この地の伝承

ずしぃぃぃん!!「きゃあ!?
......じゃなかった、うわっ!」
あの贅肉の塊が寝返りをうった衝撃に思わず声をあげてしまった。不覚。
ギリギリで取り繕えたものの、むかっ腹は収まらん。
とはいえ何をするということもないので、忌々しい肉塊を睨みつけつつ
「...皆さん、この場は騎士と衛視の皆さんにお任せして、との導師の誘導に従い学院へ移動することにした。
早く賢者の学院へと移動しましょう!」
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湯浴みを済ませて段取りについて話し合った結果、私は文献をあたることになった。
私の知識などたかがしれているため、基本的にはジュリアやらに任せる形だ。ぐぬぬ。
その結果得た知識としては......。
「このハドアがルミナスと協力してあの竜を眠らせて星界に封印したようだ。「文面を見る限りルミナスの協力者はハドアではないと思うぞ。この記録の著者の名前は知らんが。
【12匹のニジマス】の伝承にある『哀れな生物を救う』って下りはこれの事だったんだな。」
しかし......ふむ。眠りの針と目覚めの針。それと封印されたドラゴンか。
......これが正しければ、寝てる間に叩きのめせるんじゃないかあの肉」
ジュリアやマーク達が得た情報を聞き、そんなことを呟く。いやまあ、本気ではないぞ。今のところ。
「なんて、冗談はさておき。
要するに仮称・目覚めの針をあの肉に刺せば問題はひとまず解決する......と思っていいのか?
であるなら、件の森に分け入り妖精どもに話をつける必要があるだろうが」
目覚めたドラゴンが何の心変わりを起こすか分かったものではないが、いま気にしても仕方あるまい。
そういえばルミナスの協力者(仮)は魔法具なんかも星界に廃棄したらしい。
うむ、気になる。欲しい。学習能力が100倍くらいになる魔術教本とか無いだろうか。
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「要点はこんなとこか?他にあるっけ。」マークが要点をまとめて説明する。
「そんなところではないか?」
とか偉そうに返答。私役に立ってないが。
「ルミナスの事を覚えている妖精と接触するまでが一つの山か。
そこに辿り着く為には俺達自身もある程度、信頼される必要がありそうだ。」
その後も続くマークの話によると、魔物を倒したり星の欠片を使ったりすれば信頼を得られる可能性がある、と。
うむ、まったく妥当な所だろうな。
「他にもっと手っ取り早く証明する手段があれば楽なんだけど。「なにしろ古代カストゥール時代の話だからな。当時の物品が残ってるわけでもなし......。
・・・うーん・・・ちょっと思いつかないんだよな。」
あの蜥蜴の鱗一枚くらい剥いで持って行ってみるのはどうだ?星の欠片と合わせれば多少は信用性も増すかもしれん。
幸いあれは大人しいようだし、小さい鱗一枚くらいなら気づかないかもしれんぞ」
運が良ければ妖精とドラゴンが顔見知りに近い関係である可能性もある。
あのドラゴンがここに住んでいたとは限らないが、ルミナスとやらとここは縁深い場所のようだ。
あれが落ちてきたのも何かの関係があったかもしれないからな。
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PL:配管
ギリギリで取り繕えた(キリ
欲望と感情に忠実な魔術師。これアカンやつや。
ともあれ、実際に老竜をぶちのめせーなんて思ってはいません。表面上はともかく本心では。
でも魔法具は割と本心で欲しい。手に入らないと思うけど。
知識判定
配管@アイナティート : あのブヨ肉はなにさ(知識) 2D6 → 3 + 4 + (5) = 12 (11/28-15:50:42)
配管@アイナティート : 12匹のニジマスって(知識) 2D6 → 3 + 3 + (5) = 11 (11/28-15:50:30)
必要か知らんが予備。予備3ェ
配管@アイナティート : 予備1 2D6 → 4 + 4 = 8 (11/28-15:48:31)
配管@アイナティート : 予備2 (11/28-15:48:34)
配管@アイナティート : 2D6 → 2 + 3 = 5 (11/28-15:48:36)
配管@アイナティート : 予備3 2D6 → 1 + 1 = 2 (11/28-15:48:40)