夕闇に吼える

エーリアンの叫びに呼応してか。

がるるるるるぅぅぅぅ...

猛獣の唸り声が聞こえてきた。
それはエーリアンの、丁度背後。

虎の姿は、見えない。
だが、声からしてそう遠くは無い事が分かる。

がるるるるっ！！

茂みの隙間に、ちらちらと黄色と黒の縞模様が見えた。
この瞬間、唸り声の主が虎である事が確定した。
どうやら、メギンズ庄の外をうろついていた個体が居たようだ。

小川からの襲撃に備えていたファは、
逆にエーリアンよりも虎に至近の距離に陣取った事になる。
だが、草むらに潜んでいたお陰で、まだ存在を悟られていないようだ。

草を押しのけ、虎が凄い勢いで接近してくる。
真っ直ぐに...エーリアン目掛けて！

ふと、虎と相対するエーリアンは訝しむ。
何処か虎の動きが鈍い事に。

見れば、全身に矢が何本も突き刺さっている。
先の襲撃で草原妖精に反撃を喰らった時のものだろう。
その時に、足の腱をやられたのかも知れない。

だとしたら...これは僥倖だ。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

【ＧＭより】

では二手に分かれての進行です。ファイト！
此方はＡ-ａルート、エーリアン、ファのルートになります。

エーリアンの策が（或る意味）的中、茂みから虎が現れました。
どうやら村の外までお出かけしていた奴が居たようですよ。

と言う訳で、想定とは逆方向からの登場となります。
それでは戦闘処理に入りましょう！

［状況］

　虎　―　３６ｍ　―　（ファ）―　１４ｍ　―　エーリアン　―　小川

　　・タイガーはファの存在に気がついていません。　　
　　　この為、ファからの射撃に対し、-４のペナルティーを負います。
　　・タイガーは足を負傷している為、移動力に-５ｍ、
　　　攻撃と回避に-２のペナルティーを負います。
　　・茂みの中を移動するタイガーをファが射撃攻撃する場合は、
　　　-２のペナルティーが加わります。

　※タイガーＡは固定値で処理します。

［第１Ｒ行動宣言］

　Ａ２２タイガーＡ：エーリアン目掛けて２０ｍ通常移動
　Ａ１７エーリアン：未定
　Ａ１４ファ　　　：未定

［データ管理］

　○エーリアン　ＨＰ　２０／　２０　ＭＰ　１４／　１４
　○ファ　　　　ＨＰ　１５／　１５　ＭＰ　１９／　１９
　●タイガーＡ　ＨＰ　１２／　２０　ＭＰ　０７／　０７　※攻撃＆回避-２
　　
［購入・消費物管理］

　○エーリアン
　　・油：２瓶消費
　○ファ　
　　なし

［次回進行に際してお願いしたい事］

　○第１Ｒの行動宣言を決定し、ダイスを振ってください！

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人生ってやつはいつも幸運と不運が背中合わせだったりする。どちらの運を掴まえるかは、
ありとあらゆる要素があるものの、結局は掴んだ者の行動次第と相場が決まっているものだ。

がるるるるるぅぅぅぅ...

この時の不幸はわき上がった猛獣のうなり声が背後から聞こえてきたというもの。そして、

がるるるるっ！！

この時の今回の幸運はまだ虎に見つかっていないということ。そう冷静に頭の中で復唱し、
俺はゆっくりと体ごと振り返った。

振り返って分かったのは虎はすでにエーリアンを見つけており、すごい勢いでエーリアンの
方へ向かっていること、そしてすでに矢傷を負っており、どこか敏捷性に欠ける動きをして
いること。

俺は迷わず息を短く吸い込むと、獲物目がけて弩を放った。

【PLより】+--------------------

では虎が先行ということで、虎とファの距離は16ｍ(エーリアンまで30m)地点で発射！

ファの攻撃力は5、虎は-4でこの時点で基準値は9
さらに虎は回避に-2なので基準値は11
しかし、藪から藪への攻撃はファに-2なので、最終的に基準値は9

れん＠ファ ： 発射?！ 2D6 → 3 + 2 + (9) = 14 (09/09-15:25:36)
れん＠ファ ： ダメージ！ 13 = 8 (5 + 5 = 10) + 【5】 キーNo. : 22 (09/09-15:27:36)
れん＠ファ ： あ、クリットしてた(汗　のでもう1回 1 (2 + 1 = 3) キーNo. : 22 (09/09-15:28:40)
れん＠ファ ： しょぼー！　合計14点ダメージ (09/09-15:29:23)

