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不法?占拠

GM [2013/10/30 13:28]

「機転の効いた対応、流石です。」

マークの言葉に、衛視は苦笑する。

「いやいや。今でこそ、です。
 3年前の猿騒ぎの時には、大いに醜態を晒しましてな...」

猿の群れによって起こされた略奪事件。
あの時の失態を教訓に、厳しい訓練を行うようになったそうだ。

「まさか竜とは予想外でしたがね...」 

猿の方が何ぼかマシでした、と衛視は言う。

「アレは敵対すればとても危険な存在ですが、対話も出来る相手です。
 我々は相手に通じる言語も話せますので
 穏便に事を済ませるよう尽力するつもりです。」

「是非そうして頂きたい。
 竜の目覚めの朝食にされるなど、真っ平御免ですからな」

騎士は肩を竦ませて笑った。

***********************************

ライスはファリス司祭にこう切り出した。

「ありがとうございます。
 ところで、私はオラン市庁公文書館のライスというものですが、
 今回の事件に当たり、これに関する記録を特別機密に指定するかどうかについて、
 御領主様と協議する必要があるかと思うのですが、
 もしよろしければ御領主のお目通りをお願いすることについて、
 御領主様にお口添えを、出来れば文書として、
 紹介状を頂くことはできませんでしょうか。」

「オラン公文書館の...」

司祭はライスの名前と部署を聞いて思う所があったようだ。

「承知致しました。紹介状を認めましょう」

少々お待ちください、と言って司祭は神官に羊皮紙、筆を持って来させる。
近くの机でささっと仕上げると、蝋で封をし、印を刻んだ。

「此方をお持ちください。
 伯爵は明後日に視察にいらっしゃる予定でした。
 ですが、状況が状況だけに急いだ方がいいのかも」

急がれる場合はウィッケン氏に事情を説明すると宜しいでしょう。
司祭は商人ギルドの場所を教えてくれた。 

***********************************

「どないしたもこうしたも
 子細は追ってみんなで説明すっから、手当よろしゅう」

ファリス司祭にしれっと営業を済ませててから、
ミルは一足先に市街地へと赴く。
表向きは被害状況の調査、しかし実態は「仕事」の為の下見だ。

「ま、こんなもんかな」

賢者としての知識が役に立ち、街の構造は概ね把握出来た。
羊皮紙に書き留めるのはまた違う分野の技術が必要なのだが、
ミルは自分でも会心と思える出来の地図を書き上げる事に成功する。
勿論、素人目には分からないよう偽装用も仕上げた。

ミルはこの2枚の地図を使って、色々な事が出来るであろう。

===================================

【GMより】

長くなるので分割しましょう。ドラゴン絡みでない宣言は此方です。

[各種判定結果]

○マーク
 エリオールの衛視はかつては無能のボンクラでしたが、
 『略奪者を撃て!』の事件以降、心を入れ替えて訓練に励んだそうです。
 本文では触れてませんが、現在の騎士団長や衛視長が有能だとお考えください。
○ライス
 本文ではぼかしていますが、司祭はライスの父親を知っているようです。
 ライスの出自が明確に把握出来たものとして、紹介状を認めてくれます。
 持つべきものはコネのある親ですかね!(笑)
 無事に伯爵への紹介状を入手です。

 伯爵は予定では明後日にエリオールに来るそうですが、
 急ぐならウィッケンさんを頼りなさい、と言っています。
 紹介状を見せれば事情を察して馬を貸してくれるでしょう。

○ミル
 ・街の破壊具合把握(セージ+知力B):達成値14
  街の破壊具合はセージ技能で判定としましょう...
  シーフと基準値一緒ですけどね!(笑)
  かなり詳細に把握出来たとしましょう。

 ・街の破壊具合の記録(<地図製作>):6ゾロ!
  <地図製作>は本来レンジャー技能です。でも6ゾロなら関係ない(笑)
 
 ・「仕事」用地図の作成(<地図製作>):6ゾロ!(予備ダイス1)
  地図2枚なので、予備ダイス1(6ゾロ)を使用しました。
  これで「仕事用」の地図とダミーの被害状況地図の2枚が完成します。
  羊皮紙2枚を消費しておいてくださいね。

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GM [2013/10/30 16:12]

うずくまるブロード老にそれぞれが声を掛ける。

「ん...どした?」

「む、どうした御老体。大丈夫か?」

「......大丈夫か、ブロード爺?」

「ああ、大丈夫じゃ。何とかな...」

ブロード老は油汗を額に浮かべながら答えた。

「まさか。見たのか?また?」

「その通り。見た」

マークの予想通りの回答が返ってきた。

「よし。まずはこちらへ冷静にトーン小さく話してみ。
 ショッキングな内容なら下手に回りに知らせるとパニックになる危険もある。」

「衝撃的かどうかは分からんがな...」

ブロード老は口ではそう言いながら、マークの勧めに従い、
周囲に聞こえないよう声量に配慮しつつ語り始めた。

「ワシが"見た"のは断片的な映像じゃ...
 深い森の奥、白樺に囲まれた小さな池、金色の森に戯れる妖精達、
 虹色に輝く針、そして目覚める竜じゃった」 

ふう。息を深く吸い、呼吸を整える。

「これらの映像が、何を示すかはワシには分からん。
 『星』の時の様に、具体的な場所がはっきりと分からんかった...」

ブロード老の話を隣で聞いていたミルとストレイは思った。
"金色の森"とは、妖精界の事では無いかと...

ミルは虹色の針、と聞いてミスリルを思い浮かべた。
真の銀とも呼ばれ、妖精界にも存在する金属だ。

***********************************

「なんだぁ!?
 起きねぇのか?」

「...起きない?」

「ぽいなぁ...しっかし、うるせぇなこいつ...。耳がばかになりそうだわ...」

ナリスの指摘は尤もだった。
巨大な体躯が響かせる鼾は大きく、迷惑千万なものであった。
直近は勿論、城壁の外に居ても聞こえる位なのだ。
四六時中こんなものを聞かされた日には、夜もおちおち眠れやしない。

「そのようだな。随分深く眠っているらしい」

「強制的に寝かされてるんなら・・・サンドマン?」

「おかしいな、どうしてこのドラゴンは眠っているのだ?
 何らかの魔法の力が作用しているとしか考えられないが...。」

「精霊力を見ればわかるかね。どーよ?」

「ふむ......可能性はあるか?」

精霊使いの力を持つジュリア、ストレイ、アイナティートは、
老竜の周辺に働く精霊の力を感じ取ろうとする。

...眠りの精霊の異常は、感じられない。
と言う事は、老竜は何らかの古代語魔術の影響下にある。
そういう推測が成り立つだろう。

***********************************

ストレイが拾った『星』の破片を皆で調べてみる。

「なぁ、これ星の破片だと思うんだが、
 何か分かるか?」

「あーっ、ストレイあかん子やー
 仕事したらあかんねんでー」

「ん、なんやこれ、星のかけら?
 んなロマンチックなもんか?」

「それは星のかけらだな?
 誰か、センスマジックを...。」

手応えと重さからして、金属のように思えた。鉄だろうか。
古来、堕ちてきた『星』の欠片を材料として、良質の武具が作られた、
という伝承もちらほらと残っている。

ジュリア、ストレイ、アイナティートの3人は、
この破片に、微かに精霊力を感じる。
明確にどの、とまでは分からない。
どうやら、分化以前の原初の精霊力を秘めているようだ。

ミルは今回のように、『星』から魔物が出てきた話は無いか思い出そうとする。
魔獣を何かの物体に封印する研究は、古代魔法王国時代に行われていた。
幾つかの成功例もあったようだが、具体的な例を思い出す事は出来なかった。

***********************************

「ま、寝てるなら寝てるで調べてみるか」

爆睡中の老竜を、ここぞとばかりに調べようとするストレイだが、

「まぁ。なんにしても寝てるのいい事に下手な事はしない方がいいと思うよ。
 このクラスの竜は魔術の使い手としても超一流らしいからねぇ。」

マークから正論な忠告を受ける。

「例えば嘘を看破する魔法とか。俺の鱗を剥いだのは誰やコラ
 って聞かれたらコイツですって素直に言うしかないんだよな。」

この言葉を受けて多少は慎重になったかどうかはともかく、
ストレイは老竜の背に乗り、股を潜って肉体を調べた。

鱗や角はかなり頑丈だ。
漲る炎と生命の精霊力に、圧倒される事だろう。
しかし、剥がしたらどうなるか、安全は保障出来ない。
数を揃えれば鎧や盾は作れそうだが...

