【B05-03】報告と出発。

「無事だったのかあ。よかったあ!」
疲れきった身体には、この間延びした声は安心感を伴うものか。
「あんれえ、テッツ!」
エイメーデが、慌ててテッツをアウゴから受け取り、抱きかかえる。
ピッツが事情を説明すれば、直ぐに落ち着くことだろう。
「...そうかあ、じゃあ、本当にあの大きな鳥を倒したのかあ!」
アウゴたちが持参した巨大な嘴やら蹴爪、卵の殻を見て、
ロドホンは驚きを隠せない。
「ひとまずはゆっくりお休みなあ。さあ、お飲みよお!」
エイメーデが、手作りの果実酒と、木の実や果実を差し出す。
疲れた身と心には、何よりの癒しとなった。
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夜中まで戦いと捜索に明け暮れた反動か。
翌日目が覚めたのは昼過ぎだった。
「ようく、眠ってたなあ」
赤子をあやしながら、エイメーデが言う。
「この辺りには、時折、あんたたちみたいな連中が来るんだあ」
身支度を整えて人心地着いた3人をねぐらの内部に案内しながら、
ロドホンは説明する。
「あんたたちに挙げた指輪も、エイメーデが預けた石も、
結構前に来た人間から貰ったんだ」
曰く、森を出て行くための案内賃代わりだったらしい。
「この奥には入れない部屋が幾つかある。
だけんど、俺には開けられねえし、そのつもりもねえ」
ハトハとアウゴは直感的に感じることだろう。
奥には、危険なものが眠っていることに。
恐らくは、何らかの宝物と、それを守護する何者か。
現状、諦めるしか無かった。
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状況的にロドホンのねぐらの奥への挑戦は断念せざるを得なかった。
必要以上に欲張るのは、死を招く。
先ずはオランに生還し、ささやかな報酬を確実なものとせねばならない。
「あんたたちのお陰で助かったよ。
少しずつだけど、逃げた動物たちも帰ってくるだろうしなあ」
エイメーデから礼を言われ、
「有難う。お父さんとお母さんの仇が討てた」
「みんなも、もう少しすれば帰ってくるって、私信じてる」
テッツとピッツも頭を下げる。
「達者でなあ。元気でやれよお!」
近くに寄った時は顔を出してくれよう、
その時はまた酒をご馳走してやるからなあ!」
ロドホンが角笛を鳴らし、盛大に見送る。
食料は問題無い。雛鳥と大蛇の肉が大量にあるからだ。
川沿いに歩いて2日もすれば、森を出られる。
3人は、草原妖精の繁殖地目指して歩き始めた―――
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【GMより】
ではエンディングに向かいましょう!
此方はBルート、ハトハ、メルティーナ、アウゴのルートになります。
遺跡のゲートでPC同様に飛ばされてきた冒険者に、
しばしばロドホンは遭遇していた模様です。
コモンルーンや魔晶石は、森を出る道案内の報酬として貰ったもののようです。
ロドホンのねぐらの奥には未踏の部屋がある、としておきましょう。
ですが、今回はスルー、ということで!
では此方もカテゴリを移動します!
[データ管理]
○ハトハ HP 13/ 15 MP 14 14
○アウゴ HP 08/ 08 MP 16/ 16
○メルティーナ HP 13/ 21 MP 13/ 13
[購入・消費物管理]
○ハトハ
・保存食5日分(7ガメル×1日3食×5日分)105G
・巨鳥の腿肉2セット
・巨鳥の胸肉2セット
・巨鳥の手羽元2セット
・森の地図(達成値8)入手
・羊皮紙1枚消費
・コモン・ルーン《プロテクション》
・最高品質バスタードソード(必要筋力15-5)【月下美人】入手
○アウゴ
・森の地図(達成値10)入手
・羊皮紙1枚消費
・油1瓶消費
・魔晶石3点2個消費
○メルティーナ
・巨鳥の蹴爪2セット
・巨鳥の嘴1セット
・巨鳥の羽毛1セット
○持ち主未定
・卵の殻680ガメル相当
・宝石5800ガメル相当
・「大蛇の皮」1セット
・「巨鳥の嘴」「巨鳥の羽毛」「巨鳥の蹴爪」各1セット
・「超巨鳥の嘴」「超巨鳥の羽毛」「超巨鳥の蹴爪」「超巨鳥の腱」各1セット
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「合流」に記事を投下するのでお待ちください。