足しなさそうな面々なんだ。
 彼らの気持ちは分かるんだよね...私も昔はそうだった」

生粋の学院育ちと冒険者上がりのギャップは、確かに存在する。

「研修場所はエリオールの街でお願いするよ。
 これは毎年の事と決められているんだ...
 あの街の周辺の森には結構な数の遺跡がある。 
 枯れているものが大半だが、実地研修には向いているのでね」

実は高導師の1人がエリオール出身で、
その導師の誘地で研修場所が決まっているという裏事情があるのだが、
ヴィステリア導師はそんな大人の事情については一言も触れない。

「武器を扱える者がそれなりに居るので大丈夫だとは思うが、
 念の為に護衛も手配しておいた。彼らとも宜しくやって欲しいんだ」

ミルやマーク、ライスなどは武術を身に付けている。
樫兵や石従者も使役出来る。
しかし、魔術は有限だ。
魔術師だけの集団では些か心許無いのもまた事実。

―――と言う訳で、予定が空いていたストレイとナリスに声が掛かった。

===================================

【GMより】

それでは『空の贈り物』を開催致します。皆さん、宜しくお願い致します!

[皆さんが置かれている状況]

○何処に居るの?=エリオールの街です。
 ・人口2000人、エストン山脈沿いの宿場街で四方を森林に囲まれています。
 ・一昨年に猿による略奪事件が起きました(『略奪者を撃て!』参照)。
 ・商人ギルドのウィッケンさんが有力者として有名です。
 ・盗賊ギルドの支部はありますが申し訳程度の規模です。
○何で居るの?=泊りがけの魔術師研修の為です!
 ・ジュリアは魔術師組の研修責任者という立場です(笑)
  依頼人は賢者の学院のヴィステリア・ヒル導師です。
 ・5人のソーサラーズはジュリアに魔術や勉学を教わる立場です。
  特にミルやマークは昇級を控えた身なので気合が入っている事でしょう!
 ・ストレイとナリスは魔術師組の護衛として雇われました。
  それぞれ盗賊と戦士としての役割を期待されての事です。
 ・...プリーストが居ない?気のせいです、気のせい。
○研修の詳細は?
 ・移動に往復で6日、逗留期間は1週間。予備日に1日。
  合計で2週間程度だと思ってください。
 ・郊外の森林には枯れた遺跡がたくさんあります。
  其処で実地研修を積む名目になっております...
  が、この辺は深く詰めておりません。
  ご相談次第で幾らでも設定を生やします(笑)
 ・高導師の1人がエリオール出身で、街の規模に反して賢者の学院の支部は
  結構大きいです。図書館も不釣合いに大きいものがあります。
  ジュリアが希望すれば缶詰めコースの研修も可能です(笑)
○PC達は何処に泊まっているの?
 ・街唯一の冒険者の店「緑の木陰亭」に逗留しています
  主人は偉く商売下手な人で店は閑散としています(苦笑)
 ・PCの部屋割りは各々に任せますが...ジュリアはVIPルーム確定(笑)
○現時点で判明している報酬は?
 ・ジュリア...講師料金が後払いで2000ガメル支払われます。
 ・ストレイ&ナリス...護衛料金が後払いで1000ガメル支払われます。
 ・その他ソーサラーズ...研修を受ける身なので発生しません(笑)
○費用は発生するの?
 ・宿代、食費は発生しません。面倒臭いので割愛。
 ・購入したい物は通常品質、マジックアイテム無しでどうぞ!
 ・別途、支払いたい事があれば申告してください。

[次回進行に際してお願いしたい事]

取り合えず交流をお楽しみください!
 PC同士は勿論、オランに遡ってのやり取りも認めます。
 ほら、アイザックとか...(笑)
 街の有力人物と話がしたいなら話をして貰って結構です。
本格的な事件発生は、次回進行以降になります。
 ゆっくりとテンションを上げていきましょう!

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ミル [2013/10/01 12:25]

 
先日、巨人二匹と魔神一匹をぶちのめし、得た報酬を持って【鼠】本拠に出かけた
強面で知られるがその実あったかいとこもあるエイティはんのとこへ

「早速ですが、1500ガメル、お返しにやってきましたぁっ」

自分自身でも、けっこう速いペースの返済になってると思う
それに、借金してま買うたパリィパリィは、巨人との戦いで存分に性能を発揮した

『それで、次は?』

エイティはんは言うかもしんない
せやけどその質問に対しては、ウチは冷や汗をたらすことになるやろう
 
 
 
「研修だ」

ヴィステリア・ヒル導師の言葉に、ウチは間抜けた顔を上げた

「けんしゅう......」

つまりはこういうことやった
ええかげん、試験も受けんどぶらついとるウチが、このたびようやっと準導師の試験を受ける気になった、と耳に入ったらしい

ウチはシーフギルドにも出入りしとる手前、両方への義理がたたってたのも事実

研修そのものは、顔見知りのジュリアが監督するらしいから安心なんやけど、問題は報酬

研修、である
報酬、ナニソレ?

つまるところ、借金背負ってただ旅行することになるわけで、財布もかなり寂しいまま

エイティはんには、言えへんなぁ
 
 
 
さりとてこれからどんだけ留守にするもんだか知れたもんやない
ウチはなけなしの金を握って、スラムの雑貨屋に向かうた

「『死から逃れられぬ者』の紹介や
 葉巻二本ちょーだい」

以前得たコネで安定供給を得られる葉巻
せやけどこれで、財布は60ガメル
......うん、研修ってことは、食事くらい出るよな
それでなんとかしよう
だめなら歌おう

 

てなわけで、エイティはんには今回の件、絶対ナイショである
 
  

研修そのものはエリオールって街でやるらしい
導師の故郷とな
遺跡群があるけど、どれも枯れてる......けど、枯れた遺跡は枯れてない、という格言もいま作った
研修そのものの実施はここがメインそうやけど、空いた時間にもこっそり探ってみるかね
今回の面子には、盗賊仲間もおることやし

せやけど、研修って一体全体どんなことやるんやろう?
ジュリア次第ってことなのか
手加減してくれればええのやけど、まあ、ジュリアの人柄から考えたら、無茶もすまい、とたかをくくってみる
うん、楽観は、するぶんにはタダなのや
 
 
道中、仲間との顔合わせはとどこおりなくすませた
顔見知りも多いのが嬉しい

監督役のジュリアや、今度正魔術師を狙うマークとは以前戦列を組んでるし、アイナティートはこないだ夜光蝶事件で縁があった
'野良犬'ストレイとも面識はあったし、ライスとも顔見知り
てかライスには極限状態でご飯をおごられるという大恩があったりする

コスモ、と名乗った学院生も、顔は見たことがある
予言を簡単に信じちゃうんで、仲間とからかって「今夜の『人生すごろく博打』に参加しないと不幸が訪れる」とかいって誘ったり
結果は......まあ、ウチの博打運なんて知れたものや

ストレイと共に護衛任務についたナリスは、ちょっと軽い感じのええ男
背が高いから、のっぽのウチから見ても見上げるようになる

「ナリス、言うたか、自分、なんぼほどでかくなるん?」

以前街で知らずに見かけたときより、巨大化してる気がする
のっぽって、ええことばかりやないってのを知ってる手前、心配になってくる
2m超えるんやないやろな

「なぁなぁジュリア、飯代、出るよな? な?」

続いて、ジュリアに
顔見知りとはいえ導師
んで、今回の監督
そんな相手に、こんなに飯の心配してるのはウチだけやろか
てか、これからいろいろと教わる人物にこんなこと聞くウチはどないなもんやねん
せやけど、こないだライスにおごってもろた飯を最後に、ウチのカロリーは全て酒
うー、ヴェンとたかったあの宿屋で、もっと食っとくべきやった 
 
 
 
エリオールはなかなかええ街やった
図書館が大きいのもええけど、小振りな町並みが好み
ええか悪いかは別にして、ギルドの抗争なんかとも無関係っぽいのが、このさいのんきでありがたい
 
うん、この調子やったら、二週間の研修なんて、あっていうまかな
たいした事件もおこるまい
だって、こんなに平和な街だもの
 
 

宿に着いたら、とりあえず部屋割り
まあ、順当に言って男組と女組やろか?

「あー、みんなごめんな、ちょぃけむいかも」

窓を開ける

「いあ、はすたぁ」

出がけに買うた葉巻に点火
揺れる煙の向こうに、街の煙突
いい風がふく
心地よいけだるさが、旅の疲れを癒してくれた

「さて、メシハマダカ!」


---------------------------------------------------

さしあたりですが、ちょろっとからんでみました
あと、小遣い260から200消費して葉巻購入
それから、その葉巻一本消費です

ハラヘッターメシクワセー

いあ@ミル : ティンダー 2D6 → 1 + 4 + (6) = 11 (10/01-12:56:06)

いあ : 知識判定:エリオール 2D6 → 2 + 2 + (6) = 10 (10/03-14:54:07)

HP 14/14
MP 15/16

HP 5/5
MP 5/5

ジュリア [2013/10/01 19:11]

人間の『責任』とか、『対人関係』とかいうものを、私は苦手としていた。
そういうことは人間同士でやってくれ。
だが────。
話は一週間前に遡る。


***


>「やあジュリア君」


ヴィステリア・ヒル導師。
戦士上がりの魔術師。
直接の面識はないが、噂程度は耳にしたことがある。


「研修を。私が。」


ついに捕まったか。
そう思った。


>「勿論、人選に配慮はさせて貰った。
> 君と何かと所縁の深い人物ばかりの筈だ」


提示された羊皮紙には見覚えのある名前もあった。


>「机上の理論だけでは満足しなさそうな面々なんだ。
> 彼らの気持ちは分かるんだよね...私も昔はそうだった」


>「研修場所はエリオールの街でお願いするよ。
> これは毎年の事と決められているんだ...
> あの街の周辺の森には結構な数の遺跡がある。 
> 枯れているものが大半だが、実地研修には向いているのでね」


「へえ、遺跡がねえ。」


その言葉は、少なからず私の好奇心をくすぐった。


「わかった。その話、引き受けよう。
 具体的にはそれらの遺跡の調査をしてくれば良いのだな?」


***


そして一週間後。
ここはエリオールの宿。


「うわ...。」


この部屋は、いわゆるVIPルームというやつか。


ドサリと大きなベッドに倒れ込む。


「ん...、石鹸の匂い...。」


私は道中のことを思い出していた。


***


「やあ、同胞。
 君がアイナティートだね。
 私の名はジュリア。
 栗は好きかい?
 マロングラッセ、食べないか?」


ベルトポーチから包みを出し、


「良かったら、君たちも食べないか?」


お近づきのしるしに、皆にも勧める。


「ライス、マークはこの間の仕事で会ったな。
 まさかこのような形で再会するとはね。
 よろしく頼むよ。」


「君がコスモ?
 魔術師にはなりたてだね。
 これからが楽しみだ。
 よろしく。」


>「なぁなぁジュリア、飯代、出るよな? な?」


これはミルだ。


「ああ、出るよ、安心しろ。
 その後、腕は上げたのかい?
 この間の仕事は楽しかった。
 また胸踊るようなことがあると良いな。」


「君たちがストレイとナリスだね。
 今回は護衛を引き受けてくれてありがとう。
 君たちには期待しているよ。」


***


楽しい研修にしよう...。


***


じゅり@PL:


か、缶詰め...!
希望しません!しませんよー!><
え?皆は缶詰めしたい?(笑)


ミルにこの間の仕事とか言ってますが、結構前です(笑)
エルフ時間ですから...( ̄▽ ̄)


ダイス目追記
エリオールについて 2d6+8 Dice:2D6[2,4]+8=14
期待値ェ...。

ストレイ [2013/10/01 21:33]

「君たちがストレイとナリスだね。
 今回は護衛を引き受けてくれてありがとう。
 君たちには期待しているよ。」

今回のお仕事は護衛っと。

豪華な顔ぶれの護衛だ。

魔法使いの集団。
こんな団体を襲う奴がいたら、よほど不幸な連中だろう。

引率のジュリアって人に至っては、ウイザード級だ。
他にも魔法戦士って感じのも多い。
ミル姐は、ギルドの先輩だ。
これで1000てなツイてる。

「こちらこそ、よろしく。
 あんたらの使う、石人形程度には役立てればいいんだがな」


緑の木陰亭。
湿気た宿だ。まあ、経費は向こう持ちみたいだから文句もないが。


意味があるのか無いのか部屋割りのあと、
男部屋でミル姐が賭場を開く。
『人生すごろく博打』って何だ?

