二つの課題

>「お、おい...」
>「地震にしてはおかしいしな...よし、誰か上の様子を見て来い!」
ギルドの面子も動き始める
驚天動地やもんな
ん、まてよ、面子が動いた?
動いたってことは......無駄になるかもやけど、おせっかい、やいとくか
「詳しいことわかったら、あとで報告に戻るよ」
にー、と笑う
さて、ギルドの面子よりもはようこといろいろ調べんとな
神殿まで負傷者をかついでいけば、あんぐりと開いた口、口、口
>「こ、これは一体どうしたと言うのですか?」
司祭はんの言うことももっともやった
んまあ、地震とか竜巻みたいなもんやさかいなぁ
「どないしたもこうしたも
子細は追ってみんなで説明すっから、手当よろしゅう」
>「うむ...私達だけでは手が足りませんね、今応援を手配します」
そういって、神殿は動いてくれることんなった
ありがたい、これで任せられる
ウチは、手当のプロってわけやないし、実のところあの高貴なドラゴンが気になってしょうがなかった
......そいから、もう一つの仕事も
「んじゃドラゴンとこいくっ!」
ウチはそんだけ残して、皆を残してだーっと飛び出した
せやけど、寄り道すっから戻るのはたぶん最後
公共や大きな建築物の破壊状況、人手の手薄なところとか死角とか、よーするに火事場泥棒できそうなとこを、手早くまとめる
金持ちより下をよけたりとか、洒落んならんとこは除外、なんて偽善もまじえながら......エイティはんとエースはんなら、なんていうかな
ウチはペンとインクと羊皮紙を膝の上にひろげて、街の破壊具合を図面とメモで書き留めた
ストレイ以外には見せらんないから、羊皮紙は二重、一枚目はダミーとして本当の被害状況を書き留め、二枚目に人手や抜け道の本命を仕込む
「ま、こんなもんかな」
ひとりごちてから、ウチはみんなのところに戻った
戻ってからは、ストレイがなんか持ってたんでこれ幸いと、間髪入れず相の手を入れた
「あーっ、ストレイあかん子やー
仕事したらあかんねんでー」
わざとそんな口調で近づき、手にしてるものをひょいとのぞき込んでみる
うん、興味があるのはほんまのことや
「ん、なんやこれ、星のかけら?
んなロマンチックなもんか?」
予言者と称するじーさんもおったが、ドラゴンまでは予想外やったらしい
>「む、ミルか。
> いやなに、先ほどあの奇怪な肉達磨が墜落してきたのだ。
> あれがドラゴンという魔物なのだな。知らなかったぞ!」
アイナの疑問は素直や
せやけど奇っ怪?
あーアイナ、んなぺちぺちと......
「これがエルダードラゴンやな
正真正銘、まごうことなんてあれへん......んまあ、絵でみたのとは、ちょう、違うけど
高貴な生き物なんやから、そないなことしたらあかんてぇ」
恐れを知らぬアイナティート
やっぱ将来の大器なんかなぁ
>「・・・起きない?」
ジュリアとマークが首をかしげてる
ウチも、はたと気がつく
ドラゴンはんて、寝るっけなぁ?
いややでもこの方、ドラゴンにゃ間違いあれへんし......
>ぐおおおおおおおおお...
おお、いびきも剛胆なりドラゴン
......ほんとに寝てるかどうかは別にして
何人寄れば文殊の知恵か忘れたけど、そうやってみんなでドラゴンはん囲んでると、後ろから声がかけられた
おんなのひとやな
>「紹介が遅れましたね。私はカーリー・ジャプセン。
> エリオールの賢者の学院を預かる者です。
> こんな状況ですけど、どうぞよしなに、ジュリア導師と皆様」
「あ、こりゃどうも、研修生その三くらいの、ミルいいます」
ぺこり
>「それはそうと...コスモ!久しぶりね」
お、コスモもてとる
わーわー♪
そっか、地元やから、学院の人とも知り合いか
羽交い締めって......なんやざっくばらんなスキンシップやなぁ
「ひゅーひゅー♪」
こういうとき口笛ふくのは、この際、礼儀やろってなもんで
>「いやはや。来て早々、難解な課題を出された気分ですよ。
> 此度の研修、無事に終えれば得るものも大きそうです。」
マークの受け答えはもっともやった
ただ、ウチとしてはこないな高貴な生き物と出会えただけで、もうたくさん得てる気分なんやな
せやけどこれが研修の題材となると、はて
『降ってきて眠るドラゴン』
「......」
何台?
いや何代?
いややや難題?
「カーリーはん、言いましたか
とりあえずウチら、どないしましょ?
ここでいびきかいてる方ほっとくのもなんやけど、学院に顔出すのも優先やし......」
ジュリアの顔を見る
うん、こういうときは、引率者に任せよう
それはそれとして、ウチは、ストレイの袖のなかに、先刻の羊皮紙をそっと入れた
「あとでギルドにもってって、金なり情報なりに
情報はナマモノ、早めにな」
ひそっ、と
ウチらは学院にいかにゃならんしそれなりに拘束されるやろけど、ストレイならもしかすれば
「無理は禁物やけど、隙を見て、な、『野良犬』はん」
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ストレイに無茶振りしてみますw
いや、隙とかタイミングとかが合えば、おまけで、程度のことでひとつ、お願いします>_<
神殿からの帰り道、町の破壊具合把握(シーフ技能が使えれば、+6で)します
いあ@ミル : 町の破壊具合把握 2D6 → 5 + 3 = 8 (10/26-22:06:18)
神殿からは、皆より早く駆けだし、皆が見えなくなってから、爆心地から半径100mにある公共建築と大きな建物の、火事場泥棒できそうな場所と経路を調べます
(けが人がいればそっち優先します)
調査時間と筆記に、20分かけます
(神殿から爆心地までの移動時間は、最初駆け足、皆が見えなくなってからは全力疾走、爆心地半径100mに入ってから調査開始です)
破壊具合こっそり書き留め
いあ@ミル : 破壊具合こっそり書き留め(シーフ+器用) 2D6 → 6 + 6 + (5) = 17 (10/26-22:07:08)
星のかけら、ミルも鑑定参加しますー
いあ@ミル : 今宵、星のかけらを探しに行こう 2D6 → 4 + 2 + (6) = 12 (10/26-21:36:10)
隕石の中に魔物が封じられるケースって過去にあったか?
いあ@ミル : 星の中に魔物? 2D6 → 3 + 5 + (6) = 14 (10/26-21:53:39)
以下、予備3つ振っておきます
いあ@ミル : 予備ダイス1 2D6 → 6 + 6 = 12 (10/26-21:54:09)
いあ@ミル : 予備ダイス2 2D6 → 3 + 6 = 9 (10/26-21:54:28)
いあ@ミル : 予備ダイス3 2D6 → 2 + 6 = 8 (10/26-21:54:48)