皆、よろしく

人間の『責任』とか、『対人関係』とかいうものを、私は苦手としていた。
そういうことは人間同士でやってくれ。
だが────。
話は一週間前に遡る。
***
>「やあジュリア君」
ヴィステリア・ヒル導師。
戦士上がりの魔術師。
直接の面識はないが、噂程度は耳にしたことがある。
「研修を。私が。」
ついに捕まったか。
そう思った。
>「勿論、人選に配慮はさせて貰った。
> 君と何かと所縁の深い人物ばかりの筈だ」
提示された羊皮紙には見覚えのある名前もあった。
>「机上の理論だけでは満足しなさそうな面々なんだ。
> 彼らの気持ちは分かるんだよね...私も昔はそうだった」
>「研修場所はエリオールの街でお願いするよ。
> これは毎年の事と決められているんだ...
> あの街の周辺の森には結構な数の遺跡がある。
> 枯れているものが大半だが、実地研修には向いているのでね」
「へえ、遺跡がねえ。」
その言葉は、少なからず私の好奇心をくすぐった。
「わかった。その話、引き受けよう。
具体的にはそれらの遺跡の調査をしてくれば良いのだな?」
***
そして一週間後。
ここはエリオールの宿。
「うわ...。」
この部屋は、いわゆるVIPルームというやつか。
ドサリと大きなベッドに倒れ込む。
「ん...、石鹸の匂い...。」
私は道中のことを思い出していた。
***
「やあ、同胞。
君がアイナティートだね。
私の名はジュリア。
栗は好きかい?
マロングラッセ、食べないか?」
ベルトポーチから包みを出し、
「良かったら、君たちも食べないか?」
お近づきのしるしに、皆にも勧める。
「ライス、マークはこの間の仕事で会ったな。
まさかこのような形で再会するとはね。
よろしく頼むよ。」
「君がコスモ?
魔術師にはなりたてだね。
これからが楽しみだ。
よろしく。」
>「なぁなぁジュリア、飯代、出るよな? な?」
これはミルだ。
「ああ、出るよ、安心しろ。
その後、腕は上げたのかい?
この間の仕事は楽しかった。
また胸踊るようなことがあると良いな。」
「君たちがストレイとナリスだね。
今回は護衛を引き受けてくれてありがとう。
君たちには期待しているよ。」
***
楽しい研修にしよう...。
***
じゅり@PL:
か、缶詰め...!
希望しません!しませんよー!><
え?皆は缶詰めしたい?(笑)
ミルにこの間の仕事とか言ってますが、結構前です(笑)
エルフ時間ですから...( ̄▽ ̄)
ダイス目追記
エリオールについて 2d6+8 Dice:2D6[2,4]+8=14
期待値ェ...。