「あー、みんなごめんな、ちょぃけむいかも」

「なあ、ミル姐。
 俺にも一本分けてくれよ」

==================
PL 煙草、金貨2枚って高ぇ(@@

ライス [2013/10/02 00:01]

石従者との死闘を終え、オランに戻ってきたライス。どうにかこうにか職場への復命も終え、いつも通り職場と自宅と角なしミノタウルス亭を行き来する日々に戻っていた。そういうある日。

偶然冒険者の宿で知り合ったミルさんもと食事をしていると、学院からの呼び出しであった。内容を確認してみるとエリオールって街で長期の研修をやるらしい。で、研修の講師は、以前一緒になったジュリアさんらしい。

これでまた仕事を長期間休むことが決まりである。学院にも所属している以上、学院での用務は公務扱いにしてもらえるため、普通であったら仕事をさぼれると喜ぶところだが、このことを上司に伝えるとまたねちねち言われるに決まっている。

「あ?あ。仕方がないなぁ・・・。少しの間だけ我慢するか・・。」

そんなこんなで、ライスもエリオールの街におりたったのであった。

さて、エリオールの街について、研修のメンバーを見てみると、講師をしてくれるジュリアさんの他、、以前の冒険でお世話になったマークさんがいた。あと、冒険者の店で偶然知り合ったミルさんもいる。店ではお金がないお腹が空いたとと騒いでいたけど、かなりの実力者らしく、準導師の資格試験を受けるらしい。

まあ、しばらくは仕事を忘れてぼちぼちやろうか。でも、この街のことも見ておくのと、ジュリアさんをはじめ、お世話になる方々にあいさつをしておかないとね。

「ライス、マークはこの間の仕事で会ったな。  まさかこのような形で再会するとはね。  よろしく頼むよ。」

「ジュリアさん。以前は大変お世話になりました。また、今回は、ご指導のほどよろしくお願いします。あと、せっかくですので遠慮なく頂きます。」

頭を下げたのち、遠慮なくマロングラッセを頂いて

「美味しいですね。僕の母はお菓子作りを人に教えているのですが、それと同じくらいか、それ以上に美味しいです。ご馳走様でした。」

「ミルさん。お店での約束覚えていますので、よろしくお願いしますねw。」

「マークさん。以前はお世話になりました。また今回もよろしくお願いします。」

ほかに、アイナティートさんというエルフの方とコスモさんという学院の後輩がいるようだけど、こちらは面識がないけど、僕はあんまり嬉しくない方向で目立っていたから、向こうからはどうだろう。

「アイナさん。コスモさん。始めまして、ライスと申します。今回はご一緒させてもらうのでよろしくお願いしますね。」

あと、さすがに魔術師ばかりだと心細いので、護衛として、ストレイ・ドックさんナリスさんというという人も一緒らしい。

「ストレイ・ドックさん。ですか。ストレイさんと呼んだらいいですか、それとも、ドックさんと呼んだほうがいいでしょうか。始めまして、僕は、ライスと申します。今回はお願いします。」

「ナリスさん。まだお若そうですが、身のこなしが凄いですね。今度僕にも教えてもらえないでしょうか。あっ、僕は、ライスと申します。今回はお願いします。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PLのとーると申します。

今回で、3つ目のセッションですが、前は戦士30だったので、実質は二つ目のセッションでまだまだ右も左も分かりません。前回は皆さんにおんぶにだっこでしたので、今回はお姫様だっこぐらいになるように頑張りますw。よろしくお願いします。

マーク [2013/10/02 00:30]

こういうのは普段、研究室に篭ってる連中にこそ有益だと思うんだけどねぇ・・・

研修の通達を受けて最初に思ったのはそんな事だ。
メンバーを見ればまぁ、大体どういう基準で選んだのかはわかる。

「マナ・ライ師やバレン師がトップにいる割には保守的なこった。」

・・・なんて口には出さんけど。
特にバレン師の力は机に齧りついて身に付けたものでない事は
よく知られてるはずなんだけどなー。

※※※※※

「役所の仕事は上手く休めたか?
 学院を卒業してもギルド所属なのは変わらんからね。
 こういうのも仕方ないなー。」

また長期の休暇を取らざるを得なかっただろうノッポを形だけ労い。

「今度、準導師になれそうなんだって?
 このまま追いついちゃうかと思ったんだけど。」

こういう形で同行するのは久しぶりなスモーカーに軽口を叩き。

「えーっと。そっちがアイナティート。こっちがコスモね。
 宜しく。ま、平和な研修だ・・・多分。気楽に行けるさ・・・きっと。」

面と向かって話すのは初めての二人にも挨拶しておく。
アレだな。若さを感じる。何かそれっぽいぱわぁを。
アイナティートは俺より大分、年上だとは思うが。

「で、そちらが護衛さんね。
 こりゃ俺が前線に出なくてよさそーだ。頼りにしてるぜー。」

殴り合いじゃ逆立ちしても勝てそうにない戦士と
遺跡探索には覚えがありそうな精霊使い。
金はかけてんなー、これは。

>「ライス、マークはこの間の仕事で会ったな。
> まさかこのような形で再会するとはね。
> よろしく頼むよ。」

「ああ、宜しく。
 ・・・一応、改まった方が宜しいですかね導師級殿?」

軽く肩を竦めて冗談交じりに返す。

「まぁ、女性をエスコートするのに比べりゃ楽なもんさ。きっとね。」

・・・いや、彼にとっては本気でそっちのが簡単かもしれんけど。
さてさて。どんなカリキュラムになるのやら。

※※※※※

「人口約2000人。周囲は森だけど街道が側を通ってる。
 これといった特産ナシ。図書館が割りとデカイ。
 支部もかなりデカイ、と。」

来る前にある程度は自分でも調べてはみた。(※調べる事が出来たとは言ってない!)
確かに周囲には遺跡群もあるらしい。(※導師がそう言ってんだからそりゃあるだろー)

「一応、支部への挨拶は行っといた方がいいかい?」

我らが引率者に確認を入れる。

「実地へ出るにしても明日からなら、今日は図書館を見ておこうかね。」

と言っても。蔵書に関して学院を上回る事はあるめー。
狙い目は地方特有の民芸書やら歴史書辺りか?

「遺跡はロマン求めて枯れてないトコを探してみるかい?」

枯れてると思われてた遺跡に実は隠し部屋が・・・何て話もあるにはある。
そういう期待できる要素があれば少しは楽しめるってもんだ。

「住み着いた妖魔狩りになるかもしれんけどねー。」

この面子なら滅多な事はない。よな?

PLより----------------------------------------------

始まり始まり。レッツ研修。
どうか宜しくお願い致します。

一応、事前にエリオールの事は調べたり聞いたりしときます。
街の実権持ちやギルド支部長について名前とか。ダイス要ります?>GM

さぁ、先生!まずはどこにいきやしょう?

【2013/10/05 0:26頃追記】

悪根@マーク : 知識判定:エリオール 2D6 → 1 + 1 + (6) = 8 (10/03-00:24:20)

HAHAHA。10点頂くとするぜ!本文中にもちょろっと追記。※の部分がそうです。

アイナティート [2013/10/02 09:39]

「......魔術研修......だ......ですか?」

 つい暇だったので衛視長を酒に付きあわせたような記憶が有るような無いような翌日。
 痛む頭を抱えつつやってきた学院で、ウィステリア導師に告げられた言葉に私はそう返した。

「うむ......いや違う、はい。了解し......ました」

 流石に3本も飲むのは飲み過ぎた気がする。頭が痛いし記憶も無い。
 とかく、私の同族かつ導師級の実力を誇る(羨ましい)ジュリアなるものが引率するらしい。
 他にも顔見知りの者もいるようだし、楽しみにしようか。
 報酬はないが、まあ金銭には余裕があるからな。贅沢さえしなければ自然と貯まっていくものだ。


△▼△▼△▼△▼△▼


 研修に行く道中、我々は顔合わせを済ませておく。
 私より頭ふたつ以上は大きそうなライスとか、夜光蝶事件で知り合ったミルとか、その他学院の面々とか。

 護衛の連中だと、ストレイ・ドッグなる奴が変わった名前で印象に残るな。
 あとナリスとか言う奴はとても足が速そうだ。
 私は自分より足の遅いものとばかり知り合ってきたから、同族のジュリアともども新鮮に感じる。

 ......初対面の者が多いな、やはり。
 私生活だとあまり外に出ないからなあ、私。すこし気後れしてしまう。耳も垂れ下がる。

「やあ、同胞。
 君がアイナティートだね。
 私の名はジュリア。
 栗は好きかい?
 マロングラッセ、食べないか?」
「む、もらおう。甘いものは大好きだ。
 むぐむぐ......美味い!感謝するぞジュリア」

 と、ジュリアからマロングラッセを貰った。早速頬張る。もきゅもきゅ。
 美味しい。自然と耳も持ち上がる。いつも思うんだが私の耳は絶対に何処かおかしいと思うぞ。
 ともあれ、甘いものと酒が大好き(強くはないが)な私としては、このジュリアは良い奴認定だ。満面の笑顔で感謝を告げる。
「アイナさん。コスモさん。始めまして、ライスと申します。今回はご一緒させてもらうのでよろしくお願いしますね。」
「えーっと。そっちがアイナティート。こっちがコスモね。
 宜しく。ま、平和な研修だ・・・多分。気楽に行けるさ・・・きっと。」
「うむ、よろしく頼むぞライスにマーク。
 っと、皆にも自己紹介するが、私は未来の大魔導師こと新米魔術美少女アイナティートだ。普通にアイナティートと覚えてくれ」

 ライス、マークの自己紹介を受け、未来への展望を交えつつ皆に自己紹介をする。
 私がどういう人物か簡単にわかる自己紹介を目指していたら、情報量が多くなってしまった。反省せねば。


 まあ、そんなこんなでエリオールに到着。小さい町だ。
 大きな図書館は素晴らしいが、人が少ないのはつまらんな。賑やかなオランとは印象がだいぶ異なる。
 あの賑やかさを見るのが好きな私としては、少々退屈かもしれん。魔法の勉強には良さそうだが。
 遺跡もあるようだし、楽しみにしていよう。

 さて、緑の木陰亭なる宿で部屋割り。男女別なら私はミルと同室になるか。
「あー、みんなごめんな、ちょぃけむいかも」
「構わんぞ。窓も開けているようだしな」

 部屋割りについて考えながらミルがタバコを吸う様を眺める。
 アレ美味しいんだろうか。匂いをかぐ限りあまり魅力的では無いが、味覚の差と言う奴かな。
「遺跡はロマン求めて枯れてないトコを探してみるかい?」
「住み着いた妖魔狩りになるかもしれんけどねー。」
 と、マークが今後の予定について言う。
「私はそれがいいと思うぞ。ロマンは大事だ。
 妖魔狩りならそれはそれで、魔法の練習にはなるしな。
 ......いやまあ、私みたいに弱いと難しいかもしれんが」


================================
PL:配管
始まったー!よろしくです!
全員に挨拶し切る自信がないので、まとめて挨拶してお茶を濁しました(´・ω・`)
というかみんなツンデレツンデレってww
デレる相手おらんやん(真顔)



ワインを3本くらい飲んで潰れる
20*3=60ガメル消費
残り2188ガメル


エリオールについて 2d6+5 Dice:2D6[2,2]+5=9

安定の駄目っぷり......
ナリス [2013/10/02 21:52]

賢者の学院は魔術師以外にも名前の通り、賢者を育成する機関でもある。名の通ったオランの賢者や魔術師は大抵ここで勉強し世間に出ていく。昔、幼いころからの数年間、俺に一通りの賢者の知識を仕込んだ恩師もここの出身だ。年老いてあっちこっちの領地に行って貴族の子弟に勉学を仕込むのに疲れ、賢者の学院に通えるほどの資産はないがそこそこの家の子供たち相手に私塾を開いている。上手いこと考えるね、先生。

オランにきてすぐに運よく先生と再会することのできた俺は、俺と先生、2人の時間が空いた時という前提ではあるが、また知識を仕込んでもらっている。―それも格安でだ。― 高いんだよね学院。銭ゲバすぎでしょう・・・。

彼と知り合ったのはその縁だった。

ヴィステリア・ヒル導師。彼は冒険者上りの元戦士という一風変わった経歴の持ち主で、現役の冒険者である俺と中々馬があう。昔、先生にお世話になったとかで先生をたまに尋ねに来る。この仕事も先生のお弟子ならばということで、護衛だけで―しかも5位の階級のエルフの冒険者がいる魔術師たちを、だ!― 1000ガメルという美味しすぎる依頼にありつくことができるわけだ。人生はコネだよねやっぱ!