ストレイとミルの知識では、この竜が雄か雌かは分からなかった。
そもそも、肉体の構造が人間とは根本的に異なるのだ。
殺されない限り死ぬ事は無く、転生する事さえ可能なのだから。

特に気になるような外傷は無かった。
魔法具を身につけても居ない。
だが、直接魔法を掛けられている可能性は否定出来ない。
少なくとも、外見上からは分からなかった。

***********************************

「申し訳......あり......ま......」

コスモは意識が飛びそうになる。
直前、振りほどかれた。

「今日はこれ位で許してあげる。次からは気をつけなさいね?」

かなり上下関係に厳しい人物のようだ。

「くおら!このお姉さまとはどういう関係なんじゃわれ!
 きりきり吐け!吐かんかい!!」

ナリスがコスモを責め立てる。

「私はこの子の師です。オランへの進学の斡旋も行いましたの」

ナリスに対し、カーリーは随分とかいつまんだ説明をした。

「いやはや。来て早々、難解な課題を出された気分ですよ。
 此度の研修、無事に終えれば得るものも大きそうです。」

「そうですね。研修どころでは無くなってしまいましたが...」

カーリーは無遠慮な寝息を立てる竜を見上げ、
深い溜め息をついた。が、

「ですが、眠っているのは不幸中の幸いと思いましょう」

こう言って表情を改める。

「とりあえず交渉の後に穏便に事を済ますそうと思ってるトコなんですが...」

「それがいいでしょうね、私も同じ事を考えていました。
 問題は、どうやって話をするか、ですが...」

そう、竜は眠っており目覚めない。話をする以前の段階なのだ。

「早速だが、カーリー。
 忙しいところすまないのだが、
 このドラゴンにディスペルマジックの呪文をかけてもらえないだろうか?
 私より貴女の方が精度の高い魔法をかけられるだろう?」

ジュリアの要求に、カーリーはこう答える。

「そうですね、やって見ましょう。駄目で元々です。
 しかし、期待はしないでくださいね。
 私は天才と名高い貴方よりも魔力は弱いのですから...」

そう言って、呪文の詠唱に入った。

―――万能にして万物の根源たるマナよ、
   此の竜に掛けられたる魔力を解き放ち給え―――

控えめな表現だったが、カーリーの魔術もかなりの技量の主であった。
アイナティートやコスモ、ミル、マーク、ジュリアなど、
カーリーが相当な量の魔力を練り上げたのが分かっただろう。

...しかし、竜は目覚めなかった。

「すみません、出来ませんでした」

魔力を一斉に放出し、疲労で顔を青白くしながらカーリーが頭を下げる。

「カーリーはん、言いましたか
 とりあえずウチら、どないしましょ?
 ここでいびきかいてる方ほっとくのもなんやけど、
 学院に顔出すのも優先やし......」

ミルの問いに、カーリーはこう答えた。

「研修云々は、この竜の問題を解決してからになるでしょう。
 私はこの後、対策会議を召集して街としての対応を考えます。
 この件は賢者の学院が率先して対応する事になる筈です」

カーリーは8人と、ブロード老を見つめる。 

「皆さんがこのタイミングで街にいらっしゃったのも何かの巡り会わせ。
 皆さんへは後ほど、正式に依頼を出します。
 どうか一緒に、事態解決の為にお力添えをお願いします」

その後、コスモへはもう一言。

「協力してくれるわよね?コスモ」

言葉そのものは到って普通だが、
語気に含まれた圧力たるや半端なものではない。

「ジャプセンの嬢ちゃんの頼みは断れんのう」

ブロード老は、髭をこすりながら頷いた。

「有り難うございます、ブロード爺様!」

カーリーはブロード老に抱きついた。

「こ、これ止めんか!皆が見ておる」

顔を真っ赤にして引き剥がそうと必死だ。

「あ、すみません、つい」

カーリーは、はっとなってブロード老から離れる。
コスモは彼女がコミュニケーション過剰な傾向にあるのをよく知っている。

「では、皆さん。一先ず賢者の学院へいらしてくださ...」

カーリーが踵を返そうとした刹那、

ぶっ!

老竜から、突如豪音が沸き起こる。
尻の近くに居た衛視が、吹き飛ばされて壁に叩きつけられた。
数秒後、強烈な悪臭が広場に充満する。

「こ、これはたまらん!」

「く、臭い...!」

「このドラゴン、屁をこきやがった!!」

「何て迷惑な!」

衛視と騎士は阿鼻叫喚の騒ぎだ。

===================================

【GMより】

ドラゴン関係の情報は此方にまとめました。ミルとストレイ大活躍!

竜の鼾は街中に鳴り響きます。夜になれば安眠妨害必至です。
屁はかなり臭く、広場の外にも臭いは広がります(笑)
放っておくと、色々な意味で不味いでしょうね!

カーリーから、街の有力者による対策会議の後、
PC達に依頼を行う予定だと告げられます。
皆さん、報酬がこれで出ますよ!(笑)

カーリーは賢者の学院へ移動しましょう、と誘ってきます。

[各種判定及び宣言結果]

○<知識>もしくは(シャーマン+知力B):
 ミル15(予備2使用)ストレイ11(前回分の予備2使用)

 ブロード老の見た映像の内、"金色の森"は妖精界の事では無いか、
 と思いました。ストレイはシャーマン技能で代替しています。

○『星』の破片の<宝物鑑定>:
 ストレイ6ゾロ!(前回の予備3使用)アイナ15、ミル12、ジュリア18

 俗に言う隕鉄だと分かります。破片を集めて武具を作れば、
 最高品質のものが作れるでしょう。

 ミル以外の3人は、加えてこの破片が原初の精霊力を微かに有しているのが
 分かります。『星』が星界から来た証拠となります。
 《センス・マジック》を唱えてみれば、当然反応します。

○虹色の針の<知識>:ミル14(予備3使用)

 本文の通り、ミスリルで出来ているのでは、と思いました。
 何らかの魔力が込められたマジック・アイテム?という推測も出来ます。

○『星』の中に魔物が居たか?=<知識>:ミル14

 本文の通りの情報を得ます。隕石に封じて追放するような研究は、
 古代魔法王国時代に行われていたようですがかなりレアなものでした。
 具体例は思い出せません。主流からはかなり外れた領域とお考えください。  

○エルダー・ドラゴンの肉体の<捜索>:ストレイ13

 雄か雌かは分かりませんでした。インプラントの痕跡もありません。
 本文で言及しましたが、ドラゴン自体に何らかの魔法が掛かっている
 可能性があります。ただ外見上からは判別が出来ません。

 鱗は数を揃えれば鎧や盾の材料と成り得ます。
 ただ、無理やり剥がすと何が起こるか分かったものではありません(笑)

○ジュリア
 カーリー導師は5Lvソーサラー、知力Bは3です。
 ですので、基準値はジュリアより下です。
 《ディスペル・マジック》を3倍拡大しましたが、失敗しました。
 ゲーム的には、達成値が30以上必要だと思ってください。

 近くに神官は居ないので、トランスを受けるには神殿へ移動してください。

[ダイスチャットからの添付]

15:37:03 テッピン@GM カーリー、達成値+3《ディスペル・マジック》 2d6+8 Dice:2D6[6,5]+8=19
15:37:15 テッピン@GM 惜しかったね...

[次回進行に際してお願いしたい事]

○次の行き先を宣言してください!
○ライスは紹介状を持ってどう行動するかを教えてください。
○ミルとストレイはギルドに行きますか?それとも「仕事」しますか?
○その他、何でもいいです、行動してみてください!

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マーク [2013/10/31 07:10]

>「ワシが"見た"のは断片的な映像じゃ...
> 深い森の奥、白樺に囲まれた小さな池、金色の森に戯れる妖精達、
> 虹色に輝く針、そして目覚める竜じゃった」 
>「これらの映像が、何を示すかはワシには分からん。
> 『星』の時の様に、具体的な場所がはっきりと分からんかった...」

「なるほど。『森の奥』『白樺に囲まれた池』『金色の森と妖精』『虹色の針』『竜』
 これらを順番に別々のシーンとして見たって事でいいかい?」

予知が当たってれば。これは恐らく竜を目覚めさせる為の筋道を示すもの。

「それと竜について。じーさんが見た竜はあの竜と同一かどうか。
 違う場合は鱗の色とかに相違があったかどうか。」

そこは確認しとこう。ここで別の竜が絡んでくるとか勘弁願いたいとこなんだが。

「森の奥に白樺に囲まれた小さな池がある、と考えるとこかね。
 で、その場所に金色の森に繋がる何かがあるのか。
 そこで虹色の針を手に入れて。それがあれば竜が目覚める?」

うーん。これじゃただ繋げてるだけだなー。安直だろうか。

「金色の森は・・・葉が黄色くなった木じゃないよなぁ?」

あの場所だとすると。その池が入り口なのか?

「目覚めさせるだけで結構、手間が掛かりそうだこりゃ。」

※※※※※

「精霊魔法じゃないのか。」

だったら多分、間違いない。

「カストゥールの仕業になるんかな。」

こんな真似が出来る連中なんてそれくらいしか思い付かん。

「星を召喚できるなら、元の場所に還す術もあったんかねぇ。」

何のためにこんな事したのかはさっぱりわからんけど。

※※※※※

>「それがいいでしょうね、私も同じ事を考えていました。
> 問題は、どうやって話をするか、ですが...」

「ブロード老の予知を足掛かりに動いてみようかと。
 他に良い取っ掛かりもないもので。」

支部長の解除魔法も効果なし。まー、そうだよな。
カストゥールのソレなんて現代の魔術師には荷が重い。

「ただ、その前に広場近辺の住人へ何らかの対処が必要でしょうか。
 竜に余計なちょっかいを出されても困りますし、この騒音では・・・」

この音の中で生活するのはちょっとなー。無理だなー。
まず、寝れない。それだけでアウト。

「まず退避する住人の寝床を今晩までに用意・・・
 これ、神殿だけでは足りませんよねぇ?」

現時点で怪我人が多数、担ぎ込まれてるはずだもんな。

「色々と出費が発生しますが、ここは一つ工面して頂けませんか。」

カーリー師によって声のトーンを落とす。

「一応、ここで出費する価値はあると思ってます。」

周囲を見渡し。

「そこらに散らばった星の欠片。市場に出れば結構な価値になりますが。
 コレに最も価値を見出すのは我々でしょう。」

他の人にとっちゃ武器防具の材料、あるいは観賞用?
しかし、魔術師ギルドからすると希少な研究材料だ。
星海について新しい発見が得られるかもしれない。

「星は街中に落ちました。この街は当然、領主の土地なわけで。
 価値が価値だけに拾った者勝ち、とは行きますまい。
 そこで。我々で欠片を回収しつつ、前金として先に出費してしまいましょう。
 その後に領主と交渉し、正式な取引にしてしまうのです。
 市民の為に出費するわけですから民意も得やすい。」

要は民意を盾にして、欠片の独占交渉権を得てしまおうと言う話。
我ながら生臭い話だなー、と思いつつ。
でも、ここでギルドには金を出して貰わんと色々と後が面倒だ。
市民が不満を募らせれば竜に矛先が向かわないとも限らない。
いや、時間の問題だろう。いずれそうなる。
だからこっちでの対処が終わるまで
市民がなるべく不便しないように取り払わないと。

「ともあれ、私はこの件。尽力させて頂く所存ですよ。」

鼻をつまみながら。

「そしてなるべく早急に、ね。」

まず池の場所がわからないと。
皆の方へ向き直り。

「調べるなら支部や図書館にある周辺の地図から手を付けるかな。
 池について何かわかるかもしれない。
 そーいうの苦手って人は森に出入りしてる
 狩人に聞き込みするのもいいんでないかな。」

闇雲に森に突っ込んで行くわけにもいかんしね。

PLより----------------------------------------------

公害竜爆誕。

ブロード老にいくつか確認を入れつつ。
カーリー師には市民の為に出費するって形でええカッコしつつ
星の欠片を独占しちゃおうぜーと提案。

肝心の竜についてですが。
他に手もないのでブロード老の予知を手がかりに行動するんでどーだい、と。
まず池を探して、そこからレッツ妖精界?

