Sword World Web 5 セッションサイト

Sensing Danger

グリーンリバー [2014/12/31 23:59]

 俺達が目指す渓谷の近くに住む変わり者の妖精はエルフらしい。
 エルフはその習熟度はまちまちではあるが,一様に精霊魔法を修得している。
 ごく稀に古代語魔法まで使える者も存在するらしい。
 

 
「みんな、この話、本物のアイナやない
んでもって、正体は転移呪文すら使える魔術師やもしらん
それも、人体実験かますくらいタチ悪ぃやつ」

ミノタウロス亭で一度か二度,アイナティートという名前を聞いた覚えがある。
ミル・モフェットは,そのエルフとアイナティートは別人だと言い切った。
ヴェンもその魔術師に面識があるようだ。


「転移の魔法まで使うとなると,それは大物じゃないか。
 デーモンの召喚か。『悪』と思っていいのだな。」


「山の上のほうはもっと大変なことになってそうですね。
無事だとよいのですが...」

村長の言葉に頷く。が,おそらく無事では済まないだろう。


 俺達は木々枯れる渓谷を訪れる前に,アイナティートを語る妖精の住処に立ち寄ることにした。
 事件の鍵を握っていることはまず間違いないだろう。

 妖精が住む小屋は渓谷の近くにあった。
 それもまた疑惑を確実にする材料のひとつであった。

 バーラーは,野伏としての技能を駆使して安全を確保してくれた。
本来は俺がするべきなのだが,疲労で気が回らなかった。
その中でも特に目を見張ったのが,罠設置であった。
 鳴子をうまく自然に溶け込ませる技は,これまで見たことがないほど素晴らしい出来であった。 


 早めに休ませてもらえた俺は,充分回復していた。
 夢の中で巨大な3匹の狼がバーラーの仕掛けた鳴子にひっかかっていた。

「・・・・・・・
 もうすぐ,鳴子にかかる。来るぞ,気をつけろ・・・・・・。」

しかしまだ俺は起きていない。
後に聞いたことだが,寝言で奇襲を看破したらしい。
 
 次の瞬間,鳴子がけたたましく音を立てる。
 俺は目を開いた。
 当然,驚きはなかった。

「バーラー,罠の出来が最高だったおかげで俺達の方から仕掛けられそうだ。」

スっと立ちあがる。

?


?

PL欄:

 テッピンGM,よくぞ苦難を乗りきられました!おかえりなさい!

 ちょっと笑えるかもしれない,寝言で危険看破♪

 1R目 : アザビCにボーラ
 2R目 : 残っているアザビにウィスプ(最悪3体に拡大,消費は1?3)
 3R目 : それでも残っているアザビにウィスプ(最悪3体に拡大,消費は1?3)

 3Rまで修了して決着がついていなかった場合,4R目以降は戦況を見て考えます。