森の中

今思えば、焦っていたのかも知れない。
依頼を失敗続きで追い詰められていたのかも知れないし、
功を焦って決断を誤ったのかも知れない。
もしくは、まるで全然さっぱりすっきり何にも考えていなかったり...
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目覚めると、3人は森の中に倒れていた。
酩酊する意識と感覚が次第に鎮まっていくのを待ってから、
前後の記憶を繋ぎ合わせようとする。
つい先刻まで居たのは、地下深くの遺跡だった筈だ。
ハトハとアウゴは、メルティーナを伴って遺跡探検をしていた。
遺跡は残念なことに「枯れた」ものだったらしく、
何の収穫らしい収穫も得られなかった。
しかも、最後に捜索した魔方陣が床に描かれた部屋で、
触れてはならない何かに触れてしまったらしい。
一行の中に古代語魔術師が、下位古代語の知識を持つ者があれば、
それが【移送の扉】であることに気づけただろう。
だが、彼らの中には居なかった...
さて、3人が内心で何を思ったかはともかく。
視界は濃い緑で埋め尽くされている。
鳥の声や虫の羽音が一面に響き渡る。
アウゴは、濃厚な精霊の力と、懐かしさを感じることが出来ただろう。
そう、此処はどう見ても森の中であった。
場所が何処なのかも分からない...
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【GMより】
それでは皆様、1ヶ月弱のお付き合いとなりますが宜しくお願いします!
此方はBルート、ハトハ、アウゴ、メルティーナのルートになります。
唐突な出だしですけど、3人で遺跡潜ってたらゲートが誤作動、
見ず知らずの森の中へ飛ばされてしまった、という感じです。
誰が下手こいたかは適当にでっち上げてください。
個人的にはメルティーナじゃね?なんて思ってますが!(笑)
事前準備及び購入したい物があれば申請しておいてください。
前金なんて当然無しです(笑)
Aルートと同様に武具は鉄製通常品質のみ(=銀製&高品質は不可)、
魔法のアイテムの購入も一切不可となります。
[次回進行に際してお願いしたい事]
○先ずは状況を把握してください!
皆さんベテランだから敢えて言わない。可能なことからコツコツと!
○移動しても結構ですが、移動を希望する際は、
2d6を1つ振っておいてください(GM指定)。
分からないことはどしどし質問してくださいね!
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それは単なる遺跡探索のはずだった。
遺跡の地図、と言うものを偶然手に入れる機会があった。
唾物だと思いながらも、その場に居合わせた人達と潜る事になった。
やっぱりと言うかなんと言うか、その遺跡にはもう何もなくて、
残念だけど帰ろうか、と話し合っていた所だったはずだ。
最後の部屋に一縷の望みをかけて、探索する。
魔方陣、と言うのだろうか。
そんなものが床にあったけれど、面子の誰も内容が分からない。
「やっぱり下位古代語わかるヒトはいるな......」
遺跡と言えば下位古代語。何度かそれを経験していたのに。
仕方ないから魔方陣の写しでも書いておくか、
と羊皮紙を取り出そうとしていた時だった。
くらり、と目眩がしたのは。
◇ ◇ ◇
気がつくと森の中だった。
「.........は?」
きょろきょろと周囲を見回してみる。
高い木々、地を這う植物、何処かで鳴いている鳥や虫の声。
森だ。間違う事なく、完璧な森である。
「......幻覚......、てことは......」
さっきまで確かに遺跡にいたのだ。
なのに、一瞬ののちには森である。
そんなの絶対おかしいよ。
◇ ◇ ◇
幻覚を疑ったあとは、装備を確認する。
ごそごそと背負い袋や、ベルトポーチの中身を調べた。
何か無くなっているものは無いだろうか?
◇ ◇ ◇
鳥や虫の声に混じって、何か違う音がしないだろうか?
不自然な足跡とか、周りに無いだろうか?
「どの辺りの森何だろう......?」
鳥の種類や生えている植物で、どの地域か位分からないだろうか。
「てか、今何時位......?」
空を見上げる。太陽の位置で時間が何となくでも分からないだろうか。
周りに太くて頑丈そうな高い木があるなら、登って周囲を見回しても良さそうだ。
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PL柑橘より
・まずは幻覚じゃないかどうかを疑う【達成値】12/16
・装備を確認 ・探索【達成値】12
・動植物鑑定【達成値】10
・天候予測【達成値】8
周囲に止められなければ、
・登攀【達成値】18(6ゾロ!)
とりあえずはこんなところかなぁ......。
柑橘@ハトハ 不信判定。抵抗専念出来るなら+4 2d6+5 Dice:2D6[1,6]+5=12
柑橘@ハトハ 探索 2d6+5 Dice:2D6[4,3]+5=12 柑橘@ハトハ
天候予測 2d6+5 Dice:2D6[2,1]+5=8 柑橘@ハトハ
動植物判定 2d6+5 Dice:2D6[4,1]+5=10 柑橘@ハトハ
登攀 2d6+6 Dice:2D6[6,6]+6=18
【購入物品】
保存食5日分(7G×1日3食×5日分)105G消費