調べるならマークは地図漁りしてみましょうか。
ただ、退避する市民の寝床確保に人手が必要ならそっち行きます。

以下は金色の森、虹色の針、星についての知識判定。

悪根@マーク : 金色の森 2D6 → 5 + 2 + (6) = 13 (10/31-06:27:08)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 虹色の針 2D6 → 6 + 3 + (6) = 15 (10/31-06:28:35)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 星の欠片 2D6 → 5 + 2 + (6) = 13 (10/31-06:29:21)

森と針は知ってるっぽい。
以下は予備ダイス。

悪根@マーク : 予備ダイス1 2D6 → 4 + 1 = 5 (10/31-06:53:44)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備ダイス2 2D6 → 5 + 2 = 7 (10/31-06:53:55)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備ダイス3 2D6 → 2 + 4 = 6 (10/31-06:54:37)

ストレイ [2013/10/31 22:08]

 深い森の奥、白樺に囲まれた小さな池、金色の森に戯れる妖精達、
 虹色に輝く針、そして目覚める竜じゃった」 
「これらの映像が、何を示すかはワシには分からん。
 『星』の時の様に、具体的な場所がはっきりと分からんかった...」

ふーん。森ねぇ・・。
でも、ま、じいさんの予言が確かならドラゴンは目を覚ますということだ。
星の欠片やらドラゴンやら皆とワラワラと調べ、
カーリーさんかいう美人の導師さんが解呪を試みていたら、
ミル姐から声がかかった。

「あとでギルドにもってって、金なり情報なりに
 情報はナマモノ、早めにな」

ん?

「無理は禁物やけど、隙を見て、な、『野良犬』はん」

手渡された羊皮紙を手元でチラリと見る。
へぇ 姐さん いい仕事してるぜ。


「すみません、出来ませんでした」

解呪は失敗したようだ。
無理もない伝説の化けモンを眠らせている魔法なら、
解呪の実力より運に祈るしかないレベルだ。

「カーリーはん、言いましたか
 とりあえずウチら、どないしましょ?
 ここでいびきかいてる方ほっとくのもなんやけど、
 学院に顔出すのも優先やし......」

ミル姐が伺うも、
街は対策会議を立て事にかかり研修は延期のようだ。

「皆さんがこのタイミングで街にいらっしゃったのも何かの巡り会わせ。
 皆さんへは後ほど、正式に依頼を出します。
 どうか一緒に、事態解決の為にお力添えをお願いします」

どうやら、そういうことらしい。
おいおい、爺さんもかよ。

「では、皆さん。一先ず賢者の学院へいらしてくださ...」

「あー、そういう事なら・・

ぶっ!

「・・・。」
あ、アブねぇ。
一歩間違えれば直撃を喰らうところだった。
「えーと、そういう事なら
 先に報酬の要望だけ言っとくぜ。
 俺は、コイツだ」

星の欠片を取り出す。
「コイツを集めて作ってほしいものがある。
 鍛冶屋の伝手はあるかい?」

しかし、エライ匂いだ。
「ま、会議で了承取ってくれよ。
 俺は、ちょっと寄りたいところがある。
 さっきの爺さんの話で思い出したことがあってな」

もちろん後で合流すると言い残し、
俺は、ギルドへ戻った。

「大将、すまねぇな。
 外はえらい騒ぎだぜ。
 ・・で、話の途中だったよな」
 もちろん、新規開拓しようとして森の奥に入ったヤツの話だ。
「ソイツはどんなネタで、どこの森に入ったんだ?
 まさか、ただひたすら闇雲にってわけじゃあるまい?」

ポケットの中でミル姐から預かった羊皮紙を確認する。
====================
PL ストレイはギルドに戻って話を聞きます。
   場所まで聞ければいいですが、
   先に元情報、どういった情報を得て
   構成員は森の奥に進もうと思ったのか。を聞きます。

   カーリーには報酬として隕鉄を武器にしてください、
   と、オネダリしておきます。
   要求が撥ねられても
   護衛の仕事はすることになるでしょうが(^^;

ジュリア [2013/11/01 18:01]

>「そうですね、やって見ましょう。駄目で元々です。
> しかし、期待はしないでくださいね。
> 私は天才と名高い貴方よりも魔力は弱いのですから...」


天才?私が?
どこでどう都合良く噂されているのやら。
まあ良い、今はドラゴンだ。


カーリーの魔法はかなり高い精度で完成したように見えた。


>「すみません、出来ませんでした」


「謝ることはない。
 ドラゴンにかけられた魔法は強力なものだろうから仕方ない。
 しかし、貴女の実力は見せてもらった。
 その若さで学院を任されるだけのことはある。
 素晴らしかったよ。」


※※※


>「では、皆さん。一先ず賢者の学院へいらしてくださ...」


>ぶっ!


「ぷ...。くくく、あはは...!」


強制的に眠らされているであろうこいつには同情するが、容姿といい、行動(?)といい、どうも笑いを誘う。


「良いね。早くこいつが目を覚ましたところを見てみたいよ。」


ふふふと笑いつつ依頼を受けるむねを伝えた。


***


ジュリ@PL;


きゃー、天才だなんて、テッピンさんありがとうございますー(*ノノ)
ジュリアはああ言ってますがお世辞でも嬉しいです!
でも、中の人間がへなちょこなため、ジュリアも情けないことに...。
頑張らねば!

ミル [2013/11/02 17:19]

自称予言者のじーさんが言うことにゃ、このドラゴンの話には前後があるらしい
森の奥、ねぇ......ん?

森の奥?

たしか、消息を絶ったギルドの若造は、確か森の奥に向かうた、いうとったな

金色の森に戯れる妖精達に、虹色に輝く針
なるほど妖精、妖精界か
なんともフェアリーテイルな話で

せやけど、話が違えば金目の話にもなってくる
金色の針......ミスリルと見れば一財産や

>「金色の森は・・・葉が黄色くなった木じゃないよなぁ?」

腕組みしていつものように考えるマーク
一方でウチは別の可能性にたどりつく
いまんとこストレイとウチしか知らない、あの話

うまくやれば森に消えた男とその動機がはっきりしてくるやろう
二つの話が交差すれば、というときだけやけど
 
>「ブロード老の予知を足掛かりに動いてみようかと。
> 他に良い取っ掛かりもないもので。」

「あー、マーク、そのとっかかりなんやけどさ」

つんつん、とそでを引っ張る

「なあ、じーちゃん、その話って、他の誰かにしたことある?
 てか、いつ頃みたん、その光景?」

幻視とかやのうて、実はその場所が現実に存在してて、誰かが目撃
それが噂になった、とかも考えられるけど、確定情報やないしなあ......

「具体的な場所、もしかしたら見当つくかも知れへん
 噂程度か、それとも方角場所までか......
 少なくともその場所の存在は、もう流布しとるかも」
 
 

さしあたり、このドラゴンはんは、このままにゃしとけない
なによりこの騒音では、生活もままならん

> どうか一緒に、事態解決の為にお力添えをお願いします」

あ、ありがたいなそれ
借金返済正義無罪
受けるかどうか気になって、引率者のジュリアを見ると......

>「ぷ...。くくく、あはは...!」

あ、わろてる
おっけーのようやな

せやけどジュリアのことや、好奇心が勝って、格安になるかもしんないなあ
ま、それはそれでええか

お金の話だけで言えば、ウチらにゃ別口で収入があるやも知れへんし、な
捕らぬ狸の、役得ってな
ストレイに目配せする

>「では、皆さん。一先ず賢者の学院へいらしてくださ...」

カーリーはんが言いかけたその直後

ウチは戦慄を憶えた
 
 
 
 
エライ目こいた......

「カーリーはーん、とりあえず学院ついたら、お風呂貸してくださいー」

目の幅涙を流しながら、ウチは訴えた


---------------------------------------------------------------

地図製作レンジャーでしたね
いつもすみません......>_<

コスモとカーリーでおねいさんと少年のシチュが浮かんだ私は腐っております
すみません......

