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森の妖精

GM [2013/12/06 21:46]

冒険者達は深い森の中へと足を踏み入れた。
猟師達も近寄らない森の深遠へ、人のモノならざる領域へ。

ナリス、ストレイ、コスモは野伏としての技量を発揮し、
ジュリアとアイナティートは水を得た魚のように生き生きと動いた。

精霊力の異常を頼りに進んで行く。
ジュリアとアイナティート、ストレイには容易に感知出来たであろう。
進めば進む程、濃密になっていくエントの気配を。

***********************************

森の最奥へと進んで3日後の夜。
パレス3兄弟が消息を絶ったとされる界隈に辿り着く。

其処は、余りにも静かだった。
精霊使いの3人には分かる。
此処から先は、《迷いの森》がかかっていると。

それと、小さき精霊スプライトの力を感じる。
ここ1日、散発的に感じていたのがより明確に感じる。
森の妖精が来ているのだ。

『...森の同胞達、人間をそんなに引き連れて物騒ですね。
 一体この場所に何のようですか?』

やがて、冒険者達の眼前に、1人のピクシーが姿を現した。
言葉ぶりからすると、それなりの年齢のように見受けられる。
だが、彼女の見た目は背中に蝶の羽が生えた少女であった。

『ここは人間の場所ではありません。魔術師なら尚更です。
 本来はお引取り頂く所ですが...』

仲間達は姿を消した状態で待機しているようだ。
それが何人か、それとも何十人かは分からない。

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【GMより】

一気に場面転換して森の妖精、ピクシーとご対面です!
いつもなら《インビジビリティ》で姿を隠したまま、
イタズラなり嫌がらせをしてお引取りをして頂いているようですが、
エルフであるジュリアとアイナが居るので正面から話をしてくれています。

ピクシーは精霊語で話しかけてきます。精霊語超便利(笑)
自動翻訳発動で結構ですので、皆さん事情の説明をお願いします!

[各種判定結果]

今回は無し(アイナの予備ダイスは破棄とします。ごめんなさい!

[備忘録]

○1ゾロ
 アイナティート:2回
 マーク    :1回
 ナリス    :1回
 ジュリア   :1回
○支払い
 アイナティート:60+60ガメル
 ストレイ   :100+60+50ガメル
 ミル     :50ガメル
○収入
 ミル     :120ガメル
 追加報酬   :総額3900ガメル
○消費
 ミル     :羊皮紙2枚
 ストレイ   :「仕事」用の地図
 ライス    :ダンマルク伯爵宛の紹介状
○入手
 ストレイ   :『星』の破片、森の地図、被害状況の地図、竜の鱗
 ジュリア   :竜の鱗
 アイナティート:竜の鱗

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ストレイ [2013/12/06 22:21]

『ここは人間の場所ではありません。魔術師なら尚更です。
 本来はお引取り頂く所ですが...』

ん?・・魔術師なら?
ルミナスってのは魔術師だったんじゃ・・
単に蛮族にやられたって訳じゃないのか?

『畏み、畏み』
膝をついて礼を取る。
『我ら、故ルミナスの愛でし地の街より来る者なり。
 昨今、街に星落ち、中より古竜いできたり。
 この竜、かつて故ルミナス憐れみて封ずる竜なり。
 街の者、混乱の極み。
 助力給もう。
 いずれ古龍討たれるべし。これ、故ルミナスの本意ならず。
 目覚めの針、貸与え給え。』

少し目を上げ妖精の様子をうかがう。
ええい、ままよ。

『重ねて乞う。
 古竜、この森へ匿い給え。
 眠りの針、目覚めの針、人の世に在ってはならざる物なり。
 我、覚ゆ。森の精、古竜ともにこれを守りたれば、
 いと安らかなり』

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PL 全部しゃべっちゃったので相談に上げた意味が無いですが、
   何か不本意なこと話してたら、スミマセン。
   (フォロー、よろしくです(^^;

   自動翻訳ON!

アイナティート [2013/12/07 17:46]
「ああ、嫌だ嫌だ。私はあまり精霊魔法が好きじゃないんだが」

 軽快に森のなかを歩みつつ、そんなことを呟く。
 いやまあ、こうも楽々森歩きができるのも彼奴らのおかげという面はあるのだけれど。
 実際精霊力の探知とか暗視とかは便利だ。いまもエントの力を強く感じているし、それが目的地への道標たるであろうことも分かる。
 それでも単純に魔法を使うという面で考えたとき、自分以外の助力がなければ扱えないというのは気に入らないのだ。なんとなくな。