とまぁそんなこんなで、だ。

「よっ、ストレイ!ここ最近ずーっとお前さんの顔見てる気がするぜ。ひひひ」

ここ最近縁があるのかずーっと一緒に仕事を受けてるストレイ・ドックが今回の同僚だ。酒場かなんかでとったんだろうか?なかなかの幸運の持ち主だ。

「コスモもよろぴく。今回はお客様だからねー。まぁ前衛は任しといておくんなさい」

前に一緒に村をすくった魔術師だ。今回の研修に参加するらしい。

「君たちがストレイとナリスだね。
 今回は護衛を引き受けてくれてありがとう。
 君たちには期待しているよ。」

?

今回のボス、第5位階の魔術師でありエルフのジュリアだ。すごい綺麗なお顔ね。羨やましいわぁ。冒険者家業のせいで最近お肌の調子が・・・・・・まぁいいや。今は仕事だ。

「ほいほい。ま、料金分の働きはしますよ。ひひひ」

「ナリス、言うたか、自分、なんぼほどでかくなるん?」

「ひひひ。俺に興味津々ですか?いや?まいっちゃうなぁ(キリッ)」

ミル― ストレイに倣って姐さんと呼ぶことにする―姐さん。俺のことを街で見かけたことがあるそうだが、生憎俺は知らないのよね。これは不覚。西方訛りが可愛い人だ。ぐへへ。

「ナリスさん。まだお若そうですが、身のこなしが凄いですね。今度僕にも教えてもらえないでしょうか。あっ、僕は、ライスと申します。今回はお願いします。」

「では契約の方に移りましょうか。剣だけなら週1回3時間で100ガメル。週2回で200。そのほかの技術を学びたいのなら一つの武器につき+1割とさせていただきます。実際格安です」

にっこりと満面の営業スマイルを見せ、歯を白く輝かせた。ライス。でかぁあい!説明不要ッ!・・・鍛えてないのか背の割に筋肉は少ないみたいだけど魔術師なら、まぁ問題あるまい。この背を戦士専業の冒険者連中に分けてやれたらねー。身長というのはそれだけで武器なのだ。

?

?

「で、そちらが護衛さんね。
 こりゃ俺が前線に出なくてよさそーだ。頼りにしてるぜー。」

「ま、楽にしてちょーだい。・・・ていうか今まで前線に出てたの?苦労してるのね。

強く生きるんよ?」

マーク。20代後半の男だ。中々引き出しの多そうな男だ。・・・魔術師なのにそれだけの物を持っていっるという事は苦労してきたのだろう。うん。

「うむ、よろしく頼むぞライスにマーク。

 っと、皆にも自己紹介するが、私は未来の大魔導師こと新米魔術美少女アイナティートだ。普通にアイナティートと覚えてくれ」

「生まれる前からファンでした。あなたの騎士にしてください(キリッ)」

ひざまずき騎士の礼を取った。エルフ魔術美少女だ!かわいいやったー!これは護衛に力が入りますわ。・・・いやいや騎士として、貴婦人を守るのは当然のことでゲスよ。そこに疚しい気持ちはない。きりっ。

さて今回の依頼。個性的な奴らのおかげで面白いことになりそうだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

PL犬屋敷

導師とは賢者の学院で会ったことにしようかと思ったけど、よくよく考えたら金がないことに気付いたので変更した(しれっ)

09:21:55 犬屋敷@ナリス 2d+4 エリオール
Dice:2D6[4,4]+4=12

さて、どうなることやら(笑)

コスモ [2013/10/03 22:28]

エリオール。自分の出身地であり、それだけに現在腰を落ち着けているオランよりも詳しく知っている場所である。
そのエリオールに研修で向かうこととなった。

「そうか、わかった」
それだけ返して、向かうとする。
何せ慣れた場所だ、心配事もあまりない。

-----------------------------------------------------------------------------------

エリオールに向かう道中。
研修へ向かう面々と挨拶を交わす。

まずは全員に声を掛ける。

「コスモ、コスモ・スクエアだ。今回はよろしく頼む。
 エリオール出身だ、何かの役に立つだろう」

さて、辺りを見回すと最初に目に付いたのはミル。
そう、ミルとは面識がある。尤も同行するのは初めてだが。
......しかしその面識の内容があまりにも酷い、不幸になるとか何とか言われて何度も博打に誘われたりした。
ただミルの運が微妙なのか、自分の運の所為か、それはわからないが負けた記憶は殆どない。
......こんなことに関してだけ運が良いとしたら正直困るが。
まあそのあたりの事情は思い出さなかったことにしておこう。
ともかく。

「ミルか、今回はよろしく。
 ......間違っても研修中に博打はなしだからな?」

挨拶ついでに先に釘を刺しておく。
......思い出さなかったことにしたはずだろ、とか突っ込んではいけない。

そして、他の魔術師も挨拶を行う。

「アイナさん。コスモさん。始めまして、ライスと申します。今回はご一緒させてもらうのでよろしくお願いしますね。」

「えーっと。そっちがアイナティート。こっちがコスモね。
 宜しく。ま、平和な研修だ・・・多分。気楽に行けるさ・・・きっと。」

「うむ、よろしく頼むぞライスにマーク。
 っと、皆にも自己紹介するが、私は未来の大魔導師こと新米魔術美少女アイナティートだ。普通にアイナティートと覚えてくれ」

「君がコスモ?
 魔術師にはなりたてだね。
 これからが楽しみだ。
 よろしく。」

「ああ、よろしく。
当面の目標は使い魔を喚べるようになることだな」

導師であり、今回の研修の監督のジュリア。
それだけに、非常に高い実力を持っているのが見て取れる。
ほかの仲間も、少なくとも自分よりは実力があるだろう。
関係を作っておくのは悪くないはずだ。

「良かったら、君たちも食べないか?」

「お、ありがとう」

受け取り、早速食べる。

「ふむ、程よい甘さだな」

そんなところで護衛からも声がかかる。

「こちらこそ、よろしく。
 あんたらの使う、石人形程度には役立てればいいんだがな」

「コスモもよろぴく。今回はお客様だからねー。まぁ前衛は任しといておくんなさい」

「ストレイにナリス......今回は護衛としての同行なのか。
ああ、よろしく頼む」
護衛はストレイにナリス。
ストレイにナリス?前の依頼で同行した2人じゃないか。
前の依頼とは関係性が変わっている。それで問題が起きなければ良いが。......考えすぎか。

-----------------------------------------------------------------------------------

そんなこんなでエリオールの街に着く。

前から住んでいただけあり、特に問題も起こらないはずだ。
......一昨年に略奪事件が起きたが、まあそうそう繰り返すまい。
と、それなりに楽観できるのは悪いことではないだろう。
......無用心になり過ぎないように気をつけねば。

さて、緑の木陰亭。
冒険者の店として独占状態の割には異様に閑散としている。
つまり普通の宿や酒場に客が行っている訳で、これで大丈夫なのかと心配である。
まあ、今まで潰れていない事を見ると大丈夫だろうが。

まずは部屋割り......順当に行くと男女別。
女性2人では少々危険だが、妙案もないのでそれで行くとしよう。

さて、全員集まって。

「あー、みんなごめんな、ちょぃけむいかも」

「煙草か、俺は別に構わない」

まあ、だからと言って吸う気はないが。

そして予定の話となり。

「遺跡はロマン求めて枯れてないトコを探してみるかい?」
「住み着いた妖魔狩りになるかもしれんけどねー。」

「私はそれがいいと思うぞ。ロマンは大事だ。
 妖魔狩りならそれはそれで、魔法の練習にはなるしな。
 ......いやまあ、私みたいに弱いと難しいかもしれんが」

「そんな遺跡が都合よく存在すれば良いがな......」

まともに考えてそんなものはないだろう。まともに考えて。

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  1     PLより■補足・追伸・ダイス結果 
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前の依頼とは「たすけてアドベンチャー」のことです。
出落ち乙 その一言を 待ってます。(んなもん待つな)

ところで、前回は唯一のソーサラーなため住み分けに成功(詳しくはログで)しましたが
今回ソーサラーだらけなだけあり埋もれるどころかお荷物の予感です。
主技能も趣味のバード(他の技能より低いとは言ってない)な上戦闘向けのものがないですし。

それにしてもコスモさんエリオールに住んでたんですかねぇ......(それはない)
まあ無難に研修によく行ってたことにします。それも冒険者になる前から。
と思ったらGMからお墨付き(?)が出たので本当に出身地をエリオールに。
セッション終わったら書き換えだー(今のところオランと書かれてるけどそれは現住所(?)扱いに変更)

さて、コスモは詳しくとも中の人(え、いないって?)はエリオールのことを知らないので中の人が随時情報を確認できると助かります。

そして犬屋敷さんへ。

ま あ わ か っ て た ( 予 知 夢 )

ダイス
16:57:17 湘南@コスモ 2d6+4 エリオール Dice:2D6[6,6]+4=16
16:57:55 湘南@コスモ 6ゾロとは想定外

GM [2013/10/05 06:05]

「アイナティート、幾ら何でもそれは飲み過ぎだろう...」

アイザックは心配して声を掛ける。
暇潰しの深酒に半ば付き合わされた彼も結構な酩酊状態だ。
酒は日頃嗜み態度には飲んでいるが、けして強い方では無い。

「おい、アイナ...」

他人に酒を勧めておいて先に潰れてしまった彼女を、
アイザックは自身を襲う酔いを必死に堪えつつ、
賢者の学院まで運び込んだ。

「お勤めご苦労様であります」

賢者の学院、女子寮の守衛に対し、アイザックは几帳面に敬礼をした。

「私はアイナティートの知人...友人であります。
 先程まで一緒に食事をしていたのですが、
 ご覧のような状態になって自分で帰れなくなったので、
 担いで来た次第であります...」

守衛達は当然、女性である。

「彼女の部屋が分からないので、
 申し訳無いが彼女を連れて行って頂けますでしょうか」

「分かりました。アイナティートを守ってくださり、
 有り難うございます」

守衛は微笑んでそう返答すると、アイザックの背中から
アイナティートを預かり、担いだ。

「忝い。夜分に失礼しました」

そう言って深々とお辞儀をし、その場を去ろうとする。
かと思うと、慌てて戻って来た。
 
「あ、彼女が起きたら伝えて頂きたい...
 『嫁入り前の娘が深酒などするものでは無い』と言っていた、と」

こう言い残し、今度こそ去って行った。

「今時珍しい殿方!」

「紳士過ぎるのも考えものね」

守衛達は苦笑する。

「この娘は幸せ者ね...まあ、そんな自覚も無いでしょうけど」

アイザックの伝言は、勿論アイナティートには伝えられなかった。

***********************************

「早速ですが、1500ガメル、お返しにやってきましたぁっ」

「殊勝な事だね。この調子で宜しく頼むよ」

ミルの報告に、エイティは事務的な返答をし、事務的に金を受け取る。

「...ところでミル君。君、今度はエリオールに『研修』に行くそうだね」

エイティは情報に精通している。【鼠】の支部長なのだ。

「エリオールにも小なりと言えどギルドはある。
 オランと直接の繋がりは無いが、きちんと挨拶くらいはしておくんだね...」

これは至極常識的な事だ。言われるまでも無い、ミルはそう思っただろう。

「先の幹部会で君の昇進の話が出ている。
 君も対外的なものを意識した立ち振る舞いをするといい...
 君は結構色々な人物に見られている、その事を自覚した方がいいな」

この言葉を言われるまでは。

「依頼上、【野良犬】は君の護衛と言う事になっているが、
 此方では当然君の方が先輩だ。
 どう言う事かは分かるね...エースから言われてるかも知れないが」

ストレイ・ドッグは組織の構造上、ミルの後輩に当たる。

***********************************

「へえ、遺跡がねえ。」

ジュリアの反応を、笑顔でヴィステリアは見守る。

「わかった。その話、引き受けよう。
 具体的にはそれらの遺跡の調査をしてくれば良いのだな?」

「君のやりたいようにやってくれて構わない。
 図書館で文献調査や写本に精を出すのも自由だし、遺跡の調査も結構。
 計画書と実施報告さえ提出してくれれば、詳細はお任せするよ」

形式さえ整えばよい、と言う事のようだ。

***********************************

ヴィステリア導師は多忙の合間を縫ってナリスとも面会している。

「やあ、久しぶりだねえ、ナリス君。
 剣の腕に磨きはかかったかな?」

ヴィステリアはそこらの戦士よりも余程腕が立つ。
ナリスが彼から教わったのは教養や学問だけでは、けして無い。

「楽な護衛とは考えない事だ。
 彼らと共に行動し、様々な事を学んでくるといい」

ヴィステリアの瞳は深い光を湛えている。

===================================

【GMより】

オランに遡っての描写を先に落としておきますね!