危険関知?へ
いあ@ミル : 2D6 → 3 + 2 = 5 (11/02-18:11:18)
よけらんなかったかな、こりゃ
直撃? 至近弾? てところですかね


どうも、シーフギルドで聞いた「森へ消えた男」の話とつながっている気がします
ギルドの盗賊がでかけるほどですから、少なくとも金目の噂として、知られ始めているのではないでしょうか

池の場所に関しては、当たっていれば、ストレイからの情報で取っかかりができるかも、と思っています


予備ダイス
いあ@ミル : 予備ダイス1 2D6 → 6 + 4 = 10 (11/02-18:31:38)
いあ@ミル : 予備ダイス2 2D6 → 1 + 4 = 5 (11/02-18:31:50)

ライス [2013/11/02 18:54]

「承知致しました。紹介状を認めましょう」

「此方をお持ちください。  伯爵は明後日に視察にいらっしゃる予定でした。  ですが、状況が状況だけに急いだ方がいいのかも」

急がれる場合はウィッケン氏に事情を説明すると宜しいでしょう。 司祭は商人ギルドの場所を教えてくれた。 

「怪我人の治療についての手配をはじめ、このようなことまで、ありがとうございました。早速御領主の所にお伺いして、現状を報告させていただきます。」

司祭から紹介状を受け取り、ウィッケン氏の所に行き、紹介状を見せて、馬を借りて、伯爵の元へ向かった。

館の衛視に紹介状を見せ、伯爵のお目通りを得て、

「お目通りを得たことを感謝します。私は、オランの役所に所属するライスと申します。また、同所の賢者の学院の構成員でもあります。

ご多忙のところの突然のお目通り大変恐縮ですが、この度、賢者の学院の用務にてエリオールの地を訪れたところ、彼の地の広場に星が落ちてまいりました。

たまたまその場に居合わせた私どもの呼びかけにより、広場にいた人々は速やかに避難を行うことができたため、ほとんど被害は出ておらず、また、けがをした者もファリス神殿などの多大なご尽力により癒されつつあります。

そのことだけであれば、わざわざこのようにお目見得を願い出るほどのことではなかったのですが、問題は、その星の中にドラゴンがいたということです。そのドラゴンは、なぜか今は眠っており、また、衛視の方々と共に私の仲間たちがその場で見張っておりますので、人々にすぐに被害を与えるということは無いかと思われます。

しかしながら、このドラゴンがいつ目覚めて動き出すかもわかりません。また、そのドラゴンはどのような意図をもってこの地に降りてきたかもわかりません。

今、この地の賢者の学院のカーリー様も現場に来て頂いておりますが、私どもとしては、早急に何らかの善後策を講じる必要があるかと思っております。

もしお許しいただけるなら、大変お手数のこととは思いますが、御領主自ら現場にご足労願い、状況を把握して頂くというわけにはいかないでしょうか。また、このことについての心当たりなどはございませんでしょうか。」

領主に簡単に状況を報告し、領主自らの御出馬を願い出た。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PL

さて、ライスは一人現場を離れているのであれですが、現場は大変なことになっているようでw、さて、事件は現場で起きているということで、領主に状況を把握してもらうため、領主自らの現場入りを願い出ます。

領主自身は治安維持に熱心なようなので、聞き届けてもらえるかなと踏んでいます。どうかな。

アイナティート [2013/11/03 21:28]
「ワシが"見た"のは断片的な映像じゃ...
 深い森の奥、白樺に囲まれた小さな池、金色の森に戯れる妖精達、
 虹色に輝く針、そして目覚める竜じゃった」
「ふむ......」

 金色の森、それと妖精。個人的に余り好ましくない単語が想起されるな。
 私は基本的に精霊やらの類があまり好きではないのだが。相手すると面倒くさいし。
 大抵のエルフはつまらないしドワーフは頑固、グラスランナーは......うん、面白いな。迷惑かけなければ最高だ。

「まあ、少なくとも竜が目覚める様子は無いがな」

 ぐーすか眠りこけている老竜を視る限り、精霊による干渉を受けてはいないようだ。
 となると、古代語魔術......? 私が知っているものでは、ここまで深い眠りを与えるものは無かったと思うが。かつての文明の産物か?
 しかしまあ、周囲の星の欠片は鉄のようだ。こういった金属は良い材料になると聞くが、集めれば良い金にならないだろうか。
 マークの奴なんかは既に何やら交渉を始めている。その手のことは不得手だし、私は口をだす気はないが。
 と、竜の方ではジュリアに頼まれたらしいカーリー導師の魔法が放たれていた。うむ、流石導師となるだけあって素晴らしい魔法の腕だ。羨ましい。
「すみません、出来ませんでした」
 ――しかし、導師のかけた魔法は効果を発揮しなかったようで、竜はやはり眠り続けている。
 最初はともかく、今は竜の鼾が煩くて鬱陶しくなってきた。やっても起きないようなら殴ってみようか。
「皆さんがこのタイミングで街にいらっしゃったのも何かの巡り会わせ。
 皆さんへは後ほど、正式に依頼を出します。
 どうか一緒に、事態解決の為にお力添えをお願いします」
「うむ......じゃなくて、はい、勿論です」
 
「では、皆さん。一先ず賢者の学院へいらしてくださ...」
ぶっ!

!?
「――――――ッ!?
 おのれ肉達磨め!何をしてくれる......!」

 辺りに漂う異臭に悶絶しつつ、悪態をつく。
 
「カーリー導師。私も風呂に入らせていただきたい、です」
=====================================================
PL:配管
あまり絡めない(´・ω・`)精進せねば
とりあえず学院じゃー場に流されるんじゃー

以下ダイス
配管@アイナティート : 金色の文字と虹色の針 2D6 → 4 + 5 + (5) = 14
少なくとも森は知ってるとして扱いました。
※追記:エルフでボーナス+4とのことですので、達成値は18です。多分虹色の針についても知ってるのかな?


配管@アイナティート : 予備1 2D6 → 6 + 1 = 7 (11/03-16:29:50)
配管@アイナティート : 予備2 2D6 → 6 + 5 = 11 (11/03-16:30:04)
配管@アイナティート : 予備3 2D6 → 3 + 6 = 9 (11/03-16:30:08)

ナリス [2013/11/03 22:11]

ナリスがコスモを責め立てる。

「私はこの子の師です。オランへの進学の斡旋も行いましたの」

ナリスに対し、カーリーは随分とかいつまんだ説明をした。

聞きながらも指は止めない。・・・そろそろめり込みそうだが・・・いや、いける!!

「ほー。そうですか。いや、はは、こんなお美しい方に師事できるとは羨ましい限りですなぁ、こいつめ!」

言いながらさらに指を突き出した

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

いろいろ話あった結果どうやら学院に行くことが決まったらしい。となれば俺もついていかざるを得まい・・・。歩を進めようとしたその瞬間・・・、脳裏に稲妻が走った!!

「では、皆さん。一先ず賢者の学院へいらしてくださ...」

カーリーが踵を返そうとした刹那、

ぶっ!

老竜から、突如豪音が沸き起こる。 尻の近くに居た衛視が、吹き飛ばされて壁に叩きつけられた。 数秒後、強烈な悪臭が広場に充満する。

「見 切 っ た わ ぁ ! !」

素早く身をひるがえし直撃を避けることに成功した!

「――――――ッ!?
 おのれ肉達磨め!何をしてくれる......!」

「カーリーはーん、とりあえず学院ついたら、お風呂貸してくださいー」

・・・護衛対象がくらったのは痛恨のミスだが、これは仕方ない・・・!仕方のない犠牲だったんだ・・・!!

俺は自分にい聞かせた。

****************************************************************************

よし学院に行くか(何事もなかったかのように)

22:35:07 犬屋敷@ナリス 予備3 2d6Dice:2D6[2,1]=3

22:34:48 犬屋敷@ナリス 予備2 2d6Dice:2D6[5,2]=7

22:34:29 犬屋敷@ナリス ダイス予備1 2d6Dice:2D6[1,1]=2

しかし糞みたいなダイスだ・・・

GM [2013/11/12 03:46]

ミルから託された地図を手に、ストレイはギルドへ駆け戻る。

「おお、戻ってきたのか、オランの兄弟」

外の状況についての情報を売りに来たのか、と男は思っている。

「大将、すまねぇな。
 外はえらい騒ぎだぜ。
 ・・で、話の途中だったよな」

「途中?ああ、まあ、確かに」

まさか話をする側になるとは思ってなかったようで、やや男は戸惑った様子だ。

「ソイツはどんなネタで、どこの森に入ったんだ?
 まさか、ただひたすら闇雲にってわけじゃあるまい?」

「ああ、その話ね...それは、結構高いぞ」

男は含みを持たせる。
だが、ストレイが持参したミルの"仕事用"の地図を差し出すと、
態度が一変した。

「ほほう、これは...お前さん達、いい仕事をしてるじゃないか」

エリオールは治安がよい街だし、ギルドは穏健だ。
だが、騒ぎに乗して保護を受けていない界隈に手を出す位の
甲斐性は持ち合わせている。

「この地図と引き換えなら、話をしよう」

男はストレイに着席を促す。

「パレス3兄弟という奴らが居てな...
 腕に見合わないデカ口ばかり叩いているどうしようも無い兄弟だった」

男は溜め息をつく。

「街周辺の遺跡探索に御執心でな、文献漁りや伝承の調査もしていた。
 一攫千金を狙っていたのさ」

「俺達はそれを生温かく見守っていた訳だが、
 消える1週間前後前かな...急にこそこそとし出した。
 さては何か見つけたな...と思って様子を窺った所、
 どうやら具体的な手掛かりを見つけたらしい」

「何かと思って尋ねてみると、
 渋々【12匹のニジマス】と答えやがった」
 
男は乾いた笑いを浮かべる。

「エリオールじゃ有名なお伽話だよ。
 森の奥に【12匹のニジマス】という池がある、
 その池は妖精達の住処で、気に入って貰えれば招待される。
 其処に行けば金の石や金の葉っぱを手に入れられる。
 但し、彼らを怒らせたら二度と帰って来れない。
 ってな...」 

