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合流

GM [2014/10/16 22:37]

アウゴ、ハトハ、メルティーナの3人は、川沿いに森の出口を目指す。
スピリアーとその雛を倒した影響か、森はとても穏やかな気配に包まれていた。
夜営中に、獣に襲われることも無かった。

こうして2日があっと言う間に過ぎ、視界に緑の草原が広がる。
なだらかな傾斜がついた丘陵地帯だ。
もう少しで、草原妖精の繁殖地に到着する筈だった。

***********************************

それは或る天気のよい日の夕方だった。

「森の方から、誰か来るにゅう!」

門番の報告を受け、復興に勤しむメギンズ庄の面々に緊張が走った。
エーリアン、ファ、ティノにも直ぐに情報が届く。
急いで武装し、門の前に立って状況を確認する。

「...あれ?あれは...人間だにゅう?」

3人に同行していたロッポが素っ頓狂な声をあげる。
アウゴ、ハトハ、メルティーナは、メギンズ庄に到着したのだった。

***********************************

事情を説明すれば、アウゴたちは直ぐにメギンズの元へと案内される。

「成る程、君たちは森であの鳥の母親を退治していた訳か!」

全身に包帯を巻きつけたコッカー氏が、うんうんと頷く。

「確かに、森にはサテュロスやピクシーが居たにゅう。
 たまに酒や木の実の交換をしていたにゅう。
 貴方方のお陰で、結果として森が救われたにゅう」

メギンズも、間接的に脅威を払ってくれたアウゴたちに謝意を述べた。

「森に母鳥がやってきて、卵を産んだ。
 孵った雛たちと一緒に、森の動物を食べまくった。
 母虎が餌食になり、こどもの虎がメギンズ庄に逃げ込んだ。
 鳥のせいで食べるものが森にロクに無かったから、
 あれだけ凶暴だった、という訳かあ...」

コッカー氏は酒をちびちびと飲みながら顎をさすった。

「偶然とは言え、物事とは重なるものだなあ」

これもチャ・ザの導きかな!と膝を叩いた。
彼は敬虔なる幸運神の信者なのだ。

===================================

【GMより】

それでは此方が全員合流したCルートです!

本文の通り、夕刻のメギンズ庄にBルートの3人が到着しました。
Aルートの3人は、門の前で鉢合わせた形になります。

此処は完全なるフレーバーですので、思い思いに記事を書いてみてください。
やってみたいことがあれば、可能な範囲でどうぞ!

[データ管理]

 ○エーリアン  HP 02/ 20 MP 14/ 14 
 ○ファ     HP 02/ 15 MP 19/ 19 
 ○ティノ    HP 12/ 16 MP 19/ 19 
 ○ハトハ    HP 13/ 15 MP 14/ 14
 ○アウゴ    HP 08/ 08 MP 16/ 16 
 ○メルティーナ HP 13/ 21 MP 13/ 13 
 ○コッカー   HP 06/ 16 MP 12/ 12  

[購入・消費物管理]

 ○エーリアン
  ・油:2瓶消費
 ○ファ 
  ・クォレル:2本消費
 ○ティノ
  ・ボーラ購入:80ガメル消費
  ・羊皮紙:1枚消費
  ・「オラン-メギンズ庄の地図」:1枚入手
  ・油1瓶:エーリアンより譲渡
  ・クォレル:1本消費 
  ・松明:1本消費
  ・ボーラ:1つ消費
 ○ハトハ
  ・保存食5日分(7ガメル×1日3食×5日分)105G
  ・巨鳥の腿肉:2セット
  ・巨鳥の胸肉:2セット
  ・巨鳥の手羽元:2セット
  ・森の地図(達成値8)入手
  ・羊皮紙:1枚消費
  ・コモン・ルーン《プロテクション》入手
  ・最高品質バスタードソード(必要筋力15-5)【月下美人】入手
 ○アウゴ 
  ・森の地図(達成値10)入手
  ・羊皮紙:1枚消費
  ・油:1瓶消費
  ・魔晶石3点:2個消費
 ○メルティーナ
  ・巨鳥の蹴爪:2セット
  ・巨鳥の嘴1:セット
  ・巨鳥の羽毛:1セット
 ○持ち主未定【B】
 ・卵の殻680ガメル相当
 ・宝石5800ガメル相当
 ・「大蛇の皮」1セット
 ・「巨鳥の嘴」「巨鳥の羽毛」「巨鳥の蹴爪」各1セット
 ・「超巨鳥の嘴」「超巨鳥の羽毛」「超巨鳥の蹴爪」「超巨鳥の腱」各1セット
  
