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三つ巴

GM [2014/12/30 20:51]

翌朝。
まだ木々に靄が薄くかかっており、空には薄暗さが漂う時刻。
4人は旅装を整え、温泉目掛けて出発した。

ノートンへは、村長が昨晩の内に使者を用立て、送ってくれている。
早ければ、4日後には応援が到着する筈だ。

***********************************

村長から借り受けた、近辺の地図を手に進む。
道自体はそう迷わない。分かり易い地形だ。
問題は別の所にあった。

何時、何処で妖魔の一団に遭遇するか。
日中は妖魔の活動時間ではない。かと言って、油断は出来ない。
ホブゴブリンはともかく、ダークエルフまで居るのだから。

加えて、目撃証言が妖魔の総数とは限らない。
猟師がたまたま目撃しなかっただけで、他にも潜んでいたかも知れないのだ。
嫌が上でも、緊張感は高まる。

かくして、無言の行軍となった。
普段はお喋りなマルグレーテは、絶えず周囲への警戒を見せる。
視線は鋭く、しなやかな体躯と相まって、まるで猫科の猛獣を思わせる。

***********************************

夕刻。
ペースを速めたお陰で、予定よりも早く温泉地帯の近くへと到着した。
件の温泉そのもの姿はまだ見えないが、周囲には硫黄の匂いが微かに漂う。

落葉樹の鮮やかな紅葉が、夕陽を受けてより鮮烈な朱に染まる。
この木々を掻い潜れば、木の実の群生地へと向かうことになる。
一方、眼前の穏やかな傾斜を下れば、岩場へと辿り着くだろう。

その時、アイナティートとリノが異変に気付いた。
傾斜の底、つまり温泉のほうから叫び声が聞こえてくるような気がする。

「...貴女たちも、聞こえましたか」

どうやら、マルグレーテも感づいたようだ。
アイナティートは声の主が、猿たちのような気がした。
加えて、あの忌々しいホブゴブリンの怒号まで聞こえた気がする。

「とにかく、行ってみましょう」

言うが早いが、彼女は駆けていた。

***********************************

駆ける、とは言っても、現場に近づけば慎重になる。
シャルロットとマルグレーテ及びリノは、足音を忍ばせながら進んでいく。
深窓の令嬢たるアイナティートには忍び足など不可能だが、
装備がごく軽装なため、自分では何とか大丈夫、と辛うじて思える状況だ。

傾斜が緩やかになり、谷底になるに従って、岩が剥き出しになっていく。
硫黄の匂いはより強烈になり、視界の片隅ではもうもうと蒸気が吹き上がる。
この一帯が、天然の温泉が噴き出ているのは疑いないところだ。

精霊使いであるシャルロットには感じる。
この一帯は、炎・水・土などの精霊力がとても強い。
しかも、それらは未分化であり、始源の混沌の力を秘めているようだ。

足元には、複数の足跡が残されている。
マルグレーテとシャルロットには容易に見分けがつく程だ。

少なくとも10匹前後の猿と、7体の人間型の生物。
うち1体は靴を履き、やや小柄だ。
2体は大柄で裸足、もう4体は小柄で裸足のようだ。

***********************************

そして、現場に到着した。

きぃっ、きっ、ききぃっ...!!

やかましく騒ぎ立てながら、猿たちが足元の石を拾い、
片っ端から投げつけている!

『ごぶぅっ!』

まともに顎に当てられ、一体の妖魔が地に伏した。

『ええい、何をしている愚か者!』

失態を激しく罵るのは、深くフードを被った小柄な人物だ。
この中で、アイナティートだけが彼の言葉を理解した。
エルフ語だったからだ...

小柄な人物の周囲には、赤黒い体躯の妖魔が2体、
油断なく武器を猿たちに向け、威嚇の姿勢を取っている。
妖魔ホブゴブリンだった。

フードの人物及びホブゴブリンと離れた温泉の間近で、
猿からの投石で右往左往しているのは最下級の妖魔、コボルドだ。
それが4体。

猿たちは温泉近くに器用にも石垣を作り、
其処から石を投げ続けている。
その数は...10匹。

4人は、猿たちが何故、こんなにも必死に温泉を守っているのか、
疑問に感じたことだろう。
しかし、温泉を眺めると事態を即座に理解する。

明らかな深手を負った一回り大きな体躯の猿が、温泉に身を浸しているのだ。
おそらく、群れの統括者だろう。
アイナティートとリノは即座に理解する。

き...きぃっ...

ボス猿の意識は朦朧としているようだ。
首から肩にかけて、狼らしき生物に噛まれた傷が見える。
かなり深い。

その周囲には、ボス程ではないだろうが、負傷した猿たちが身を浸している。
恐らく、妖魔との戦いで負傷したのだろう。

『きゅきゅきゅこれきいっ!!』

その様子をコボルドたりからは距離を置いた場所から、
意味は読み取れないがおそらくは罵声を浴びせている存在が居た。
居た、という表現は正しくない。浮いていたからだ。

アイナティートとリノは彼の存在の正体を知っていた。
アイナは余程、妖魔に関して嫌な記憶があったのか、それとも得意分野なのか。

あれはグレムリン、記憶を失わせる精霊魔法を駆使する、
侮れない妖魔の一種だ!

『む?』

フードの人物が、4人の存在に気付く。
猿たちも、一斉に此方を振り向いた。

「こんな所に何のようだ、邪魔者共め」

聞こえないように小さく呟くが、残念ながらしっかりと聞こえてしまっている。

「我々はあの温泉を利用したいだけなのだが、
 ご覧の通り、あの猿共に邪魔されて困っているのだ...」

さらりと言ってのける。

「どうだ?あの猿たちを排除するのを手伝ってくれないか?
 手伝ってくれれば、報酬はきちんと払おう」

そう言うと、懐から革袋を取り出す。

「悪い話では無いだろう?
 我々は何も人里に危害を加える訳では無いのだから」

この言葉、何処まで信じてよいのだろうか?

