星のかけら
「見ての通り・・・って言ってもわかんないよな。」
「そこのじーさん・・・コスモの知り合いらしいが。
彼がいきなり広場に星が落ちるから逃げろって騒いだのがまず、最初。」
「星が?」
マークの指したじいさんを見る。コスモの知り合いか。
「で・・・実際に降ってきたんだな。・・・何がって星が。
そう、空のアレね。流れ星的にこう、この広場へ一直線に。」
続けてマークが指した空を思わず見上げる。
何で昼間に星が??
「で、ソレの墜落をどーにか魔術で止めたまではよかったんだけどね。
重力制御の魔術だよ。初歩的な魔術な割りには無茶が効くよな、コレ。」
「止めたのかよ!?アレってか星を?」
魔術すげぇな。
「最後に空中に止まった星が今度は内側から爆ぜた。
いや、俺らは特に何もしてない。勝手に四散してこの有り様だよ。」
「で、今。どーやら星の中にアレがいたらしい、と。
概要説明終わり。OK?」
「はー、星が落ちて、アレが居るってのは、そういうことか。
ん?? だいたいOK」
要するにアレつまりドラゴンってのは、何かに包まれて落ちてきたわけだ。
となると羽みたいなのがついてるが、自分で飛んでたわけじゃないらしい。
星・・星ねぇ・・。
「幸い、良く寝てるようだし今のうちに色々と片付けようってね。
そんなわけで手伝ってくれ。一先ずは怪我人の運搬を。」
「ん!?すまね。考え事してた」
とりあえず、怪我人の運搬を手伝おう。
「ああ、その辺のソレ。拾っとくならこっそりね。
それなりに価値はあるはず。それだけに、バレると色々と面倒かもしれんし。」
「ホゲ?あぁ・・」
後で学院にでも鑑定してもらおうかと思ったんだが。
確かに値打ちものかもしれんな。
しかし、エライ有り様だ。
こりゃ『仕事』の許可とってたら、濡れ手に粟だな。
・・。
・・・。
「じゃ、ジュリア。始めるか?」
どうやらマークとジュリアは、
ドラゴンとやらとコンタクトをとるつもりらしい。
ナリスも若干遠巻きながら護衛についている。
口の割に真面目なんだよなぁ、アイツ。
よし、ジュリア達の護衛はナリスに任せた。
ってか、国土を「割」単位で焦土にするようなヤツと戦ってなんとかなる気がしない。マークやジュリアが上手く話してくれるのを祈ろう。
そして、俺は「物」を探そう。
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PL マーク解説、ありがとうです!!
ストレイは声の聞こえる範囲くらいで
星のかけらを探します。
でも、平凡な値しかでなんだ。
* ストレイさんが退出しました。
17:40:58 ストレイ 星のかけら捜索 2d6+4 Dice:2D6[3,3]+4=10
* ストレイさんが入室しました。