この記事への返信は「合流」にチェックを入れて投稿してください。
上位カテゴリ「C:生還」へのチェックは不要です。

エーリアン [2014/10/18 22:07]

あれからの数日はなかなかに充実した日々だった。
俺は自らの傷も癒やしながらも負傷をした奴の怪我を診たり、復興の手伝いをしている。

結果としては、この二日間で全員の怪我は快復に向かっている。
俺の趣味でしかなかった知識も捨てたもんではない。
どんな形であれ、自分のしたことが他人に評価されるのはいい気分だ。

復興の手伝いに関しては、生活様式が違うということも有ってか非常に興味深い。
一般的な人間にできることも出来ない彼らだが、
それ以上に、「人間に出来ないことが出来る」
ということを最も活用できる生活スタイルなのだと実感する。

本当に新鮮かつ貴重な経験だ。
復興の手伝いをしていると、まるで自分がガリバーになったような気分になる。

最も張り切りすぎて傷が開いたため、俺の怪我はあまり治りが芳しくないわけだが。

ーーーーー

実に天気の良い夕刻、そんな呑気なスローライフに転機が訪れる。
半ば日課になった作業を終え、
外に薬草でも採りに行こうかと言う話題で何人かのグラスランナーと話していた。

「もっと、こう!ドバっと傷が治る薬草はないもんかねぇ?」
周りは苦笑しているが、神の奇跡で瞬く間に傷が塞がるのだから草に奇跡を期待してもよかろうて。
何を採りに行くかぼんやりと思考する中、門番から一報が入る。

「森の方から、誰か来るにゅう!」

「...今行く!」
俺は急いで床に転がっていた剣を拾い上げ門前へ急行する。

門の前には数人の武装したグラスランナーがいた。ロッポもいるようだ。
俺が到着したティノとファも少し遅れてやってくる。

「よう、お前らも聞いたか。
それでどう思う?...何って来訪者の正体だ
これで猛獣のおかわりだったら泣きっ面に蜂だぜ」

今の俺は剣しか持ってきていない。
盾どころか鎧も着てない状況だ、もっと言うと上半身は包帯巻いただけでほぼ裸だ。
「上着ぐらいは着て来るべきだったか...正直心もとない...」

弱音は吐くが今更戻る訳にはいかない、来訪者の正体を見極めるまでは。

「...あれ?あれは...人間だにゅう?」

ロッポが素っ頓狂な声を上げた時点で、俺にも来訪者が確認できた。
1...2...3人だ。

「手練っぽく見える人間と...エルフだな、吟遊詩人か?
それと...ラ・トマティーナのトリオか

「襲いに来ましたーって感じではないな。
まぁ...トマティーナは危険人物臭しかしないのが不安だが」
それとなく仲間に耳打つ。

じっくりとこちらに近づくメンツを観察する。
こちらは隠れるつもりはなく、仁王立ちで待ち構えている。
向こうもこっちを見ているように感じた。

お互いの顔がよく見える距離。
敵か味方か分からない、が。

「ようこそ、メギンス荘へ」
俺は歓迎することにした。

==============
PL・ちょっと未完成だけど投稿!

Bルートの皆さんとはこれがファーストコンタクト!
これからちょっとでも話せたらいいなぁ( ・`ω・´)


一応、追記する予定!

エーリアンは首から下包帯ぐるぐるのけが人モード。

アウゴ [2014/10/19 09:56]
「♪?♪?♪?」
ねぐらを出るときエイメーデと交わした約束通り、俺は道すがらブルースハープを時々奏でた。
木の上にリスが数匹、まだ警戒心が解けていないのか、降りてくる様子は無い...
普段ならいるような兎や狐の類が見えぬな...
森が元に戻るには時間がかかるであろうな。