○アイナティート
 泥酔のくだりは、こう言う風にさせて頂きました(笑)
 60ガメル支払い受領です。アイザックは120ガメル払ったでしょう(笑)

○ミル
 エイティから昇進云々の話を仄めかされました。
 もうすぐ4Lvですもんね!

○ジュリア
 藤岡導師に「結果オーライ、好きなように」と言われます。
 イメージとしてはお役人の地方研修程度の軽さです(笑)
 ですのでジュリアの音頭によって決まります。

○ナリス
 せっかくの設定なので、会話シーンを挟みました。

GM [2013/10/06 08:29]

何とマークはエリオールに関する知識がさっぱり無かった。

「人口約2000人。周囲は森だけど街道が側を通ってる。
 これといった特産ナシ。図書館が割りとデカイ。
 支部もかなりデカイ、と。」

ので、この知識はまんまヴィステリア導師からの受け売りである。

「マーク君、知らない事を『知る』のは大切な事だよ。
 それ自身が1つの学びであってだね...」

と、にこやかに語る導師の顔が脳裏に浮かんだかも知れない。
アイナティートは知っていた。幸いな事に。

***********************************

ジュリアが案内されたのは、一番値段が高い部屋だった。
この辺り、賢者の学院の配慮が伺える。

「ん...、石鹸の匂い...。」

寝台は整えられ、部屋も花が飾られていた。
窓を開けば、心地よい光が差し込むだろう。

転がりながらジュリアはマークやアイナティートとのやり取りを思い起こす。

「一応、支部への挨拶は行っといた方がいいかい?」

「実地へ出るにしても明日からなら、今日は図書館を見ておこうかね。」

「遺跡はロマン求めて枯れてないトコを探してみるかい?」

「住み着いた妖魔狩りになるかもしれんけどねー。」

「そんな遺跡が都合よく存在すれば良いがな......」

「私はそれがいいと思うぞ。ロマンは大事だ。
 妖魔狩りならそれはそれで、魔法の練習にはなるしな。
 ......いやまあ、私みたいに弱いと難しいかもしれんが」

街の賢者の学院の代表はカーリー・ジャプセン導師。
オラン賢者の学院のアウロ・ジャプセン高導師の娘だ。
人格的な問題は噂に聞かない。少なくとも、礼節に則れば問題は無いだろう。

図書館はオランには及ばないものの、素晴らしい規模のものがある。
コスモやアイナティートには、十分な課題が与えられるだろう。
だが、それも面白味には欠けるかも知れない。

...とすれば、遺跡。

エリオールは四方を深い森に覆われている。
猟師が獣を狩りに行くが、それはごく街に近い場所に限られる。

妖魔や魔獣との遭遇も頻繁にでは無いが発生する。
大きな事件はここ数年発生はしていない...だがこれは表面的な数字だ。

それと、ごくごく僅かだが、妖精の目撃例も挙がっている。
此処で言う妖精とは、エルフやグラスランナーなどでは無い。

遺跡は多数が確認されている。
その大半は「枯れて」いる。もしくは、そう言われている。
だが、妖魔が住み着いているかも知れないし、
まだ未踏の箇所が残っているかも知れない。

伝承や文献を探せば、遺跡に関する手掛かりを得られるかも知れない。

***********************************

「あー、みんなごめんな、ちょぃけむいかも」

「煙草か、俺は別に構わない」

「構わんぞ。窓も開けているようだしな」

一方、男部屋。
いわゆる一般客用の大部屋を1つ貸切にしている。
何故、この部屋にミルとアイナティートが居るのかについてはさておき。
ちなみに女部屋は2人部屋をきちんと用意されている。

「いあ、はすたぁ」

「なあ、ミル姐。
 俺にも一本分けてくれよ」

ミルはストレイに葉巻を分けただろうか、分けなかっただろうか。
宿場街のエリオールなら、葉巻も買えるかも知れない、と思った。
それがミルの好みの銘柄か、ストレイが買える値段なのかは別の話だが。

「さて、メシハマダカ!」

ミルは空腹を覚えつつ、思い出した。
エリオールの盗賊ギルドは、『根元の苔岩』亭に存在すると。
ストレイを伴い、挨拶に行く必要があるかも知れない...

「ミルか、今回はよろしく。
 ......間違っても研修中に博打はなしだからな?」

コスモに早速の牽制を受ける。
この後ミルは、賭場を開いたのか否か。

***********************************

このエリオールはコスモの故郷である。
意図したものでは無いが、帰郷は心地よいものであった。

読み書きを教えてくれたラーダ神殿の神官や、
怪しげな予言を吹き込んだ占い師は今も元気にしているだろうか。
ウィッケンさんは、相変わらずうるさく怒鳴り散らしているだろうか。

オランへの紹介状を書いてくれたジャプセン導師にも恩はある。
皆で挨拶に行くのは筋だが、個人的に会いたくなるかも知れない。

実家は...実家はどうだろう。
家族は、元気にしているだろうか。

===================================

【GMより】

お待たせしました場面進行です!

[各種判定結果]

○宿の部屋割り
 ・VIPルーム...ジュリア
 ・女部屋...ミル、アイナティート
 ・男部屋...ナリス、ストレイ、マーク、ライス、コスモ

○エリオールの<知識>判定について
 ・マーク:1ゾロ1回目!
  ...全く知らない。ヴィステリア導師の受け売り
 ・アイナティート:達成値9
  ...マークが藤岡導師から得た情報を、予め知っていた
 ・ミル:達成値10
  ...宿場街で交易商人が様々な品を売買する。市が立つ時もある
   ★盗賊ギルドは酒場『根元の苔岩』亭に存在する
 ・ナリス:達成値12
  ...上記の情報+エリオールの賢者の学院の導師は女性
 ・ジュリア:達成値14
  ...上記の情報+賢者の学院代表はカーリー・ジャプセン導師(♀、28歳独身)
   領主はアウグスト・ダンマルク伯爵(♂、40歳既婚)
 ・コスモ:達成値6ゾロ!
  ...上記の情報全て 

[コスモの設定について]

エリオール出身了解です。設定追加に伴い、以下の変更を加えます。

 ・カーリー導師と知り合いである(というより恩師)
 ・ウィッケンさんとも知り合いである

それと、以下の設定をお考えください。
 
 ・家族構成と実家の場所
 ・怪しい占い師の居る場所
 ・その他、希望する人物

[次回進行について]

時間は午後2時位、荷物を置き、昼食を終えてひと段落した時間とします。

次の行き先をきめてください!
 ・全員で賢者の学院へ行くもよし、分割行動もよしです
 ・2d6を振って結果を添付してください

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ミル [2013/10/06 17:23]

>「...ところでミル君。君、今度はエリオールに『研修』に行くそうだね

うーん、バレパレやった

>「エリオールにも小なりと言えどギルドはある。
> オランと直接の繋がりは無いが、きちんと挨拶くらいはしておくんだね...」

「そりゃもう、仁義は通しますさかい」

>「先の幹部会で君の昇進の話が出ている。
> 君も対外的なものを意識した立ち振る舞いをするといい...
> 君は結構色々な人物に見られている、その事を自覚した方がいいな」

これには内心冷や汗がどっと出た
うへぇ、そんな話んなっとんのかい
てか、『見られてる』か
怖い怖い

「ま、まあ、無事帰って来ます
 ストレイも、面倒見られるやろけど、面倒見ます
 ご安心を......てわけで今回の返済、ちょぃと待ってくれはりますか?」

否とは言うまい
真面目にやってりゃ、あるていどは寛大にしてくれはるやろ
 
 
 
>「ひひひ。俺に興味津々ですか?いや?まいっちゃうなぁ(キリッ)」
 
「口元締まり無いで
 あと、もうちょいトーン下げへんと、おなごはなびかへん
 うーん、せやけどあとはだいたいいけてるな
 あと5年経ったら、なびいてもええで?」

きしし、と笑いながら寸評
ブランといい、先日来こんなんとばっかやりとりしてるなあ
  
 
 
>「構わんぞ。窓も開けているようだしな」

アイナの承諾を得る

「すまんなあ、これがないと、な」

森要請には、似合わないかな
うーん、今のところドワーフに人気、と

>「なあ、ミル姐。
> 俺にも一本分けてくれよ」

いつもの呪文で葉巻に点火すると、ストレイが興味を示してきた
おお、ええ感じ!

「ええでー♪
 うーん、バニラと豆茶もあるけど......うん、初心者にはスタンダードのがええな
 二本あげるな」

と、二本の葉巻をストレイに渡す
そのうち一本には、ウチの葉巻から火を移しておく

「もう一本は、研修終わったあとに吸うんや
 冒険の後は格別やで?
 遺跡に行くって話も出てるみたいやしな
 ちょっとした妖魔くらいは出るかも」

ウチはこれで二人目の顧客ゲット、と心の中でサムズアップした
いずれは、葉巻の卸販売で身を立てたい身
まずは喫煙をはやらせんとな
 
>「ミルか、今回はよろしく。
> ......間違っても研修中に博打はなしだからな?」
 
コスモの刺してきた釘に、首をすくめる
ところがぎっちょん

「うーん、せやけどなあ、今日来るとき、空を行く鳥の数が偶数やったろ?
 んでもって、天候は晴れ、晴れ、ときてる
 昨日の夜は、流れ星が三本

 これは、ウチの記憶やと、運の随行に身をゆだねへんと、今後数日、サイコロを振るとき運に隔たりが出る前触れや
 リファールにおるウチの先生が言うとった

 ま、信じる信じへんは自由やが、ふふふふふ
 
 人生すごろくはなあ、羊皮紙にコマ書いて、ぐるぐる回るすごろくやねん
 結婚、出産、就職のコマをクリアしてからやないとゴールできへん......本当は持ち金を祝儀に出したりするんやけど、まあ今回ははぶこう
 かんたんなの今作るな?」
 
と、羊皮紙四枚を並べて、さらさら書く

コスモが参加するかどうか?

「みんなも、やってみるー?」

参加者を募る
 
 
 

賭場を終えてから、ストレイに声をかける

「ここいらじゃ『根元の苔岩』亭ってとこにギルドがあったはずや
 顔だけは出しておこう」

と、引っ張り出す

みんなは今日のうち、図書館かな?
図書館行ってみたくもあるけど、すじは通しとかんと

出がけに豪奢な部屋をノックしておく

「ジュリア、ヤボ用やねん
 ちょぃと出てきてええか?
 晩飯前には戻るよ」

立ち振る舞い、か

エイティはんの言葉がよみがえる
二足のわらじは剣呑なときもあるもんやなあ

ウチは増えた小銭を握りしめ、この土地のシーフギルドへの挨拶に向かうた

-----------------------------------------------------

サイコロはサイコロです
二つのダイスとは関係ありませんw
神が運行するサイコロではなく、PCが振るサイコロです
ええ、ただのサイコロですとも!
日常生活でサイコロを振らない?
そういう人もいるでしょうふふふふ

ルール

一口60ガメルで参加
参加した人は2d6振って、参加者最下位がトップへ ブービーが二位へ、てな形で60ガメル渡すってのでどうでしょう?
参加者が奇数の場合は、真ん中の人も、トップに60ガメル

最後に、トップ賞は、勝ち組からそれぞれ10ガメルもらう

60ガメルというのは、ミルの残金ですw
ストレイは参加してくれるよね、ねっ!?