===================================

【GMより】

では遅れを取り戻すべく、場面を一気に進ました!
此方はBルート、アイナティート、リノとシャルロットのルートになります。

シャルロットが<地図製作>で模写しなかったので、
プロウル村近辺地図は借り受けたことにしておきます。
シャルロットが持っていてくださいね。

さて、温泉を眼前にして猿の群れと妖魔一行が対峙しているのを発見しました。
これが最終局面です、どのように行動するかようくお考えくださいね!

フードの人物は顔は見せてませんが、まあお分かりでしょう(笑)
予備ダイスを使用して各種情報を公開しています。
コボルドはシャルロットが既知なので
皆さん、知らないモンスターについては各自で<怪物判定>をどうぞ!

負傷したボス猿と温泉について詳しく調べたい場合は、
各自でダイスを振ってみてくださいね。
シャルロットは特別な情報を得られる可能性が高いですよ!

簡単な受け答えや状況確認が終われば、戦闘に突入したいと思います。
猿を倒すか、妖魔を倒すか、全員まとめて倒すかはようくお考えくださいね!

[状況]

B最終戦闘開始図.png

※視界ペナルティーはまだ発生しません。
ンスターは固定値で処理します。

[各種判定結果]

○予備ダイス1=冒険者Lv+知力B:アイナ12(出目6)リノ11(出目7)

 温泉の方角から複数の叫び声を聞き取れます。
 アイナは猿とホブゴブリンの悲鳴まで聞き取れます。

○予備ダイス2=<怪物判定>グレムリン:アイナ17(出目11)リノ10(出目10)

 本文の通りの情報を得ます。それにしてもインプ語って、マイナーだよなあ...(笑)

○予備ダイス3=<怪物判定>ボス:アイナ13(出目7)リノ8(出目8)

 ボスは狼のような何か(笑)に噛まれて重傷なようです。
 猿の群れの温泉占拠の理由は、これだろうと推測出来ます。

[1ゾロ管理]

○アイナティート無し
○リノ無し
○シャルロット無し

[ステータス管理]

○アイナティート HP 10/ 10 MP 18/ 18 赤外視 
○リノ      HP 10/ 10 MP 15/ 15  
○シャルロット  HP 18/ 18 MP 19/ 19 赤外視 
◎マルグレーテ  HP 18/ 18 MP 15/ 15 
●フードの人物  HP ??/ ?? MP ??/ ?? 
●グレムリン   HP 08/ 08 MP 14/ 14 赤外視
●ホブゴブリンA HP 15/ 15 MP 12/ 12 暗視
●ホブゴブリンB HP 15/ 15 MP 12/ 12 暗視
●コボルドA   HP 08/ 08 MP 08/ 08 暗視
●コボルドB   HP 08/ 08 MP 08/ 08 暗視
●コボルドC   HP 08/ 08 MP 08/ 08 暗視
●コボルドD   HP 08/ 08 MP 08/ 08 暗視

[ダイスチャットからの添付]

今回は無し!

[購入・消費物管理]

○リノ
・魔晶石3点1個購入:900ガメル消費
・ショートスピア(必要筋力4)購入:50ガメル消費
・ダガー(必要筋力4)6個購入:360ガメル
○シャルロット
・羊皮紙1枚消費→「エイザス山の地図」入手(達成値8)
・小石(ノームをコンスピ)
プロウル村近辺の地図貸与

[次回進行に際してお願いしたい事]

○フードの人物(笑)の誘いに乗るか否かをお答えください!
○ボス猿や温泉の状況で調べたいことがあればどうぞ。
○詳しい説明は次回しますが、初期配置の座標を決定して頂けると助かります!

この記事への返信は「三つ巴」にチェックを入れて投稿してください。
上位カテゴリ「B:護衛」へのチェックは不要です。

GM [2014/12/31 12:52]

「んん?」

フードの人物は、アイナティートを視界に認めると、
少したじろいだ、ように見えた。

「何故、貴女様が、こんな所に?」

まるで彼女と面識があるかのようだ。

「いや、人違いか。それにしても...」

もごもごと何事かを呟いているが、それもすぐに終わった。

===================================

【GMより】

ちょっとだけ追記、大切な描写を書き忘れましたので(笑)
某フードの人物は、アイナを一瞬誰とか間違えそうになりました。
さあ、誰でしょうね?分かる人は分かるでしょう。

※以前開催されたテッピンセッションに、ヒントがあります!

この記事への返信は「三つ巴」にチェックを入れて投稿してください。
上位カテゴリ「B:護衛」へのチェックは不要です。

アイナティート [2015/01/01 15:08]

 村長宅で一夜を明かした翌朝、私達は黙々と温泉へ向かっていた。
 いつ妖魔が現れるとも知れない状況ゆえ、あまり物音を立てるのも憚られる......と、黙っているのだが。
 普段引きこもってる分こういう時に話したがりになる私としては結構つらいものがあるぞ。おのれ妖魔どもめ。

「む?今のは......猿の声か?」

 夕刻ごろ、そんなことを考えながら行軍していると、温泉地の方から何事か叫び声が聞こえた。
 どうも猿っぽい声だが、他の声......ホブゴブリンのものも聞こえる気がする。

「...貴女たちも、聞こえましたか」

 夫人にも聞こえたようで、私達に確認をとってくる。
 私は頷き、夫人の「とにかく、行ってみましょう」という言葉に従って現場に向かうことにした。

* * * *

 現場につくと、温泉を巡る(?)猿達と妖魔たちの争いが起きていた。
 温泉のそばに石垣を作った猿達が投石を行い、そこを妖魔......コボルドが攻撃しているという構図だ。見れば猿達は負傷した仲間を守っているようである。
 見える限りの範囲で、石垣の状態や負傷している猿の状態について確認しておこう。
 そこから離れたところには2匹のホブゴブリンとフードを被った人影。エルフ語で喚いているし、これまでの情報から考えるとダークエルフだと思う。多分。
 さらに目をやれば、温泉とホブゴブリンたちの間あたりにグレムリンが飛んでいる。