◇クリットのところにチェック入れ忘れてたので追加+5無しでもう一回R22で振りました。
しかし...しょぼ(笑)　虎の防御点7なので7点ダメージ通りました！　残り5点、エーリアン　
トドメっすよ！

次ラウンドは弩装填、もしくは虎が向かってきたら弩を下に置いてファルシオンを抜いて
応戦します。

自体は一転した。
猛獣の唸り声、その唸りが響くのは前方ではなく...後方！

がるるるるるぅぅぅぅ...

「なっ！？後ろを取られたのか！
トラだけに...」

ぼそっと突如として浮かんだジョークを口にする。
が、今はそんなことを考えてる場合じゃない！

急ぎ鞘に手を乗せ構える。
虎は馬鹿正直にこちらに猛スピードで飛び込んでくる、幸いな事にファは気づかれていないようだ。

「ちっ！コレじゃ背水の陣じゃねーか！
この状況、ファはどう動く！？」

その瞬間、ファの潜む茂みから放たれるものが見えた。
放たれたソレは全力疾走する虎に真っ直ぐに突き刺さる！

「ファはやる気かッ！だったらぁぁぁ！」

地面を蹴りだし、ほぼ同時に抜刀。
猛烈な速度で目標へと駆けた。

「たたっ斬る！」

ーーーーーーーーーーーー
PL・走れ！地球せましと駆け巡れ（エーリアン！）
　　 走れ！荒野揺さぶる風になれ（エーリアン！）
　　 吠えろ！吠えろ！吠えろ！エーリアーン（エーリアーン！）

延滞行動でファの攻撃後、抜刀し虎に全力移動で虎に接敵、戦闘を開始します。
バスタードソードは両手持ちで少しでも火力を上げることにしましょう。

次のRで強打+2かな！

「なっ！？後ろを取られたのか！
　トラだけに...」

猛る獣を前に、エーリアンは諧謔を忘れない。
気持ちに余裕があるようだ。

「ちっ！コレじゃ背水の陣じゃねーか！
　この状況、ファはどう動く！？」

返答は言葉では無く、行動を以って示された。
夕闇を切り裂き、草むらから一筋の光条が真っ直ぐに虎目掛けて伸びていく。

どずっ！

エーリアンにも、放たれた太矢が深々と突き刺さるのが分かっただろう。

「ファはやる気かッ！だったらぁぁぁ！」

すかさず片手半剣を抜刀し、

「たたっ斬る！」

虎に全力で迫った！

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

【ＧＭより】

なかなか幸先のよいスタートを切ったようで何よりです！
此方はＡ-ａルート、エーリアン、ファのルートになります。

［第１Ｒ結果］

　Ａ２１タイガーＡ：エーリアン目掛けて２０ｍ通常移動
　　→完了！
　Ａ１４ファ　　：ライトクロスボウでタイガーＡへ射撃攻撃
　　→命中、７点ダメージ！
　Ａ００エーリアン：タイガーＡ目掛けて３０ｍ全力移動
　　→完了！

［状況］

　虎　―　エーリアン　―　１６ｍ　―　ファ　―　小川

　　・タイガーはファの存在に気がつきました！　　
　　・タイガーは足を負傷している為、移動力に-５ｍ、
　　　攻撃と回避に-２のペナルティーを負います。
　　・茂みの中を移動するタイガーをファが射撃攻撃する場合は、
　　　-２のペナルティーが加わります。
　　・エーリアンとタイガーＡは接敵状態に入りました。
　　　ファがタイガーＡを射撃しようとする場合、誤射の可能性があります。

　※タイガーＡは固定値で処理します。

［第２Ｒ行動宣言］

　Ａ２１タイガーＡ：エーリアンに３回攻撃！
　Ａ１７エーリアン：未定
　Ａ１４ファ　　　：未定
　
［データ管理］

　○エーリアン　ＨＰ　２０／　２０　ＭＰ　１４／　１４
　○ファ　　　　ＨＰ　１５／　１５　ＭＰ　１９／　１９
　○タイガーＡ　ＨＰ　０５／　２０　ＭＰ　０７／　０７　※攻撃＆回避-２
　　
［購入・消費物管理］