ミル
いあ@ミル : 人生すごろく 2D6 → 6 + 6 = 12 (10/06-17:46:31)

わーはははっ!

さあ、60ガメル差し出すがよい! >主にストレイとコスモ



指定ダイス忘れてました!
いあ@ミル : 指定ダイス 2D6 → 3 + 6 = 9 (10/10-23:18:05)

ライス [2013/10/06 23:56]

「役所の仕事は上手く休めたか?
 学院を卒業してもギルド所属なのは変わらんからね。
 こういうのも仕方ないなー。」

「はあ、なんとか。色々小言は言われましたが・・・。まあ、給料をもらっている以上仕方ないですが・・・。」

「うむ、よろしく頼むぞライスにマーク。
 っと、皆にも自己紹介するが、私は未来の大魔導師こと新米魔術美少女アイナティートだ。普通にアイナティートと覚えてくれ」

「よろしく・・・。」

ちょっとあっけに取られています。

「では契約の方に移りましょうか。剣だけなら週1回3時間で100ガメル。週2回で200。そのほかの技術を学びたいのなら一つの武器につき+1割とさせていただきます。実際格安です」

「あっ、いえいえ、僕には別に先生がいますので・・・。そこまではして頂かなくても結構です。ついでの時にでも教えてもらえればと思ったので・・・。」

さすがに一応魔術師ですので、背中の筋肉で鬼の顔を作れるほど鍛えていませんw

「コスモ、コスモ・スクエアだ。今回はよろしく頼む。
 エリオール出身だ、何かの役に立つだろう」

「コスモ君はここの出身なんだね。何かあったらよろしくね。」

「みんなも、やってみるー?」

「いえ、僕は遠慮しておきます。父からかけ事はしないように言われていますので。」

我ながら固いw。

「えっと、皆さんがどうされるかは分かりませんが、皆さんが賢者の学院に行かれるのなら、僕もご一緒させていただこうかと思っています。

そのあとは、僕はこの街は初めてなので、少し散策してみたいのですが・・・。あと、戻ったら職場にこの街についての復命(レポート)を出さないといけないので、この街のことをちょっとは見ておかないといけないのですよ。」

高い背中を丸め、困ったそぶりを見せる。まあ、視察ということで・・・?

「もし図書館に行かれるのでしたら、お手数ですがそちらは皆さんにお任せします。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PL:街のサイコロを振るのを忘れていましたので、振っておきましたが、ごくありきたりな結果でした。

とーる@ライス? 2D6 → 5 + 1 + (4) = 10 (10/06-23:55:16)

とーる@ライス : 遅ればせながらエリオール  (10/06-23:55:10)

あと、この後の行動宣言ですが、賢者の学院にあいさつに言った後は、街をぶらぶら散策して道行く人に色々と教えてもらいます。教えてもらう内容は、基本的に

・ この街について

・ この街の遺跡について

・ 領主アウグスト・ダンマルク伯爵について

の3点です。

サイコロは以下の通りです。

とーる@ライス : まず、行動のサイコロです。 2D6 → 5 + 6 = 11 (10/07-00:19:27)

とーる@ライス : 次に予備1(この街について) 2D6 → 3 + 1 = 4 (10/07-00:19:54)

とーる@ライス : 予備2(遺跡について) 2D6 → 2 + 1 = 3 (10/07-00:20:07)

とーる@ライス : 予備3(領主について) 2D6 → 5 + 4 = 9 (10/07-00:20:23)

アイナティート [2013/10/07 22:45]
「生まれる前からファンでした。あなたの騎士にしてください(キリッ)」
「ほう?生まれる前から私のファンであったとは、中々見どころがあるな!
 その見上げた志をもって、しっかり私たちを守るのだぞ!あ、騎士は別にいらんが」

 いきなり目の前で跪いたナリスに返事をする。
 正直少しだけ驚いたが、この私様の将来性を生まれる前から感じ取っていたようなので許してやろう。


△▼△▼△▼△▼△▼


「ミルか、今回はよろしく。
 ......間違っても研修中に博打はなしだからな?」
「うーん、せやけどなあ、今日来るとき、空を行く鳥の数が偶数やったろ?
 んでもって、天候は晴れ、晴れ、ときてる
 昨日の夜は、流れ星が三本――」
「みんなも、やってみるー?」

「やる!やるぞ!
 賭博はやったことないし、面白そうだ!」

 ミルが何やら博打に誘って来たので参加する。
 きっと得難い経験になるはずだ。例え負けたとしてどうせ60ガメル程度、大した損失でもないし。


「あ、そうだ。やはり今日は支部なり図書館なりに行くと思うんだが、合っているか?」

 博打の後、適当に尋ねる。ライスは町を散策、ミルは何処ぞにか出かけるようだが。
 遺跡が良いとは言ったが、流石に今日の今から遺跡なんて行きたくはない。疲れたし。
 故に今日は図書館辺りに行って、魔法の勉強なんかに当てたいと思ったわけだ。

「それに、どんな遺跡があるのか手がかりくらいは調べられるだろうしな」

 何も知らず、準備もせずに遺跡に乗り込むことは多分自殺行為のはずだ。
 切羽詰まっているわけでもなし、調べられることは調べておくべきだろう。

======================================
PL:配管
という訳でアイナ的にやりたいことをさくっと。
そして博打にも参加する。

配管@アイナティート : 進行ダイス 2D6 → 1 + 1 = 2 (10/07-22:44:18)
配管@アイナティート : 博打ダイス 2D6 → 1 + 4 = 5 (10/07-22:44:36)

進行ピンゾロ、博打5......
アイナはぽんこつ(確信)

ストレイ [2013/10/07 23:56]

「ええでー♪
 うーん、バニラと豆茶もあるけど......うん、初心者にはスタンダードのがええな
 二本あげるな」

「お、いいのかよ」
二本も貰えるとは思わなかった。
「ふー」
う? 煙が身体中に染み渡っていくぜ・・
ん、ちょっとクラっと
久しぶりだな、この感じ・・
てか、一本まるごと吸ったのは初めてだ。

大事に一服ずつ煙を吸い込む。

「もう一本は、研修終わったあとに吸うんや
 冒険の後は格別やで?
 遺跡に行くって話も出てるみたいやしな
 ちょっとした妖魔くらいは出るかも」

「ああ、サンキュ
 有り難くいただくぜ。代は出世払いにしといてくれ」

 人生すごろくはなあ、羊皮紙にコマ書いて、ぐるぐる回るすごろくやねん
 結婚、出産、就職のコマをクリアしてからやないとゴールできへん......本当は持ち金を祝儀に出したりするんやけど、まあ今回ははぶこう
 かんたんなの今作るな?」

ふーん。変わった博打だな。

「やる!やるぞ!
 賭博はやったことないし、面白そうだ!」

えっと、結婚して・・就職・・いや出産?
ん?
「ホゲ!?
 もう上がったのかよ」
ルールの半分も理解しないうちに、
ミル姐が、とっととアガリを宣言。

「ちぇ、ついてねぇ」
財布から小銭を取り出し、ぶーたれる。

「ここいらじゃ『根元の苔岩』亭ってとこにギルドがあったはずや
 顔だけは出しておこう」

「あいよ」

寂しくなった財布を擦りながら、この土地のシーフギルドへ挨拶に向かった。

=========================
PL ミル姐に着いて行くっす
   しかし、ストレイ立ち上がり悪いな・・
   60ガメル出費
   葉巻2本ゲット、1本消費

* ストレイさんが退出しました。
23:44:13 ストレイ GM指定D 2d6 Dice:2D6[2,1]=3
23:43:57 ストレイ 博打D 2d6 Dice:2D6[2,2]=4
* ストレイさんが入室しました。

ジュリア [2013/10/08 15:08]

マロングラッセが好評で私はご機嫌だった。


「研修と言っても堅苦しく考える必要はない。
 そうだな、マークの言う通り、枯れてない遺跡を散策というのが楽しそうで良いだろう?」


散策とはいえ命がけだ。
一旦、言葉を切って、異議のある者はいないかぐるりと皆の顔を眺める。


「少なくとも、図書館で写本よりは良いと思うが?」


そう言って片目を瞑って見せた。


***


>「一応、支部への挨拶は行っといた方がいいかい?」


「ああ、それが礼儀だろうな。特に用事の無い者は学院へ挨拶へ行った方が良いだろう。」


>「実地へ出るにしても明日からなら、今日は図書館を見ておこうかね。」


「今日はもう、疲れているだろうし、時間も遅い。
 遺跡に関する情報も必要だろうしな。」


「コスモは地元なのかい?
 ご両親に会いに行っても良いのだよ。
 そして遺跡について、何か思い当たることや、コネがあったらよろしく頼むよ。」


***


与えられた部屋で荷物の整理をしていると、声がかかった。


>「ジュリア、ヤボ用やねん
> ちょぃと出てきてええか?
> 晩飯前には戻るよ」


「わかった。
 気を付けて行っておいで。」


***


皆のところへ行くと、男性用の部屋に集まっていた。
丁度良い。


「これから学院に行こうと思う。
 挨拶に行く者は共に行こう。


 ライスはその後、街を散策か。
 何か遺跡に関する情報が入ったら、教えてくれると嬉しい。」


頼んだよ、と肩をぽんぽんと叩いた。


***


そういえば、市が立つのはいつだろう。
後で宿屋の主人に聞いてみよう。


***


じゅり@PL:


遅くなり申し訳ない。
では学院に行きましょうか。


14:47:28 じゅり@ジュリア 2d6 Dice:2D6[1,4]=5

謎ダイスドキドキ!
そして、大事件はいつ発生するのだろう!
関係してるのかなあ。

コスモ [2013/10/08 20:51]

「コスモは地元なのかい?
 ご両親に会いに行っても良いのだよ。
 そして遺跡について、何か思い当たることや、コネがあったらよろしく頼むよ。」

「ああ、わかった。
その言葉に甘えて、学院に挨拶を済ませたら実家に行くとする」

故郷に戻った俺にとって、一番嬉しい配慮だ。

-----------------------------------------------------------------------------------

「うーん、せやけどなあ、今日来るとき、空を行く鳥の数が偶数やったろ?
 んでもって、天候は晴れ、晴れ、ときてる
 昨日の夜は、流れ星が三本

だから何なんだ。

 これは、ウチの記憶やと、運の随行に身をゆだねへんと、今後数日、サイコロを振るとき運に隔たりが出る前触れや
 リファールにおるウチの先生が言うとった

 ま、信じる信じへんは自由やが、ふふふふふ

「それなら......ってそれサイコロ振らない限り関係なくないか?」

 人生すごろくはなあ、羊皮紙にコマ書いて、ぐるぐる回るすごろくやねん
 結婚、出産、就職のコマをクリアしてからやないとゴールできへん......本当は持ち金を祝儀に出したりするんやけど、まあ今回ははぶこう
 かんたんなの今作るな?」

「......もはや何も言うまい」

......結局ミルはミルだった。今日の所は止めるのは諦めるか。

「みんなも、やってみるー?」

......誰かを誘うと思ったが、その通りだった。
こうなったら黙って成り行きを見守ることにする。

-----------------------------------------------------------------------------------

「えっと、皆さんがどうされるかは分かりませんが、皆さんが賢者の学院に行かれるのなら、僕もご一緒させていただこうかと思っています。
そのあとは、僕はこの街は初めてなので、少し散策してみたいのですが・・・。あと、戻ったら職場にこの街についての復命(レポート)を出さないといけないので、この街のことをちょっとは見ておかないといけないのですよ。」
「もし図書館に行かれるのでしたら、お手数ですがそちらは皆さんにお任せします。」

「そうか。ここエリオールはいい街だ、満喫するといい」

「あ、そうだ。やはり今日は支部なり図書館なりに行くと思うんだが、合っているか?」

「まあ、そうだな。
皆であいさつに行くのが筋だし、何よりジャプセン導師にはオランへの紹介状を書いてもらった恩もある」

「それと、学院の支部で挨拶を済ませたら実家に顔を出そうと思うが、いいか?」

-----------------------------------------------------------------------------------

「これから学院に行こうと思う。
 挨拶に行く者は共に行こう。

 ライスはその後、街を散策か。
 何か遺跡に関する情報が入ったら、教えてくれると嬉しい。」

「ああ、行こう」

----------------------------------------------
  2     PLより■補足・追伸・ダイス結果 
----------------------------------------------
・先に釘を刺した手前賭博参加とか流石にありえないので断りました。
・ミルの話を信じたうえで問題ないと気づいてしまったので断りました。
・ミルほどではないにせよコスモも財布がもともと寒いので断りました。
主な理由は3つのうちどれかですがどれなのかはご想像にお任せします。
ただ言えるのは全部の理由が少なくとも嘘ではありません。

行先としては学院に移動→実家に顔見せです。場合によっては図書館組に合流するかも。
せっかく久しぶりに戻って来た(戻った理由は別として)ので。

設定変更(コネもとい知り合い追加)了解です!