有り勝ちな話だろ?と付け加えた。

「で、結果奴らは帰って来なかった。
 調べた所、本当に森の奥へと踏み込んだようだ。
 猟師も立ち入らない深い領域へな...
 痕跡も途中まで辿れたが、消えてしまっていたよ。
 まるで何者かが"消した"かのようだった」

人為的に消された可能性を、男は示唆する。

「ぞっとしたね。捜索は切りあげたよ」

男は席を立ち、1枚の羊皮紙を持ってきた。

「此方で掴んでいる奴らの足取りを記した森の地図の控えだ」

ストレイの持参した地図を差し出せば、引き換えに渡してくれるだろう。

===================================

【GMより】

大変お待たせしました。長くなるので分割です。
此方はストレイ方面、盗賊ギルドでのやり取りになります。

本文で長く言及してますが、要約すると以下の通りです。
ストレイはミルから預かった「仕事」用の地図を対価として、
情報と森の地図を得る事が出来ました。
この情報は持ち帰って皆と共有する事が可能です。

[ギルドでの入手情報について]

○行方不明になった構成員=パレス3兄弟
 ・ブロッサム・パレス
 ・フォレスト・パレス
 ・カレント・パレス
○【12匹のニジマス】というお伽話に関する何らかの確証を得て、
 森の奥へと向かい、帰って来なかった
○ギルドで捜索隊を出したが、人為的に痕跡を消されているのに気づいて
 危険を察知、捜索を打ち切り。以降件の領域には手を出していない

[備忘録]

○1ゾロ
 アイナティート:2回
 マーク    :1回
○支払い
 アイナティート:60+60ガメル
 ストレイ   :100+60+50ガメル
 ミル     :50ガメル
○収入
 ミル     :120ガメル
○消費
 ミル     :羊皮紙2枚
 ストレイ   :「仕事」用の地図
○入手
 ストレイ   :『星』の破片、森の地図、被害状況の地図
 ライス    :ダンマルク伯爵宛の紹介状

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ストレイ [2013/11/12 19:51]

 渋々【12匹のニジマス】と答えやがった」
「エリオールじゃ有名なお伽話だよ。
 森の奥に【12匹のニジマス】という池がある、
 その池は妖精達の住処で、気に入って貰えれば招待される。
 其処に行けば金の石や金の葉っぱを手に入れられる。
 但し、彼らを怒らせたら二度と帰って来れない。
 ってな...」 

BINGO!

 まるで何者かが"消した"かのようだった」
「ぞっとしたね。捜索は切りあげたよ」
「此方で掴んでいる奴らの足取りを記した森の地図の控えだ」

「ああ、参考になったよ。
 じゃあ、これがお宝の地図だ。
 但し、街の連中も今対策会議をしてる。
 賞味期限付きだからな。」

ミル姐に託された地図を大将に渡し、
引き換えに「森の地図」を受け取った。

「ま、今の段階でそれだけの街の状況を把握している奴はいないだろう。
 街の指導者の腕次第じゃ、会議と並行して調査させてるかもだが。
 早くても、そいつらの情報が集積されて、
 対策がとられんのは、会議の後だろう。

 じゃあ、俺はこれで失礼するぜ。

 ・・・と、あんま弱いもんから巻き上げんなよ」

よしよし、上々だ。
おそらく【12匹のニジマス】とやらが、
ブロードの爺さんが言った池だろう。
何者かに消されたってのが気になるが、
他の連中に調べてもらえれば何か分かるだろう。

えっと、学院は・・。

「よう、勝手したな。
 でも情報は手に入ったぜ」

会議待ちだろうか?
集まっている面々に声をかける。

「聞いてくれ。
 去年、ある伝承を元に森に入って、
 行方をくらませた連中がいる。
 そいつらのネタ元は、
 【12匹のニジマス】ってお伽話らしい。
 妖精の住む池があって、
 そこで金で出来た石や葉っぱが手に入るって話らしい。
 これを見てくれ」

ギルドから手に入れた「森の地図」を広げる。

「ここが件の森、
 そして、ここで連中は消息をたったそうだ。
 曰く、何者かに痕跡を消されたよう、らしい。」

面々を見渡す。

「そこでだ。
 賢者の皆様の手を煩わせるのは心苦しいんだが、
 この街には確か、でかい図書館があるって言ってたよな。
 少し皆で、【12匹のニジマス】に関する文献をあたってくれないか?
 消えた連中も文献や伝承を漁って、
 この話に目をつけたらしい」

頼めるかと目でうったえる。

・・って、アレ?ライスは?
文書館のライスなら楽勝と思ったんだが・・
ま、導師にもなろうかってのが、
これだけ居るんだ。
人海戦術であたれば何か見つかる。

何故か、確信めいたものがあった。
======================
PL
 手に入れた情報を共有し、皆に文献調査を依頼
 何らかの事情で合流できなかったり、
 時系列がおかしければ、
 次の進行でストレイは一回休みということで。

GM [2013/11/17 10:29]

マークはブロード老が『視た』ものについて確認を行う。

「なるほど。『森の奥』『白樺に囲まれた池』『金色の森と妖精』『虹色の針』
 『竜』これらを順番に別々のシーンとして見たって事でいいかい?」

「そうじゃ。映像は断片的に見えた」

マークの推測を、ブロード老は肯定する。

「それと竜について。じーさんが見た竜はあの竜と同一かどうか。
 違う場合は鱗の色とかに相違があったかどうか。」

「ワシには同じ竜に見えた。あの体型は同じように見えたが...
 鱗は同じじゃったな。それは間違い無い」

この問いには、はっきりとそう答えた。

「なあ、じーちゃん、その話って、他の誰かにしたことある?
 てか、いつ頃みたん、その光景?」

ミルはブロード老に投げかける。

「ワシは今しがた『視た』ばかりじゃ。他の誰にも、話しようが無い」

当然とでも言うべき回答が返ってきた。

「具体的な場所、もしかしたら見当つくかも知れへん
 噂程度か、それとも方角場所までか......
 少なくともその場所の存在は、もう流布しとるかも」

「何と!そうなのか」

ブロード老は唸る。

「森の奥に白樺に囲まれた小さな池がある、と考えるとこかね。
 で、その場所に金色の森に繋がる何かがあるのか。
 そこで虹色の針を手に入れて。それがあれば竜が目覚める?」

「金色の森は...葉が黄色くなった木じゃないよなぁ?」

マークとナリスは金色の森と聞いて妖精界の事を思い浮かべた。
アイナティートとミルは森の妖精界である事が分かるだろう。
エリオール近辺の森に、精霊力が特に濃密な場所があると言う事だ。
だが、森妖精のアイナティートでさえ、行った事は無い...
入るにしても、此方から行くには何か条件がある筈だ。

虹色の針はミスリルだろう。
ミルと同じ結論に、マークとアイナティートも達する。
何らかの魔法具の可能性が高い。

「...ブロード爺様の仰る金色の森と言うのは、
 私にも心当たりがあります」

カーリーが話し始める。

「【12匹のニジマス】かも知れませんわ。
 この街では有名な伝承です。実在は確認されていませんが...」

エリオールには規模にそぐわぬ大規模な図書館があり、
近辺の伝承や遺跡についての知識が集積されている。
カーリーも調べた事があったのかも知れない。

「星を召喚できるなら、元の場所に還す術もあったんかねぇ。」

マークの呟きに、カーリーが反応した。

「星を作って星界に上げるとしたら、《移送の扉》の応用でしょうか...
 カストゥールは無限の魔力を用いて今では考えられないような
 事をしていたと聞きます。レックスが実在したのですから、
 竜を封じて星にする事も出来る気がしますわ」

===================================

【GMより】

長らくお待たせしており本当に申し訳ありません...
セージ判定関連だけ分割して先に投下しておきます。
時系列が怪しくなってしまっていたらすみません!

[各種判定及び宣言結果]

○竜の屁の回避:
 ミル5、アイナ7(予備1使用)

 これはフレーバーで任意なのですが(笑)、
 ストレイとナリスは回避成功、アイナとミルは喰らった事にしましょう。
 マークとジュリアはお好きにどうぞ!

○『星』の欠片の<宝物鑑定>:
 マーク13ナリス1ゾロ!(1回目)

 ストレイやジュリアと同様、隕鉄だと分かります。
 ナリスは此処で10点ゲットしたとしましょう、おめです(笑)

○妖精界についての<知識>:
 マーク13アイナ18ミル16(予備1使用)ナリス11(予備2使用)

 物質界と精霊界の狭間に神々によって作られた世界である事、
 妖精達の元々の住処である事が分かります。
 かつては行き来が出来ましたが、現在はその道は閉ざされています。
 
 アイナとミルは、精霊力が特に濃密な場所であれば、
 条件が整えば行き来が可能な事が分かります。
 またブロードが幻視したのが森の妖精界であると分かります。
 妖精界は物質界と時間の流れが違う事も知っています。
 下手に迷い込むと浦島太郎状態になる事でしょう。 

○虹色の針についての<知識>:
 マーク15アイナ15(予備2使用)、ナリス7(予備3使用)

 ミルと同様、ミスリル製の魔法のアイテムでは無いかと思いました。

[備忘録]

○1ゾロ
 アイナティート:2回
 マーク    :1回
 ナリス    :1回
○支払い
 アイナティート:60+60ガメル
 ストレイ   :100+60+50ガメル
 ミル     :50ガメル
○収入
 ミル     :120ガメル
○消費
 ミル     :羊皮紙2枚
 ストレイ   :「仕事」用の地図
 ライス    :ダンマルク伯爵宛の紹介状
○入手
 ストレイ   :『星』の破片、森の地図、被害状況の地図

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GM [2013/11/18 00:30]