 と、ここまで状況を認識したところで、推定ダークエルフがこちらに気付いたようだ。

「こんな所に何のようだ、邪魔者共め」

 おいこら聞こえてるぞ。やっぱりダークエルフだろうこいつ。
 というか冷静に考えて、たとえダークエルフでなかろうと妖魔なんぞ使役してる時点で文句なしのアウトだ。

「我々はあの温泉を利用したいだけなのだが、
 ご覧の通り、あの猿共に邪魔されて困っているのだ...」

「どうだ?あの猿たちを排除するのを手伝ってくれないか?
 手伝ってくれれば、報酬はきちんと払おう」

「悪い話では無いだろう?
 我々は何も人里に危害を加える訳では無いのだから」

 ひと通り話を聞いて、考える。
 たとえばこいつの言うことが全て本当だとするなら、確かに猿を追い払えば済む。
 だが、それは到底現実的ではないし、よしんば本当だとしてもその保証がない以上、猿よりはるかに危険な妖魔を優先的に討伐するのが当然だ。
 それに何より、私には許しがたい事があるのだ。
 はあ、とため息をつき、ダークエルフっぽい奴を睨みつける。

「寝ぼけるな阿呆が。
 私達はこの温泉に入りに来たのだ。猿ならまだ風情もあるが、其奴ら薄汚い妖魔風情が利用した湯なぞ使えるか。
 逆に言えば、この私......と子爵夫人、あと仲間たちの入る湯を貴様らごとき溝鼠が使うことが許されるわけ無いだろう」

 つまり、と言って一呼吸おき、杖を構える。

「私の湯浴みを邪魔したという時点で、貴様らはすでに抹殺確定なのだ!
 その後でなお猿が邪魔なら、その時に始末するだけのこと!
 さあ、この超絶美少女魔術妖精アイナティート様が貴様らまとめて死出の旅に出してくれる!」

 ちなみに私個人としては、妖魔は『やや嫌い』程度のカテゴリだ。猛獣より少し下程度であって、ここまで言うほどではない。
 散々悪しざまに罵るのは相手が(多分)ダークエルフだからである。

 ところであのダークエルフ、先刻私を誰かと勘違いしそうになっていなかったか?
 連中ごときに私に似ている知り合いがいるとでも言いたいのだろうか。許さん。生きていたらあとで詳しく聞いてやる。

=================================================
PL:配管
盛大に宣戦。
というかこの状況でフードの人物の提案に乗るわけ無いじゃないですかやだー(笑)
あ、あとは石垣が壊れていないか、猿の負傷の度合いなんかを見える範囲で調べたいです。セージにその手の判定なさそうなので平目かな?
初期配置は一番左後ろ、Q1がいいかなあ(怖がり)。ここは他の人との相談次第でで変えるかもしれません。
Q1からK7を射程に納めていれば、スリクラでコボルトを無力化することもできますが、射程の○マスというのは斜め移動も含みますか?

以下ダイスです。
配管@アイナティート : ボス猿の様子は? 2D6 → 5 + 6 = 11 (01/01-14:57:54)
配管@アイナティート : 石垣大丈夫かな 2D6 → 2 + 2 = 4 (01/01-14:57:42)

配管@アイナティート : 怪物判定:コボルド 2D6 → 2 + 3 + (6) = 11 (01/01-14:57:25)

最後に、開催期限の延長その他についての返答をば。
1.セッション開催期限の延長を望むか
 →望みます。急ぎ足よりすっきりといきたいですし。
2.ダイチャないしIRCでの戦闘一括処理は可能か。
  可能な場合、アクセス可能な日時は何時か
 →可能です。1/1-2と親戚の家にいるので無理ですが、1/3以降は夜であれば大体問題なくアクセスできます。

リノ [2015/01/01 23:02]

温泉に着くと、フードの人物に話しかけられた。

>「こんな所に何のようだ、邪魔者共め」

あの、はっきり聞こえてるんだけどなあ......。
これ、どう、反応返したらいいんだろ......?

>「我々はあの温泉を利用したいだけなのだが、
> ご覧の通り、あの猿共に邪魔されて困っているのだ...」
>「どうだ?あの猿たちを排除するのを手伝ってくれないか?
> 手伝ってくれれば、報酬はきちんと払おう」
>「悪い話では無いだろう?
> 我々は何も人里に危害を加える訳では無いのだから」

正直、冗談じゃない。
あたしはむしろ、お猿さんたちと仲良くしたい。お猿さんと友達になれるなら、なりたい!
こんな怪しい人の言うこと聞いて、お猿さん達を虐殺するなんて、冗談じゃない!

と思ってたら、アイナティートさんの方が先に口を開いた。

>「寝ぼけるな阿呆が。
> 私達はこの温泉に入りに来たのだ。猿ならまだ風情もあるが、其奴ら薄汚い妖魔風情が利用した湯なぞ使えるか。
> 逆に言えば、この私......と子爵夫人、あと仲間たちの入る湯を貴様らごとき溝鼠が使うことが許されるわけ無いだろう」

「うーん、そこまであたしは言いませんけど、あなたの提案は飲めません。あなたたちの方こそ、お猿さんたちをいじめたら許さないです! あと関係ないですけど、温泉には入りたいです!」

>「私の湯浴みを邪魔したという時点で、貴様らはすでに抹殺確定なのだ!
> その後でなお猿が邪魔なら、その時に始末するだけのこと!
> さあ、この超絶美少女魔術妖精アイナティート様が貴様らまとめて死出の旅に出してくれる!」

「アイナティートさんの意見はちょっと過激だと思いますけど、でも、あたしも同感です。
 すみません、ダークエルフさん、あなたとは、あたし、友達になれないかもです。多分」

それからあたしはお猿さんたちに呼びかけるよ!
お猿さんたちと仲良くなりたいし、それに、敵でないと分かって欲しい!

「お猿さん! あたしもあなたたちと一緒に戦いますから! どうか力を貸してください、お願いします」

友好的に、誠意をこめて、ぺこんとお猿さんたちに、頭を下げるね!

===================================

【PLより】

最終バトルですね!
わたしもアイナティートさんの宣戦に便乗させてもらいました。
それと同時に言葉は通じないでしょうけど、お猿さんたちとコミュニケーション試みます!
隊列はわたしは、アイナティートさまがQ1なら、わたしはQ2でお願いします!

ダイスはこんな感じでした!

