得られた成果

「分かりました。少々お待ちください」
との応対を経た私が応接室でしばらく待っていると、
「君かね。オランから来た同志は」
との言葉とともに導師が現れた。
「はい。オランの学院で魔術等について学んでいるアイナティートと申します。
本日は冒険者としてノートンでの依頼を受け、何か情報は無いかと尋ねた次第です」
導師相手となれば普段から敬語で話しているのもあってスラスラと言える。
やはり偉大な先人には敬意を払うべきであるからして。いや実際は言えなくて何度も怒られたからだが。
「いやあ、今日はオランからの来訪者が多い日でね」
と、導師がそのようなことを言う。
なんでも、私以外にも冒険者と思われる訪問者がいたらしい。
「そうだったのですか。
差し支えなければ、その者たちはどのようなことを尋ねていったのか、お教えしていただけますか?
あ、もちろん無理なら結構ですが......」
子爵が依頼したわけでもないなら私達とはあまり関係が無いだろうが、一応聞いておく。
あるいは私達が気をつけるべき某かがあるかもしれないしな。
「最近物騒になってきたからね。
魔術師たるもの、事前に備えをしておくことは大切だよ」
「ありがとうございました、導師。お教えいただいたことをしっかり活かして準備をできればと思います。
なにしろ私はエルフでひ弱ですし、油断をするとすぐに倒れてしまいますから」
その後、導師から読むべき本を教えてもらったので礼を言う。
読んでみたところ、この山は精霊力との関係から温泉が噴き出しているようで、竜がいるとか遺跡があるとかなかなか面白い場所のようだ。
しかし、単に面白いだけではなく、奥地では幻獣や巨人などの危険な存在もいるらしい(我々はある程度安全が確保されたエリアを行くわけだが)。
ま、今回気をつけるべきは凶暴化した動物であろう。
こちらについては大した成果が得られなかったが、今思うとオランを発つ前にミル達が学院に集められたりしたのはコレと関係があったりするかもしれんな。
というかそうだと楽で良い。ミルは私よりもはるかに高い技量を持つし......いずれ追い越すつもりだがな!
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PL:配管
復活したので投稿。ギリギリ今日。
とりあえずさわりだけというか、情報を得たことと、他の冒険者が何を聞いたのかをちょいと。そのうち合流せねば......。
他の冒険者が尋ねたことについて、ダイスでの判定が必要ならこれ↓で......。
配管@アイナティート : ダイスが必要なら 2D6 → 6 + 2 = 8 (11/28-23:11:28)
あ、それとアイナはアイナ「ティ」ートです>リノさん
「ディ」ートではありませんですたい。