枯れた遺跡だった。
収穫は何も無かった。
最後の部屋で見たのは、床に描かれた謎の魔法陣と、部屋の奥に隠されるようにあった扉。
俺は確かに見ていた...
ハトハが自信に満ちた様子で、あの扉を開けようとしたのを。
その手に、例の遺跡で手に入れたという『手袋』をはめて。
.........
なぜか、森の中に居る。
懐かしい香りと濃密な精霊たちの気配。
自然の森のように思えるが...
懐かしさを感じるのは気のせいなのか?
俺は自分の記憶の中にある数々の森の風景を、眼前の光景に重ねるように次々と瞼の裏に描いていく。
「とりあえずは、周囲の安全確認と参ろうか?」
一足先に目覚めていたと思われるハトハに、一声かける。
-if 周りに危険を感じる物音が無い場合に限り
「何か変わった獣でもいれば良いがな...♪」
森の動物を確かめて見たいと言うハトハのために、俺は母者が昔良く歌っていた鳥の歌の一節を、ブルースハープで奏でる。
-if 終了
「付いてきてもらえるか、メルティ?夜に備えるなら薪の一つも拾ってこぬとな。」
近くでまだぼんやりとしているメルティ―ナに、同行を求める。
-PLより-
まずは精霊感知ですね。
そして聞き耳。危険感知はハトハ頼み。
周囲の気温とかはどうでしょうか?暑い?涼しい?
ハトハが動物知識やるなら、その前にサモンスモールアニマルして、森の動物呼んでみます。
(聞き耳その他の危険感知で、大丈夫そうな場合に限らせていただければ)
夜になればハトハは、星の位置で大体の場所が分かるんじゃなかろうか?元海賊。
厨弐さんとはお初なので、気心の知れたハトハのせいにします(笑
アウゴ : 聞き耳 2D6 → 2 + 5 + (4) = 11 (08/24-17:45:29)
アウゴ : 小動物♪ 2D6 → 2 + 6 + (4) = 12 (08/24-17:49:01)
追加で、記憶術も行使してみます。
GMパートに、アウゴが「懐かしさ」を感じるとあるので。
(多分、エルフだから森全般懐かしいんだとは思うんですが、知ってる森だったりしないかしら?)
アウゴ : 記憶術 2D6 → 3 + 3 + (4) = 10 (08/24-18:05:15)

えーっと、あたしは何をしていたんでしったけ?
どうしてこんなところで寝ていたんでしょう?
確か初めて受けた依頼でハトハさんとアウゴさんと一緒に遺跡に来ていたはずなんですが・・・
うーん、思い出せません!
とりあえず辺りを見渡すと森という事だけはわかります!
それと先に起きていたのかお二人が何かしています!
以上、現状把握終了です!
それとどうしましょうか、あたしも何かした方がいいですよね?
「付いてきてもらえるか、メルティ?夜に備えるなら薪の一つも拾ってこぬとな。」
「ふぇ?」
そんな事を考えているとアウゴさんに声をかけられました。
「は、はい!わかりました、任せてください!」
確かに野営には薪が必要ですよね!
よーし、頑張って拾うぞー!
――――――――――――――――――――
PL
さーて無印初セッションやー、頑張るでー♪
しかし知力4は伊達じゃない!
きぃさんにぼんやりとしているって書かれてたし、それから薪拾いするのにすぐアウゴのとこ行ったんでとりあえず技能は未使用でw
なんだこの足でまとい!?