23:14:36 たまの@リノ ダイス1 2d6 Dice:2D6[6,1]=7
23:14:52 たまの@リノ ダイス2 2D6 Dice:2D6[3,6]=9
23:15:09 たまの@リノ ダイス3 2D6 Dice:2D6[3,2]=5
23:15:22 たまの@リノ ダイス4 2D6 Dice:2D6[3,5]=8
23:15:31 たまの@リノ ダイス5 2D6 Dice:2D6[6,3]=9
23:15:40 たまの@リノ ダイス6 2D6 Dice:2D6[3,2]=5

相談所にも書きましたけど、セッション延長は望みます! ただ、IRCは難しいです。夜は基本、早寝なので><。

シャルロット [2015/01/02 03:40]

一晩ゆっくり回復してから、目的地の場所へ向かう。
情報では、ダークエルフという上級妖魔までいるようだし、
他にも妖魔がいる。
ここは慎重に。

山中へ進むと、なにやら騒がしい状況が見えてきた。
話に出てきた、妖魔とエイプ(猿)がいたけど、
予想と違ったのは、両者が戦っているということ。
状況的には、エイプのボスらしき存在が傷を負って不利な状態。
他のエイプたちは、ボスを必死に守ってるね。

フードの人物、あれがきっとダークエルフだね。
距離的にはわりと離れているけど、ここまで声が聞こえるということは、かなり大声。
もしくは風の精霊でも使ったのかな。

その声で、温泉を占領しているエイプを協力して倒してほしいとの会話があった。
確かにここで第三勢力としてこちらが来たわけだから、妖魔側としては戦力がほしいのは確か。

リノさんとアイナさんは妖魔の方と戦うようだけど、
良識的に考えてみれば、特殊な事例を除いては、妖魔は普通はさまざまな障害となる事例が多いね。

エイプの方は、普通に生きるための生活をしているわけだから、
こちらに攻撃してこない限り、ごく自然な生き方なので問題ない。
ましてや今回の場合は仲間を助けようとする行為で自衛しているわけだからね。

「普通に考えて、守る側、特に今回はボスが傷ついているのを必死に守っているということから、
どちらが侵略しているのかがはっきりしているね。
ということで、わたしもエイプ(猿)側につく。」

PL:
既知なのはホブゴブリンの方ですね。

怪物判定
コボルド 2D6 → 1 + 4 + (4) = 9 成功(6)
グレムリン  2D6 → 5 + 6 + (4) = 15 成功 (9)
ボス猿  2D6 → 4 + 1 + (4) = 9 成功(5)

石垣の様子 2D6 → 5 + 1 = 6
ボス猿の様子 2D6 → 1 + 3 = 4

初期配置は、P2です。

GM [2015/01/02 22:33]

アイナティートは壮絶な担架を切った。

「寝ぼけるな阿呆が。
 私達はこの温泉に入りに来たのだ。猿ならまだ風情もあるが、
 其奴ら薄汚い妖魔風情が利用した湯なぞ使えるか。
 逆に言えば、この私......と子爵夫人、
 あと仲間たちの入る湯を貴様らごとき溝鼠が使うことが許されるわけ無いだろう」

リノは控えめながらも、同意する。

「うーん、そこまであたしは言いませんけど、あなたの提案は飲めません。
 あなたたちの方こそ、お猿さんたちをいじめたら許さないです!
 あと関係ないですけど、温泉には入りたいです!」

アイナティートの勢いは止まらない。

「私の湯浴みを邪魔したという時点で、貴様らはすでに抹殺確定なのだ!
 その後でなお猿が邪魔なら、その時に始末するだけのこと!
 さあ、この超絶美少女魔術妖精アイナティート様が
 貴様らまとめて死出の旅に出してくれる!」

抹殺宣告までしてしまう有り様だ。

「アイナティートさんの意見はちょっと過激だと思いますけど、
 でも、あたしも同感です。
 すみません、ダークエルフさん、あなたとは、
 あたし、友達になれないかもです。多分」

言葉の柔らかさは随分と違うが、結局はリノも戦うことを宣言した。

「お猿さん! あたしもあなたたちと一緒に戦いますから! 
 どうか力を貸してください、お願いします」

リノとアイナティートの違いは、猿たちに協力を申し出たところか。

きぃ、きぃ。

猿は人間の幼児程度の知恵は有している。
野生に生きる者として、敵意を察知する力に長けている。

きぃ!きぃ!

猿たちは石垣の上で腕を振り上げた。
どうやら、味方してくれる模様だ。
だが、石垣から動く気配は無い。
負傷したボスを守るためだ。

そのボスの傷の具合を、3人は凝視する。
精霊使いであるシャルロットとアイナティートには、
彼に精霊力の乱れがあるのを感じた。
どうやら何かの病に冒されているようだ。

アイナティートは、直感的に、あのボス猿が何者かに噛まれた結果、
病に冒されたのではないかと感じた。
そして、傷だけではなく、病を癒すために此処へ来たのだと。

シャルロットも感じていたが、この温泉には、強い始源の力を感じる。
アイナティートの見立てでは、この湯には病を癒す強い力がある筈だ!

「普通に考えて、守る側、特に今回はボスが傷ついているのを
 必死に守っているということから、
 どちらが侵略しているのかがはっきりしているね。
 ということで、わたしもエイプ(猿)側につく。」

シャルロットは実に彼女らしく、淡々と自らの立場を表明した。

石垣を見やる。
足場はけして安定したものでは無い。
とっさの防壁には成り得るが、ホブゴブリンなどが乗ってしまえば、
あっと言う間に崩れ落ちてしまうだろう。

「まあ、そう言うことですわ。
 これから此処では淑女だけの愉しみが行われますの。
 殿方にはお引き取り頂きたいですわね」

マルグレーテの物言いは意味有りげだが、視線からは剣気が放たれている。

『ふん、よくも好き放題言ってくれおって!
 紛らわしい顔をした貴様!捕らえて嬲り者にしてくれる!
 人間共は後でオーガー共の餌にしてくれるわ!』

フードの人物は怒り心頭と言った様子でフードを上げる。
現われたのは、予想通りの黒い肌―――ダークエルフだ!

