◇追走!

エーリアンが何か小洒落たことを言っていたような気もしたが、
目指す夫婦の痕跡が発見されティノが追跡可能と言ったところで、
すっかり吹き飛んでしまった。
「これは...急ぐにゅう!」
ロッポの焦りが真新しい虎の足跡が夫婦の後を追っていると分かって以降、
より増長されている。
気持は分かる、落ち着けというのはあまりに他人事かもしれないが、
やっぱりここは落ち着かなければならない。
焦りすぎていてはミイラ取りがミイラになってしまう。
そう考えながら、ミイラってなんっだけ?、と思うのだが。
◇◆ ◆◇ ◇◆
「戦闘は避けられないだろうな。ここが正念場だ、気合い入れるぜ」
エーリアンが全員を鼓舞すると同時にランタンに火をともした。
隊列を決めたところで、後衛のジョナサン・コッカー氏にも
灯りを持って貰うように促す。
大勢で暗闇を進む場合、光源は常に二つある方が有難い。
万が一にも一方が消えても、もう一方が残る。
とはいえ、俺の場合、精霊達の働きから暗闇でもなんとなく
周囲の温度差で様子が見えたりするのだが。
「虎を見つけたら、まず我々の方に注意を引く。
エーリアンにまた例の鬨の声をやってもらいましょう。」
ポンポンっとエーリアンの肩を叩く。
「虎がまっすぐ向かってきたら、ロッポはエーリアンの後ろへ後退、
代わってエーリアンが正面からコンタクト、
僕とティノは射撃後に虎の両側面へ移動、
コッカー氏はエーリアンのバックアップに付く、
ロッポは状況を見て回り込むなどして夫婦の元へ、でいいかな?」
俺は少し思案して続けて言った。
「すでに夫婦が襲われていた場合...(考えたくは無いけど)、
僕とティノ、ロッポが射撃後、エーリアンとコッカー氏がコンタクト。
その場合、少しでも早く勝負を決めないと、でしょう。」
言い終えた俺は弩に矢をつがえ、
いつでも射撃できる体勢で仲間の進撃に遭わせて歩き出した。
【PLより】+--------------------
戦術めいたことを言っていますが、PLで話し合った結果が別途あれば、
本レスの内容はスルーでおっけーです。
とりあえず考えられるのは、虎が夫婦に追いつくより先に追いついた場合と、
すでに夫婦が接敵している場合を考えました。
その他、不測の事態としては、虎がそもそも我々をターゲットに選んだ場合です。
この場合、隊列側面や後方から襲われることもあるかもしれません。
ダイスふりふりー♪
れん@ファ : GM指定ダイス 1 2D6 → 2 + 3 = 5 (09/24-11:56:00)
れん@ファ : GM指定ダイス 2 2D6 → 6 + 5 = 11 (09/24-11:56:12)
ばっちこーい! (笑)