そこの老竜、泣き止むんだ

「ふーむ。」
あの物語に出てくるビューイの描写は
子供向けに脚色されたものだと思っていたのだが。
>『う、うぁぁぁぁぁん!
> ごめん、ごめんよぉぉぉぉぉ』
「・・・まさか、そのまんまとはなぁ。」
うーん。
>「ほ、本当にはた迷惑な奴だ!」
>「出て行け、一刻も早くこの街から出て行け!」
いかんなー。ビューイが市民に軽んじられたままなのは非常に良くない。
強硬派を抑えて穏便に取り計らった伯爵の方針が後でどーこー言われかねんし。
妖精との盟約も弱くなっちゃうよーな気が。
「・・・伯爵。」
つつ、と寄って耳打ちを。
「ここは・・・・こう言う事をさせたいのですが、宜しいでしょうか?」
老竜と言う存在が如何なるものか。
その認識は正しく持って貰わないと困るんだよねぇ。
ミルの演出によるイメージが脳裏に残ってる今なら・・・
※※※※※
『ビューイ!』
古代語で呼びかける。
『確かに君はこの街の一部を破壊した。しかし、それは君の過失ではない。
それでも詫びる気持ちがあるのなら。大事なのはその後だ。そうだろう?』
ペンペンと軽く手を打ち合わせ。
『そうだな。ここは一つ、お詫びの印として、だ。
皆に綺麗な花火でも見せてあげなよ。』
中天の空を指差し。
『老竜のブレスなんてきっとここの誰も見た事ないぞー。
真上へ一直線に、派手に撃っておくれよ、ハッハッハ。』
百聞は一見にしかず。
たまには自分が蟻だと認識するのも悪くなかろーよ。・・・ケケケ。
PLより----------------------------------------------
一応、伯爵に許可を貰った上で。
老竜の実力の一端を見せて市民を黙らそう作戦。
マーク自身、市民の態度に若干ムカついてるのでその意趣返しも含む。
純粋な興味も有るし。一応、被害が出ないように真上へ撃ってね、と。