『私に逆らったこと、後悔させてくれる!』

こうして温泉を前に、戦いが始まった。

===================================

【GMより】

全員一致により戦闘開始ですね、承りました!
此方はBルート、アイナティート、リノとシャルロットのルートになります。

猿たちは友好的中立ユニットとして動いてくれるようになりました。
上手く使ってやってくださいね!

[状況]

B最終戦闘1R開始図.png

※視界ペナルティーはまだ発生しません。
※モンスターは固定値で処理します。

此処から移動について補足をば。
この戦闘の処理はVEコンバット(『ツアー4パダ』収録)を参照しています。
あれのように厳密に考えるつもりはありませんが、
便宜上、斜めへの移動は縦1マス+横1マスで2マス分必要と思ってください。

移動可能距離を以下に記しておきますね!

B移動力一覧表.png

[猿軍団の扱いについて]

○猿軍団はGM管轄のNPCとして扱います。
ダイスは変動値を取ります。
○猿軍団は石垣が破壊されない限り、移動することはありません。
○猿軍団は、各ユニットから4マス以内に侵入した者1体に石を投げます。
 命中した場合は3点のダメージを受けます。
 モンスター同士の場合、確実に1点ダメージを与えられます。

[各種判定結果]

○<怪物判定>コボルド:アイナ11シャル既知リノ7(予備1使用)

 シャルロットは拙のセッション『この一撃に怒りを込めて』で遭遇済みですね!

○<怪物判定>グレムリン:シャル15

 成功です!

○<怪物判定>ボス:シャル9

 同じく成功です!

○ボス猿の様子(セージLv+知力B):
 アイナ16(出目11)シャル8(出目4)、リノ9(予備2=出目9)

 アイナとシャルはボス猿が何らかの病に感染していることが分かります。
 また、温泉には病気を癒す強い力があることも分かります。
 
 アイナは、ボス猿が傷と病を癒すために温泉に浸かっていることが分かります。

○石垣の様子(冒険者Lv+知力B):
 アイナ9(出目4)、シャル12(出目6)リノ13(予備3=出目5)

 本文の通りの情報を得ます。
 石垣は魔法や射撃武器の斜線を封じますが、
 人間大のキャラ(PC、ダークエルフ、ホブゴブリン)が隣接して
 1Rかければ破壊出来ます。その後温泉に侵入可能となります。

○リノの予備ダイス4・5・6=破棄させてください。すみません!

[PC初期配置]

○アイナティート:Q1
○リノ     :Q2
○シャルロット :P2
○マルグレーテ :未定

[1R行動宣言]

A24シャルロット :未定
A23アイナティート:未定
A19ダークエルフ :B6へ静止移動、足元に暗晶石を落とす
A17グレムリン  :F6へ通常移動
A16マルグレーテ :未定
A15リノ     :未定
A14コボルドA  :K4へ通常移動
A14コボルドB  :L3へ通常移動
A14コボルドC  :N3へ通常移動
A14コボルドD  :O4へ通常移動
A13猿軍団    :範囲内の敵ユニットに投石
A12ホブゴブリンA:B4へ静止移動、接敵対象が居れば通常攻撃
A12ホブゴブリンB:D5へ通常移動

[1ゾロ管理]

○アイナティート無し
○リノ無し
○シャルロット無し

[ステータス管理]

○アイナティート HP 10/ 10 MP 18/ 18 赤外視 
○リノ      HP 10/ 10 MP 15/ 15  
○シャルロット  HP 18/ 18 MP 19/ 19 赤外視 
◎マルグレーテ  HP 18/ 18 MP 15/ 15 
●ダークエルフ  HP 10/ 10 MP 17/ 17 暗視
●グレムリン   HP 08/ 08 MP 14/ 14 赤外視
●ホブゴブリンA HP 15/ 15 MP 12/ 12 暗視
●ホブゴブリンB HP 15/ 15 MP 12/ 12 暗視
●コボルドA   HP 08/ 08 MP 08/ 08 暗視
●コボルドB   HP 08/ 08 MP 08/ 08 暗視
●コボルドC   HP 08/ 08 MP 08/ 08 暗視
●コボルドD   HP 08/ 08 MP 08/ 08 暗視

[ダイスチャットからの添付]

今回は無し!

[購入・消費物管理]

○リノ
・魔晶石3点1個購入:900ガメル消費
・ショートスピア(必要筋力4)購入:50ガメル消費
・ダガー(必要筋力4)6個購入:360ガメル
○シャルロット
・羊皮紙1枚消費→「エイザス山の地図」入手(達成値8)
・小石(ノームをコンスピ)
・プロウル村近辺の地図貸与

[次回進行に際してお願いしたい事]

○マルグレーテの初期配置を確定させてください。
○1Rの行動宣言を決定し、ダイスを添付してください!
 マルグレーテの宣言及びダイスもお願いしますね。

この記事への返信は「三つ巴」にチェックを入れて投稿してください。
上位カテゴリ「B:護衛」へのチェックは不要です。

アイナティート [2015/01/07 06:32]

「お猿さん! あたしもあなたたちと一緒に戦いますから! 
 どうか力を貸してください、お願いします」

きぃ!きぃ!

「おおっ?猿を従えるとはすごいなリノ!私もそこまで考えてはいなかったぞ!」

 リノの言葉を聞いてか、猿達が我々の味方になった......ような気がする。多分。
 石垣で腕を振り上げる猿たちの方を見やれば、どうもあのボスは怪我以外にも問題がある。おそらく病気にかかっているのだろう。

「ボスの様子などを見るに、あの温泉には病を癒やす力があるようだ。それも中々強そうなものが。
 まだ朧気だが、相手の狙いも見えてこようというものだな。
 ああ、それとあの石垣、壊そうと思えば感嘆に壊せるもののようだ。
 利用するつもりなら気をつけるべきだろう」

 猿達が使ってる石垣にについても、分かる限りの内容を皆に伝えておく。

 これから此処では淑女だけの愉しみが行われますの。
 殿方にはお引き取り頂きたいですわね」

 との夫人の言葉も頼りになるものである。実際彼女は強いので、安心できるのは当然だが。
 などと考えていると、私達の啖呵をようやっと咀嚼し終えたのか、敵方のダークエルフ(多分)が喚き声をあげた。

