Whirlwind

「ミル、灯りを頼む
　バーラー、レゾナンテ、先に行かせてくれ」

女への復讐の宴を飾るのは魔神獣。

「おオオォォォォォォォぉ！！！」という雄叫びと共に
力の限り、鉾槍を真一文字に振るう。

【黒飄】の名に恥じない。　暴力の嵐を起こしてくれた。

黒い旋風の切り裂く刃は、魔神獣に瀕死の重傷、もしくは挽き肉へと変貌させる。

「ハッ！　所詮、獣か。　歯ごたえがねぇな」
と 気を吐く

瀕死の重傷を負った魔神獣がバーラーとナンテに留めを刺されるのを見て、一段落したことを確認する。

「次はバーラーの寝る番だぜ
　ミルもグリーンリバーの旦那も、これじゃ疲れが取れてねぇだろう。
　　ゆっくり寝な。」

そう、俺が目指す手合は、ミル、グリーンリバーの旦那、バーラー、そしてレゾナンテの力を
十二分に発揮しても、危険な相手だ。

「次こそは、あの澄まし顔を恐怖で引き攣らしてやる。」と独白する。

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シモンより

おお。
初めて、黒飄が活躍した。