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そこの老竜、泣き止むんだ

マーク [2014/01/03 23:39]

「ふーむ。」

あの物語に出てくるビューイの描写は
子供向けに脚色されたものだと思っていたのだが。

>『う、うぁぁぁぁぁん!
> ごめん、ごめんよぉぉぉぉぉ』

「・・・まさか、そのまんまとはなぁ。」

うーん。

>「ほ、本当にはた迷惑な奴だ!」
>「出て行け、一刻も早くこの街から出て行け!」

いかんなー。ビューイが市民に軽んじられたままなのは非常に良くない。
強硬派を抑えて穏便に取り計らった伯爵の方針が後でどーこー言われかねんし。
妖精との盟約も弱くなっちゃうよーな気が。

「・・・伯爵。」

つつ、と寄って耳打ちを。

「ここは・・・・こう言う事をさせたいのですが、宜しいでしょうか?」

老竜と言う存在が如何なるものか。
その認識は正しく持って貰わないと困るんだよねぇ。
ミルの演出によるイメージが脳裏に残ってる今なら・・・

※※※※※

『ビューイ!』

古代語で呼びかける。

『確かに君はこの街の一部を破壊した。しかし、それは君の過失ではない。
 それでも詫びる気持ちがあるのなら。大事なのはその後だ。そうだろう?』

ペンペンと軽く手を打ち合わせ。

『そうだな。ここは一つ、お詫びの印として、だ。
 皆に綺麗な花火でも見せてあげなよ。』

中天の空を指差し。

『老竜のブレスなんてきっとここの誰も見た事ないぞー。
 真上へ一直線に、派手に撃っておくれよ、ハッハッハ。』

百聞は一見にしかず。
たまには自分が蟻だと認識するのも悪くなかろーよ。・・・ケケケ。

PLより----------------------------------------------

一応、伯爵に許可を貰った上で。
老竜の実力の一端を見せて市民を黙らそう作戦。
マーク自身、市民の態度に若干ムカついてるのでその意趣返しも含む。
純粋な興味も有るし。一応、被害が出ないように真上へ撃ってね、と。