アウゴは周囲の精霊の働きを調べる。
光、闇、植物、土、風。それと、生命、精神の精霊も感じる。
特に異常は感じない。精霊力は、至って正常に思える。
ハトハはこの光景が幻覚ではないかと思い、「不信」を試みる。
強く心に念じ、改めて周囲を見渡すが、変化は無い。
その後、周辺を調べる。
剥き出しの土の部分に、幾つかの動物の足跡がある。
小さなものから大きなものまで、以前のものから最近のものまで、
気になったのは、最近ついたと思われる、大きな鳥の足跡だ。
ハトハは適当な木を1本選び、上へと上る。
海で慣らしたその腕は些かも衰えていないようだ。
するすると頂上近くまで登りきることが出来た。
どうやら自分たちは森の比較的端の方に居るらしい。
2日ほどかければ、草原地帯へと抜けることが出来そうだ。
草原へ抜ければ帰れるのか、という疑問はともかく。
日の傾きからして、昼位だろう。そう言えば、腹も減ってきた...
天気は良好だ。雲の流れや風から推測するに、
今夜から明日にかけても晴れのままと思われる。
アウゴは記憶の中を辿り、この風景に覚えが無いかを探る。
...分からない。少なくとも、訪れた記憶は、無い。
ハトハが樹上に居る間、アウゴは周囲の物音に耳を澄ます。
鳥の鳴き声、虫の鳴き声。木々のざわめき。
...微かに、何者かが草を踏むような音が聴こえた、気がした。
続けてアウゴは呪歌《小動物召喚》を歌う。
その軽妙な旋律に魅せられ、何匹かの動物が集まる。
兎、土竜、栗鼠。
ハトハはぱっと見て、オラン国内に棲む動物とそう変わらない、と思った。
アウゴの《小動物召喚》が終わる頃。
場に異変が起きようとしていた。
初めに気づいたのは...
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【GMより】
Bルートの心温まるやりとりに涙が出そうなGMです。
会話が成立するんかい、このメンバー(笑)
さて、進行です。調査結果の発表!
さて、最後が気になる終わり方ですよね。
アウゴの《サモン・スモールアニマル》が遠因でしょう(にやり
[各種行動宣言]
・<センス・オーラ>:アウゴ
本文の通り。典型的な森の精霊力を感じます。
水袋の中には水、氷の木の実からは氷も感じることが出来るでしょう。
[各種判定結果]
・「不信」:ハトハ16
本文の通り。変化はありませんでした。
・<捜索>:ハトハ12
本文の通り。大きな鳥の足跡が気になりましたが、
達成値の関係上、これ以上の情報は得られませんでした。
・<登攀>:ハトハ18(6ゾロ!)
本文の通り、見事に木に登ることが出来ました。
・<天候予測>:ハトハ8
本文の通り、大まかに明日は晴れる、位のことが分かりました。
・<記憶術>:アウゴ10
本文の通り。アウゴ個人の記憶では初めて見る場所の気がします。
蛇足ですが、<記憶術>は「意識的に記憶する」という行動宣言との
ペアで初めて効果を発揮する、と思っておいてくださいね!
・<聞き耳>:アウゴ11
本文の通り。微かに何かが居るような気配を感じました。
・《サモン・スモールアニマル》:アウゴ12
本文の通り、兎と土竜と栗鼠が集まりました。
・<動植物知識>:ハトハ10
本文の通り。遠方へ飛ばされた様ではないのは分かります。
[購入・消費物管理]
○ハトハ
なし
○アウゴ
なし
○メルティーナ
なし
[次回進行に際してお願いしたい事]
○2d6を2つ振っておいてください(GM指定)!
○3人の位置関係を大まかに決めておいてください。
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「見知らぬ森でござるな。働いている『力』に不自然なものは無いが...」
聞こえて来る精霊たちのざわめきに、少し胸をなで下ろしながら、同行の二人にもそのことを告げる。
かすかに聞こえた何かの足音、自然の森ならば当然のモノ。
俺は特に気にせずハープの演奏を続ける。
集まってきたのは、兎、土竜、栗鼠。
「少なくとも食料に困ることは無さそうだが、手掛かりにはならぬな...」
木から降りてきて、小動物たちを見定めるハトハに、ぼそりと語りかける。
集まってきた小動物たちが、不意に身じろぎを始める。
危険が迫れば、彼らは逃げ出す。
母者がそう言っていたな...
「は、はい!わかりました、任せてください!」
「奥に入るのは後回しのようだ、メルティ」
気配のする方向へ体をひねり、一歩二歩と後ずさる。
メルティを手で制し、その後ろまで下がる。
-PLより-
おおぅ、ダイスが走っております。
アウゴ : 指定ダイス1 2D6 → 5 + 5 = 10 (08/26-14:31:48)
アウゴ : 指定ダイス2 2D6 → 5 + 6 = 11 (08/26-14:31:53)
多分、小動物たちが最初に反応すると思ったので、それを見て気づいた体です。
NGであれば修正かけますので、ご指摘お願いいたします。
記憶術についてですが、常時発動していて、思い出すときに判定ロールという記述が完全版P122にあります。
特に意識して覚えた場合は、判定に+2が付くとありましたので、今回はそれは無しでダイスを振っておきました。
次回以降は、ご指摘通り記憶すると言う宣言を先に付けるようにします。
まぁ、自己紹介は済んでいる状況ですし、目を覚ましたタイミングもバラバラっぽいので、会話はこれからですよ、これから(笑
隊列は真ん中希望です。
最終投稿者が、確定の隊列を書き込むってことでどうです?>all