『ふん、よくも好き放題言ってくれおって!
 紛らわしい顔をした貴様!捕らえて嬲り者にしてくれる!
 人間共は後でオーガー共の餌にしてくれるわ!』

 フードを上げた中身はやはりダークエルフだった。まあ粗方予想していたが。
 しかしまあ......と、奴の言葉を受けて思い切り嘲笑いながら、言い慣れたエルフ語で言い返す。

『はっ!なんとも小物らしく洒落っ気に乏しい物言いだなダークエルフ!
 ま、貴様らのようなノータリンの妖魔程度としかつるめない汚泥の如き性根のクズ共ではそれが限度というところだろうよ!
 生憎だがそんな貴様程度ではこの私、いずれ偉大なる大魔術師となるアイナティート様には到底釣り合わん!嬲り者など2000年は早いわ!
 わかったらその肌に塗りたくった黒土を落としてから出直してくるが良い!』

 うむ、やはり罵倒......じゃなかった、啖呵を切るならエルフ語に限る。いつもより2割増しで口が回る気がするぞ。
 里では口喧嘩でもよく舌が回ったものだ。......ただ、今思うにそのせいで「黙ってれば器量よし」などと言われていたのではないかと最近気にしているのだが。

 ともあれ、敵の動きを予測しながら思案する。見れば、コボルドはこちらに寄ってくるようだ。
 そして......えーっと、ダークエルフは手元の......暗晶石か?を使うように見受けられる。
 我々に暗視が備わっていない以上、『暗闇』の魔法は最も危険視すべきものだ。
 コボルド他も鬱陶しいが、幸い即座に戦うほどの距離でもない。『光輝』の魔法を使ってからでも対処は間に合うだろう。

「......というわけだ。
 シャルロットが突撃するつもりなら、私が『光輝』の魔法をかけてからにしてはくれないだろうか?
 幸い、コボルドの隙間を抜けて向こうまで行くことは可能だろうし」

 と言った具合に伝え、敵が動くのを待ってから魔法を唱える。

「『万能なるマナよ、闇照らす光となれ』――よし、ついたぞ」

 シャルロットの持つヘビーメイスが魔法による輝きを見せる。
 出来は少し微妙なところだが、暗闇との相殺は問題なく可能だろう。

「それじゃあ、後は任せるぞ。
 私はあのコボルド共をなんとかしてから加勢しよう」

 油断なく杖を構え、戦場に目を戻す私であった。

=================================================
PL:配管
さすがにそろそろ書かなきゃ......。
あ、夫人の宣言については頼んでもよいでしょうか。

【宣言】
行動順を0まで遅らせ、シャルロットの所持するヘビーメイスに『ライト』の魔法をかけます。
配管@アイナティート : ライト発動判定 2D6 → 3 + 1 = 4 (01/07-06:23:33)

シャルロット [2015/01/08 03:59]

エイプのボスは傷だけでなく何らかの病気もあるみたい。
その傷と病をこの温泉で直しているようだね。
傷ならわたしでも治せるけど、病の方はもう少し精霊の修行しないと治せないね。

最初、真っ先に行こうと思ったけど、
ダークエルフのほうが黒い闇を放つ石を置いた。
アイナさんの説明によると、あれは光を放つ石と対になるもので、
周囲が真っ暗闇になるので、ライトの魔法で打ち消す必要があるとのこと。

「だったらわたしが奥に行くから、ヘビーメイスに明かりの魔法をかけて。」
ということで、ヘビーメイスを取り出す。

>「『万能なるマナよ、闇照らす光となれ』――よし、ついたぞ」

「ありがと。じゃああの一帯の対策はわたしがやるね。」

あと、マルグレーテさんをどう行動させるかというと、
「コボルドたちに関しては、マルグレーテさんを主力として2人は魔法などで支援よろしくね。
3人でかかればすぐだと思う。」

そう言っている間に、敵は移動してきた。
コボルドたちと奥にいるダークエルフやホブゴブリンとの間は余裕で通過できる隙間がある。
とっさに見極めて一気に駆け抜ける。

PL:

行動を0まで遅らせてから、ライトの効果が乗ったヘビーメイスを持って、
全力移動します。
隙間を抜けつつ移動なので、

P2(スタート)→P1(1マス)→H1(8マス)→H8(7マス)→B8(6マス)→B7(1マス)

という順でB7(ダークエルフの右側)に到着します。(合計23マス)

マルグレーテさんに関しては、

初期位置がP3で、敏捷度そのまま(16)の行動で、

コボルドを阻止する意味で、N3へ移動というところでしょうか。

リノ [2015/01/08 09:15]

>「おおっ?猿を従えるとはすごいなリノ!私もそこまで考えてはいなかったぞ!」

「従えるというか、お猿さん、悪い子じゃないみたいですから、お友達になれたらいいな、と思っただけです!」
アイナティートさまにほめられて、あたしは少し照れる。
でも、そんなほのぼのしてる余裕はないか。この後は激しい戦闘が待ってるはず。
でも、一言だけ。
「アイナティートさま、その、ありがとうございます!」

うーん......ボス猿さん、回復させてあげたい。
でも、ボス猿さんは病気にもかかってるし、直ぐに仲間を危険な目に合わせてまで、怪我の治療を急ぐ必要は、多分ないよね......?

マルガレーテさんがダークエルフに宣言する。

>「まあ、そう言うことですわ。
> これから此処では淑女だけの愉しみが行われますの。
> 殿方にはお引き取り頂きたいですわね」

あたしはこくっと同意のためにうなずいた。
温泉楽しみにしてたんだもん、早く片付けて、温泉入りたい!

アイナティートさまがシャルさんにライトの魔法をかける。

>「ありがと。じゃああの一帯の対策はわたしがやるね。」

>「コボルドたちに関しては、マルグレーテさんを主力として2人は魔法などで支援よろしくね。
>3人でかかればすぐだと思う。」

シャルさんの言葉にあたしは返事する。
「はい、よろしくお願いします! あたしも、直ぐこちらを片付けて、シャルさんを助けにいきますね!」

あたしは今は位置取りに専念することにした。
マルガレーテさまとアイナティートさんを回復できる位置で、なおかつコボルトの移動を妨げる位置にこのラウンドは移動する。
とすると......。

これなら相手に一回攻撃できそう。行動を少し遅らせればだけど。
うん、いけるはず!
いくぞっ!