とりあえず設定をば。

・家族構成と実家の場所
現在は両親のみがいます。
父親:トレド・スクエア(43)......魔術師
母親:フェリル・スクエア(40)......詩人
家は一般的な住宅街に位置しています。
詳細な場所は......地図がないと無理ですごめんなさい。
あと勝手に職業的なところは書きましたが却下するなら却下で大丈夫です。
それと性格とかは適当に決めてください。
※年齢を修正(差分のつもりで足してなかった16歳分を追加)

・怪しい占い師の居る場所
一定の場所にいると思った?残念、神出鬼没でした!
というわけでどこにいるか不明です。エリオールにいるかすら。現在地はGMに丸投げします。出してもいいし出さなくてもいい。
ちなみに名前はブロード・ウッズ......あれ、勝手に名前まで考えていいのか心配になってきた(・ω・;)
もし採用する場合、名前を略したい時には「平林さん」とするとよいです。元ネタなので

・その他、希望する人物
特に思いつかないので大丈夫です。
しいて言うなら役回りを指定しない3人組を。難しければ出さないでも大丈夫です。
「ブロッサム・パレス」「フォレスト・パレス」「カレント・パレス」
え、元ネタ?さあ、何でしょうね。

ダイス結果
20:44:56 湘南@コスモ 2d6 指定ダイス Dice:2D6[4,3]=7

ナリス [2013/10/08 22:17]

ヴィステリア導師は多忙の合間を縫ってナリスとも面会している。

「やあ、久しぶりだねえ、ナリス君。  剣の腕に磨きはかかったかな?」

「あ、導師お久しぶりっす。いや、日々修行っすわ。ひひひ」

俺が尊敬する男というのは・・・ごくごく限られてる。俺に剣を教えてくれた爺や、知識を仕込んでくれた先生。そして彼もまた――。

「楽な護衛とは考えない事だ。  彼らと共に行動し、様々な事を学んでくるといい」

ヴィステリアの瞳は深い光を湛えている。

「―――はい、導師」

俺はその言葉にニヤリと笑った。

***************


「口元締まり無いで
 あと、もうちょいトーン下げへんと、おなごはなびかへん
 うーん、せやけどあとはだいたいいけてるな
 あと5年経ったら、なびいてもええで?」

「5年も経ったら、姐さんほどのいい女が男を捕まえてないはずがないじゃないですかー。やだー!」

・・・いや、もしやこれは5年後も独身であるという・・・。いや、よそう・・・。

?

?

?

「あっ、いえいえ、僕には別に先生がいますので・・・。そこまではして頂かなくても結構です。ついでの時にでも教えてもらえればと思ったので・・・。」

?

?

「お金も貰えないのに、男に善意で教えるわけないでしょ!常識でものを考えなさいよ!!」

そういう人はいるかもしれないけど、俺ちゃんにはまだ余裕がないんだよ。

「ほう?生まれる前から私のファンであったとは、中々見どころがあるな!
 その見上げた志をもって、しっかり私たちを守るのだぞ!あ、騎士は別にいらんが」

?

?

?

「はっ!ありがたき幸せ!このナリス、全身全霊をもってお仕えしまする・・・(キリッ)」

都合の悪いことはスルーで。ぐへへ。

?

「これから学院に行こうと思う。  挨拶に行く者は共に行こう。

 ライスはその後、街を散策か。  何か遺跡に関する情報が入ったら、教えてくれると嬉しい。」

「ま、俺は護衛だからな。皆さんがいくならいくさ」

腰を上げジュリアについて行った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

うーんwあまり記事になってないのうw

学院に行きますw

22:45:02 犬屋敷@ナリス 2d6Dice:2D6[6,2]=8

マーク [2013/10/09 01:26]

>「ま、楽にしてちょーだい。・・・ていうか今まで前線に出てたの?苦労してるのね。
> 強く生きるんよ?」

「魔法使えないのに後ろにいてもしゃーないからねぇ。
 当時はそれしかなかったのよ。」

魔法が使えるってのは前に出ない格好の理由にもなる。
やっぱ後衛より前衛の方が死ぬし。素晴らしいね、後衛。

※※※※※

>「私はそれがいいと思うぞ。ロマンは大事だ。
> 妖魔狩りならそれはそれで、魔法の練習にはなるしな。
> ......いやまあ、私みたいに弱いと難しいかもしれんが」

>「少なくとも、図書館で写本よりは良いと思うが?」

「んじゃー、そのつもりで準備すっかね。」

学院でも出来る事をしてもしょうがない。それは皆も同じ見解なんだろう。

※※※※※

>「これから学院に行こうと思う。
> 挨拶に行く者は共に行こう。

「一応、顔だけは見せに行こうかな。
 多分、図書館も支部の側にあるだろー。あるよな?」

ジモティーのコスモに訪ねつつ。

「それに枯れてない頃の遺跡の記録は主にそっちが持ってそうだ。」

魔法の品とかも出てきたんならそこに売られてる可能性は高い。
それでなくても内部についての情報とか、売れるものは売るのが冒険者だ。
どんな品が発見されたか、どんな罠があったか、どんな魔物が出たか。

「ま、支部長は女性らしいし。
 たらしこんでガンガン情報抜いてきても問題ないぞ?」

冗談半分で。でもジュリアなら行ける!

※※※※※

「どの辺に手を付けるかねぇ。」

今日だけ、となるとそう時間はない。
狙いは絞りこまなければ。

「単純な記録系は支部の方を漁った方がいいよなぁ。」

だったら・・・

「伝承知識や歴史系かな、やっぱ。」

この地域に古くから残ってる習わしとか。
この辺、特有の童話とかも。
でもこういうのはコスモのが詳しいかもな。

後は古代王国時代、ここに住んでた魔術師について
何か情報があれば欲しいけど。
遺跡もそいつらが設計した可能性が高いからね。

「さて、当たりを引けるかなっと。」

まずはそれらしい題名の本の一つへ手を伸ばす。

PLより----------------------------------------------

ちょっと時間取れなくてざざっと走り書き。
見落としやら拾えてなかったりするとこあったらすみません。

支部へは一度、顔を出しときます。
で、支部が持ってる遺跡に関する情報があれば欲しいよね、と。
ただ。図書館は支部の側にあるだろう、と当たりをつけてますが。
支部に顔を出した結果、図書館に行けなくなるようでしたら
図書館へまっすぐ行く事になりそうです。

以下、指定ダイス。

悪根@マーク : 指定ダイス 2D6 → 1 + 3 = 4 (10/09-01:25:27)

パワーを貯めよう。

GM [2013/10/11 09:30]

ミルはストレイを伴い、一旦ジュリア達とは行動を別にする。
目指すのは『根元の苔岩』亭、エリオールの盗賊ギルドだ。
都市毎に盗賊ギルドは異なる組織であり、規模の大小に関わらず、
上下関係は無い。
故に、顔出しをして挨拶をする必要がある。

場所はすぐに分かった。
外見上は取り立てて代わり映えのしない酒場だ。
店主と思しき人物に符丁を示すと、そそくさと裏口に案内される。

「遠路遥々エリオールへようこそ、オランの姉弟」

通された先、地下に作られたギルドはこじんまりとしたものだった。
人口2000人の都市、必然規模は限られる。
勿論頭首の力量による所もあるが、小じんまりながらよい雰囲気を感じた。

「エリオールの街は大稼ぎは出来ないが堅実な街だ。
 来週から市が立つしな...いいタイミングで来たな」

ミルとストレイは挨拶料だけを払う事も出来るし、
多めの金を支払い、『仕事』をする許可を得る事も出来る。

***********************************

残り6人は、賢者の学院へと向かう。
活気に満ち溢れる街の様子を横目に見ながらだ。

賢者の学院は、街の中央広場を抜けて北側に存在する。
広場では、来週から行われる市場の建設で賑わっていた。
何人かの男が、木材を切り出し、組み立てている。

その他にも、広場には歌を披露する吟遊詩人や、
曲芸を披露する草原妖精などが居る。
遊んでいる子どもと、それを見守る母親達も居る。

何とも穏やかな、昼下がりだった。
...だが、この平和は間もなく木っ端微塵に打ち壊される事となる。

***********************************

「皆、皆すぐに広場から逃げるのじゃ!」

6人は、甲高い声を上げてわめき散らす老人を発見する。

「うわ、ブロードの爺さんだ...」

「しばらく姿を見せないと思ったら、いきなり妙な事言い出してやがる」

人々は眉をひそめ、まともに取り合おうとしない。

「愚かな!大変な事になると何故分からんのか」

老人はますます語勢を荒げ、人々はますます白眼視する。

コスモはこの老人に見覚えがあった。
自分が冒険者になる切欠を与えた占い師、ブロード・ウッズその人だった...

「おお、コスモ、コスモか懐かしい!」

幸か不幸か、ブロードはコスモの存在に気がついてしまった。
ずかずかと、老人とは思えない速度で近寄り、肩を掴む。

「お前も連中に言ってやってくれ、間もなくこの広場に『星』が落ちる!
 放っておけば全員粉々じゃ!時間が無い!」

言ってる内容の余りの唐突さに、6人はどのような表情を浮かべただろうか。

「連れの方も協力してくだされ!早く!早く!」

声の甲高さと切羽詰った感はびりびりと伝わってくる。
一方的過ぎる故に、何かに憑かれているのでは?と疑いたくもなる。
しかし。

ぞくり。

コスモとライス、及びマークとナリスは、背筋に猛烈な寒気を感じた。
特にマークとナリスは思った...これは危険な怪物と相対した時の感覚に近い。

4人は直感に従い、悪寒を感じた方角に振り向く。
空の片隅に、赤い玉のようなものが見えた。
しかも、それは見る見る内に大きくなってくる。

迫っているのだ...此処に。

「行かん!もう『星』が現れおった!」

ブロードは絶叫する。

「もう時間が無い!皆空を見よ、逃げるのじゃ!」

===================================

【GMより】

お待たせしました。場面は進行して急転直下です!

[盗賊ギルドについて]

構成員は20人程度。領主が治安維持に熱心な影響で小規模です。
ただ、宿場街として安定した収益を上げています。

・ギルドマスターは5Lvです。細かい設定は必要に応じて(笑)
・100ガメル支払うと街での滞在を許可され、
 情報屋や故売屋などの各種サービスの利用が可能になります
・300ガメル支払うと街での「仕事」が許可されます。
 「仕事」には郊外の遺跡探索は含まれません。
 遺跡探索で成果を得た場合は、収益の5%を上納する必要があります

[各種判定結果]

○ミル主催の人生すごろく
 ・ミル6ゾロ!
 ・アイナ5、ストレイ4

 結果、ミル120ガメル獲得、アイナ&ストレイ各60ガメル消費

○ライスの各種<知識>判定
 ・エリオールについて...達成値7
  藤岡導師から教わった程度の情報を、予め知っていた
 ・エリオール周辺の遺跡について...達成値6
  探索済みの遺跡がたくさんあるのは知っているが、詳細は知らない
 ・領主アウグスト伯爵について...達成値13
  政治の手腕は月並みだが、治安維持に熱心で民衆の支持は厚い領主。
  エリオールを含める幾つかの街と領域を治めている。

○GM指定ダイス=<危険感知>目標値10
 ・アイナ1ゾロ1回目!&ジュリア5...気づかず
 ・ストレイ6&ミル9...ギルド内(=地下)に居るので判定不可、破棄
 ・マーク10&コスモ11&ナリス12&ライス11...成功!

 隕石と思しき物体が中央広場目掛けて落下してくるのに気づきます。 
 広場から逃げる事は可能ですが、賢者の学院に向かう余裕はありません。

[コスモの設定について]

父親:トレド・スクエア(43)......魔術師
母親:フェリル・スクエア(40)......詩人
家は一般的な住宅街に位置しています。

了解です、後は必要に応じておいおい決めて行きましょう!