老竜の突然の放屁。
位置取りが悪かったアイナティートはもろに直撃を喰らっってしまった。

「――――――ッ!?
 おのれ肉達磨め!何をしてくれる......!」

しかし、恨みの持って行き場が無い。

「カーリーはーん、とりあえず学院ついたら、お風呂貸してくださいー」

ミルもしっかりと喰らってしまった。
盗賊としての勘も、どうやら竜には通用しなかったらしい。
まあ、生命に別状が無いのは不幸中の幸いと言うべきか。

「カーリー導師。私も風呂に入らせていただきたい、です」

しかし、嫁入り前の娘2人が喰らうには或る意味過酷な仕打ちではあった。

「そうですね、後でご用意させて頂きます」

直撃を偶然免れたカーリーは、鼻を押さえながら苦笑いを浮かべる。
一方、

「見 切 っ た わ ぁ ! !」

などと無駄に華麗な身のこなしで屁をかわすナリス。
紳士ならば避けるよりも先に婦人を庇ったら如何であろう、
とその場に居合わせた何人かは思ったかも知れない。
しかし誰も口には出さない。

その陰で、己の幸運をこっそりと喜ぶストレイが居たりする。

「謝ることはない。
 ドラゴンにかけられた魔法は強力なものだろうから仕方ない。
 しかし、貴女の実力は見せてもらった。
 その若さで学院を任されるだけのことはある。
 素晴らしかったよ。」

ジュリアの労いの言葉に、カーリーは微笑む。

「貴方に認めて頂けるなんて光栄ですわ」

老竜を眺めて笑うジュリア。

「良いね。早くこいつが目を覚ましたところを見てみたいよ。」

「ジュリア導師は随分ロマンティストでいらっしゃるのですね」

カーリーは、噂で聞いていたのと違うジュリアの印象に驚いている様だ。

「ですけど、お気持ちは分かります。
 話をすれば、結構分かってくれそうな気がしてしまいます...」

微笑みながら、竜に視線を向ける。
勿論、鼻は押さえたままだ。

***********************************

「ただ、その前に広場近辺の住人へ何らかの対処が必要でしょうか。
 竜に余計なちょっかいを出されても困りますし、この騒音では...」

「まず退避する住人の寝床を今晩までに用意...
 これ、神殿だけでは足りませんよねぇ?」

「ご心配なく。避難した住民用のテントの設営、
 及び城壁外の難民キャンプ周辺への柵の設置を開始しました。
 日没までには作業の目処をつける予定です。
 作業には全神殿及び騎士団、衛視及び商人ギルドと職人ギルドが
 連携して従事しております」

騎士が疑問に対して回答する。
この規模の街にしては驚くべき速度での対応だ。

「色々と出費が発生しますが、ここは一つ工面して頂けませんか。」

「...そうですね」

マークの提案に、カーリーは首肯する。

「確かにマークさんの仰る事には理があります。
 賢者の学院に向かう前に、回収をお願い出来ますか?
 費用は私の権限でお支払い出来ます」

あっさりと案は採用された。

「えーと、そういう事なら
 先に報酬の要望だけ言っとくぜ。
 俺は、コイツだ」

「コイツを集めて作ってほしいものがある。
 鍛冶屋の伝手はあるかい?」

ストレイは報酬について要望を告げる。

「武具職人の伝手ならば、ウィッケンさんを頼れば大丈夫でしょう。
 彼は顔が広い方です、きっとご希望の職人を紹介してくださいますわ」

ストレイの要望も了承される。

「ま、会議で了承取ってくれよ。
 俺は、ちょっと寄りたいところがある。
 さっきの爺さんの話で思い出したことがあってな」

ストレイは安心したのか、そそくさと盗賊ギルドへと向かった。

***********************************

半刻程後、彼はカーリーの話を肯定するような情報を持ち帰る。
それはアイナティートやミル、マークの知識を追認するものだった。

「成る程、そのような事件があったのですね...」

カーリーは頷く。
賢者の学院側では、行方不明人物の把握など行わない。
【12匹のニジマス】について熱心に研究した者も居ない。
少し学識のある者ならば妖精界への扉である事はすぐに分かる。
生命の危険を冒して実証するまでも無いからだ。

「賢者の学院に戻り、文献を調べれば新しい情報を得られるかも知れません。
 マークさんの仰る通り、猟師の方に尋ねるのもよいでしょう。
 年寄りの方も、昔話に詳しいと思います」

危機的ではあるが緊急では無い。
この奇妙な状況が、調査を行う時間的猶予を生み出している。
だが、

ぐえぷっ。

爆風のようなゲップが吐き出され、哀れな衛視が吹き飛ばされる。
立ち込める屁とは別種の匂いに、またしても鼻を塞ぐ羽目になる。

「もう、勘弁してくれぇぇぇぇ...」

或る衛視が心底うんざりした表情で肩を落とした。
人々の精神的な余裕は、あまり無いように思えた...

===================================

【GMより】

なかなか先へと進まず申し訳無いです、分割第2弾です。
これで皆さんの行動宣言全てにレスをしたつもりですが、
もし漏れている場合はお伝えください。適宜修正と追記を入れていきますので。

マークとストレイの要求はカーリーが認めてくれました。
ストレイが盗賊ギルドで入手した情報は今回の進行で共有出来たとします。

次で、場面を進めますね。今度こそ...

[『星』の欠片の回収について]

参加者各々で2d6と1d6を振り、次回投稿で結果を添付してください。
ちょっとしたボーナスゲームです。

2d6*100ガメル分、報酬(総額)が増減します!
増減は1d6で決定されます。

○1  ...減ります!(ガセを掴ませられた!)
○2?5...増えます!
○6  ...出目*2増えます!(質のよい鉄だった!)

[備忘録]

○1ゾロ
 アイナティート:2回
 マーク    :1回
 ナリス    :1回
○支払い
 アイナティート:60+60ガメル
 ストレイ   :100+60+50ガメル
 ミル     :50ガメル
○収入
 ミル     :120ガメル
○消費
 ミル     :羊皮紙2枚
 ストレイ   :「仕事」用の地図
 ライス    :ダンマルク伯爵宛の紹介状
○入手
 ストレイ   :『星』の破片、森の地図、被害状況の地図

カテゴリを移動します。
「賢者の学院にて」に記事を投下するのでお待ちください。

マーク [2013/11/18 20:20]

>「具体的な場所、もしかしたら見当つくかも知れへん
> 噂程度か、それとも方角場所までか......
> 少なくともその場所の存在は、もう流布しとるかも」

>「何と!そうなのか」

「もうアテを掴んでるのか?素早いねぇ。」

あっちの方のギルド経由かね。

>「...ブロード爺様の仰る金色の森と言うのは、
> 私にも心当たりがあります」
>「【12匹のニジマス】かも知れませんわ。
> この街では有名な伝承です。実在は確認されていませんが...」

「妙な名前の池ですね、そりゃ。」

どういう由来なんだか。

※※※※※

>「ご心配なく。避難した住民用のテントの設営、
> 及び城壁外の難民キャンプ周辺への柵の設置を開始しました。
> 日没までには作業の目処をつける予定です。
> 作業には全神殿及び騎士団、衛視及び商人ギルドと職人ギルドが
> 連携して従事しております」

ホント手際いーな。

>「確かにマークさんの仰る事には理があります。
> 賢者の学院に向かう前に、回収をお願い出来ますか?
> 費用は私の権限でお支払い出来ます」

「ありがとうございます。
 では、さしあさって必要になる食料やら薪やら。
 正規の値段で買うと言えばスムーズに調達出来るのでは。」

騎士達も交えてその辺はパパっと打ち合わせとこう。

※※※※※

>「賢者の学院に戻り、文献を調べれば新しい情報を得られるかも知れません。
> マークさんの仰る通り、猟師の方に尋ねるのもよいでしょう。
> 年寄りの方も、昔話に詳しいと思います」

ストレイが手際よく持ち帰った情報から
おおよその場所はわかりそうだ。
後は・・・池の妖精に気に入って貰うにはどうするか、とか。
伝承が残ってるんだから無事に戻ってきた奴もいるはずなんだが。

「どーする、ジュリア。聞き込みの方に誰か回って貰うか?書物苦手って人とか。」

もし、まだ存命の生還者がいれば生の情報を聞ける。

「時間に余裕があるなら並行してやる事もないんだけど・・・」

>ぐえぷっ。
>「もう、勘弁してくれぇぇぇぇ...」

「・・・早いに越した事はないからね。」

※※※※※

さて、避難やら神殿との連携やらで動いてたライスは
どこに行った、と足取りを追って訪ねてみると。

「伯爵のところに?」

既に次の行動を起こしてたようだ。フットワーク軽いなー。
こういう分野はむしろ本職なんかね。

「これで伯爵が予定を繰り上げてこちらへ来るなら是非もなし。」

こういう時はトップの有る無しで作業効率が違う。
護衛を兼ねた人手もいくから連れて来るだろうし。
もうライスが伯爵の元に向かってるなら
早けりゃ明日にはここへ着くかもしれんね。

「こっちは池へ出発出来るだけの情報を集めておくか。」

書物を調べるなら・・・やはり12匹のニジマスと言う奇妙なネーミング。
この由来が何かしらのヒントになり得る気がする。
聞き込みをするならやっぱり猟師が狙い目だよなぁ。
その中でもベテラン、いや既に引退済みのご隠居さんのがいいかも。
カーリー師も言う通り、年配者の方が可能性は高い。

PLより----------------------------------------------

頑張れ衛視、負けるな衛視。

ライスの動向については神殿の人やらに聞いて辿ればわかるかな、
と思って最後らへんの描写ですが。
これ、不都合ありましたら消しますので言ってください。

12匹のニジマスについて情報収集は文献or聞き込みorその他。
聞き込み行くよーって人います?
いなさそうならマークがそっちに回ります。
どちらにしても調査方針は最後に考えた通り。

