秘湯めぐりの前準備
「シャルロット・ウィンディ、短く呼ぶときはシャルでいいよ。
歌って踊って精霊とも仲良し。よろしくね。」
「アイナティートさまとシャルさんですね♪。魔術師と精霊使いの方が一緒だと心強いです♪。
あ、あたしは神官です! 戦闘は得意ではないですけど、ゴブリン程度でしたら自衛はできます!」
さ、様って初めて呼ばれた......?
自分で名乗ったことは多々あるが、なんかこう、むず痒いな......。
「そ、そうだな。うむ、よろしく頼むぞ!
重ねて頼りにするが良いっ!」
腕を組み無い胸をそらしてふんぞり返る。
せわしなく揺れる耳に気づくまで、私は得意げにしていたのであった。
* * *
「あたしも温泉は久しぶりです♪。温泉自体、オランにいるとなかなか入ることないですしね♪。
でも、お風呂が好きでしたら、きっとアイナティートさまも、温泉に着いたら、色々楽しめると思いますよ♪。
やっぱり温泉とお風呂は違いますし♪」
「温泉も色々ありますわ。
冷え性に効くのもあれば、肌荒れを防いでくれるもの。
疲れを取って病を防いでくれるもの...
お湯の中に様々な精霊の力が満ちているのです」
ふーむ、疲労を癒やし病を防ぐとは。
温泉とはかくも便利なものだったか。
「妻は、元々騎士の生まれだ。
なので多少のことにも十分対処は出来る。心配はあるまい」
などと考えていると、リノの質問から話が進んでいたようだ。
えーっと、元騎士......ああ、そういえば夫人は若い頃はちょっとお転婆だったとか。
「私、こう見えても主人よりも強いのですよ」
との言葉を聞くに、私の知識は間違ってなかったらしい。
「今回調査する秘湯の場所など詳しいお話や地図などをお願いできますか?」
「秘湯の場所は導師に近隣の山を調査させて調べたものだ。
どうやら今回の場所は森の中にあるらしい」
............
話を聞くに、我々が向かう先はひとまず安全であるとのことだ。
近隣の領地ではなにかあるようだが、まあ領地レベルで離れているなら緊急のものでは無いだろう。多分。
で、私の質問に対してだが。
「今日1日は準備に充てて頂きたい。出発は明日の朝にしよう。
動植物や魔物については先程申し上げた通りだが、
どうしても調べたいなら賢者の学院に行くとよいだろう」
とのことである。
そういえばこの街にも学院があるんだったか。確かに寄っておくべきだろうな。
調べるべきは動植物や魔物の生息域、後ついでにさっき聞いた謎の暴れる獣について、といったところか?
まあ、一日あればちょっとした情報は分かるだろう。
* * *
さて、そういうわけで学院まで来たわけだが。
ざっくり尋ねて、分からんことは図書館か何かを使わせてもらおう。できれば。
とりあえず、その辺の学生を捕まえてみるか。できれば私より弱そうなやつが良いな。
「すまないが、ここいらの地理や生物について詳しいものは居ないか?
いるのであれば、少し尋ねたいことがあるのだが、構わないだろうか。
私はこちらで依頼を受けた冒険者なのだが、何をするにも魔物やらは用心に越したことが無いからな。
あるいは、図書室を使う許可が欲しいのだが、誰に頼めば良いか教えてくれ」
場合によっては子爵からの依頼であることを匂わせても良いだろうが、まずはこの辺だろうか。
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PL:配管
>今回のアイナのダイスは、正直もう少し具体的な宣言が欲しい所でしたが
ごめんなさい(´;ω;`)
謝罪を済ませたところで学院に。
このへん勝手が掴めないので要領悪いと思います。もしかしたら許可とか要らなかったっけ......とか思いつつ。
とりあえず、会話とか出来てないので(可能だったら)図書室での文献判定だけやっておきます。図書室行けるか分かりませんが(笑)
動植物の生息状況などについての調査と、謎現象についての調査です。
配管@アイナティート : 図書室行ければ文献判定 2D6 → 4 + 2 + (6) = 12 (11/21-17:28:26)
配管@アイナティート : おっと、謎現象についても調べないと 文献判定 2D6 → 4 + 1 + (6) = 11 (11/21-17:30:05)