「えいっ!」

あたしは槍でコボルトを攻撃した。

===================================

【PLより】

ということで、わたしは0待機して、O3に移動します! そしてコボルトDを攻撃します!
ここからでも、キュア・ウーンズ、マルグレーテさまやアイナティートさまや届きますし!
シャルさんまでは届きませんけど、それはまずコボルト倒してから、シャルさんを助けにいけばいいかなあ、と。

ダイスです!

16:39:18 たまの@リノ 命中です! 2d6+3 Dice:2D6[1,5]+3=9
16:39:59 たまの@リノ r4+2 Dice:R4[6,5:5]+2=7
16:40:11 たまの@リノ あ、回ってる。
16:40:19 たまの@リノ r4+7 Dice:R4[6,1:2]+7=9

命中9のダメージ9でした!

よろしくお願いします!

GM [2015/01/09 21:37]

ダークエルフは握り込んだ革袋から黒い小粒の宝石を取り出すと、
何事か文言を唱えながら足元に転がした。
途端に周囲が魔法の暗闇に閉ざされる。

2体のホブゴブリンは僅かに前進し、
コボルドたちは猿の投石から逃れるように殺到してくる。

「では、あのコボルドたちは引き受けますわ。
 あの一帯はシャルロットさんにお任せします」

そう言うと、マルグレーテは長剣をすらりと抜き放ち、前で出た。
うち1体の動きを身体で封じ、進路を塞ぐ。

「『万能なるマナよ、闇照らす光となれ』――よし、ついたぞ」

アイナティートはダークエルフを包む闇を掻き消すべく、
シャルロットの鉾に≪光≫の魔法を掛ける。
詠唱は多少危なっかしくも、成功した。

「ありがと。じゃああの一帯の対策はわたしがやるね。」

シャルロットの鉾が、眩いばかりの輝きに包まれる。
それを見届けてから、シャルロットが駆ける!

コボルドたちと接触しないように、グレムリンと対峙しないように、
慎重に進路を取りながらも、疾風の如く一気に詰め寄る。
あっと言う間に、ダークエルフの眼前に進み出ることに成功した。
そして、魔法の闇と光がぶつかりあい...消滅する!

『ば...馬鹿な!人間のくせに何て速さだ』

ダークエルフの表情に驚愕が浮かぶ。

「はい、よろしくお願いします!
 あたしも、直ぐこちらを片付けて、シャルさんを助けにいきます」

リノはコボルドの接近を見届けてから、
至近の1体に狙いを定め、新調した槍を突き込む。

「えいっ!」

なかなか鋭い一撃であったが、間一髪のところでかわされてしまった。

『こ...こぼぉっ!』

コボルドの表情が驚きと怒りに歪んだ!

===================================

【GMより】

それでは第1R結果をお届けしますね!
此方はBルート、アイナティート、リノとシャルロットのルートになります。

思惑策略等ありながらも、ぶつかりあいましたね。
リノの槍はせっかく回ったのに残念でした!(コボの回避は10なのです...)

さて、次Rから激戦が...始まるのかなあ(苦笑)

[1R結果]

A19ダークエルフ :B6へ静止移動、足元に暗晶石を落とす
A17グレムリン  :F6へ通常移動
A16マルグレーテ :N3へ通常移動
A14コボルドA  :K4へ通常移動
A14コボルドB  :L3へ通常移動
A14コボルドC  :N3へ通常移動
           →マルグレーテが移動阻止、N4へ移動
A14コボルドD  :O4へ通常移動
A13猿軍団    :範囲内の敵ユニットに投石
           →該当ユニットなしのため静観
A12ホブゴブリンA:B4へ静止移動、接敵対象が居れば通常攻撃
A12ホブゴブリンB:D5へ通常移動
A00アイナティート:シャルロットのメイスに《ライト》
           →発動!
A00シャルロット :B7へ全力移動
A00リノ     :03へ通常移動、コボルドDを通常攻撃!
           →外れ!

[状況]

B最終戦闘2R開始図.png

※視界ペナルティーはまだ発生しません。
※モンスターは固定値で処理します。

此処から移動について補足をば。
この戦闘の処理はVEコンバット(『ツアー4パダ』収録)を参照しています。
あれのように厳密に考えるつもりはありませんが、
便宜上、斜めへの移動は縦1マス+横1マスで2マス分必要と思ってください。

移動可能距離を以下に記しておきますね!

[猿軍団の扱いについて]

○猿軍団はGM管轄のNPCとして扱います。
○ダイスは変動値を取ります。
○猿軍団は石垣が破壊されない限り、移動することはありません。
○猿軍団は、各ユニットから4マス以内に侵入した者1体に石を投げます。
 命中した場合は3点のダメージを受けます。
 モンスター同士の場合、確実に1点ダメージを与えられます。

[各ユニット配置]

○アイナティート:Q1
○リノ     :Q2→O3
○シャルロット :P2→B7
○マルグレーテ :P3→N3
●ダークエルフ :B5→B6
●グレムリン  :E8→F6
●ホブゴブリンA:C4→B4
●ホブゴブリンB:C6→D5
●コボルドA  :I7→K4
●コボルドB  :J6→L3
●コボルドC  :L6→N4
●コボルドD  :M7→O4

[2R行動宣言]

A24シャルロット :未定
A23アイナティート:未定
A19ダークエルフ :B6で防御専念
A17グレムリン  :E4へ静止移動、シャルロットに≪シェイド≫!
A16マルグレーテ :未定
A15リノ     :未定
A14コボルドA  :M4へ通常移動、マルグレーテへ通常攻撃!
A14コボルドB  :M3へ静止移動、マルグレーテへ通常攻撃!
A14コボルドC  :N3でリノへ通常攻撃!
A14コボルドD  :O4でリノへ強打D+2!
A13猿軍団    :範囲内の敵ユニットに投石
A12ホブゴブリンA:A7へ通常移動、シャルロットに強打D+2!
A12ホブゴブリンB:C7へ通常移動、シャルロットに強打D+2!

