落ちてきた怪物

......。
............。
「......死ぬかと思ったぞ」
取り敢えず目立つライスを追いかけて逃げたのだが、背後から爆風を叩きつけられた。
吹き飛ばされて目を回していたが、ようやく起き上がれた。
「しかし、まあ......凄まじい惨状だな」
見たところ、星が地面に直撃したわけではないように見える。ジュリアとマークの放った魔法が星を留めたのだろう。
屋台やら幌布辺りは吹き飛んでいるが、広場そのものは割合無事のようだしな。
そして星が落ちてきたと思わしき場所には......何だあれ。
贅肉の表面に鱗と棘と翼をくっつけたような見るも悍ましい物体が鎮座している。
私の知っている知識だと、ああいった特徴を持つ生物は......いないな、うん。
もう一度言おう。何だあれ。
「ド...ドラゴン!?」と、群衆から戸惑いを含む声がした。
ドラゴン?......えーっと、あの、そう。なんかすごい奴だ、たしか。
見ればジュリアやマークも戸惑っているようだ。
多分私とは戸惑いの方向が違うのだろうが。
むむ、まあいいか。
わからないことは図書館で調べて、あとはジュリアにでも聞こう。
無知は罪ではない。知ろうとしないことが罪なのだ。いや別に罪ってほどではないかもしれんが。
「おーい、何があってん?「む、ミルか。
なんやまわりの連中、星がどーのとか言うてるけど......、あー、コスモも
なに、なに、何があってん?」
いやなに、先ほどあの奇怪な肉達磨が墜落してきたのだ。
あれがドラゴンという魔物なのだな。知らなかったぞ!」
とりあえず下位古代語で話すジュリアたちの方に寄っていく。
むう、近くで見てもマヌケな顔だ。図体はでかいが太っているし、そんなに強くないんじゃなかろうか。
......まあ、他の面々の反応を見る限り、強大な魔物なのだろう。イマイチ信じがたいが。
そんなことを考えつつ大きな鼻面をぺちぺちと叩いてみる。起きないようだな、つまらん。
「ほら、アイナ、悪いけど宿とか雑貨屋から包帯とか調達してきてくれへんか?「うん?......ああ、分かった」
ウチは傷の重い人から選んどくさかい
医者もいるなあ」
冷静に考えて、今は学術的興味より救急を優先せねば。
というわけで。
意識のある村人に話を聞いて雑貨屋へ行き、包帯を買ってきたのであった。
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PL:配管
投稿遅れて申し訳ない(´・ω・`)
雑貨屋で必要なだけ包帯買ってきて配ります。買ってくるシーンはカットで。
おいくらかかるかはGMに任せますねー。
配管@アイナティート : ドラゴンってなーに 2D6 → 1 + 1 + (5) = 7 (10/20-08:16:18)
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やっぱりアイナはぽんこつじゃないか(諦め)