-------------------------------------------------------------------------------------
「妖精族の裔にて、アウゴ・エイデスと申す。
連れなるはオランの冒険者ハトハ、戦闘民族の娘メルティーナにござる。
おぉ、ファでは無いか。久しいな。」
ねぐらを出て二日、ハトハの先導にただついていく。
かすかに空が明らむ頃、進む先の木々がまばらになり、その向こうに開けた草原が見える。
話に聞いていた草原妖精の繁殖地へ近づけば、誰何の声がかかる。
名乗りを告げていると、傷を負った人間たちの中に、顔見知りが見える。
「ようこそ、メギンス荘へ」
「成る程、君たちは森であの鳥の母親を退治していた訳か!」
「確かに、森にはサテュロスやピクシーが居たにゅう。
 たまに酒や木の実の交換をしていたにゅう。
 貴方方のお陰で、結果として森が救われたにゅう」
「...なるほど、森を出た雛がここまで。
我らの不手際でござった、あいすまぬ。」
案内された長の前、双方の状況を確かめ合えば、テッツの言っていた『森を出た二羽』に襲われた様子。
包帯を巻いた商人のコッカ―、語尾のおかしな草原妖精たち、そしてファ達に謝罪の言葉を述べる。

--------------------------------------------------------------------------------------
食事は進み、徒然なる話も尽きぬ。

「ところでコッカ―殿、聞けば良い皮鎧を取り扱われるとか?
ひとつ誂えては頂けぬか。」
席が何度か入れ替わり、コッカ―氏の隣に座った俺は、果実酒の瓶から氏のカップに酒を注ぎながら、話しかける。

-PLより-
到着日記。
道中では、時々「サモンスモールアニマル」。
アウゴ : ハーメルンの笛吹き 2D6 → 4 + 3 + (4) = 11 (10/19-09:10:43)

コッカ―氏に皮鎧をあつらえていただきたく。
ハドレの3-8が可能であればそれを(520G)を、最高品質がNGであればソフレの3-7(225G)を希望いたします。
ファ [2014/10/20 14:02]

「森の方から、誰か来るにゅう!」

見張りからそんな報告が入ったのは、
あの凄惨な夜から数日が経ったある天気の良い日の夕方頃だった。

門のところまで行くとすでにエーリアンが包帯姿で剣を構えて待っていた。

「よう、お前らも聞いたか。
 それでどう思う?...何って来訪者の正体だ
 これで猛獣のおかわりだったら泣きっ面に蜂だぜ」

「...ああ、ちゃんと話は聞くべきでしょう。
 誰かというからには動物ではなさそうですよ。」

といいつつ、俺は弩を引き、近づくものに照準を合わようと目を凝らした。
すると

「ん? あれは...」

「手練っぽく見える人間と...エルフだな、吟遊詩人か?
 それと...ラ・トマティーナのトリオか」

「襲いに来ましたーって感じではないな。
 まぁ...トマティーナは危険人物臭しかしないのが不安だが」

「ええ、前を行く女性は確かハトハさん、森の妖精はアウゴ。
 オランはミノ亭の常連さん達ですよ。まさかこんなところで...正直、驚きました。
 その後ろの戦士は見かけませんが...」

   ◇◆ ◆◇ ◇◆

もはや目と鼻の先で3人と対峙する、間違いない、知り合いだ。

「妖精族の裔にて、アウゴ・エイデスと申す。
 連れなるはオランの冒険者ハトハ、戦闘民族の娘メルティーナにござる。
 おぉ、ファでは無いか。久しいな。」

「ああ、やっぱりアウゴでしたね。お久しぶりです。
 ってあれ?...最後にオランであったとき、
 遺跡がどうとか言っていませんでしたっけ?」

「まあとにかく奥へどうぞ。庄の方たちに紹介しますよ。」

こうして、それぞれの使命を終えた6人が会したというわけだ。

   ◇◆ ◆◇ ◇◆

メギンズ庄の正式な客人となった3人から話を聞いてみれば、
どうやら事の発端が繋がった。
今回のことは自然の摂理ゆえ誰に責があるというわけではないが、
死者を思えばいたたまれない。生き残った我々は勝者である。
ゆえにその証として笑顔の面々の胃袋に、せめてその証が注ぐのだ。

【PLより】+--------------------

最後の最後で合流とは(笑) 長い、ながーい初めまして! でした。
改めて癒し手が一人もいないとは、よくぞ生き残れたもんです..。

ハトハ [2014/10/20 23:32]

川沿いの道は穏やかだった。

2日間の日程は何事もなく過ぎ、無事に草原妖精の村へついた。
そこにはオランで見た事があるような顔があって、私は逃げた鳥の雛達と虎の子の末路を知ったのだった。


◇ ◇ ◇


自己紹介とか、村の修理とか。
懐が暖かいっていいな。心が広くなるな。

ご飯と寝る場所を提供してもらう代わりに力仕事。
うん、私の性にあっている。


―――――――――――――――――――――――
PL柑橘より
家の修理とか柵の修理とかしますよ!力仕事しますよ!