[1ゾロ管理]

○アイナティート無し
○リノ無し
○シャルロット無し

[ステータス管理]

○アイナティート HP 10/ 10 MP 16/ 18 赤外視 
○リノ      HP 10/ 10 MP 15/ 15  
○シャルロット  HP 18/ 18 MP 19/ 19 赤外視 
◎マルグレーテ  HP 18/ 18 MP 15/ 15 
●ダークエルフ  HP 10/ 10 MP 17/ 17 暗視 回避+2
●グレムリン   HP 08/ 08 MP 14/ 14 赤外視
●ホブゴブリンA HP 15/ 15 MP 12/ 12 暗視
●ホブゴブリンB HP 15/ 15 MP 12/ 12 暗視 回避-4
●コボルドA   HP 08/ 08 MP 08/ 08 暗視 回避-4
●コボルドB   HP 08/ 08 MP 08/ 08 暗視
●コボルドC   HP 08/ 08 MP 08/ 08 暗視
●コボルドD   HP 08/ 08 MP 08/ 08 暗視 回避-4

[ダイスチャットからの添付]

今回は無し!

[購入・消費物管理]

○リノ
・魔晶石3点1個購入:900ガメル消費
・ショートスピア(必要筋力4)購入:50ガメル消費
・ダガー(必要筋力4)6個購入:360ガメル
○シャルロット
・羊皮紙1枚消費→「エイザス山の地図」入手(達成値8)
・小石(ノームをコンスピ)
・プロウル村近辺の地図貸与

[次回進行に際してお願いしたい事]

○2Rの行動宣言を決定し、ダイスを添付してください!
 マルグレーテの宣言及びダイスもお願いしますね。

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シャルロット [2015/01/13 03:58]

一気に駆け抜けてダークエルフの側へよる。
攻撃してみたけど、かわすことに専念しているようで、かわされた。

グレムリンも近づいてきたけど、こちらはある程度距離をとっている。
これはもしかすると魔法がくるかもしれない、とホブゴブリンの攻撃をかわしていると、
闇の玉が近づいてきた。
なんとか抵抗はしたけど、それでも以外と痛い。

ボブゴブリンたちのうち1体は、わたしが移動したから不発だったけど、
もう1体の攻撃はくる。
こっちは問題なくかわせたけどね。
相手の動きしだいだけど、攻撃する順番をどれにするか一瞬の判断で決める。

PL:
このターンでの包囲されないために、
B7からC7へ1マス移動してから、ダークエルフに攻撃です。
この状況では、ホブゴブリンAの攻撃は不発に終わりますね。

ヘビーメイス攻撃 2D6 → 2 + 2 + (7) = 11 外れ
ホブゴブリンBの攻撃からの回避
2D6 → 3 + 3 + (6) = 12  成功
シェイドの抵抗
2D6 → 3 + 6 + (6) = 15 抵抗成功 不完全
グレムリンのシェイドのダメージ グレムリンの魔力は4
7 = 3 (6 + 4 = 10) + 【4】 キーNo. : 0
冒険者LVの3点を引くと4点ダメージ

MP19?4=15

意外とシェイドが痛かった。
さて次ターンは相手はどう出てくるか。

アイナティート [2015/01/13 07:28]

シャルロットがダークエルフの方に突撃し、グレムリンからの魔法を受けた。
 抵抗はしているようだが、こちらも早急に片付けて増援に向かわねばなるまい。
 あのまま放っておくとホブゴブリン2体にダークエルフ、グレムリンの全てをシャルロット一人で相手することになりかねないからな。

 複数の敵をまとめて無力化するとなればスリープ・クラウドが最も楽なのだが、全員巻き込もうとすると夫人まで巻き込んでしまう。
 仕方ない、夫人を巻き込まない程度の場所を狙って放つ他あるまい。

「敵を眠らせる。討ち漏らしは任せるぞ。
 『万能なるマナよ、眠り誘う雲となれ!』」

 呪文を唱え終わると同時、彼奴らのうち3体を巻き込むようにして睡眠ガスが発生する。
 手応えも悪くないし、コボルドごときでは耐えられまい。

「さあ、さっさと片付けてあの黒塗りを討つとしようではないか」


========================
PL:配管
というわけでスリクラスリクラ。ホント便利な魔法で僕大好き!遺失も納得の強さである。

【宣言】
行動順を遅らせないまま、L4地点にスリープ・クラウドを行使します。達成値は以下のとおりとなります。
配管@アイナティート : スリープクラウド 達成値 2D6 → 6 + 1 + (5) = 12 (01/13-07:24:28)

リノ [2015/01/13 08:33]

>「敵を眠らせる。討ち漏らしは任せるぞ。
> 『万能なるマナよ、眠り誘う雲となれ!』」

アイナティートさまの魔法がコボルトを眠らせた。
あとは目の前の一匹を倒すのみ。

「えい!」
槍でぷすとコボルトを突く。

早くシャルさんを助けにいかないと!


===================================

【PLより】

ダイスです!

08:38:25 たまの@リノ コボルトの攻撃回避 2d6+4 Dice:2D6[1,5]+4=10
08:38:44 たまの@リノ 一応、防御。 r3+2 Dice:R3[4,3:2]+2=4
08:39:12 たまの@リノ コボルトD命中 2d6+3 Dice:2D6[3,1]+3=7
08:39:38 たまの@リノ ダメージ! r4+2@9
08:39:51 たまの@リノ ダメージ! r4+2 Dice:R4[6,6:5]+2=7
08:39:56 たまの@リノ 回った!
08:40:08 たまの@リノ r4+7 Dice:R4[1,5:2]+7=9

どうかよろしくお願いします!

シャルロット [2015/01/13 20:48]

PL:

コボルドDへの攻撃

2D6 → 6 + 3 + (5) = 14  命中

ダメージ

7 = 2 (1 + 3 = 4) + 【5】 キーNo. : 16

コボルドの防御点は3なので、

7?3=4 4点ダメージ

コボルドA,Bは眠ってしまったようなので、回避はなし。