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【A01-01】草原の異変。

GM [2014/08/24 06:48]

残暑の厳しさも冷めやらぬ昼下がり、4人の旅装の男達が、
なだらかな丘陵地帯をてくてくといった風情で進んでいた。

「ようし、あともう少しだ」

その中の1人、恰幅のいい中年男が声を上げる。
彼の名はジョナサン・コッカー。革鎧専門の行商人である。

「エーリアン君、上手くすれば今夜は暖かい屋根の下で休めるぞ。
 そうすれば、暑苦しい鎧を脱いでゆっくり出来るな!」

「ファ君、精霊の様子はどうかね?
 炎の精霊に何とか静まって貰うようお願いしてくれないかな?」

「ティノ君も何かよい獲物を見つけたら狩ってくれないか?
 この辺りは質のよい毛皮を持った動物が多いんだよ」

草原妖精の繁殖地への材料の仕入れに向かう最中である。
道中の護衛として、3人はジョージを介して雇われた。 
彼の依頼は新人の初仕事として、非常に重宝されている。
費用の関係で新人程度の技量の主しか雇えない、のかも知れないが。

コッカー氏の口は滑らかだ。非常に気さくで善良な人物である。
ここ数日の付き合いで、コッカー氏と3人はそれなりに打ち解けていた。

さて護衛任務とは言うが、幸い何も事件は起きていない。
野生動物の夜襲や山賊の襲撃、妖魔との遭遇、などなど、
人間の領域を一歩踏み出すとそこかしこに危険は溢れている筈であるが、
今回の道中は、此処に至るまで平穏そのものであった。

「...ん?」

コッカー氏が素っ頓狂な声を上げた。

「何だか、人が歩いているぞ。何だ?」

遠くに目を凝らしながら、コッカー氏は首を傾げる。
3人も注視すれば、稜線の向こうから、
此方に向かってとぼとぼと歩いてくる一団が居ることが分かるだろう。

「あれは...草原妖精たちじゃあないか!」

コッカー氏は驚きの声を上げる。
見れば、着の身着のままで逃げ出してきたようだ。

「何があったんだ?皆、私は彼らの元に行ってみようと思うがいいか?」

僥倖は、どうやら此処までのようだ。

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【GMより】

それでは皆様、1ヶ月弱のお付き合いとなりますが宜しくお願いします!
此方はAルート、エーリアン、ファ、ティノのルートになります。

PC達はジョナサン・コッカーという革鎧の材料を取り扱う行商人の護衛の
依頼を受け、草原地帯の中にあるグラスランナーの繁殖地へ向かう途中です。
場所は特定していませんが、オランから1週間程度と思ってください。

PCの皆さんはオランを出発してからの数日間、寝食を共にしています。
それなりに交流し、仲良くなっていることでしょう。
その辺、適当にRPして頂いて結構です(笑)

保存食の消費及び食料の購入は必要ありません。
全てコッカー氏が負担してくれています(計算が面倒)

さて、遠くからとぼとぼと、此方に向かってくる一団を発見しました。
コッカー氏の反応を見るに、どうやらグラスランナーのようです。
さて、どうしますか?

[依頼料の前払いについて]

コッカー氏護衛の前金として、PCには150ガメルが支給されています。
補充したいアイテムや武具がある方は次の投稿で申請しておいてくださいね。
ちなみに武具は鉄製通常品質のみ(=銀製&高品質は不可)、
魔法のアイテムの購入も一切不可となります。

[次回進行に際してお願いしたい事]

○次の行動を決定してください!
 大まかに言えば、草原妖精たちの元へ向かうか否かです。
○その他、やっておきたいことがあればどうぞ!
 ・グラスランナーの観察(冒険者Lv+知力Bで判定)
 ・<地図製作>
 ・<天候予測>
 ・<占星術>
 ・事前の買い物申請
 ・松明点しておきたい(笑)

 ...などなど。分からないことはどしどし質問してくださいね!

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