以下は星の欠片回収ダイス

悪根@マーク : 星の欠片2d 2D6 → 2 + 5 = 7 (11/18-12:55:13)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 星の欠片1d 1D6 → 5 = 5 (11/18-12:55:33)

700G+という無難な結果。

以下は予備ダイス

悪根@マーク : 予備ダイス1 2D6 → 5 + 4 = 9 (11/18-12:55:56)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備ダイス2 2D6 → 6 + 5 = 11 (11/18-12:56:09)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備ダイス3 2D6 → 5 + 5 = 10 (11/18-12:56:26)

何かよく見るとGMレスがもう一つ残ってるっぽいけど
ヒャァ我慢できねぇと投下。

ストレイ [2013/11/18 22:06]

マークさんの仰る通り、猟師の方に尋ねるのもよいでしょう。
年寄りの方も、昔話に詳しいと思います」

「どーする、ジュリア。聞き込みの方に誰か回って貰うか?書物苦手って人とか。」

「あー、じゃあ、俺、言ってくるよ。
 文献調査じゃ、出番ねぇし。
 漁師の寄り合い所みたいなもんはあるかい?」
カーリーに道を尋ねる。

「時間に余裕があるなら並行してやる事もないんだけど・・・」

ぐえぷっ。

「・・・早いに越した事はないからね。」

「ふぉうはな(そうだな)。」
鼻をつまみながら、広場を後にした。

・・
・・・。

「・・ってわけで、
『12匹のニジマス』について調べてるんだ。
 何か噂でも聞いたことないかい?
 例えば、何か守り人がいるとか、
 出来れば見て帰ってきた人間の話とか」

猟師の中でも出来るだけ昔のことを知ってそうな
年寄りを見つけて声をかけたが、
聞こえてんのかな。この爺さん。

「それか、これを見てくれ」

森の地図を広げる。

「この地形に見覚えはないか?
 件の地・・と思われる場所なんだが。
 『12匹のニジマス』に関してじゃなくても何でもいい、

 噂でも聞いたことないか?」

ま、情報がでようがでまいが、
行くしか無いが。
***************
大体、文献調査が終わりそうな時間を見計らって
学院に戻った。

「うーん。
 情報は、こんなもんか?
 じゃあ、とりあえず行ってみるか」
どうする?とジュリアに視線を送る。
=====================
PL
 欠片回収は危なかったですが、
 武器作成分くらいは拾えた様子。
 情報を共有しあったら、
 早速、出発しようと提案します。

 

(11/20追記)

 聞き込みに『ニジマス』に関わらなくても、

 地図の地形から思い当たることがないか

 という質問を追加しました。

* ストレイさんが退出しました。
21:31:59 ストレイ 予備 2d6 Dice:2D6[4,3]=7
21:31:50 ストレイ 予備 2d6 Dice:2D6[5,4]=9
21:31:41 ストレイ 聞き込みってか予備 2d6 Dice:2D6[2,4]=6
21:31:17 ストレイ 回収ダイス 2d6 Dice:2D6[3,5]=8
21:30:57 ストレイ ボーナスダイス 1d6 Dice:1D6[2]=2
* ストレイさんが入室しました。

GM [2013/11/21 10:31]

ストレイは情報収集の為に猟師の元へと向かう。
猟師達はギルドのサロンに詰めている所を容易に発見出来た。
この街はギルドがしっかりと構成されているようだ。

「・・ってわけで、
『12匹のニジマス』について調べてるんだ。
 何か噂でも聞いたことないかい?
 例えば、何か守り人がいるとか、
 出来れば見て帰ってきた人間の話とか」

「『12匹のニジマス』かあ...」

猟師の1人が呟く。

「俺達がガキの頃から爺ちゃん婆ちゃんから伝えられてきた話だな。
 白樺の木に囲まれた、小さな小さな池だって聞いたが...
 実際見た事ある奴は、いねえなあ」

「守人かどうかは分からないが、虫みたいな羽を生やした小人を
 見た、って話はたまに聞くな」

「だけど探しても見つからないんだよなあ、不思議な事に」

猟師達は口々に話を交わし合う。

「それか、これを見てくれ」

ストレイは地図を広げる。

「この地形に見覚えはないか?
 件の地・・と思われる場所なんだが。
 『12匹のニジマス』に関してじゃなくても何でもいい、

 噂でも聞いたことないか?」

「この辺りかあ!森の中でも迷い易くて危険な場所だってんで、
 立ち入りを禁止されてる界隈だぞ。
 しかも、化け物が出るんだよ、化け物が」

「ゴブリンだろ?」

「そうそう!ゴブリン。見つけたら逃げろ、って話だ」

「迷い込むのが怖くて領主様も兵は出せない、って言ってたよな」

更に、こういう話が出てきた。

「ああ、そうだ!亡くなったヨッペ爺さんが言っていたっけ。
 確か『森の精が迷わせてる』とか何とか!
 あの人、精霊と話が出来たんだよな」

===================================

【GMより】

ストレイの情報収集パートについてレスを返しておきますね!

[入手した情報]

○『12匹にニジマス』は、白樺の木に囲まれた小さな池らしい
○虫みたいな羽を生やした小人と遭遇した話がちらほら出ている
 →<怪物判定>目標値12でピクシーだと分かります
○パレス3兄弟が行方不明になった領域は代々立ち入り禁止
○近くでゴブリンを目撃するが、討伐隊は出されていない
 →<怪物判定>目標値5で判明。ストレイは既知ですよね!
○シャーマン技能持ちの故ヨッペ爺さんの話では、
 立ち入り禁止区域には《メイズ・ウッズ》がかかっている可能性有り。

[備忘録]

○1ゾロ
 アイナティート:2回
 マーク    :1回
 ナリス    :1回
○支払い
 アイナティート:60+60ガメル
 ストレイ   :100+60+50ガメル
 ミル     :50ガメル
○収入
 ミル     :120ガメル
○消費
 ミル     :羊皮紙2枚
 ストレイ   :「仕事」用の地図
 ライス    :ダンマルク伯爵宛の紹介状
○入手
 ストレイ   :『星』の破片、森の地図、被害状況の地図

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アイナティート [2013/11/21 11:55]

マークと老人が先の情景について話し合っている。竜を見た、だったか。

「ワシには同じ竜に見えた。あの体型は同じように見えたが...
 鱗は同じじゃったな。それは間違い無い」
「ふむ、あんなものを見間違える方が難しいし、ご老体の見たものはおそらくあの竜で間違いないだろう」
 そして金色の森......故郷の爺婆どもが言っていた、森の妖精界という奴かもしれんな。
 私は行ったことがないが、感情面では行きたいとも思えんな。学術的興味を別にすればだが。
 虹色の針というのは面白そうだ。貴重極まりないミスリルで、おまけに魔道具かもしれん。素晴らしい価値がありそうだ!
「具体的な場所、もしかしたら見当つくかも知れへん
 噂程度か、それとも方角場所までか......
 少なくともその場所の存在は、もう流布しとるかも」
 ミルは物知りだな、盗賊ギルドの伝手だろうか。
「...ブロード爺様の仰る金色の森と言うのは、
 私にも心当たりがあります」
「【12匹のニジマス】かも知れませんわ。
 この街では有名な伝承です。実在は確認されていませんが...」
 と、導師が話し出す。
 ふむ、金色の森を想起させるような伝承があるのか。調べれば色々出るかもしれんな。

△▼△▼△▼△▼△▼

 で、あの肉達磨が私の不快指数を急激に上昇させたしばし後、ストレイの奴がギルドから情報を持ち帰ってきた。
 なんでも件の伝承をもとに森に入った者が消え去ったらしい。妖精界に迷い込んだのか、あるいは魔物に消されたか。
「そこでだ。
 賢者の皆様の手を煩わせるのは心苦しいんだが、
 この街には確か、でかい図書館があるって言ってたよな。
 少し皆で、【12匹のニジマス】に関する文献をあたってくれないか?
 消えた連中も文献や伝承を漁って、
 この話に目をつけたらしい」
「うむ、少しではあるが私も力になろう。任せるが良い」
 主に私以外に、となりそうだが。

 ちなみにその後、私の不快指数は再度急上昇した。怒耳天を衝く有り様を抑える気にもならん。

「ぐぬぬ......あのブヨ肉め、どうにかして寝ている間に始末できないか?」

 だから、私が思わず呟いたとしてもだれも責めはすまい。
 勘違いして欲しくないのだが、私は学術的興味としては殺したくないぞ。単に短期的な怒りがそれを上回っているだけだ。本当だぞ。


===============================

PL:配管

ふぁっきん肉ドラゴンのげっぷ。アイナは死ぬ。
絡みきれぬどころか能動的な活動をしていないような......