オランへ戻ったら大蛇の革で剣帯と、鳥の腱でライトクロスボウと、刀のお手入れセット欲しいです!(言うだけはただなので色々欲望を言う

メルティーナ [2014/10/21 22:57]

アウゴさんとハトハさんについて歩くこと2日、その間は何事もなく穏やかに過ぎました。
少し退屈ではありましたが、草原妖精さんと言う人達の村にたどり着きました。
村に入るとアウゴさんやハトハさんの知り合いらしき人とも会いました。
オランの冒険者の人なんでしょうか?

「あたし、オランで冒険者を始めた傭兵見習いのメルティーナ・スカーレットです!みなさんよろしくお願いします!」

自己紹介をしてペコリとお辞儀をします。
みなさんどんな方なんでしょう?時間があればお話してみたいです!

――――――――――――――――――――

この村の人達はどうやらあたし達がいた森から来た虎さんや鳥さんに襲われてしまったようで、今は復興作業中の様です。
今日はここでお世話になるみたいなので、何かあたしもお手伝いしようかと思います!

「すいませーん、あたしも何かお手伝いさせてください!」

――――――――――――――――――――

PLより
村での行動はハトハの後を追いかける感じで動いてます。大好きハトハさん♪

報酬・・・鎧が欲しかったが今回の素材じゃ金属鎧は難しいかな?
鳥さん素材でどんな武具できるんやろ?
ぶっちゃけきぃさんが言うようにお金が欲しい・・・(欲望

ティノ [2014/10/22 02:03]
「懐かしいなぁ」

土壁の小さな家に左手を置く。
どたばたしていて庄の事なんて気にも止めてなかったが、改めて見ると故郷の集落によく似ている。
まあ似てるって言っても建物の大きさとかその位だけどな。
ただ、人間社会にもそれなりに長く関わってきたもんだから。
あんたはデカいから人間の社会のほうが合ってるんじゃないの、なんて言われてたころが思い出される。
そんなことも無かった。人間はどいつもこいつも背がデカいし、建造物も並じゃない。首が疲れる。
俺にはやっぱこの大きさが落ち着くぜ。
「森の方から、誰か来るにゅう!」
「お?」

のんびりホームシックはさせてくれねぇってか。
最低限の武装はして門へと向かう。
「よう、お前らも聞いたか。
 それでどう思う?...何って来訪者の正体だ
 これで猛獣のおかわりだったら泣きっ面に蜂だぜ」

「...ああ、ちゃんと話は聞くべきでしょう。
 誰かというからには動物ではなさそうですよ。」

「人間......なのかねぇ。 森から人間だと原住民か誰かか? 」

人影は三人。原住民と呼ぶにはいささか統一感が無さそうに見えるが......。
と、ここでファが口を開く。
「ええ、前を行く女性は確かハトハさん、森の妖精はアウゴ。
 オランはミノ亭の常連さん達ですよ。まさかこんなところで...正直、驚きました。
 その後ろの戦士は見かけませんが...」
「同郷の御仁達なのかい。世界は狭いねぇ」

話が通じそうな相手なのはありがたい。

「オランの冒険者だってな。俺はティノ。よろしくな!
見ての通りグラスランナー。ああ、でもここの在住じゃないぜ。
オランから商人コッカーさんの護衛で来てるんだ。
あとは......草原妖精訛りの強い同族が沢山いるから上手く適応しろよ!」


「ところでコッカ―殿、聞けば良い皮鎧を取り扱われるとか?
ひとつ誂えては頂けぬか。」
「あ、俺にも色々見せてくれないか?
鎧は良いものを着たいからさ!」

酒の席。森妖精アウゴに続き便乗してみる。



よし!フレーバー記事だ!色々やるぞ!→何しよう?→オロオロ なzenoさんです。

3/7ソフトレザー希望します。アウゴに便乗するの巻。
GM [2014/10/23 16:40]

