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第一次エリオール撤退作戦

コスモ [2013/10/14 22:59]

いつも通り平和で賑やかな広場。市場の準備が進んでいる。

「へー。来週から市場が立つのか。ノミ市はあるんかねぇ。」
「こういうトコに意外な掘り出し物があるかもしれない・・・ないかもしれない。」

「いつにもまして賑やかだからな。何かあるはずさ」

その「何か」が何か違いだったのか、それとも。

「皆、皆すぐに広場から逃げるのじゃ!」

ブロード爺が何やら叫んでいる。

「うわ、ブロードの爺さんだ...」
「しばらく姿を見せないと思ったら、いきなり妙な事言い出してやがる」

そして取り合おうとしない周囲の図。これは嫌な予感しかしない。

「愚かな!大変な事になると何故分からんのか」

叫べば叫ぶほど白い眼で見られる始末。
......状況もつかめないままだがどうにかせねば。

「おお、コスモ、コスモか懐かしい!」

「ブロード爺か。いったい何があった?」

「お前も連中に言ってやってくれ、間もなくこの広場に『星』が落ちる!
 放っておけば全員粉々じゃ!時間が無い!」

「わかった。......!?」

背筋が凍った。
......もう遅かったのかもしれない。

「行かん!もう『星』が現れおった!」
「もう時間が無い!皆空を見よ、逃げるのじゃ!」

マークとジュリアが落下速度を緩めようと試みる。
ライスが必死に避難誘導をする。
その一方でアイナティートは脱兎のごとく逃げ去る。

......何かできないか。思考を巡らせる。
脳裏に浮かんだのは、呪歌「ノスタルジィ」だった。
が、すぐにこれではだめだと気が付く。
ライアーを取りだすまで早くて10秒。
そこから移動させるところまでさらに40秒。
そこから撤退しても間に合うとは思えない。

......つまり。『三十六計、逃げるに如かず』である。

「"星"が落ちてくる!時間がない、まずは"緑の木陰亭"に避難だ!」
そう広場に向けて言い放ちながら撤退した。

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  3     PLより■補足・追伸・ダイス結果 
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新進気鋭のコスモさんに、今できることはあんまりない!
というわけでさっさと撤退しました。
あ、でも避難先指定は(勝手に)してます。緑の木陰亭です。
木陰亭が広場隣接とかなら確認次第適当に変えておきます。