 とまれ、どうにもけったいな精霊力の歪みを追いつつ早数日。ようやくひとまずの目的地であろう《迷いの森》の境界に辿り着いた。
『...森の同胞達、人間をそんなに引き連れて物騒ですね。
 一体この場所に何のようですか?』
 と、我々の前に現れたのは妖精の一種、ピクシー。妖精のわりに落ち着いてる気がする。偏見だが。
『ここは人間の場所ではありません。魔術師なら尚更です。
 本来はお引取り頂く所ですが...』
『まあ、それは分かっている。魔術師なら尚更、というのもかつての魔術師どもの仕打ちを思えば当然だ。
 人に来てほしくないからこのような術をかけているのだろうし、済まないな』

 適宜相手の弁を翻訳しつつ、事情の説明を始めようとすると、ストレイが膝をついた。
『畏み、畏み』
『我ら、故ルミナスの愛でし地の街より来る者なり――』
 なんと、貴族相手でもあの態度だったストレイが!などと妙な感動を覚えつつ、私も事情説明に回る。
 というかなんだその大仰な言い回し。私が知らないだけで妖精に話すのはああいうのが基本なのか?
『要するに、心優しき付与術師ルミナス......知っているか?
 とにかくそのルミナスが【永遠の眠りをもたらす針】で眠らせたと思わしきドラゴンが、あっちの街に落ちてきてしまってな』
『温厚で優しく、太っちょで多分泣き虫のそのドラゴンが街で眠り続けているわけだが、人間は彼を恐れてしまう。彼を討たんとするかもしれんのだ。
 私としてもそれは好ましからざる結果でな。可能であれば【永遠の眠りから解き放つ針】であ奴を起こして、良ければこの森に住まわせてやって欲しいのだが、如何か?』

 これで十分かは分からないが、まあ足りない部分はストレイかジュリアが何とか言ってくれるだろう。
 大雑把に任せつつ、私は口を閉じて妖精たちの反応を見守ることにした。

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PL:配管
というわけでぺちゃくちゃ説得。
余計なこと言ってないよな......多分。

ミル [2013/12/08 10:43]

森の中は濃かった
野伏せできる面子や、森妖精で、ここが本来の居場所であるジュリア、アイナはするすると進んでいく

「と、と、先が見えん?
 うわっと! 足ひっかかった! うわ!」

一方ウチときたら、この濃い森であたふたするしかあれへんときた
それでもストレイの地図で進むことはできて、ヤットコサバカ三兄弟が消息を絶った場所へ到達

精霊組からは『ウッズ・メイズ』がかかってると言われた場所

「ん?」

ひらひらと
ふわふわと

こりゃなんだっけ......、あ、ピクシーか!
マークと一緒やった冒険で見かけたな、確か

 『...森の同胞達、人間をそんなに引き連れて物騒ですね。   一体この場所に何のようですか?』

「物騒なんてとんでもない
ほら、手ぶら?」

偽装したフレイルは腰にくくりつけ、手のひらをひらひらさせる
パリィパリィ有難ぇ

ストレイが膝をつく
ん?
なにすんの?

続いて、厳かな空気でつむぐ言葉
なんかいつもと雰囲気違うな
かっこええ
アイナも驚いて見てる

「なんや? 何て言うてるんや、ストレイは」

ジュリアに通訳を頼む

>『畏み、畏み』

から始まるその言葉は、そのまんま詩に使えそうやった
ふむふむ、カーリーはんにGOサイン出すとき、付け加えよう

ウチはこの先もいろいろ詩に紡ぐことができるよう、周囲やピクシーの様子を逐一憶えておくことにした

続けて、アイナもピクシーに語りかける
こちらも流々ととした綺麗な韻
時折、ルミナスって言葉が聞こえてくるな
付与魔術師にして、統治者にして、お人好しで滅んだルミナス
なんか親近感湧く

うーん、今度は言葉の勉強でもしてみるかなあ
なんてっても精霊後は、響きが綺麗や

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うむむむ
森の中ではやることないっ
妖精組と精霊組にまかせます!

てか、言うことはもうストレイ&アイナ達が言ってるので、ミルからは、足すところはないかな
周囲の風景、ピクシーとの言葉の記憶に専念します

自動翻訳ですが、ジュリアに逐一聞いている、という体でお願いします

ナリス [2013/12/08 20:35]

通行の邪魔になる草木を掻き分け、かつ後ろの護衛対象がとおりやすいようにしてやる。

「と、と、先が見えん?
 うわっと! 足ひっかかった! うわ!」

「・・・大丈夫かい、姐さん。俺ちゃんの後ろを通るといいよ」

その、あわててるさまを見て笑みを浮かべた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『...森の同胞達、人間をそんなに引き連れて物騒ですね。
 一体この場所に何のようですか?』

目の前に妖精が現れた。仲間によればピクシーというらしい。

敵意は・・・ないかもしれんが念のため、ストレイと姫さんの後ろに立ちほかのやつらは俺より下がらせる。

いざとなれば盾になるためだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

護衛任務は遂行する・・・

?

