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転機

エーリアン [2014/08/24 18:51]

「...フー、あちぃな」

ピークを過ぎたとはいえ、やはり蒸し暑い。
ベルトポーチに引っ掛けてある水袋に手を伸ばし...喉を潤す。

>「ようし、あともう少しだ」

男が声を上げる、ジョナサン・コッカー...行商人で俺の雇い主でもある。
冒険者を始めてすぐに仕事にありつけた辺り、俺はついてると思う。

あと少し、この言葉に俺は歓喜の声を上げた。

「お!ホントか?」

>「エーリアン君、上手くすれば今夜は暖かい屋根の下で休めるぞ。
>そうすれば、暑苦しい鎧を脱いでゆっくり出来るな!」

「助かるぜ...!別に原っぱで野宿とかはどうってこたぁ無いが
この暑さだけはたまんねぇぜ...今のところ最大の障害は気候と...まぁ鎧だわな...」

憎らしげに、自らの身体を守る鉄鎧を叩く。
冒険者を始める際、役立つだろうと期待を込めて購入したのだが...なにぶん重い、そして熱い。

「一日目は頼もしく感じたこいつも、今じゃただのおもりってカンジだ...」

時の流れって悲しいぜ...などとうそぶいていると、旅の仲間が元気な声を上げた。

>「なぁ。後何日くらいで到着するんだ?仲間にも早く会いたいぜ」

この声はティノだ。ティノはグラスランナーで野外活動はまさにお手の物と言った具合に食料を集めてくれた。
そのおかげで、道中はそこまで喰うものには困らなかった。
旦那ことジョナサンも食料を出してくれたしな。実に太っ腹、文字通り。

「何日もかからないと思うぜ、ああ...往復も含めたら何日もかかるか...」

到着と聞いて盛り上がった気分が一気に沈んだ。帰りは怖いというから更に。

>「おうさ!ファもハンターだったんだろ。手伝ってくれよ!エーリアンも何か見つけたら教えてくれよな!」

「おう!まぁ伊達に背が高いわけじゃないからな。
それっぽいものが見えたら知らせる」

意気揚々と辺りを見回す......

うむ、何も見えん。実にいい景色だ。
俺も狩りができたらなぁ...もちっと役に立てそうなんだが。

2歩3歩、とぼとぼと歩くとふと思い立つ。

「なぁ、ファ!暇だし、また狩りのことを教えてくれよ!
クロスボウをさ、ガッ!っと引いてバシュ!ってやるとこもまた見たいし」

ファ・ファーニル。猟師の息子らしく、道中もこれまた見事な弓さばきを見せてくれた。
俺もそこそこ練習した剣技を見せたいが、全く出番なし。無念。

「俺もクロスボウやってみようかね?ちょっと気になって...」

>「...ん?」

旦那が何かに気づいたらしい。
雑談を止め旦那が目を凝らす方角を俺も見つめる。

...?
人が歩いている...それも何人もいる。

「あれは...草原妖精たちじゃあないか!」

「へーあれがグラスランナーかぁ、だが皆でハイキング...ってわけじゃなさそうだな」
のんきな声を上げるが、そういう雰囲気でないのは何となく分かる。
力なく歩いてくる草原妖精たち、何か有ったのかもしれない。

>「何があったんだ?皆、私は彼らの元に行ってみようと思うがいいか?」

>「俺も行きたい!ファとエーリアンはどうする?」

「もちろん!とにかく行ってみようぜ。
ファも気になるだろ?」


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PLより・遂に始まりましたね?改めてよろしくです!
一週間で雑談で盛り上がれるくらい仲良くなったRP!

私は様子を見にいく意見に賛成で。

前金はもらったままで

とりあえず観察だけ!

ダイス
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グラスランナー観察 2d6+5 Dice:2D6[1,2]+5=8

低い(´・ω・`)