フェアリーテイル

森の中は濃かった
野伏せできる面子や、森妖精で、ここが本来の居場所であるジュリア、アイナはするすると進んでいく
「と、と、先が見えん?
うわっと! 足ひっかかった! うわ!」
一方ウチときたら、この濃い森であたふたするしかあれへんときた
それでもストレイの地図で進むことはできて、ヤットコサバカ三兄弟が消息を絶った場所へ到達
精霊組からは『ウッズ・メイズ』がかかってると言われた場所
「ん?」
ひらひらと
ふわふわと
こりゃなんだっけ......、あ、ピクシーか!
マークと一緒やった冒険で見かけたな、確か
『...森の同胞達、人間をそんなに引き連れて物騒ですね。 一体この場所に何のようですか?』
「物騒なんてとんでもない
ほら、手ぶら?」
偽装したフレイルは腰にくくりつけ、手のひらをひらひらさせる
パリィパリィ有難ぇ
ストレイが膝をつく
ん?
なにすんの?
続いて、厳かな空気でつむぐ言葉
なんかいつもと雰囲気違うな
かっこええ
アイナも驚いて見てる
「なんや? 何て言うてるんや、ストレイは」
ジュリアに通訳を頼む
>『畏み、畏み』
から始まるその言葉は、そのまんま詩に使えそうやった
ふむふむ、カーリーはんにGOサイン出すとき、付け加えよう
ウチはこの先もいろいろ詩に紡ぐことができるよう、周囲やピクシーの様子を逐一憶えておくことにした
続けて、アイナもピクシーに語りかける
こちらも流々ととした綺麗な韻
時折、ルミナスって言葉が聞こえてくるな
付与魔術師にして、統治者にして、お人好しで滅んだルミナス
なんか親近感湧く
うーん、今度は言葉の勉強でもしてみるかなあ
なんてっても精霊後は、響きが綺麗や
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うむむむ
森の中ではやることないっ
妖精組と精霊組にまかせます!
てか、言うことはもうストレイ&アイナ達が言ってるので、ミルからは、足すところはないかな
周囲の風景、ピクシーとの言葉の記憶に専念します
自動翻訳ですが、ジュリアに逐一聞いている、という体でお願いします