エーリアンは医学の知識をフルに活用し、
時間を出来る限り割いて怪我人の治療にあたった。

ロッポとティノの怪我については非常に経過がよく、
この2日で完全に傷口が塞がった。
ファとコッカー氏の怪我もほぼ塞がりつつある。

メギンズ庄の住人は、エーリアンを深い感謝と尊敬の眼差しで見た。
それだけ、彼の献身は光っていたことになる。

その献身の故か、彼自身の怪我の治りは一番遅くなってしまったが、
エーリアンは痛みを堪え、笑顔を絶やさなかった。

***********************************

ファは時間を見つけて退治したディアトリマと虎の肉体から、
様々な部位を回収した。

ディアトリマからは、そこそこ良質な腱や嘴、羽毛が取れた。
嗜好品やら、武具やらの材料として使えることだろう。

虎は全身激しく傷ついていたため、有用な材料を採取出来るかは微妙だった。
だが、ファは見事な技術で毛皮やその他の部位を取り出すことに成功した。

幸いだったのは、手負いの虎の内1頭と、最後に倒した1頭が、
かなり上質な毛皮や腱を有していたことだ。

傷は幸い、加工には影響ない場所だった。
毛皮は嗜好品としては難しいが、鎧の材料としてなら多数の傷は関係ない。
膠で煮込んで堅くしてしまうからだ。

...いずれにしても、ファがこなした各種の仕事は、
依頼人であるコッカー氏をおおいに喜ばせた。

「お得意先の鎧職人が喜ぶぞお!
 それに、本来私の商売ではないが、武具職人にも売り込める」

コッカー氏の本業は革鎧に関する部品の仲介だが、
交友関係はそれなりに広い。どうやら武具職人にも顔が利くようだ。

***********************************

ティノの出産に関する知識は人並みに毛が生えたものの程度であった。
ハルラの出産では見張りに精を出していた彼であったが、
そんなティノにもメギンズ庄滞在時に出来ることがあった。

「ティノ兄ちゃん、弓の使い方を教えて欲しいにゅう!」

「お兄ちゃんの弩、大きいにゅう!触らせて欲しいにゅう!」

「鳥や虎を倒したあんて、凄いにゅう!」

庄のこども達はこぞってティノの元に群がり、
武勇譚をねだり、遊び相手になって貰いたがった。

非力な草原妖精にとって、人間と肩を並べて戦い、
猛獣を退治した彼は同族の星、即ち英雄だったのである。

===================================

【GMより】

ネカフェから投稿しております。最終進行開始です!まずは判定結果から。

[各種判定結果]

 ○<治療>:エーリアン
  
  エーリアン7点、ファ10点、ティノ10点、コッカー氏7点、
  ロッポ8点回復!

 ○<前加工>:ファ

  ・虎A11...「虎の毛皮」「虎の腱」入手!
  ・虎B14...「猛虎の毛皮」「猛虎の腱」入手!
  ・虎C12...「猛虎の毛皮」「猛虎の腱」入手!
  ・鳥A10...「巨鳥の嘴」「巨鳥の羽毛」「巨鳥の蹴爪」
        「巨鳥の腱」入手!
  ・鳥B12...「巨鳥の嘴」「巨鳥の羽毛」「巨鳥の蹴爪」
        「巨鳥の腱」入手!

 ○<知識>出産:ティノ8

  人並みの知識でしたが、代わりに子守りで大活躍しました!(笑)
  
[データ管理]

 ○エーリアン  HP 09/ 20 MP 14/ 14 
 ○ファ     HP 12/ 15 MP 19/ 19 
 ○ティノ    HP 16/ 16 MP 19/ 19 
 ○ハトハ    HP 13/ 15 MP 14/ 14
 ○アウゴ    HP 08/ 08 MP 16/ 16 
 ○メルティーナ HP 13/ 21 MP 13/ 13 
 ○コッカー   HP 13/ 16 MP 12/ 12  

[購入・消費物管理]

