行こうか

マロングラッセが好評で私はご機嫌だった。
「研修と言っても堅苦しく考える必要はない。
そうだな、マークの言う通り、枯れてない遺跡を散策というのが楽しそうで良いだろう?」
散策とはいえ命がけだ。
一旦、言葉を切って、異議のある者はいないかぐるりと皆の顔を眺める。
「少なくとも、図書館で写本よりは良いと思うが?」
そう言って片目を瞑って見せた。
***
>「一応、支部への挨拶は行っといた方がいいかい?」
「ああ、それが礼儀だろうな。特に用事の無い者は学院へ挨拶へ行った方が良いだろう。」
>「実地へ出るにしても明日からなら、今日は図書館を見ておこうかね。」
「今日はもう、疲れているだろうし、時間も遅い。
遺跡に関する情報も必要だろうしな。」
「コスモは地元なのかい?
ご両親に会いに行っても良いのだよ。
そして遺跡について、何か思い当たることや、コネがあったらよろしく頼むよ。」
***
与えられた部屋で荷物の整理をしていると、声がかかった。
>「ジュリア、ヤボ用やねん
> ちょぃと出てきてええか?
> 晩飯前には戻るよ」
「わかった。
気を付けて行っておいで。」
***
皆のところへ行くと、男性用の部屋に集まっていた。
丁度良い。
「これから学院に行こうと思う。
挨拶に行く者は共に行こう。
ライスはその後、街を散策か。
何か遺跡に関する情報が入ったら、教えてくれると嬉しい。」
頼んだよ、と肩をぽんぽんと叩いた。
***
そういえば、市が立つのはいつだろう。
後で宿屋の主人に聞いてみよう。
***
じゅり@PL:
遅くなり申し訳ない。
では学院に行きましょうか。
14:47:28 じゅり@ジュリア 2d6 Dice:2D6[1,4]=5
謎ダイスドキドキ!
そして、大事件はいつ発生するのだろう!
関係してるのかなあ。