　○エーリアン
　　・油：２瓶消費
　○ファ　
　　・クォレル：１本消費

［次回進行に際してお願いしたい事］

　○第２Ｒの行動宣言を決定し、ダイスを振ってください！

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疾走し攻撃できるラインまで踏み込む。
お互いの姿は容易に確認でき、手を伸ばせば触れることもできる距離だ。
僅かな睨み合い、しかし状況は激しく動き出す！

「来やがれ猛獣野郎！」
その瞬間、虎の瞳を何倍にも大きく感じた。
いや...大きいのは...錯覚じゃない。
俺の顔のすぐ目の前に...唾液がかかりそうなほど近く！

虎の！獰猛な虎の！奴の牙が俺の目の前に迫っている！

「うおぉぉぉぉぉ！？」

とっさに剣を固く握りしめたまま両の手を突き出し、飛びかかってきた虎を払いのける。

「思ってたよりダンゼン速い...ッ！」

牙による攻撃をギリギリのところで逸らした。
だが一息つくまもなく、再び虎はこちらに全開の殺意を向ける。
鋭利な爪が空気を切り刻みながら、俺がコンマ数秒前まで存在していた空間をズタズタに引き裂いた！

もし、虎が手負いでなかったなら...そう考えるとぞっとするものがある。

「こりゃあ...キッツイぜ...
だが、勝てない相手じゃねぇな！」

必死に回避行動を取りつつ、反撃に出る！

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
PL・
強打じゃなくてよかった...
かっこ良く決めたかったけど、次のRに持ち越し！


ダイス・
迷ったらダイスで決めよう！　1ｄ2　1強打　2通常攻撃 Dice:1D2[2]=2
虎の攻撃回避　爪　2ｄ6+3 Dice:2D6[5,1]+3=9
爪　その2　2ｄ6+3 Dice:2D6[6,4]+3=13
牙　2ｄ6+3 Dice:2D6[1,6]+3=10

虎が手負いなのでぎりぎり避けられました、危なかった...

こうげきー　2ｄ6+4 Dice:2D6[1,5]+4=10
ダメージ！　R22＠10+4　 Dice:R22@10[2,3:3]+4=7

しかしノーダメ...！

声を張り上げ、エーリアンは虎への注意を引き付ける。

「来やがれ猛獣野郎！」

その背後では、ファが黙々と次の太矢を弩に番えている。

がるるるっっ！！

虎は手負いとは言え、凄まじい勢いでエーリアンに攻撃を仕掛ける。

「うおぉぉぉぉぉ！？」

片手半剣を両手で構え、必死に爪と牙を払いのける。

「思ってたよりダンゼン速い...ッ！」

何とか、全てをかわすことが出来た。

「こりゃあ...キッツイぜ...
　だが、勝てない相手じゃねぇな！」

お返しとばかりに、剣を激しく斬り込む。
踏み込みが甘かったためか、虎の分厚い毛皮を引き裂くことは適わない。
先の攻撃を受けて、無意識の内に腰が引けていたのかも知れない...

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

【ＧＭより】

決着はお預けとなりましたが、勢いはまだＰＣ側にあるようですね！
此方はＡ-ａルート、エーリアン、ファのルートになります。

［第２Ｒ結果］

　Ａ２１タイガーＡ：エーリアンに３回攻撃！　
　　　　　　　　　→全て回避！
　Ａ１７エーリアン：両手持ちでタイガーＡに通常攻撃！
　　　　　　　　　→命中、ダメージ通らず！
　Ａ１４ファ　　　：クォレルの巻き上げ
　　　　　　　　　→完了！
　
［状況］

　虎・エーリアン　―　１６ｍ　―　ファ　―　小川

　　・タイガーは足を負傷している為、移動力に-５ｍ、
　　　攻撃と回避に-２のペナルティーを負います。
　　・茂みの中を移動するタイガーをファが射撃攻撃する場合は、
　　　-２のペナルティーが加わります。
　　・エーリアンとタイガーＡは接敵状態に入りました。
　　　ファがタイガーＡを射撃しようとする場合、誤射の可能性があります。

