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でっかい話

ミル [2013/11/28 14:18]

 
お風呂もろて、ようやっと一息つく
くくく、世の男子が興味津々であろうアイナの3サイズはしっかり目にやきつけた

「ふむふむ、これはなかなか......」

と、おっさんみたいな冗談はさておき
 
 
さっぱりしたあとほっと一息ついて、そいからみんなで相談会
対策会議とやらが開かれるらしく、ブロードじーちゃんはそっちにひっぱられてく
うーん、文献と幻視のこまかい比較したかったんやが

とはいえここはかなり優秀な図書館
他では見たことのない文献もけっこうあるもんで、整頓もきっちりされとる
ここの学院生は幸せ者やなあ

「我々も独自の研究を進めてはおりますが、
 何しろこの人数で管理もこなさねばならないので...」

「いやや、おーきにー」

ジュリアが指揮して、学生達をうまく使うてるし、スムーズにいくやろう
ナリスと喋ったりしながらも、一応真面目に仕事はしておく

「ニジマスニジマス......あ、これ読みたかった本や
 ふむふむ......む?
 これ、絵が綺麗」

脱線もした
いや、年末の大掃除的な......

んなことしてる間に、みんなで本命をつり上げた
ルミナスなるものと、妖精達の情義と、護り
ほぼ、ストレイが持ち帰った情報と符合する
せやけど

"心優しきルミナスは、幾多の哀れな生き物を救う
 自らが作り出した魔法の道具を用いて
 1つは永遠の眠りをもたらす針
 1つは永遠の眠りから解き放つ針―――"

「......とんでもないもん作りよってからに」

ウチは頭を抱えた

ドラゴンすら眠らせるいうて、使い手次第じゃ悪用もできるし、威力は絶大
ギルドに持ち込みゃ暗殺よかひどいことできるし、政治の裏舞台でも使える
その気になりゃドラゴン殺すこともできるし

......50万、100万?

いややや、こんなん出回らせたらあかん
まあ、せやからこそ妖精界へ封印されたんやろけど、市井には、この伝承そのものをミスリードする情報流さへんと、三兄弟みたいなのがまた出てくるとやっかいや
皆が皆、小物ってわけでもあるまいし、ファンドリアの魔術師にでも知られたらことや

「今回の冒険終わったら、伝承について違うバイアスかけて流布しなおさへんとあかんかもなあ」

「・・・と。そういうわけで。」

マークはマークで、またどえらい大魚を釣り上げたらしい

「このハドアがルミナスと協力してあの竜を眠らせて星界に封印したようだ。
 【12匹のニジマス】の伝承にある『哀れな生物を救う』って下りはこれの事だったんだな。」

善意による封印、とマートは表現した
んまあ、そうなんやろうけど、感慨はマークと同じ

「この話が本当だとすると他にも色々と星界に漂ってる事になる。
 近年の間にもっと落ちてくるかもなぁ。」

「絶滅した種族なんかもおるかもな......こりゃマナ・ライはんの領分やで」

「他にもっと手っ取り早く証明する手段があれば楽なんだけど。
 ・・・うーん・・・ちょっと思いつかないんだよな。」

マークの言葉に腕組みして考え込む
てんてんてんてん

「ドラゴンはんの鱗でも、もってくか?
 一枚剥いだとこで、絶対起きへんのやろし」

妖精なら、時間の流れもすっとばして、ドラゴンはん眠らせたことも憶えてるやろ
街中におったらいずれ駆除される
それは妖精はんも本意じゃあるまいて

「このこと、とくに『絶対起きへん』いうのは、当面、ここにおる面子だけでナイショにしとかへん?
 街の上の人に知られたら、あのドラゴンはん細切れにされてまうかもしれへん」

ウチとしてはあの高貴なドラゴンはんは、どっかで静かに暮らして欲しい
死なせとうはない

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悪根さんと同意見です
ナイショにしときましょう

妖精との交渉のため、ドラゴンの鱗を一枚調達することを提案します

最初は呼びかけ、の方針了解しました