猿と黒いのと赤いの

「エイプ(猿)は、山で集団で生活している動物だね。
同じエイプでもいろんな種類がいるけどね。
集団ということはボスがいるはずだから、
そのエイプのボスが関係しているのかな。
逆に言えば、エイプのボスが倒されたら、他のエイプは逃げると思う。」
エイプについて、シャルロットが知識を披露する。
それを受け、私は感嘆しながら案を述べる。
「私は遺跡で出会ったのみだから然程詳しくはないが......それならば当然、ボスを探すべきだ。
どうやってかは......まあ、おいおい考えるとして」
手下を倒すとかすれば出てこないだろうか。ボスだし。
でも猿だしなあ。逃げたりしそうではある。いや逃げる分には放っておけば良いのだが。
「ホブゴブリンに関しては、わたしは以前に戦ったことはあるけど、
ゴブリンより少し強いし硬いけど、魔法とかは使わないし、魔法に弱いね。」
「それなら私に任せるがいい! ......その代わりダークエルフの方を相手するのは難しいがな。
なにせあの性悪どもは魔法に対する抵抗力が強いのだ」
「確かに戦力としては今はわたしたちで向かうしかないのだろうけど、
領主であるジョージさまにも報告したほうがいいのかな。」
「はい! ジョージさまには報告しましょう!
その上で、温泉の様子、偵察にいきます?
猿さんたちが凶暴化してる理由は、調べてみた方がいい気がしますし?」
「...そうですわね」
「先ず、プロウルの村の近辺に妖魔が現れた。
これは由々しき事態です...至急討伐隊を要請せねばなりません」
シャルロット、リノ、そして夫人の三人は報告と偵察を決定する。
当然私も反対する理由はない。なにせダークエルフだし。迅速に叩きのめそう。
そう思う私の視線の先で、村長に何事か言いつけていた夫人がこちらを向く。
「ちょっと物騒ごとが増えたけれど、
ご一緒して頂けるかしら?貴女たちの力が必要なのです」
「うむ、この超魔術美少女妖精私に任せておくが良い! ......おっと。つい素が」
「それに、せっかく此処まで来たのですもの。
女の楽しみを邪魔する無粋な輩に、思い知らせてやりましょう」
「はい。
私の魔法で連中を見事征伐して見せましょう!」
忘れず言葉を直し、さらに腕を組んで鼻を鳴らし、自信たっぷりに胸を張る。
まあ、そうは言っても偵察で分かる相手の陣容次第では方針を変える必要はあるだろう。
しかしそれでも、こういった場面では自信たっぷりな方が良いのだ。なにより私の気分が良い。
「さて、偵察をするにしても打ち合わせは必要だ。
たとえば私は野外活動の技能は身につけていないから、偵察の際はシャルロットたちより距離を取る必要があるだろう。
それと、猿どもは温泉に住み着いたと聞いたが、ダークエルフはどこで目撃されたのだ、村長?
そちらも温泉に住み着いたというわけではなかろうし、探すにしても漠然と山狩りするのでは発見するのが難しいからな」
そういうわけで、今後の方針についてのとっかかりを聞いてみるのであった。
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PL:配管
というわけで村長にダークエルフの発見場所とかについて尋ねてみる。
あとは偵察についての打ち合わせを提案しておく。
そして予備ダイス。
配管@アイナティート : 予備1 2D6 → 3 + 3 = 6 (12/15-22:09:02)
配管@アイナティート : 予備2 2D6 → 6 + 5 = 11 (12/15-22:09:07)
配管@アイナティート : 予備3 2D6 → 6 + 1 = 7 (12/15-22:09:10)