　※タイガーＡは固定値で処理します。

［第２Ｒ行動宣言］

　Ａ２１タイガーＡ：エーリアンに３回攻撃！
　Ａ１７エーリアン：未定
　Ａ１４ファ　　　：未定
　
［データ管理］

　○エーリアン　ＨＰ　２０／　２０　ＭＰ　１４／　１４
　○ファ　　　　ＨＰ　１５／　１５　ＭＰ　１９／　１９
　○タイガーＡ　ＨＰ　０５／　２０　ＭＰ　０７／　０７　※攻撃＆回避-２
　　
［購入・消費物管理］

　○エーリアン
　　・油：２瓶消費
　○ファ　
　　・クォレル：１本消費

［次回進行に際してお願いしたい事］

　○第３Ｒの行動宣言を決定し、ダイスを振ってください！

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振り下ろした刃。
刀身は確実にヤツを捉えていた。

だが、手応えはない。

「...ッ！
浅かったか...野郎！」

ほんの一瞬だ、だがほんの一瞬。
俺は恐怖を覚えた。
もし、避けることが出来なかったら、ズタズタに引き裂かれてしまんじゃないか？
俺のロクに戦ったこともない剣術で、この猛獣を仕留めることはできるのか？

俺はここで死ぬんじゃないか？

その感情が動きを鈍らせたのだ。
俺は自分を少し情けなく感じた。

手負いの虎は、なお俺に襲いかかる。
生き残るために、究極的なまでに原始的な反射行動。
だが、その行動はこの場において最も正しい。
傷だらけの虎は恐怖に震えるより先に、敵を打ち倒すことを選んだのだ。

夕闇が嫌に眩しく感じる。

俺は虎を見た。虎の瞳を見た。虎の決死の覚悟を見た。

ならば、今度はこちらの番だ。
ヤツに俺の覚悟を見せてやろう。

俺は自然と足の動きを止め、剣を構え真っ直ぐに標的を見つめた。
ヤツは俺に再び飛びかかる。
回避する事のない俺はヤツの牙を甘んじて受けた。
鎧が軋む音が、辺りに響く。

「...おい虎公。
こいつぁな...お前から学ばせてもらった授業料だとでも思いな...ッ！」
歯を食いしばり鈍痛に耐える。

鋭利な爪が再び俺を襲う、だが先程のような鈍痛は感じなかった。
奴の爪は...鎧が完全に受け止めていたからだ。
最早、恐怖におののく事は無い。

もう一方の爪が再び唸りを上げた

「しかしだ、テメェもまだまだ勉強不足みたいだな？
この俺に...二度も同じ手は通用しねぇ！！」

叫び上げると同時に両腕を打ち上げ、爪による攻撃を弾くとともに虎を一気に引き剥がす！

この姿勢は防御のためだけではない、両腕を振り上げる事によって頭のてっぺんに剣を構えることになる。
このまま振り下ろせば、無防備な奴に体重の乗った一閃がぶち当たるのは自明の理。

「勉強になったか？」

言葉とともに、引導を渡した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
PL・
活躍できてよかったデス！（コレで実はトドメじゃありませーんだったら泣きます）
エーリアンが虎から何かを学んだっぽいです！

ダイス・
回避　虎攻撃　牙　2ｄ6-1 Dice:2D6[1,5]-1=5
　　　　虎攻撃　爪　2ｄ6+1 Dice:2D6[5,1]-1=5
　　　　虎攻撃　爪　2ｄ6-1 Dice:2D6[6,6]-1=11　6ゾロ！文書中では格ゲーで言う、弾きのイメージで防ぎました。

ダメージ 防御！　牙　R22+2 Dice:R22[3,4:6]+2=8? 2点ダメージ
　　　　　 防御！　爪　R22+2 Dice:R22[4,6:8]+2=10　0点ダメージ

エーリアンの攻撃！　2ｄ6+6 Dice:2D6[6,5]+6=17
絶対逃がさん！ここで仕留める！　強打+2　R22＠10+6 Dice:R22@10[6,2:6]+6=12　虎に5点ダメージ
たおしたー！ばんざい！

