敬語をしゃべってますがストレイです
『ルミナスから託された針、その力は強大です。
針だけをお貸しする事は出来ません...私が竜の所へ赴きましょう』
「我覚y・・ 確かに、それが賢明です」
伯爵達を信用しないわけではないが、この針は出来るだけ人目に触れさせたくない。姿の消せる妖精ミナが持っていてくれれば、うまくすれば遠目には何をしたかわからないはずだ。
『その為には、妖精界へ赴き【目覚めの針】を取って来なくてはなりません...
森の同胞お2人と、精霊を輩とする人間の貴方、来てくれますか?』
ん?俺もかよ・・。
『...着きました』
小さな池には魚も金もねぇ。
水を少し掬うが、凄まじい精霊力が溢れているのは確かだが水は水だ。
白樺の木が12本。
アレが【12匹のニジマス】?
『この【12匹のニジマス】は森の妖精界への【扉】なのです』
「と、いうことは・・【12匹のニジマス】とは、この場所を表す名なのですね」
『【12匹のニジマス】は本来、満月の夜にしか開かれません。
今夜は満月から少しずれています...しかし』
『この程度のずれであれば大丈夫です。
皆さんと私の魔力を合わせて注ぎ込めば、【扉】を開く事が可能です』
なるほど、エントの力と時空のズレを利用した二重防御ってわけか。
『強く念じてください、【扉】よ開け、と』
言われるままに念じると、絹で出来た幕のようなものが現れた。
『あれを潜れば妖精界です。行きましょう』
いよいよ妖精界か・・。
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『話に聞いた事があるでしょう...
これは世界樹の枝の挿し木たる黄金樹です』
これか?噂の元になった金の葉っぱとかいうのは。
しかし、とすると噂の発端になったものは結構な深部つまり、ここまで入り込んだってことか・・・。
『ルミナスから針を託された際、預けられた守護者です。
あれを沈黙させないと、針を取る事が出来ません。
私の技量では倒す事が出来ません...お願い出来ますか?』
んーっ つまり三重の防御ってわけね。しかも制御不能とは。
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なんとか倒したはいいが、コイツは復活したり出来んのかね?
あぁ、それこそ、この役目を古龍に任せればいいか。
次に人間が辿り着くのは時代が変わってからだろうな。
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PL レスだけですが