研修と挨拶

「......魔術研修......だ......ですか?」
つい暇だったので衛視長を酒に付きあわせたような記憶が有るような無いような翌日。
痛む頭を抱えつつやってきた学院で、ウィステリア導師に告げられた言葉に私はそう返した。
「うむ......いや違う、はい。了解し......ました」
流石に3本も飲むのは飲み過ぎた気がする。頭が痛いし記憶も無い。
とかく、私の同族かつ導師級の実力を誇る(羨ましい)ジュリアなるものが引率するらしい。
他にも顔見知りの者もいるようだし、楽しみにしようか。
報酬はないが、まあ金銭には余裕があるからな。贅沢さえしなければ自然と貯まっていくものだ。
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研修に行く道中、我々は顔合わせを済ませておく。
私より頭ふたつ以上は大きそうなライスとか、夜光蝶事件で知り合ったミルとか、その他学院の面々とか。
護衛の連中だと、ストレイ・ドッグなる奴が変わった名前で印象に残るな。
あとナリスとか言う奴はとても足が速そうだ。
私は自分より足の遅いものとばかり知り合ってきたから、同族のジュリアともども新鮮に感じる。
......初対面の者が多いな、やはり。
私生活だとあまり外に出ないからなあ、私。すこし気後れしてしまう。耳も垂れ下がる。
「やあ、同胞。「む、もらおう。甘いものは大好きだ。
君がアイナティートだね。
私の名はジュリア。
栗は好きかい?
マロングラッセ、食べないか?」
むぐむぐ......美味い!感謝するぞジュリア」
と、ジュリアからマロングラッセを貰った。早速頬張る。もきゅもきゅ。
美味しい。自然と耳も持ち上がる。いつも思うんだが私の耳は絶対に何処かおかしいと思うぞ。
ともあれ、甘いものと酒が大好き(強くはないが)な私としては、このジュリアは良い奴認定だ。満面の笑顔で感謝を告げる。
「アイナさん。コスモさん。始めまして、ライスと申します。今回はご一緒させてもらうのでよろしくお願いしますね。」
「えーっと。そっちがアイナティート。こっちがコスモね。「うむ、よろしく頼むぞライスにマーク。
宜しく。ま、平和な研修だ・・・多分。気楽に行けるさ・・・きっと。」
っと、皆にも自己紹介するが、私は未来の大魔導師こと新米魔術美少女アイナティートだ。普通にアイナティートと覚えてくれ」
ライス、マークの自己紹介を受け、未来への展望を交えつつ皆に自己紹介をする。
私がどういう人物か簡単にわかる自己紹介を目指していたら、情報量が多くなってしまった。反省せねば。
まあ、そんなこんなでエリオールに到着。小さい町だ。
大きな図書館は素晴らしいが、人が少ないのはつまらんな。賑やかなオランとは印象がだいぶ異なる。
あの賑やかさを見るのが好きな私としては、少々退屈かもしれん。魔法の勉強には良さそうだが。
遺跡もあるようだし、楽しみにしていよう。
さて、緑の木陰亭なる宿で部屋割り。男女別なら私はミルと同室になるか。
「あー、みんなごめんな、ちょぃけむいかも」「構わんぞ。窓も開けているようだしな」
部屋割りについて考えながらミルがタバコを吸う様を眺める。
アレ美味しいんだろうか。匂いをかぐ限りあまり魅力的では無いが、味覚の差と言う奴かな。
「遺跡はロマン求めて枯れてないトコを探してみるかい?」と、マークが今後の予定について言う。
「住み着いた妖魔狩りになるかもしれんけどねー。」
「私はそれがいいと思うぞ。ロマンは大事だ。
妖魔狩りならそれはそれで、魔法の練習にはなるしな。
......いやまあ、私みたいに弱いと難しいかもしれんが」
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PL:配管
始まったー!よろしくです!
全員に挨拶し切る自信がないので、まとめて挨拶してお茶を濁しました(´・ω・`)
というかみんなツンデレツンデレってww
デレる相手おらんやん(真顔)
ワインを3本くらい飲んで潰れる
20*3=60ガメル消費
残り2188ガメル
エリオールについて 2d6+5 Dice:2D6[2,2]+5=9
安定の駄目っぷり......