アウゴさんに駆け寄りましたが
「奥に入るのは後回しのようだ、メルティ」
「えっ?」
アウゴさんが少しずつ後ずさってきました。
もしかして何かの気配を感じたんでしょうか!?
「アウゴさん、何かいるのでしょうか?」
入れ替わるようにアウゴさんの前に立ち、斬竜に手をかけます。
足でまといのあたしかもしれませんが、せめてみなさんの盾と剣になりたいです!
――――――――――――――――――――
PLより
さーて現状まったく何もしてないメルティーナ。
彼女が光り輝く時は果たして来るのか!?
17:42:20 忠弐ヤマイ@メルティーナ 指定ダイス1 2D6 Dice:2D6[5,1]=6
17:42:31 忠弐ヤマイ@メルティーナ 指定ダイス2 2D6 Dice:2D6[3,1]=4
しかしアウゴさんと違いダイス運も悪いなw
大丈夫かメル!?
隊列は前列希望です。
確定はきぃさんの意見に賛成で。
会話・・・できるといいなぁ(笑
?

つねった頬は痛かった。森に一瞬で移動させられた、で間違いないらしい。
◇ ◇ ◇
「アウゴ、メル。鳥の足跡がある。まだ新しい」
地面を調べて、気になったのがそれだ。鳥なのに、足跡が、地面に。
こんなに木がいっぱいある森の中であえて地面を歩く、鳥。
「ちょっと上から見てくる」
それだけ言って、適当な木に取りついた。
まっすぐなマストに比べれば、でこぼこがある木は登りやすい。
難なく天辺までたどり着いて、私は周囲を見回した。
「あっちに2日位歩けば、草原に出そう。残念だけど、町とかは見えなかった」
水の確保の為に川とかあると嬉しかったのだけれど、見えなかった。
木が邪魔で見えなかっただけなのか、それとも本当に無いのかはまだ分からない。
「良い天気......」
空は晴れ渡って、雨が振りそうな気配は全くなかった。
◇ ◇ ◇
木から降りて、報告をする。
「そっちは何かあった?」
尋ねれば、何かの足音がしたらしいが、よく分からなかったと言う。
「そっか。それじゃあ......」
住んでいる動物を調べて見たいと言ったら、アウゴが歌を歌ってくれた。
小動物を呼び寄せる、というその歌を、彼はいつ覚えたのだろう。
こんな場合じゃなかったら、落ち着いた所でちゃんと聞きたいと思った。
────────────────────── PL柑橘より
ハトハの抵抗専念=頬っぺたをつねる。
柑橘@ハトハ ダイス1 2d6 Dice:2D6[6,2]=8
柑橘@ハトハ ダイス2 2d6 Dice:2D6[6,3]=9

「奥に入るのは後回しのようだ、メルティ」
「えっ?」
「アウゴさん、何かいるのでしょうか?」
アウゴがメルティーナに声を掛け、注意を促す。
ハトハも、雰囲気を察して身構えた。
アウゴは一歩引いて距離を取る。
その直後、激しく茂みが揺れ出す。
どっかどっかと地面を踏みしだく音と、がさがさと葉を揺らす音。
飛び出してきたのは、未知の怪物だった!
===================================
【GMより】
皆さん仲良しで宜しいことです!(笑)
此方はBルート、ハトハ、メルティーナ、アウゴのルートになります。
指定ダイスは<危険感知>と<動植物判定>でした。
不意打ちは不成立、通常戦闘ラウンド処理が始まります。
<動植物判定>は皆さん失敗でしたので、情報は非公開です。
欠片も情報は渡さない(笑)
[各種行動宣言]
○隊列
・前列:ハトハ、メルティーナ
・後列:アウゴ
3人で三角形の状態で並ぶ。
以上で承りました!
[各種判定結果]
○指定ダイスその1=<危険感知>:アウゴ10、メル6、ハトハ9
不意打ち不成立。
○指定ダイスその2=<動植物知識>:アウゴ11、メル4、ハトハ12
全員失敗。【不確定名:未知の怪物】と遭遇。
[ダイスチャットからの添付]
05:59:45 テッピン@GM <不意打ち> 2d6+3 Dice:2D6[5,2]+3=10
05:59:50 テッピン@GM うん。
[購入・消費物管理]
○ハトハ
・保存食5日分(7g×1日3食×5日分)105G
○アウゴ
なし
○メルティーナ
なし
カテゴリを移動します。
「未知の怪物」に記事を投下するのでお待ちください。