Undeviating Determination

俺の名はグリーンリバー。
精霊使いにして野伏だ。
危険極まりないフォレストジャイアントを退治してお宝を手に入れた。
あれから時はさほど流れていない。
俺達はエストン山脈の中腹にいた。
この辺りには,他の仕事や私用で何度も訪れたことがある。
今回の依頼主は魔術師ギルド,山脈一帯の動物達が凶暴化しているというのだ。
「頭がどうかした魔法使いが,山のてっぺんで怪しげな研究をして,妙な薬品を川に垂れ流している,といったところか?」
魔術師ギルドでは決して言えない独り言をつい口走ってしまう。
ミル・モフェットへの悪口になったかもしれないので,一応詫びた。
「失言だった。一般的な魔術師達を批判しているわけではないからな。」
ヴェン,バーラーは,いずれも素質に恵まれた戦士と聞いている。
凶暴化した人間に襲われたとしても,何ら問題ない人選といえよう。
ミノタウロス亭での顔合わせを思い出す。
>「グリーンリバー、よろしく!
>この面子じゃ自分が最特級や、頼りにさせて貰うな
>足だけは引っ張らんよう気をつける
>あっははは、なに、ヤバいの殴ってきたら最後の盾くらいにはなるよ
>その間に、自分が戦場ひっくり返してくれんの待つからさ」
ミル・モフェットが使う慣れない方言 ‐ これは西方なまりというのか? ‐ をゆっくりと東方語に変換し,ゆっくりと頷く。
「全力を尽くす。それだけは約束しよう。」
腕が立とうが,頭が切れようが,それらが決定的な切り札になるか? 戦況を有利には導くが,
『何かひとつ冒険にもって行け』 と言われれば,俺はこちらを推す。
確固たる決意(デタ―ミネーション) 。
しかしそれは言葉にしない。俺はそういう人間なのだ。
>「あぁ、酒は抜いてきたぜ。
>だが、新顔も居る。再会も祝したい。
>何よりも浮足立ってるのは良くねぇ。
>酒を飲んで腰を落ち着けようぜ」
「一杯馳走になる。よろしくな。」
ヴェンの奢りを受ける。酒を抜いてきたというが・・・まぁ細かいことはいい。
バーラーは俺と目線があまり変わらない大柄な女性だ。
淑女,といった雰囲気ではないが,彼女は異性に好まれるだろう。
「よろしくな。フレイルか。扱うのが難しい武器だな。」
握手をしようとバーラーに手を差し出す。
何日か旅をして,まだ安全だという一帯を進む。
トレンドという小さな村に着いた。
途端,悲鳴がする。
安全だという状況は変わったとみてよかろう。
「よくあることだ。」
必ず一連の事件の真相をあばくというデタ―ミネーションの元,俺はミル・モフェットを追った。
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PL欄 :
昨夜半分くらい書いたのですが,睡魔に勝てませんでした。
グリーンリバーは無学で根性論ばかり言いますが,PLはちゃんと戦術を考えていこうと思っています。
(事前購入品) 魔晶石(3)×2
緑川@グリーンリバー : 1D3 → 2 = 2 (11/18-22:38:06)
サイコロによると2個買っていいそうです。
既に5点のものを1個持っていますが,3点のものを2個買い足します。(1800ガメル)
(トレンドに来るまでにした調査)
精霊力の乱れがないか?
特に川を中心にセンスオーラしときます。
(悲鳴を聞いての行動)
ミルにつづいて現場に急行します。