月夜を駆ける

胸騒ぎがする、俺の勘はこういうイヤーな事に限って良く当たる。
俺は不安を振り切るかのように、モーリスのライトが闇を照らす夜道を駆けた。
そのとき、かすかに声が聞こえた。
「止めて!離してください!」
「この声は...!
くそっ、やっぱり面倒なことになってたか!」
声の方角に向かって全速力で駆け出す。
「モーリス!こっちだっ!」
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全速力で獣道を走る、俺は衣服の所々に葉っぱや枝を巻き込みながらも走り続けた。
そして暗い森を駆け抜けた時、そいつは俺達の前に姿を表した。
「...何だ、貴様たち」
妙な雰囲気を放つ男が俺たちを待ち構える。
その傍らには『インプ』の姿も確認できた、何にしろカタギじゃなさそうだ。
「エーリアンさん!モーリスさん!」
「助けてください!この人が、私を!」
コンスタンツの姿も少し奥に確認できた。
ひとまずは安心ってわけか...それじゃあやることは決まった。
「やるぞ、モーリス!」
俺はそう叫び、再び地面を踏みしめ駆ける。
「あともう少しだったのに、邪魔をしおって」
「テメェみたいな露骨な悪党は!
こういうふうに邪魔されて負けちまうように世の中回ってんだ!」
全速力で近づきながらも、啖呵は切る。
薄暗いが、野郎の目玉が覗けるぐらいに近づいた!
「赤石だけでは足りぬ。
父親から教わった秘密の言葉がある筈だ。
ついて来て貰おう。そして、喋って貰うぞ!」
「どおぉっりゃ!」
コンスタンツに近づこうと、よそ見をした奴の背中におもいっきり体当たりを仕掛ける!
体当たりの勢いのまま、奴らを出しぬき前に立ち塞がる。
俺の背後にはコンスタンツが居る、男としても冒険者として絶対に危害を加えさせる訳にはいかない!
「ちょいと...待たせちまったな」
ちらと背後のコンスタンツに目をやる。
そして悪党どもに、こう宣言した。
「テメェらはコンスタンツに指一本触ることはないぜッ!
この俺とモーリスがいる限りはなッ!」
追いついて来た相棒に目配せをして、俺はファイティングポーズを構えた。
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PL・たいあたり!
追記:初期配置はPの2で!
エーリアンはD5に全力移動。
そして、体当たりを怪しい男に仕掛けます。
立ちふさがった事でこのRの敵の攻撃はキャンセルかな...
もし、エーリアンに攻撃が来る場合は盾を装備した状態で体当りしたことにします。
エーリアン の たいあたり ! 2d6+4 Dice:2D6[2,6]+4=12
とりあえず当たった場合のダメージ判定を R0@10+4 Dice:R0@10[1,2:0]+4=4
怪しい奴が転倒したか 2d6+4 Dice:2D6[5,6]+4=15
照明はモーリスに任せます!
トランスファーメンタルパワーが欲しい時はいつでも言って下さい(`・ω・´)