怪しい占い師ブロード・ウッズ
現在地はGMに丸投げします。出してもいいし出さなくてもいい。

了解です、早速出しました(笑)

「ブロッサム・パレス」「フォレスト・パレス」「カレント・パレス」

元ネタは分かりませんが、登場場面は考えますね!

[次回進行について]

○ミルとストレイはギルドに支払う金額を決めてください。
 支払いは各自です。不足分の貸し借りはPC間で可能です。
○残り6人はお好きなようにどうぞ!
 ・自分だけ逃げるもよし、避難誘導をするもよしです。
 ・広場に残ると、生命の保障はしません(笑)

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ストレイ [2013/10/11 23:07]

「遠路遥々エリオールへようこそ、オランの姉弟」

「どうも、ご丁寧に」

「エリオールの街は大稼ぎは出来ないが堅実な街だ。
 来週から市が立つしな...いいタイミングで来たな」

「ああ、悪いな。持ち合わせがないもんでね
 今回は『仕事』は無しだ」

金貨を二枚、テーブルに置く。

「冒険者仕事の方でよ。
 遺跡にでも潜ろうかって話になってる。
 なんか耳寄りな情報でもあるかい?」

まあ、この辺りも、もうほとんど枯れてるって話だから、
大した情報はないだろうがな。

む!? 

  あ、何だ蝿か・・。
======================
PL こちら、まったりフレーバー中

   >GM

   遺跡で魔法の剣とか見つかった場合、
   換金しなくても5%相当の上納が必要になりますか?!

   っと皮算用

マーク [2013/10/12 17:32]

「へー。来週から市場が立つのか。ノミ市はあるんかねぇ。」

広場の賑いを眺めてその規模を推し量る。

「こういうトコに意外な掘り出し物があるかもしれない・・・ないかもしれない。」

そんな事をくっちゃべってると。

>「皆、皆すぐに広場から逃げるのじゃ!」
>「うわ、ブロードの爺さんだ...」
>「しばらく姿を見せないと思ったら、いきなり妙な事言い出してやがる」

何やら騒がしい。

「んー?なんだなんだ。」

とりあえず近づく。
ご老人が何やら騒いでるようだが・・・

>「おお、コスモ、コスモか懐かしい!」

「なんだ、知り合いか?」

ジモティーのこいつにゃ、この辺に知り合いなんていくらでもいるだろうけど。

>「お前も連中に言ってやってくれ、間もなくこの広場に『星』が落ちる!
> 放っておけば全員粉々じゃ!時間が無い!」

星が落ちる。これは実際にこの世で起こる事象だ。
夜空を見てるとたまに見るだろ?
星が光りの尾を引いて流れる。そう、流れ星って奴だ。
それが極稀にこの地へ落ちる事がある、らしい。
100年に一度あるかないかの珍事だそうだが。

「・・・・」

それとは別に。人為的に星を落とす事も出来るらしい。
我らが魔術師ギルドのトップ、マナ・ライ師が持つ伝説の中で
最もポピュラーなモノの一つがこの星落としだろう。

>「連れの方も協力してくだされ!早く!早く!」

「じーさん、落ち着け。もうちょい話を筋道立ててゆっくり・・・」

もし、本当にこの広場へ星が落ちるなら。
何故、このじーさんがそんな情報を持ってるのか。
その辺を聞いて信憑性を測ろうと思った、のだが。

「うっ・・・」

視線が吸い寄せられた先、太陽じゃない赤い点が一つ。
これはアレだ。全力でダメな奴だ。

>「行かん!もう『星』が現れおった!」
>「もう時間が無い!皆空を見よ、逃げるのじゃ!」

「マジかー!逃げろ逃げろー!」

と回りに叫びつつ。
これ広場の全員が逃げるのは間に合わんのじゃ?
うーむ、これは天災だし。運が悪かったって話ではある。
後は明日の目覚めの悪さとリスクを天秤にかけて・・・

「落下点は大体、そこだ! 離れろー!」

下がりながら腰の後ろの杖を引き抜く。
せめて逃げるための指標になればと落下点に見当を付けて指差す。

『万物を繋ぐ桎梏は、白き意に従う!』

どーにかなれ、こんちくしょう。

PLより----------------------------------------------

てっきり遺跡でアクシデンツでも起こるのかと思って油断してたー!

もし落下まで2R以上余裕があるのなら。
可能なら落下点を出来るだけ細かく予測。
予測落下点から退避しつつ、フォーリング・コントロールで
星の減速を試してみましょうか。被害が減ればもうけもの。
退避距離は約21mが目標。メテオが半径10mだけどこっちはどうなのか・・・
通常移動一回、制限移動一回でぴったり届く。
全力移動しないのは落下点予測を行うから。
1Rしかない?制限移動だけで安全圏まで出られるとイイナー。

この魔法は意志を持たないただの物質だったり、
意志があっても意識がなければこっちの意志で落下速度を操作可能で。
意識があってもそいつが減速を望んでれば遅くはなる。
・・・と認識してますが合ってますかね?

意識があって、減速を望んでないと効果ないんだよなぁ。
抵抗される心配がないのはこの魔法の地味にでかい長所。
魔法の射程距離は全力拡大で4倍。40mかー、微妙。

以下は判定ダイスと予備ダイス。

悪根@マーク : 距離4倍拡大フォーリング・コントロール 2D6 → 4 + 2 + (5) = 11
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備ダイス1 2D6 → 3 + 5 = 8 (10/12-16:44:36)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備ダイス2 2D6 → 3 + 5 = 8 (10/12-16:45:00)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備ダイス3 2D6 → 3 + 5 = 8 (10/12-16:45:11)

アイナティート [2013/10/13 10:31]

学院に向かって歩を進めると、広場で何やら色々建設しているのを見た。
 他にもバードやらグラスランナーやらが騒いでいるようだ。うむ、素晴らしい。

「へー。来週から市場が立つのか。ノミ市はあるんかねぇ。」
「ほう、市場。この賑やかさはそのためか」

 マークの言に返す。
 市場はいい。私も冒険者になることを選んだ時色々買ったものだ。
 他の冒険者が買ってたものを適当に買ったおかげで、未だに用途がよく分からんものもあるが。

 とか考えていると、一人の老人が声を張り上げている事に気づいた。
「皆、皆すぐに広場から逃げるのじゃ!」
「うわ、ブロードの爺さんだ...」
「しばらく姿を見せないと思ったら、いきなり妙な事言い出してやがる」
 ......見る限り、余り周りからよく思われてないようだな。
 人々の対応に対して更に語勢を荒げる老人。誰か一人くらい話を聞けばよかろうに。

「なんだか分からんが気になるな、私が話を......」

 聞いてくる、と続ける前に老人はこちらに気づいて駆け寄ってくる。
 いや、コスモの名を呼ぶことから考えるならコスモに気づいたようだが。

「うむ。なんだか知らんが落ち着けご老体――」
「お前も連中に言ってやってくれ、間もなくこの広場に『星』が落ちる!
 放っておけば全員粉々じゃ!時間が無い!」
「――なに?」
「連れの方も協力してくだされ!早く!早く!」
 星が落ちるとは物騒な。マナ・ライ師が大暴れしているとか言うわけでもあるまいが。
 しかも唐突過ぎてわけが分からん。えーと?この広場に星が落ちると。
 うむ、そうなれば辺り一帯死体だらけの木っ端微塵だな。
 一大事だ。それ故に受け取られにくいのは仕方ないのか。
 根拠も言うわけではないようだし、誰も話を聞かないのもむべなるかな。
 しかしまあ、ここまで警告しているのだ。無碍にするのも忍びない。
「行かん!もう『星』が現れおった!」
「もう時間が無い!皆空を見よ、逃げるのじゃ!」
「マジかー!逃げろ逃げろー!」
 などと考えていた私のそばで、老人と仲間4人ほど何かに気づいたように......というかマークがすごく慌ててる。
 すごい、全く気づかなかった。どうしよう......じゃない。逃げるか。
 わ、私ほど冷静沈着な美少女ともなればこの程度なんたることもない。本当だぞ。決して耳が忙しなく揺れたりなんてしていない。
 と、いうわけで。

「うむ、私は逃げるぞ!悪いが役に立ちそうもないし!
 という訳で広場の者たち!空を見よ!そして死にたくなければ早々に逃げよ!
 当然私は逃げるからな、死にたくなければついてくるがいい!
 マーク、お前もすぐ逃げるのだぞ!」

 落下地点に魔法を放つマークを尻目に、周囲に叫びつつも自慢の俊足で迷わず逃走した。


================================
PL:配管

という訳で迷わずダッシュ。あばよとっつあーん。
だってまだ魔法1レベルだし筋力ないから誰かを担ぐとかっていうのも現実的でないし(´・ω・`)
一応警告&単純明快な避難誘導だけはするけど、エルフで魔法使いとか信用されなさそうなんで他の人に期待。

忘れてた!

賭けで負けたので60ガメル消費

2188→2128ガメル
ライス [2013/10/13 22:50]

「何か遺跡に関する情報が入ったら、教えてくれると嬉しい。」

「もちろんです。いい話があればいいですね」

 「お金も貰えないのに、男に善意で教えるわけないでしょ!常識でものを考えなさいよ!!」

「まあ、気が向いたらでいいけどね・・・・。」

まだ若そうなのに、なかなかのしっかり者ぶりに肩をすくめて立ち去ります。

空の片隅に、赤い玉のようなものが見えた。
しかも、それは見る見る内に大きくなってくる。?

「もう時間が無い!皆空を見よ、逃げるのじゃ!」

「マジかー!逃げろ逃げろー!」

「うむ、私は逃げるぞ!悪いが役に立ちそうもないし!
 という訳で広場の者たち!空を見よ!そして死にたくなければ早々に逃げよ!
 当然私は逃げるからな、死にたくなければついてくるがいい!
 マーク、お前もすぐ逃げるのだぞ!」

これはまずいのでは、もしかして、伝説に聞くあの究極魔法なのだろうか?

でもそうだとすると、落ちてくるまでに時間がかかり過ぎるような気がする。

まあ、よく分らないけどとりあえずここから逃げないと・・・。

そう思って周りを見回すと、マークさんは何か呪文を唱えようとしていて、アイナは早速逃げ出そうとしている。

僕ができることはというと・・・使える魔法などを瞬間的に頭に思い浮かべたけど、マークさんが使おうとしている落下制御の魔法以外に役に立ちそうなものはない。とすると、あまりこういうことは得意ではないのだけど、他に手がない以上、単純に行くしかない。

そう思った僕は、落下予測地点に近い場所で、かつ、すこし高い場所に登って、

声を限りに大声で叫んだ。

「皆さん。落ち着いて上を見て下さい。空に見えるあの赤い星がこの広場に落ちてきます。

この広場から離れれば大丈夫ですので、僕について皆さん逃げて下さい。多分どこからでも僕は見えると思います。もう一度言います。僕について、この広場から離れてください。」

叫んだ後、手を振りながら、

「皆さんこっちに来て下さい。」と連呼して、移動しながらも、学院で、「動く集合場所」とからかわれていた過去を少し思い出しつつ、急いで、かつ、一人でも多くの人が避難してくれるように確認しながら、広場を後にした。

その際にマークさんの側を通り、「無事に戻って来て下さいね。」と声をかけた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PL:クリエートイメージで落下予定地にドラゴンでも出そうかと思いましたが、残念、レベルが足りませんでしたw。

ということで、ありきたりですが、一番無難な、大声で呼びかけつつ。

率先避難者になるという手法を取ってみました。

余談ですが、「動く集合場所」ですが、知り合いのおよそ2mの人の実話というか、あだな?です。

土曜日の夜6時のハチ公前でも、アルタ前でも完璧に全員が集合できますw

ミル [2013/10/14 10:54]

>「ホゲ!?
 もう上がったのかよ」
>「ちぇ、ついてねぇ」

「わーはははははっ
 今日のウチはついとるわ♪」

結局、初心者のアイナからもかっぱいぐウチやった
うーん、ストレイはともかく、アイナには手加減しといたほうがよかったかな
博打は初めてらしいし、これからも博打の楽しさを覚えてもらうためにも
 
 
 
 
 

 
 
>「遠路遥々エリオールへようこそ、オランの姉弟」

「恐縮です」

頭を下げる
義理は通さへんとな、うん

>「エリオールの街は大稼ぎは出来ないが堅実な街だ。
> 来週から市が立つしな...いいタイミングで来たな」

それは、相応の金額を納めれば、スリなんかもし放題、てことか
せやけど

>「ああ、悪いな。持ち合わせがないもんでね
> 今回は『仕事』は無しだ」

「同じく、これでからっけつやねん」

金貨二枚?さっき、アイナとストレイからかっぱいだばかりのもの?をコトリとテーブルに置く

「まあ、なんかあったら情報だけもらいにきますさかい」

>「冒険者仕事の方でよ。
> 遺跡にでも潜ろうかって話になってる。
> なんか耳寄りな情報でもあるかい?」

聞きたいことは、ストレイが聞いたな
あとウチから補足は......

