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前進

エーリアン [2014/09/14 00:21]

振り下ろした刃。
その一撃により、俺は生き残ることが出来たのだと実感する。

「何とか...なったか?」

勝利の確信が俺の緊張をほぐしていく。
俺は十分に戦える、それが何より満足行くものとなった。

「その傷、見た目は派手ですが ・ ・ ・ 大丈夫のようですね?」

「ファ!そんなとこに居たのか、コイツに夢中で全然気づかなかったぜ
傷に関しては鎧がヘコんじまったけど、体の方は問題ないぜ」

どんと胸を張り健在であることをアピールする。

「で、さっそく見てみるか?」
俺が促すまでもなく、ファは慣れた手つきで獲物の観察を行うようだ。
こういうとこを見ると、なかなかに感心させられる。

「結局、一撃でしたね。」

「へへっ...まぁな!
でもコイツはファの手柄でもあるぜ?
茂みを疾走するコイツに当てたんだから大したもんだ」

お互いの健闘を讃え合い同時に笑い合った。
いい仕事仲間に巡り会えたと今更ながら実感する。

「こうなってしまえば、単に上質な獲物ってもんです。」

「良い副収入になってくれたらいいんだけどな、旦那も危険手当出してくれるらしいし
案外、がっぽり儲かるかもな?文字通り皮算用だけどよ!」

もし、大金が手に入ったら...という恐らく世界一思考されたであろうテーマについて、
様々な想像を膨らせる、こういう時間はやはり独特の楽しさがある。

算段がついたのか、ファが想像を膨らませつつある俺に声をかけた。

「一応、息が無くても念入りにトドメは刺しておいた方が良いでしょう。」

とだけ告げて、あたりを見回している。
なるほど、譲ってくれてるって事かね?

「そいつもそうだな、コレで起き上がって来られても敵わねぇ」

「このへんか?」「いやこっち?」などとどの部分を刺せばいいのか手間取りながらも
ゆっくりと首元に剣を押しこみ、確実なトドメを刺した。

地面に座り込み、剣に付着した汚れを念入りに拭いておく。
なかなか高かった上に、武器屋のオッサンにちゃんと手入れしろと口酸っぱく言われてたからな。

「もはや、改めてここで陽動をつづけても仕方がないかな。僕らも庄の方へ向かおうかい?」

手入れを終え、ゆっくりと立ち上がりメギンス庄に視線を移す。
一瞬だが、ティノ達3人の姿が確認できた。

「向こうも上手くやってるみたいだな、陽動は成功したってとこかね。
しかし一頭は仕留めたとは言え、想像以上に手ごわかった...
向こうが鉢合わせたらマズイことになるかも知れねぇ、俺たちも行ってみるか」

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PL・
いやー!ファのクリティカルも実に素晴らしかったです!
この調子でスマートにやってしまいましょう!

ということで、エーリアンは虎にトドメを刺した後
ファと共にメギンズ庄へ向かいます!

装備チェンジ・
一応、剣を鞘に収めて、盾に持ち替えて不意打ちに警戒します。

ダイス・
戦士だけだから何もできない!