?

ジュリア [2013/12/11 20:11]

ああ、森の空気は心地良い。
次第に濃くなるエントの気配。
ここは人ならざる者の地。


3日も経った夜、ピクシーが姿を現した。


>『...森の同胞達、人間をそんなに引き連れて物騒ですね。
> 一体この場所に何のようですか?』


同胞と言ってくれたのが嬉しかった。
融通が利くかもしれない。


>『ここは人間の場所ではありません。魔術師なら尚更です。
> 本来はお引取り頂く所ですが...』


その時


>『畏み、畏み』


ストレイ...、なんと良い人間なのだろう。
彼がこのように敬意をはらっているのだ。
願いを聞き入れてくれ、ピクシー!


>「なんや? 何て言うてるんや、ストレイは」


「うん?あれはな、ごにょごにょ」


ピクシーとの会話に水を差さない程度の声で通訳する。


ナリスがさりげなく我々をさがらせた。
護衛の任は忘れていないと言うわけか。
話し方を聴いていると物腰柔らかい人間なのだが、頼りがいのある奴だな。


『君たちにはメリットのない取り引きで申し訳ないが、この森の懐の深さなら古竜の一匹くらい、どうってことないだろう?
 ちなみにこのような竜だ。
 もしかしたら、知っているのではないか?』


私はクリエイトイメージで、あの不運な竜の姿を作り出した。


***


ジュリ@PL;


皆いい奴だなあ。


ダイス
20:22:00 ジュリ@ジュリア クリエイトイメージ 2d6+9 Dice:2D6[5,2]+9=16

マーク [2013/12/13 05:54]

「旗色が悪かったらゴブリンが近所を彷徨いてる事について
 不都合ないかは一応、聞いといて。」

これは妖精と直接話す連中へ。
精霊語・・・興味はあるんだけどね。

「それと伯爵、人族側のこの地の主と連絡が取れる点もアピール出来る。
 こっちがそういう立場の人間だと知れば向こうが出来る要求も出てくるからねぇ。」

俺はどうしても人間の商人としての価値観に引きずられる。
人と価値観が違う妖精との交渉は色々と不安だ。

※※※※※

ジュリアが竜の幻影を創り出す。
・・・いい出来なんでないの、これは。

「なお、この竜を覆っていた星の一部がこれです。」

持って来た星の欠片を示す。

「これがルミナスの志に沿って動いている事を示す一端となれば良いのですが。」

さて、どーか。

PLより----------------------------------------------

伯爵から何らかの約束を取り付けれてたらそれも提案かなー。

GM [2013/12/13 20:09]

アイナティートはぶっきらぼうに言う。

『まあ、それは分かっている。
 魔術師なら尚更、というのもかつての魔術師どもの仕打ちを思えば当然だ。
 人に来てほしくないからこのような術をかけているのだろうし、済まないな』

『謝る必要はありません、森の同胞。
 貴女が悪い訳では無いのですから...』

彼女なりの誠意というものを、感じてはいるようだ。

『畏み、畏み』

ストレイはいささか謙った物言いをする。

『我ら、故ルミナスの愛でし地の街より来る者なり。
 昨今、街に星落ち、中より古竜いできたり。
 この竜、かつて故ルミナス憐れみて封ずる竜なり。
 街の者、混乱の極み。
 助力給もう。
 いずれ古龍討たれるべし。これ、故ルミナスの本意ならず。
 目覚めの針、貸与え給え。』

『重ねて乞う。
 古竜、この森へ匿い給え。
 眠りの針、目覚めの針、人の世に在ってはならざる物なり。
 我、覚ゆ。森の精、古竜ともにこれを守りたれば、
 いと安らかなり』

『私は人間ではありません。
 ですから、そんな言い回しをされると、却って分からなくなります』

ピクシーは苦笑いを浮かべる。

『要するに、心優しき付与術師ルミナス......知っているか?
 とにかくそのルミナスが【永遠の眠りをもたらす針】で
 眠らせたと思わしきドラゴンが、あっちの街に落ちてきてしまってな』

アイナティートが改めて事情の説明を始めた。

『温厚で優しく、太っちょで多分泣き虫のそのドラゴンが
 街で眠り続けているわけだが、人間は彼を恐れてしまう。
 彼を討たんとするかもしれんのだ。
 私としてもそれは好ましからざる結果でな。
 可能であれば【永遠の眠りから解き放つ針】であ奴を起こして、
 良ければこの森に住まわせてやって欲しいのだが、如何か?』