 ○エーリアン
  ・油:2瓶消費
 ○ファ 
  ・クォレル:2本消費
 ○ティノ
  ・ボーラ購入:80ガメル消費
  ・羊皮紙:1枚消費
  ・「オラン-メギンズ庄の地図」:1枚入手
  ・油1瓶:エーリアンより譲渡
  ・クォレル:1本消費 
  ・松明:1本消費
  ・ボーラ:1つ消費
 ○ハトハ
  ・保存食5日分(7ガメル×1日3食×5日分)105G
  ・巨鳥の腿肉:2セット
  ・巨鳥の胸肉:2セット
  ・巨鳥の手羽元:2セット
  ・森の地図(達成値8)入手
  ・羊皮紙:1枚消費
  ・コモン・ルーン《プロテクション》入手
  ・最高品質バスタードソード(必要筋力15-5)【月下美人】入手
 ○アウゴ 
  ・森の地図(達成値10)入手
  ・羊皮紙:1枚消費
  ・油:1瓶消費
  ・魔晶石3点:2個消費
 ○メルティーナ
  ・巨鳥の蹴爪:2セット
  ・巨鳥の嘴:1セット
  ・巨鳥の羽毛:1セット
 ○持ち主未定【A】
  ・「虎の毛皮」「虎の腱」入手!
  ・「猛虎の毛皮」「猛虎の腱」各1セット
  ・「猛虎の毛皮」「猛虎の腱」各2セット
  ・「巨鳥の嘴」「巨鳥の羽毛」「巨鳥の蹴爪」「巨鳥の腱」各2セット
 ○持ち主未定【B】
  ・卵の殻680ガメル相当
  ・宝石5800ガメル相当
  ・「大蛇の皮」1セット
  ・「巨鳥の嘴」「巨鳥の羽毛」「巨鳥の蹴爪」各1セット
  ・「超巨鳥の嘴」「超巨鳥の羽毛」「超巨鳥の蹴爪」「超巨鳥の腱」各1セット  

この記事への返信は「合流」にチェックを入れて投稿してください。
上位カテゴリ「C:生還」へのチェックは不要です。

GM [2014/10/23 17:56]

アウゴ、ハトハ、メルティーナがメギンズ庄を訪れた夜、
3人を歓待する宴が催された。

エーリアンたちが仕留めた獣たちの肉が、宴に饗される。
それは生命に対する礼儀であった。

味の良し悪しは、特にメルティーナが気にしたかも知れない。
草原妖精たちは煮込んだり、焼け石で蒸し焼きにしたりと、
きちんと調理を施したので、思った以上に美味しく食べることが出来た。

「我がメギンズ庄は、燻製肉を作るのはちょっとしたもんなんだ、にゅう!」

長たるメギンズは胸を張った。

***********************************

それから数日後。
復興も目処が立ち、コッカー氏がメギンズ庄を離れる日が来た。
其処には森から来た3人も加わっている。

「コッカー、本当に助かったにゅう。
 君と護衛たちはメギンズ庄の恩人だにゅう!」

「いいってことさ。困った時はお互い様だしな。
 恩に感じるなら、今後ともどうぞよしなに」

虎やディアトリマの素材を入手し、メギンズから色々と融通して貰ったので、
コッカー氏は喜色満面だ。

「感謝だにゅう。お陰でこうして妹夫妻も無事だったにゅう」

怪我もすっかり治ったロッポが、ティノ、ファ、エーリアンに握手を求める。

「あの...」

おずおずと、赤子を抱えたハルラとルポルが、エーリアンの前に進み出る。

「この子の名前、2人で考えたんだけど、にゅう」

「リアン。リアンにしようと思うんだにゅう」

村を救い、我が子を救ってくれた恩人に対する、最大限の謝意だ。

「リアン!いいなあ、よい名前だにゅう」

メギンズが頷く。

***********************************

メギンズ庄の人々に盛大に見送られ、7人は一路オランを目指す。
傷はまだ完全には癒えぬが、得たものは大きい。

...7人の旅は、もうすぐ終わりを迎えようとしている。

===================================

【GMより】

最終進行第2弾、メギンズ庄出発シーンです。

ハルラの赤ちゃん(女の子)の名前が、リアンになりました。

[データ管理]

 ○エーリアン  HP 09/ 20 MP 14/ 14 
 ○ファ     HP 12/ 15 MP 19/ 19 
 ○ティノ    HP 16/ 16 MP 19/ 19 
 ○ハトハ    HP 13/ 15 MP 14/ 14
 ○アウゴ    HP 08/ 08 MP 16/ 16 
 ○メルティーナ HP 13/ 21 MP 13/ 13 
 ○コッカー   HP 13/ 16 MP 12/ 12  

[購入・消費物管理]