虎がエーリアンに噛みついたのを見た時はさすがに一瞬ヒヤっとしたが、
直後の攻防で虎が崩れ落ち、まずはひとつと士気も上がる。

俺は新たに太矢を番えた弩を手にエーリアンの元へと駆け寄り、
まずはエーリアンの状態を確認する。

「その傷、見た目は派手ですが　･　･　･　大丈夫のようですね？」

次に、倒れた虎の傍らに素早く片膝を突くと、仕留めた獲物を改めて観察する。

「結局、一撃でしたね。」

ニッと歯を見せて笑いつつ

「こうなってしまえば、単に上質な獲物ってもんです。」

ハンターの性か、獲物の価値を頭の中で皮算用していた。
本来の狩りならば、これから解体して前加工という段階だが、
今はそんな悠長なことを言っている時ではないことは分かってるつもりだ。

「一応、息が無くても念入りにトドメは刺しておいた方が良いでしょう。」

それはあなたの役だ、とばかりエーリアンにその場を譲り、
俺は改めて周辺の状況を探ろうとするが、新たな危険は今のところ感じられない。

　　◇◆　◆◇　◇◆

「これで、あと2匹。メギンズ庄の方はどうなったのか。」

遠目ではあるが、ティノ達が向かった家の方を眺めてみた。

「もはや、改めてここで陽動をつづけても仕方がないかな。僕らも庄の方へ向かおうかい？」

エーリアンの意見はどうだろうか。

【PLより】+--------------------

いや、お見事！　3連続攻撃ってのはやっかいですが、よくぞしのぎ切りました。
そして期待通り、一撃で仕留められて良かった！

でわ早速、ハンターのお仕事(笑)　虎の価値は如何ほど♪
れん＠ファ ： 価格判定(笑） 2D6 → 5 + 4 + (5) = 14 (09/12-17:43:31)
悪くない出目っす。

が、むしろこっち大事なのに、
れん＠ファ ： 周辺状況に対して危険感知 2D6 → 2 + 1 + (3) = 6 (09/12-17:51:50)
あわや一ゾロ(笑)　うーん、辺りに虎はいなさそう（ある意味、正解？）

移動する場合、エーリアンとファはセットで動いた方が良さそうです。
距離を空けて、また虎が現れると各個撃破の可能性がありますから。

「...ッ！
　浅かったか...野郎！」

自戒を込めてなのか捨て身なのか。

「...おい虎公。
　こいつぁな...お前から学ばせてもらった授業料だとでも思いな...ッ！」

エーリアンは防御をかなぐり捨て、攻撃に意識を集中させる。

「しかしだ、テメェもまだまだ勉強不足みたいだな？
　この俺に...二度も同じ手は通用しねぇ！！」

噛みつかれ、爪で薙ぎ払われたが、何とか踏み止まる。
鎧が、身体を守ってくれたのだ。

「勉強になったか？」

全体重を乗せ、渾身の力で剣を振り下ろす。
虎の意識は、其処で途絶えた。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「その傷、見た目は派手ですが　･　･　･　大丈夫のようですね？」

戦いが終わるのを見計らって、茂みから出てきたファ。

「結局、一撃でしたね。」

エーリアンに笑顔を見せつつ、

「こうなってしまえば、単に上質な獲物ってもんです。」

倒れた虎の、毛皮としての価値を値踏みする。

...矢傷と切り傷がたくさんついている。質はけして悪くないが、
一般的な取り引きでは、かなり買い叩かれてしまうだろう。

「一応、息が無くても念入りにトドメは刺しておいた方が良いでしょう。」

ファの言葉を受け、エーリアンはどのように行動しただろうか。

「これで、あと2匹。メギンズ庄の方はどうなったのか。」

戦闘にまごついたが、ものの数十秒に過ぎない。
ファの目には、メギンズ庄を駆けていく３人の後ろ姿が見えた。
追いつけない距離では無いだろう。

「もはや、改めてここで陽動をつづけても仕方がないかな。
　僕らも庄の方へ向かおうかい？」

エーリアンは、ファの提案にどう答えるであろうか？

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

【ＧＭより】

エーリアンが格好よく、決めましたね。おめでとうございます！
此方はＡ-ａルート、エーリアン、ファのルートになります。

さて、メギンズ庄へと進み、戦闘中のティノと合流することが可能です。
此方が戦闘を先に行っているので、時間軸的には整合が取れる筈。

その他の行動を取りたい場合は言ってくださいね！

［第３Ｒ結果］

　Ａ２１タイガーＡ：エーリアンに３回攻撃！　
　　　　　　　　　→２回命中、２点ダメージ！
　Ａ１７エーリアン：両手持ちでタイガーＡに強打Ｄ＋２！
　　　　　　　　　→命中、５点ダメージ、タイガーＡ気絶！
　Ａ１４ファ　　　：行動キャンセル
　　　　　　　　　
［状況］