※だいす
配管@アイナティート : 星ひろい 2D6 → 2 + 3 = 5 (11/21-11:52:15)
配管@アイナティート : 増減 1D6 → 5 = 5 (11/21-11:52:21)

この場合は500ガメル増える、でいいのかしら

ジュリア [2013/11/21 12:53]

>「ジュリア導師は随分ロマンティストでいらっしゃるのですね」


「『ジュリア』で良いよ。」


微笑んで答える。


本当にそうかは自分ではわからないが、ロマンティストという響きは悪くなかった。


>「ですけど、お気持ちは分かります。
> 話をすれば、結構分かってくれそうな気がしてしまいます...」


この外見で女好きだと最悪だが、それでも、私達の知らない世界を見てきたはずだ。
欠片でも、知りたい。
早くこいつと話が、したい。


※※※


>「どーする、ジュリア。聞き込みの方に誰か回って貰うか?書物苦手って人とか。」
>「時間に余裕があるなら並行してやる事もないんだけど・・・」
>ぐえぷっ。
>「もう、勘弁してくれぇぇぇぇ...」
>「・・・早いに越した事はないからね。」


「...そうだな。」


笑ってばかりもいられない。


「私は文献をあたろう。
 聞き込みは希望者で良いのではないか?
 我々だけではなく学院も人員を割いてくれるだろうし。」


【12匹のニジマス】ねえ...。


***


ジュリ@PL;


ダイス
ついに1ゾロが...。

12:29:58 ジュリ@ジュリア 予備3 2d6 Dice:2D6[1,6]=7
12:29:42 ジュリ@ジュリア 予備2 2d6 Dice:2D6[3,4]=7
12:29:24 ジュリ@ジュリア 予備1 2d6 Dice:2D6[1,1]=2

12:29:02 ジュリ@ジュリア 増減 2d6 Dice:2D6[3,1]=4
12:28:26 ジュリ@ジュリア 報酬 2d6 Dice:2D6[4,3]=7

12:27:56 ジュリ@ジュリア 妖精界 2d6+8+4 Dice:2D6[6,3]+8+4=21

18:48:08 ジュリ@ジュリア 12匹のニジマスセージチェック 2d6+8 Dice:2D6[3,6]+8=17

ナリス [2013/11/21 23:00]

最初はゴミ同然と持っていた星の欠片。

しかし仲間から『星』の欠片の価値を知らされてからの俺の行動はまさに迅速といっていいだろう。

「ひゃっはー!」

両手いっぱいに星の欠片をかき集めた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「具体的な場所、もしかしたら見当つくかも知れへん
 噂程度か、それとも方角場所までか......
 少なくともその場所の存在は、もう流布しとるかも」

「何と!そうなのか」

ブロード老は唸る。

「森の奥に白樺に囲まれた小さな池がある、と考えるとこかね。
 で、その場所に金色の森に繋がる何かがあるのか。
 そこで虹色の針を手に入れて。それがあれば竜が目覚める?」

「金色の森は...葉が黄色くなった木じゃないよなぁ?」

「ふむ・・・そりゃ妖精界のとこかね?」

妖精界かとは、神様が作ったといわれる世界のことだ。もしかしたら

今回はそこが冒険の舞台なんかね?

「...ブロード爺様の仰る金色の森と言うのは、
 私にも心当たりがあります」

カーリーが話し始める。

「【12匹のニジマス】かも知れませんわ。
 この街では有名な伝承です。実在は確認されていませんが...」

「まぁ、伝承とはいってもそのもとになる話は絶対にあるし。手がかりはそれしかないっぽいしにゃー」

袖をまくる。

「護衛の依頼の範囲外だけんど、この際、そんなことも言ってられんしねー。俺ちゃんも

調査を手伝っちゃるわ」

にかっと笑った

?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とりあえず【12匹のニジマス】についてしらべますー。

?

23:24:35 犬屋敷@ナリス 【12匹のニジマス】セージチェック 2d6+4Dice:2D6[3,3]+4=10

23:14:24 犬屋敷@ナリス 『星』の欠片 1d6Dice:1D6[5]=5

23:13:53 犬屋敷@ナリス 『星』の欠片 2d6Dice:2D6[3,3]=6

* 犬屋敷@ナリスさんが入室しました。

?

?

?

ミル [2013/11/22 00:15]

 
衝撃が身体を貫いた
爆風?
異臭!

「――――――ッ!?
おのれ肉達磨め!何をしてくれる......!」

「......アイナ、忘れよう」

同じく直撃を受けたアイナの肩をぽんぽんたたく

「見 切 っ た わ ぁ ! !」

「自分は仕事せぇ!」

いち早く護衛対象をほっぽって自慢の快足を発揮したナリスに、ウチはおもいっきし裏拳でツッコミ入れた

「おなごの盾にもならん奴が、モテようなんて10年早い!」

まったく......すんげぇええ笑顔しよってからに、この男だきゃ
 
 
ブロードじーちゃんの話はいろいろ気になる話を示唆してた
金色の森、とくれば妖精界か

虹色の針というのは面白そうだ。貴重極まりないミスリルで、おまけに魔道具かもしれん。素晴らしい価値がありそうだ!

同じ予想を立てたアイナの言葉に頷く

「じーちゃんの幻視も入れるともしかして、その針でこのドラゴンはんつっつけば、目ぇさましてくれはるかも?」

どうも今回のキモになるっぽい、ミスリルの針
かくて研修は冒険となる、てか

妖精界、金色の葉、12匹のニジマス

ふと、メルマモリムとの思い出が頭をよぎった
耳飾りの羽根に、そっと手を触れる
そいから、いつか乗った天馬の背と、吹き抜ける風の記憶

「あんときに続いて、ジュリア好みの冒険になりそやな?」

顔をのぞき込んむ
うん、ナリスとは違う方向で、ええ顔してる

ジュリアがロマンチスト?
何を今更
ロマンのために学院入って冒険者やってんやないかってくらいや、この変わり者の森妖精
 
 
 
さて、気になる星のかけらについてやけど、マークがうまいこと言うて金目の話にしてくれた
わーい!

 賢者の学院に向かう前に、回収をお願い出来ますか?

「合点!」

みんなで拾う、拾う
無報酬やと思うとったけど、いきなり収入が転がり込んできたし
こりゃ存外早く借金返せるかな?

「ま、会議で了承取ってくれよ。
 俺は、ちょっと寄りたいところがある。
 さっきの爺さんの話で思い出したことがあってな」

お宝拾い終わったあと、ストレイが早速動く
行き先は......言わずもがな
頼むで野良犬

全てが順調
そうやと思うてた
その音を聞くまでは

ぐえぷっ。

再び吹き飛ぶ人が数人
今回は直撃免れたけど

「もう、勘弁してくれぇぇぇぇ...」

「......解決したら、報奨金出るかなぁ」

2種類の異臭にまみれたウチは、遠い目で現実逃避を図った
 
 
 
ライスは伯爵のとこに行ったらしい
ふむふむ、ライス次第じゃそっちからも報酬が期待できるか
濡れ手に粟かな
街の人にゃ災難やろけど、ドラゴンはん様々かも
......いやまて、あの直撃があるからなぁ

「ぐぬぬ......あのブヨ肉め、どうにかして寝ている間に始末できないか?」

「......気持ちはわかるけど、勝てへんから」

どうどう、アイナ

せやけど手際ええなぁ、みんな
......いまんとこナリス以外は

ま、万が一荒事になったときゃ剣士の腕前で盾になってくれれば......ちょいまて、ナリスのスタイルは俊足快足......

「ナリス、信じてっからな?」

大丈夫、きっと目の前で華麗なディフェンス決めてくれると信じよう
 
 
 
賢者の学院に着いて一番、風呂借りて、そいから今後の対応決める話に参加する

「こっちは池へ出発出来るだけの情報を集めておくか。」

文殊の知恵には充分な人数で、相談

聞き込み、文献調査、いろいろ
ウチは......やっぱり伝承の本あさるかなあ
ここの図書館、蔵書の量半端ないし
これも研修のうちってことで

「12匹のニジマス、ニジマス......と」

暫し図書館をうろうろうろうろ

「護衛の依頼の範囲外だけんど、この際、そんなことも言ってられんしねー。俺ちゃんも調査を手伝っちゃるわ」

「ああ、んじゃそこの本とってきて
 ちょっぱやで、あと、それと、それと、そこの本も」

うかつなこと言ったのをこれ幸いとばかりに、ナリスをこき使ってみる
うーん速いっ
 
 
 
しばらくしてから、ストレイ帰還
情報うまいこと聞き出せたかな
本をめくる手を止めてストレイのとこに行くと......

「聞いてくれ。
 去年、ある伝承を元に森に入って、
 行方をくらませた連中がいる。
 これを見てくれ」

地図!
予想以上の戦果!

「BINGO!」

ストレイの手を持ち上げて、ハイタッチ!

続いて漁師からの聞き込みまで持ち帰ってくる
その内約は、これまた具体的な情報わんさか
この野良犬、ええ仕事っぷりや
エイティはんたちへの報告もはかどるな、こりゃ

せやけど、ゴブリンかあ
うーん、そんだけならこの面子やったら瞬殺できるけど『森の精が迷わせてる』てのが気になる
文献で出ればええのやけど

ぺらぺらとさらに本のページをめくる
そうしてできる限りの情報を集めて......

 じゃあ、とりあえず行ってみるか」

ストレイの提案

「賛成、本飽きたー!」

読んでた本を投げ出して、ウチはぱたぱたと手を挙げた
この人数や
図書館で集めることができる情報は、もうきっと満杯
ライスが戻って伯爵はんからのアプローチがあれば、なお最高

あとは出たとこ勝負

いつものことさ

--------------------------------------------------------

星のかけら回収ダイス
2D6のほう
いあ@ミル : 星のかけらを拾ってみよう2D6 2D6 → 3 + 3 = 6 (11/22-00:39:36)

1D6のほう
いあ@ミル : 星のかけらを拾ってみよう1D6 1D6 → 3 = 3 (11/22-00:50:46)

図書館文献調査
技能はセージかな
とりあえず2D6だけ振っておきますね!
いあ@ミル : 図書館文献調査 2D6 → 5 + 5 = 10 (11/22-01:19:23)


以下、予備ダイスです
いあ@ミル : 予備ダイス1 2D6 → 1 + 2 = 3 (11/22-01:19:45)
いあ@ミル : 予備ダイス2 2D6 → 2 + 2 = 4 (11/22-01:19:57)
いあ@ミル : 予備ダイス3 2D6 → 2 + 5 = 7 (11/22-01:20:10)

うわあ......ダイス目暴落......