【A02-02】作戦決行。

ティノは入念に準備を進める。
地図を認め、エーリアンは緊急時用の油を受け取る。
「コッカーさんもこっちのほうがいい。
危険な役回りは二人が背負ってくれる。比較的安全なはずだ」
「分かった。だが、もしもの時は私も剣を抜くよ」
汗をぬぐいながら、腰の剣に手をやった。
「さて、それじゃあまずロッポ。妹夫婦さんの家か今居る場所は分かるか?
分かるなら俺達のチームはまずそこを目標にして庄に入りたい」
「ハルラとルポルの家は入り口の近くにあるにゅう...」
ロッポは、ハルラ達の住居を指差した。
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ティノはロッポとコッカー氏を伴い、茂みを先行する。
草原妖精がすっぽり隠れてしまう程の高さだ。
虎が潜んでいる可能性は否定出来ない。慎重に進路を選ぶ。
神経を研ぎ澄まし、周囲の音に注意を向ける。
聞こえてくるのは風にそよぐ草の音と、虫の泣き声だ。
地面に目を凝らす。獣の足跡は無いか。それは虎のものでは無いか。
虎のものは...あった。それも、ごく最近のものが。
緊張感が俄かに高まる。もしや、虎がこの近くに?
意識して探ってみるが、どうやらティノ達の近くには潜んでいないようだ。
物音を押し殺し、忍び足で進む。
素人のコッカーは上手に物音を消すことは出来ない。
所々、がさがさと草を大きな音で踏み締め、カチャカチャと音を立ててしまう。
だが、幸いな事に、虎に感づかれることは無かった。
「うおっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
作戦開始だオラァァァァァ!」
エーリアンが命がけの陽動を始めたからだ。
「大丈夫だ!今救助が向かってる!」
「俺たちはメギンズに代わって助けに来たんだ!」
「ロッポがそっちに向かってるからなー!静かに待ってるんだ!」
「かかってこい!この虎がぁぁぁ!」
「出てこいや!」
そのけたたましさは、陽動として十分に役割を果たした。
その後方の茂みの中に、ファは潜んでいる。
弩を引き絞り、狙いを研ぎ澄まして、一瞬に掛ける。
「ふぅ...生きた心地がしないねえ」
思わず、コッカー氏が呟く。
エーリアンの咆哮を隠れ蓑として、無事に柵の前まで到達する事が出来た。
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【GMより】
では場面を一気に進めますね。お待たせしました!
此方はAルート、エーリアン、ファのルートになります。
[各種行動宣言]
○チーム分けについて
・陽動隊:エーリアン(陽動)ファ(狙撃)
・潜入隊:ティノ・ロッポ・コッカー(潜入)
以上、承りました!
○エーリアン叫ぶ
タイガーの<聞き耳>判定に4のペナルティーを与えました!
○エーリアン→ティノへの油譲渡
完了しました。
○エーリアン:油を川に撒く
完了しました。
○ファ:エーリアンの後方14mに配置
ちょっとムシがよいですが、可としましょう!
○ティノ:ハルラ夫妻の家の場所を尋ねる
本文の通り、ロッポが答えてくれました。
[各種判定結果]
○<地図製作>:ティノ12
なかなかの精度の地図が作れました。
○<カモフラージュ>:ファ15
かなり上手に隠れられました。
○<聞き耳>:ティノ10、ロッポ10、コッカー9
○虎の<捜索>:ティノ8、ロッポ10、コッカー10
○<足跡追跡>:ティノ13、ロッポ10、コッカー8
○<忍び足>:ティノ15、ロッポ11、コッカー5
本文の通り。見事に柵の前まで到達出来ました。
足跡から、茂みの何処かに虎が潜んでいることが分かりました。
コッカー氏の<忍び足>がかなり危険でしたが、
GMのダイスが悪かった&エーリアンの陽動のお陰で気づかず、でした!
○<危険感知>:ティノ11、ロッポ6ゾロ!、コッカー5
これは次回進行で使いましょう!
[ダイスチャットからの添付]
10:23:51 テッピン@GM 気づくかな? 2d6-1 Dice:2D6[2,4]-1=5
10:24:02 テッピン@GM 気づききゃしねえ。
[データ管理]
○エーリアン HP 20/ 20 MP 14/ 14
○ファ HP 15/ 15 MP 19/ 19
○ティノ HP 16/ 16 MP 19/ 19
○コッカー HP 16/ 16 MP 12/ 12
○ロッポ HP 08/ 15 MP 24/ 24
[購入・消費物管理]
○エーリアン
・油:ティノに譲渡&小川に撒くで2瓶消費
○ファ
なし
○ティノ
・ボーラ購入:80ガメル消費
・羊皮紙:1枚消費
・「オラン?メギンズ庄の地図」:1枚入手
・油:エーリアンより1瓶譲渡
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「夕闇に吼える」「メギンズ庄進入」に記事を投下するのでお待ちください。