　虎・エーリアン　―　１６ｍ　―　ファ　―　小川

　　・タイガーは足を負傷している為、移動力に-５ｍ、
　　　攻撃と回避に-２のペナルティーを負います。
　　・茂みの中を移動するタイガーをファが射撃攻撃する場合は、
　　　-２のペナルティーが加わります。
　　・エーリアンとタイガーＡは接敵状態に入りました。
　　　ファがタイガーＡを射撃しようとする場合、誤射の可能性があります。

　※タイガーＡは固定値で処理します。

［各種判定結果］

　・＜価格判定＞：ファ１４
　　　　　　　　
　　毛皮としては上質ですですが、キズモノなので安く買い叩かれるで
　　あろうことが分かります。

　・＜危険感知＞：ファ６
　　
　　現時点では何も感じません！　

［データ管理］

　○エーリアン　ＨＰ　１８／　２０　ＭＰ　１４／　１４
　○ファ　　　　ＨＰ　１５／　１５　ＭＰ　１９／　１９
　○タイガーＡ　ＨＰ　００／　２０　ＭＰ　０７／　０７　※攻撃＆回避-２
　　
［購入・消費物管理］

　○エーリアン
　　・油：２瓶消費
　○ファ　
　　・クォレル：１本消費

［次回進行に際してお願いしたい事］

　○次の行き先を決定してください！

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振り下ろした刃。
その一撃により、俺は生き残ることが出来たのだと実感する。

「何とか...なったか？」

勝利の確信が俺の緊張をほぐしていく。
俺は十分に戦える、それが何より満足行くものとなった。

「その傷、見た目は派手ですが　･　･　･　大丈夫のようですね？」

「ファ！そんなとこに居たのか、コイツに夢中で全然気づかなかったぜ
傷に関しては鎧がヘコんじまったけど、体の方は問題ないぜ」

どんと胸を張り健在であることをアピールする。

「で、さっそく見てみるか？」
俺が促すまでもなく、ファは慣れた手つきで獲物の観察を行うようだ。
こういうとこを見ると、なかなかに感心させられる。

「結局、一撃でしたね。」

「へへっ...まぁな！
でもコイツはファの手柄でもあるぜ？
茂みを疾走するコイツに当てたんだから大したもんだ」

お互いの健闘を讃え合い同時に笑い合った。
いい仕事仲間に巡り会えたと今更ながら実感する。

「こうなってしまえば、単に上質な獲物ってもんです。」

「良い副収入になってくれたらいいんだけどな、旦那も危険手当出してくれるらしいし
案外、がっぽり儲かるかもな？文字通り皮算用だけどよ！」

もし、大金が手に入ったら...という恐らく世界一思考されたであろうテーマについて、
様々な想像を膨らせる、こういう時間はやはり独特の楽しさがある。

算段がついたのか、ファが想像を膨らませつつある俺に声をかけた。

「一応、息が無くても念入りにトドメは刺しておいた方が良いでしょう。」

とだけ告げて、あたりを見回している。
なるほど、譲ってくれてるって事かね？

「そいつもそうだな、コレで起き上がって来られても敵わねぇ」

「このへんか？」「いやこっち？」などとどの部分を刺せばいいのか手間取りながらも
ゆっくりと首元に剣を押しこみ、確実なトドメを刺した。

地面に座り込み、剣に付着した汚れを念入りに拭いておく。
なかなか高かった上に、武器屋のオッサンにちゃんと手入れしろと口酸っぱく言われてたからな。

「もはや、改めてここで陽動をつづけても仕方がないかな。僕らも庄の方へ向かおうかい？」

手入れを終え、ゆっくりと立ち上がりメギンス庄に視線を移す。
一瞬だが、ティノ達3人の姿が確認できた。

「向こうも上手くやってるみたいだな、陽動は成功したってとこかね。
しかし一頭は仕留めたとは言え、想像以上に手ごわかった...
向こうが鉢合わせたらマズイことになるかも知れねぇ、俺たちも行ってみるか」