『...確かに私達は、ルミナスとの約定に従い、彼の品を預かっています』

ひとしきり聞き終えた後、ゆっくりとピクシーが口を開いた。

『君たちにはメリットのない取り引きで申し訳ないが、
 この森の懐の深さなら古竜の一匹くらい、どうってことないだろう?
 ちなみにこのような竜だ。
 もしかしたら、知っているのではないか?』

ジュリアは《幻影作成》の呪文を唱え、老竜の姿を現す。

ざわざわざわ。

姿を消したピクシー達の羽音であろうか。

『...我々は妖精とはいえ、この物質界に縛られた存在。
 貴方の如き、長命の種でもありません、森の同胞よ』

しばしの沈黙の後、ピクシーは語りだした。

『直接、彼の時代の出来事を見聞きしていた者は、最早居りません。
 我々の間でも伝承として伝えられているのみです。
 しかし、彼がこの時代、あの場所にそぐわないのは分かります』

ピクシーの間でも数百年の時はけして短いものでは無い。
だが、過去の出来事と約定については、きちんと伝わっていたようだ。

「なお、この竜を覆っていた星の一部がこれです。」

マークは持って来た『星』の欠片を指し出す。

「これがルミナスの志に沿って動いている事を示す一端となれば良いのですが。」

『...なるほど。その石は、この世界のものではありませんね』

ピクシーは『星』の欠片について指摘する。

『それは原初の混沌の力を秘めています...
 貴方方の言っていることはどうやら本当のようですね』

その表情は、少し柔らかいものになった。

『貴方方が、私利私欲に走る愚か者では無い事が分かりました。
 竜は此方で受け入れられるでしょう』

私利私欲に走るならば、とっくに老竜は殺されていただろうことを、
ピクシーは理解しているようだった。

『ルミナスから託された針、その力は強大です。
 針だけをお貸しする事は出来ません...私が竜の所へ赴きましょう』

ピクシーは宣言する。

『その為には、妖精界へ赴き【目覚めの針】を取って来なくてはなりません...
 森の同胞お2人と、精霊を輩とする人間の貴方、来てくれますか?』

ピクシーはジュリア、アイナティート、ストレイに妖精界への同行を求めた。

『妖精界は時間の流れが違います...他の方は街でお待ちください。
 我々が貴方方の話を信じるように、貴方方も我々の話を信じてください。
 【12匹のニジマス】の護り手の長たるミナが、誇りにかけて約束致します』

そう言うと、透明化していたピクシー達が一斉に実体化した。

『では【12匹のニジマス】へ案内しましょう。
 物質界と精霊界の架け橋、妖精界へ』

付き従っていた何十人ものピクシーが実体化し、唱和する。

『『『妖精界へ』』』

===================================

【GMより】

最終進行第一弾となります。そう言えば皆さん名乗ってないですね...(笑)

ではありますが、アイナティートのストレートな物言いや、
ストレイと合わせての竜を思いやったお願いが功を奏しました。
マークが示した『星』の欠片とジュリアの《クリエイト・イメージ》も、
有力な証拠物件となりました。

ピクシーの長ミナがエリオールまで同行して針を使う事になりました!
針はミナが持ち帰るのでマークの懸念についてはクリアされるでしょう。

ストレイ、アイナ、ジュリアは【目覚めの針】を取りに行く為に、
妖精界への同行を求められます。
マーク、ミル、ライス、コスモ、ナリスは先に戻って待っていて、
とお願いされます。

swww5のルール的にはピクシーはエントを使役出来ませんが、
森の《メイズ・ウッズ》はエント自身の意思で行っている、
とGMは解釈しております。

[各種判定結果]

○《クリエイト・イメージ》:ジュリア16
 
 ピクシー達に信憑性のある老竜の映像を見せる事が出来た。

[備忘録]

○1ゾロ
 アイナティート:2回
 マーク    :1回
 ナリス    :1回
 ジュリア   :1回
○支払い
 アイナティート:60+60ガメル
 ストレイ   :100+60+50ガメル
 ミル     :50ガメル
○収入
 ミル     :120ガメル
 追加報酬   :総額3900ガメル
○消費
 ミル     :羊皮紙2枚
 ストレイ   :「仕事」用の地図
 ライス    :ダンマルク伯爵宛の紹介状
○入手
 ストレイ   :『星』の破片、森の地図、被害状況の地図、竜の鱗
 ジュリア   :竜の鱗
 アイナティート:竜の鱗

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「竜は目覚める」に記事を投下するのでお待ちください。