 ○エーリアン
  ・油:2瓶消費
 ○ファ 
  ・クォレル:2本消費
 ○ティノ
  ・ボーラ購入:80ガメル消費
  ・羊皮紙:1枚消費
  ・「オラン-メギンズ庄の地図」:1枚入手
  ・油1瓶:エーリアンより譲渡
  ・クォレル:1本消費 
  ・松明:1本消費
  ・ボーラ:1つ消費
 ○ハトハ
  ・保存食5日分(7ガメル×1日3食×5日分)105G
  ・巨鳥の腿肉:2セット
  ・巨鳥の胸肉:2セット
  ・巨鳥の手羽元:2セット
  ・森の地図(達成値8)入手
  ・羊皮紙:1枚消費
  ・コモン・ルーン《プロテクション》入手
  ・最高品質バスタードソード(必要筋力15-5)【月下美人】入手
 ○アウゴ 
  ・森の地図(達成値10)入手
  ・羊皮紙:1枚消費
  ・油:1瓶消費
  ・魔晶石3点:2個消費
 ○メルティーナ
  ・巨鳥の蹴爪:2セット
  ・巨鳥の嘴:1セット
  ・巨鳥の羽毛:1セット
 ○持ち主未定【A】
 「虎の毛皮」「虎の腱」入手!
  ・「猛虎の毛皮」「猛虎の腱」各1セット
  ・「猛虎の毛皮」「猛虎の腱」各2セット
  ・「巨鳥の嘴」「巨鳥の羽毛」「巨鳥の蹴爪」「巨鳥の腱」各2セット
 ○持ち主未定【B】
  ・卵の殻680ガメル相当
  ・宝石5800ガメル相当
  ・「大蛇の皮」1セット
  ・「巨鳥の嘴」「巨鳥の羽毛」「巨鳥の蹴爪」各1セット
  ・「超巨鳥の嘴」「超巨鳥の羽毛」「超巨鳥の蹴爪」「超巨鳥の腱」各1セット
  
カテゴリを移動します。
「オランにて」に記事を投下するのでお待ちください。

ファ [2014/10/27 17:09]

ジョナサン・コッカー氏の視線を感じつつ、俺はいつものことを、いつもの通りこなすだけ...。

「お得意先の鎧職人が喜ぶぞお!
 それに、本来私の商売ではないが、武具職人にも売り込める」

俺の仕事をその道のプロが気に入ってくれたとなれば少々気恥ずかしい気もするが、素直に嬉しい。

「これほどでかい獲物をばらすのは久しぶりでした。普段はアナグマくらいが限界ですから..ねぇ。」

傷もあらかた塞がり仕事もうまく行ったとあれば、機嫌も自ずと良くなるってもんだ。

作業途中、俺の体に噛みついた牙、引き裂いた爪を改めてまじまじと眺めてみた。

「この牙と爪にやられた...。もしこの牙が、もう少し深く刺さっていたら俺は...。」

見方は変だが、ある意味で牙が俺の命を救ってくれたような気がした。

俺はその牙を慎重にえぐり取ると、よく洗い持ち帰ることにした。
しっかり乾燥させたら、根元に穴を開け革紐を通して首にでも掛けてみようか。

   ◇◆ ◆◇ ◇◆

アウゴ、ハトハ、メルティーナを加えた俺たち7人はメギンズ庄を後にし、
いよいよオランに向けて帰路に立つ日がやってきた。

ジョナサン・コッカー氏とメギンズの、別れを惜しみつつ、
それでいてどこかビジネスライクな語らいを聞きつつ「街に住むやつは...」
ってな毎度のフレーズが頭の中にリフレインしかけた頃、ロッポとその妹夫婦がスッっと寄ってきた。

ロッポはエーリアン、ティノ、そして俺と一人づつ握手を交わす。
短いながらも共に戦った仲間との別れだ。言葉はあまり必要無い。

「あの...」

あの状況下で生き残ったルポルとハルラの子だ、
きっとこの地に住まった一族の霊に祝福されて生まれてきたに違いない。

「リアン。リアンにしようと思うんだにゅう」

一族の霊に祝福されて生まれてきたに違いない子供に、人間の名前を分けるなんて、
草原の妖精にしては洒落れてるなんてもんじゃないな。

赤子を抱きかかえ、エーリアンが語ることを俺たちみんな、感極まりながら聞いていたことだろう。
俺はふと、エーリアンを見ながら俺に精霊との交信の仕方を教えてくれた森の妖精が語ったことを思い出した。