ーーーーーーーーーーーーーーー
PL・
いやー！ファのクリティカルも実に素晴らしかったです！
この調子でスマートにやってしまいましょう！

ということで、エーリアンは虎にトドメを刺した後
ファと共にメギンズ庄へ向かいます！

装備チェンジ・
一応、剣を鞘に収めて、盾に持ち替えて不意打ちに警戒します。

ダイス・
戦士だけだから何もできない！

ティノ達に後ろ姿を見るに付け、急かした感が無きにしも非ず、

「向こうも上手くやってるみたいだな、陽動は成功したってとこかね。
　しかし一頭は仕留めたとは言え、想像以上に手ごわかった...
　向こうが鉢合わせたらマズイことになるかも知れねぇ、
　俺たちも行ってみるか」

「陽動に成功した、というのはどうでしょう。
　僕らは単に3分の1のカードをひいたにすぎません。
　残りの3分の2をティノ達が引くかも知れないし、引かないかも知れない。
　ただ潜入隊と虎の鉢合わせはマズイですね。」

さすがにエーリアンもよく心得ている。
エーリアンと俺の組み合わせはある意味、現在の面子の中で最強武力だ。
それが、手負いであるにも関わらず、エーリアンが傷を負わされるような戦いだった。
本来の護衛対象であるジョナサン･コッカー氏の腕前うんぬんはともかく、
ティノ達の武力では心許ないと言わざるを得ない。

「なにせ、相手は野生の虎で腹を空かせ、手傷を負っています。
　まして母子の関係もあれば何をしでかすか、わかったもんじゃないですから。
　できるだけ急いで合流した方が良いでしょう。」

現実的に陽動側で三匹の内、一匹しか引きつけられなかったのは限りなく失敗に
近い気もする。ティノ達が虎に遭遇していないことを祈るばかりなのだが、
同時に俺を動かす根源たる何かの精霊が急げと言っているような気がした 。

　　◇◆　◆◇　◇◆

盾を翳し先を行くエーリアンに遅れることのないよう、それでいて周囲へ最大限の
警戒をしながら俺は庄への道を急いだ。

【PLより】+--------------------

メタ的思考&行動を、精霊の所為にしました(笑）
しかし、あちらも残すところHP 1なので急務はなくなったっぽい。

ということは全員揃ったところで、無傷の大虎がゲーゲーしそうだ(笑）

弩は発射態勢で、エーリアンの後方3メートルくらいを警戒しながら追走
してゆきます！　敏捷度的に最初の戦闘ラウンドはエーリアンには攻撃順位を
最後にしてもらって、射撃後に攻撃してもらえると誤射を防げるのかなと思いますが、
どうでしょ？＞GM

「向こうも上手くやってるみたいだな、陽動は成功したってとこかね。
　しかし一頭は仕留めたとは言え、想像以上に手ごわかった...
　向こうが鉢合わせたらマズイことになるかも知れねぇ、
　俺たちも行ってみるか」

「なにせ、相手は野生の虎で腹を空かせ、手傷を負っています。
　まして母子の関係もあれば何をしでかすか、わかったもんじゃないですから。
　できるだけ急いで合流した方が良いでしょう。」

戦いを終えたばかりの２人は、息つく暇も無く駆ける。
何かに急き立てられるように、メギンズ庄へと...

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

【ＧＭより】

では移動しましょう！
此方はＡ-ａルート、エーリアン、ファのルートになります。

［各種行動宣言］

　・タイガーＡへの止め：エーリアン
　　　　　　　　
　　完了しました！

　・クォレル巻き上げ＆エーリアンの後方３ｍ保持：ファ

　　巻き上げ完了、追走もよしとしましょう！

［データ管理］

　○エーリアン　ＨＰ　１８／　２０　ＭＰ　１４／　１４
　○ファ　　　　ＨＰ　１５／　１５　ＭＰ　１９／　１９

［購入・消費物管理］

　○エーリアン
　　・油：２瓶消費
　○ファ　
　　・クォレル：１本消費

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