uncontrolled laughter

> ヴェンは沈黙を貫きながら、事態の推移を見守っているが、
> バーラーと村人のやり取りが耳に入り込むと眉を潜める。
> 自分の知識では、狼の行動範囲は広範だ。
> 狼が狂獣病を広めているとしたら、早晩感染範囲は山間部では済まなくなる!
2日前に訪れた宿場町ノートン───
そう遠くない。
ミルのもとへ向かい、耳元で囁く。
「さっき村人の奴、狼に襲われたってな。
早晩、隣の宿場町まで広がるぜ。」
不意に、顔落とし薄ら笑いをする。
"まさか、ここまで事態が進行してたなんてよぉ。 あの導師とんだ喰わせもんだぜ。"
こらいきれず笑いながら、顔を持ち上げ
「ブハハハ おもしれぇーな。
宿場町の側にいるってのに、ゆったりとする暇すらねぇんだからよ。
おい、ナンテ、バーラー、グリーンリバーの旦那。
急ぎで頼むぜ。
時間が惜しい。」と吠える。
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シモンより
ここで時間を掛けている余裕すらないことをミルに伝え、
レゾナンテ、バーラー、グリーンリバーを急かします。