『英雄とは何も優れた者の事ばかりを言うのでは無いぞ。
 真の英雄とは多くの助力をえる者の事を言うやもしれん。
 いやむしろ周りの者が助力を惜しまない者とでも言おうか。
 まあ、そのうちオマエにもこの事の意味が分かる日が来ることもあるだろうて。』

さぁ、もう出発しよう。早く出発しないと、こいつらと離れられなくなってしまうじゃないか。

   ◇◆ ◆◇ ◇◆

徐々に小さくなって行くメギンズ庄。

「達者でなー!あばよっ!」

最後まで賑やかなエーリアンだった。
後から合流した3人がさっさと先を進む後方でジョナサン・コッカー氏とティノ、
そして俺はしばし立ち止まり、そんなエーリアンを眺めつつ、改めてお互いの健闘を称え合うのだ。 

We did it!

【PLより】+--------------------

まずは虎の牙のアミュレットゲーッと!
つづいてオラン編で報酬、経験点をゲーッとします(笑)

ティノ [2014/10/28 00:43]
「ティノ兄ちゃん、弓の使い方を教えて欲しいにゅう!」

「お兄ちゃんの弩、大きいにゅう!触らせて欲しいにゅう!」

「鳥や虎を倒したあんて、凄いにゅう!」
エーリアンは住民の手当てに追われ、ファもまた倒した獲物の解体に時間を裂いている。
そんな中、比較的手の空いている俺の所に子供が集まってくるのも必然か。
俺達が庄では珍しい客人というポジションである以上子供の好奇心は抑えられないよな。

「おうおう、まあ落ち着けって。俺の体は一つしかないんだぜ」

俺は知ってるぜ。
同族の子供ってのはうだうだ言葉で説明してやるより実演してやったほうが喜ぶってことを。
背中に負った弩を下ろす。
腰のポーチから一本の太矢を取り出し、きつく巻きつける。

「ターゲットはあの木だ」

20mくらい先にある太くも細くもない木を指差す。
両手で弩を持ち直し、射撃体制に入る。 ......外したら格好悪いって騒ぎじゃねぇよなぁ。
バシュッ!と、弾性の力を利用して矢が放たれる。
勢いのついたそれは直線を描いて、深く木にめり込んだ。
ケチの付けようのない当たりに子供からも歓声が上がる。

「ま、こいつはちょっと特殊な弓だから扱いは難しいかな。
簡単な弓の使い方ならルポルやロッポに教えて貰うといいと思うぜ」



そして数日後。
全員の怪我も癒えて、庄の機能も回復に向かってきた。
俺達がここに留まる理由も無くなった。
悲しくはあるが、しかし後ろめたさは無い。
ま、放浪草原妖精を続けてきた俺が、後ろめたさで足を止めてたら俺じゃねぇよなぁ。

見送りは庄のほぼ全員が来てくれた。
メギンズさんやロッポ、ルポルやハルラの姿も見受けられる。
勿論、子供達の姿やハルラに抱かれた赤ちゃんの姿もある。
改めて俺達はこれだけの人を救えたのだと実感出来た。
一人一人の笑顔を見ると何とも嬉しい気持ちになる。
「あの...」
一通り庄の皆と別れを終えるとハルラとルポルが前に出てきた。
「この子の名前、2人で考えたんだけど、にゅう」

「リアン。リアンにしようと思うんだにゅう」
「リアン......なる程ねぇ。いい名前じゃねぇか」

戦闘面での虎退治に加え、医療面でも庄の覚えが良かったって証か。
当のエーリアンはハルラから赤子を抱かせてもらっている。
そして自分が父親かのようにリアンへと言葉をかけていく。
「リアン...家族を...大事にな。」
深く深く言い聞かせ、ハルラの下にリアンを返す。

「......さぁー行こうぜ。これ以上は体に毒だ。
また会う日までのお楽しみだぜ。そこにいるリアン共々な!」

足をオランへ向けて一歩踏み出す。
こうして 俺達のメギンズ庄での戦いは終わった。



子供相手に格好つけるよ!
格好つけるつもり無かったけど書いてたら格好つけてたよ!

17:47:59 zeno@ティノ 2d+7 Dice:2D6[3,6]+7=16

問題なし(`・ω・´)