「遺跡ってだいたい何個くらいあるん?
 あと、最後の調査が入った時期、もちろん、学院のひょろながやのうて、ギルドの面子が金目当てでもぐったのは何年ほど前やろ?
 そいてそんとき、ギルドの面子は死んだのか、生きてるのか
 危険があったなら、生きてるやつに会ってみたいもんやけど

 ......と、これまでかな?」

最後の銅貨をじゃらりと出す
うん、これで完全におけら


「市が立つ、か
 屋台でなんか......

ん、なにやら上が、騒がしい?
なんやろ

「まあええ、買い食いしてこーぜストレイ♪」

--------------------------------------------

のんきでいられるうちはのんきに
うーあー、この店無事ですむかなあw

消費 挨拶100ガメル 情報料50ガメル 残り10ガメルです

ジュリア [2013/10/14 14:25]

私はマークの隣に立ってにっこり笑った。


「手伝うよ。」


避難誘導は他の者に任せても大丈夫だろう。
だが、私には私にしかできないことがある。


この魔法をあの星にかける。
ならば最悪落ちた破片にも魔法が影響して、速度をコントロールできないだろうか。
ああ、この魔法が範囲魔法なら良かったのに。


「万物の根源たるマナよ...。」


もっと離れた場所からも魔法が放てるが、マークがここに立つのならば隣に並ぼう。


体内のマナを活性化させると、魔力をマークが狙った下辺りへと展開した。


***


じゅり@PL:


ダイス
距離4倍拡大フォーリングコントロール 2d6+9 Dice:2D6[2,3]+9=14


6ゾロは出ず...

ナリス [2013/10/14 21:16]

「皆、皆すぐに広場から逃げるのじゃ!」

6人は、甲高い声を上げてわめき散らす老人を発見する。

「うわ、ブロードの爺さんだ...」

「しばらく姿を見せないと思ったら、いきなり妙な事言い出してやがる」

人々は眉をひそめ、まともに取り合おうとしない。

「愚かな!大変な事になると何故分からんのか」

「あん?なんだ?」

爺が発狂しとる。

「愚かな!大変な事になると何故分からんのか」

老人はますます語勢を荒げ、人々はますます白眼視する。

コスモはこの老人に見覚えがあった。 自分が冒険者になる切欠を与えた占い師、ブロード・ウッズその人だった...

「おお、コスモ、コスモか懐かしい!」

幸か不幸か、ブロードはコスモの存在に気がついてしまった。 ずかずかと、老人とは思えない速度で近寄り、肩を掴む。

「お前も連中に言ってやってくれ、間もなくこの広場に『星』が落ちる!  放っておけば全員粉々じゃ!時間が無い!」

言ってる内容の余りの唐突さに、6人はどのような表情を浮かべただろうか。

「連れの方も協力してくだされ!早く!早く!」

「おい、爺さん、おち、つ、け・・・」

瞬間。ゾ ク リ と悪寒が走った。上か!?

「おいおいおいおい・・・嘘だろ・・・」

――― 星が堕ちてきた

「行かん!もう『星』が現れおった!」

ブロードは絶叫する。

「もう時間が無い!皆空を見よ、逃げるのじゃ!」

?

ーーっ!逃げ、ろぉおおおおおおおお!!!!」

?

俺は広場に向かって大声を上げ、

「おい、お前さんたち早くしろっ!あんたらが逃げないと逃げられないだろうが!!!」

隕石に向かって魔術を唱えてる護衛対象が呪文を唱え終わるのを見計らい、引っ張った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

PLより

護衛だから護衛対象置いて逃げれない・・・(´・ω・`)

とりあえず広場に大声で逃げるよう言い、護衛対象が魔術を使い終わるのを見計らって引っ張って髭ます

?

?

コスモ [2013/10/14 22:59]

いつも通り平和で賑やかな広場。市場の準備が進んでいる。

「へー。来週から市場が立つのか。ノミ市はあるんかねぇ。」
「こういうトコに意外な掘り出し物があるかもしれない・・・ないかもしれない。」

「いつにもまして賑やかだからな。何かあるはずさ」

その「何か」が何か違いだったのか、それとも。

「皆、皆すぐに広場から逃げるのじゃ!」

ブロード爺が何やら叫んでいる。

「うわ、ブロードの爺さんだ...」
「しばらく姿を見せないと思ったら、いきなり妙な事言い出してやがる」

そして取り合おうとしない周囲の図。これは嫌な予感しかしない。

「愚かな!大変な事になると何故分からんのか」

叫べば叫ぶほど白い眼で見られる始末。
......状況もつかめないままだがどうにかせねば。

「おお、コスモ、コスモか懐かしい!」

「ブロード爺か。いったい何があった?」

「お前も連中に言ってやってくれ、間もなくこの広場に『星』が落ちる!
 放っておけば全員粉々じゃ!時間が無い!」

「わかった。......!?」

背筋が凍った。
......もう遅かったのかもしれない。

「行かん!もう『星』が現れおった!」
「もう時間が無い!皆空を見よ、逃げるのじゃ!」

マークとジュリアが落下速度を緩めようと試みる。
ライスが必死に避難誘導をする。
その一方でアイナティートは脱兎のごとく逃げ去る。

......何かできないか。思考を巡らせる。
脳裏に浮かんだのは、呪歌「ノスタルジィ」だった。
が、すぐにこれではだめだと気が付く。
ライアーを取りだすまで早くて10秒。
そこから移動させるところまでさらに40秒。
そこから撤退しても間に合うとは思えない。

......つまり。『三十六計、逃げるに如かず』である。

「"星"が落ちてくる!時間がない、まずは"緑の木陰亭"に避難だ!」
そう広場に向けて言い放ちながら撤退した。

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  3     PLより■補足・追伸・ダイス結果 
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新進気鋭のコスモさんに、今できることはあんまりない!
というわけでさっさと撤退しました。
あ、でも避難先指定は(勝手に)してます。緑の木陰亭です。
木陰亭が広場隣接とかなら確認次第適当に変えておきます。

GM [2013/10/17 11:22]

「ああ、悪いな。持ち合わせがないもんでね
 今回は『仕事』は無しだ」

「同じく、これでからっけつやねん」

ストレイとミルが挨拶料を支払う。

「毎度。仕事をしないのか...それは残念だな」

そう言いながら、それ程残念そうでは無さそうに、男は金を受け取った。

「冒険者仕事の方でよ。
 遺跡にでも潜ろうかって話になってる。
 なんか耳寄りな情報でもあるかい?」

「遺跡ってだいたい何個くらいあるん?
 あと、最後の調査が入った時期、もちろん、学院のひょろながやのうて、
 ギルドの面子が金目当てでもぐったのは何年ほど前やろ?
 そいてそんとき、ギルドの面子は死んだのか、生きてるのか
 危険があったなら、生きてるやつに会ってみたいもんやけど

 ......と、これまでかな?」

「遺跡の数は、発見されたのだけでざっと20はあるな。
 そうやらこの辺りは古代魔法王国時代の避暑地だったらしい。
 別荘やら実験室やらがわんさかさ」

ミルから情報料50ガメルを受け取り、男は話し出す。

「最後にウチの構成員が遺跡に潜ろうとしたのは去年だな。
 行方不明になって帰って来ねえんだ、ソイツは。
 新規開拓しようとして森の奥に迷い込んじまったんだよ...」

男は意味有りげな表現をし、

「50ガメルじゃここまでだな」

唐突に話を切ってしまった。

***********************************

ブロードの言葉はまともに取り合わなかった広場の市民達だったが、

「マジかー!逃げろ逃げろー!」

「ーーっ!逃げ、ろぉおおおおおおおお!!!!」

マークとナリスの絶叫を聞くに至り、ようやく事態を把握する。

「な、なんだあれは!」

「ほ、星!?まさか!」

「う、嘘だろ!?」

たちまち恐慌状態に陥った。

「じゃからさっきから言うておろうが!愚か者共め」

ブロードはそら見た事か、と言わんばかりに鼻息が荒い。
だが、これも悠長の謗りを免れない言動ではある。

「うむ、私は逃げるぞ!悪いが役に立ちそうもないし!
 という訳で広場の者たち!空を見よ!そして死にたくなければ早々に逃げよ!
 当然私は逃げるからな、死にたくなければついてくるがいい!
 マーク、お前もすぐ逃げるのだぞ!」

「"星"が落ちてくる!時間がない、まずは"緑の木陰亭"に避難だ!」

アイナティートとコスモが再度避難を勧告する。
しかし、

「そんな事言われても何処に逃げろって言うんだ!?」

パニック状態の市民にはなかなか言葉が届かない。
そんな時、場違いにのんびりとした声でライスが説明を始めた。

「皆さん。落ち着いて上を見て下さい。
 空に見えるあの赤い星がこの広場に落ちてきます。

 この広場から離れれば大丈夫ですので、僕について皆さん逃げて下さい。
 多分どこからでも僕は見えると思います。
 もう一度言います。僕について、この広場から離れてください。」

命の危険が眼前に迫っているというのに、この落ち着きよう。
それ程大きな声では無いというのに、何故だかよく響き渡った。
...ライスが喋り終わる頃には、周囲は沈黙していた。

「そ、そうだな、従おう!」

「わ...分かった」

一見のんびり、しかし実は結構な早足のライスの誘導によって、
一般市民は続々と広場から離れていく。
アイナとコスモも誘導に付き添った。

「お主...やるのう」

ブロードがライスを絶賛する。
広場から離れたとして、助かる見込みは一切無い。
しかし、ライスはその事について一言も触れない。
群集心理を見事に操作した手腕は、役人としての経験が培ったものだろうか。

「落下点は大体、そこだ! 離れろー!」

一方、広場。
周りを見る余裕も無いマークは、己の危険も顧みずに踏み止まり、
『星』が眼前に迫るまで待った。

『星』は赤々と燃え盛る炎の塊だった。
光と熱に照り返され、圧倒的な重量感に押し潰されそうになる。
凄まじい速さで拡大してくる!

『万物を繋ぐ桎梏は、白き意に従う!』

だが、彼は逃げない。
《落下制御》の呪文を最大に魔力拡大し、空中の『星』を捕らえんとした。

「万物の根源たるマナよ...。」

ジュリアも残り、《落下制御》の呪文を重ねて掛けた。

すると、

ぐぐぐぐぐぐ...

『星』が止まった。
二重に掛けられた魔法が見えざる網となって、『星』を絡め取る。

これで何とかなったと、ジュリアとマークは安心したかも知れない。
ナリスも一瞬、安堵した事だろう。

しかし、その次の瞬間。

ばしいっ!!!

『星』が...弾けた!!

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【GMより】

原因不明の腹痛に襲われてのたうち回ってました...遅れてすみません!

○ミル方面
 ・各100ガメル支払い受領です
 ・ミルが支払った50ガメルに対して本文の通りの情報を得ます。
  これ以上踏み込んだ情報については追加料金となるでしょう!

○広場方面
 ・ライスの演説が見事だったのでこういう展開にしました!
  パニくった群集にはシンプルで具体的な指示が効果的なのです。
  それにしても...慣れているッ!
 ・マークとジュリアの《フォーリング・コントロール》のお陰で、
  『星』の直撃は避けられました。ナイス判断!
  しかし、「『星』は弾けとんだ!」(ドラ○エ風)
 ・マークの予備ダイスは未使用、保留とされてください

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「堕ちてきたもの」に記事を投稿するのでお待ちください。