戦い終わって

眼前には倒れ伏した大蛇、雄鳥、スピリアー。
当然、止めを刺さねばならない。
素人仕事にはなってしまうが、
やりようによっては皮なり羽なりが役に立つかも知れない。
スピリアーの巣を見やる。
母鳥が大切そうに温めていた卵が転がっている。
触ると、ほんのり温かい。これも、どうしようか。
巣の中には、何と幾つかの宝石が転がっていた。
何故鳥が?との疑問が湧くが、明快な答えは分からない。
===================================
【GMより】
戦闘終了、のご褒美タイムとなります!
此方はBルート、ハトハ、メルティーナ、アウゴのルートになります。
[ご褒美タイムの詳細について]
○剥ぎ取りについて
パイソン、ディアトリマ、スピリアーの剥ぎ取りを行えます。
達成値次第で以下のアイテムのいずれかを入手出来ます。
・パイソンの剥ぎ取りにより「大蛇の皮」を入手出来ます。
これは皮鎧の材料に成り得ます。ダイスを振れるのは1名です。
・ディアトリマの剥ぎ取りにより「巨鳥の嘴」「巨鳥の羽毛」
「巨鳥の蹴爪」「巨鳥の腱」を入手出来ます。
嘴と蹴爪は武器の材料、羽は鎧ないし装飾品の材料、
腱は弓の材料に成り得ます。ダイスを振れるのは2人です。
・スピリアーの剥ぎ取りにより「超巨鳥の嘴」「超巨鳥の羽毛」
「超巨鳥の蹴爪」「超巨鳥の腱」を入手出来ます。
嘴と蹴爪は高品質武器の材料、羽は鎧ないし装飾品の材料、
腱は高品質弓の材料に成り得ます。ダイスを振れるのは3人です。
○卵について
卵の殻を持ち帰れば、賢者の学院が霊薬の材料として買い取ってくれます。
売却価格は2d6×30ガメルです。ダイスを振れるのは3人です。
○巣に転がってる宝石について
消化の助けにするためでしょうか、スピリアーは宝石を巣に溜めていました。
2d6×200ガメル分の宝石を入手出来ます。ダイスを振れるのは3人です。
これはシーフ技能の<捜索>として扱います。
ハトハは達成値にシーフ技能Lv+知力を上乗せすることが可能です。
[データ管理]
○ハトハ HP 13/ 15 MP 05/ 14
○アウゴ HP 08/ 08 MP 01/ 16 ランタン
○メルティーナ HP 13/ 21 MP 13/ 13
○テッツ HP 07/ 07 MP 00/ 15 気絶
○ピッツ HP 07/ 07 MP 03/ 15
[購入・消費物管理]
○ハトハ
・保存食5日分(7ガメル×1日3食×5日分)105G
・巨鳥の腿肉2セット
・巨鳥の胸肉2セット
・巨鳥の手羽元2セット
・森の地図(達成値8)入手
・羊皮紙1枚消費
・コモン・ルーン《プロテクション》
・最高品質バスタードソード(必要筋力15-5)【月下美人】入手
○アウゴ
・森の地図(達成値10)入手
・羊皮紙1枚消費
・油1瓶消費
・魔晶石3点2個消費
○メルティーナ
・巨鳥の蹴爪2セット
・巨鳥の嘴1セット
・巨鳥の羽毛1セット
[次回進行に際してお願いしたい事]
○ご褒美ダイスを振って報酬を決定してください。
○その他、試みたいことがあればどうぞ!
特に希望がなければロドホンの元に帰還、となります。
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上位カテゴリ「B:遭難」へのチェックは不要です。

仕留めた獣たちに確実にとどめを差すハトハとメルティを、ランタンで照らしながら、一人ため息をつく。
疲れた...正直もう一歩も動きたくないところだが...
ロドホンが言っていたな、スピリアーは宝石を集めるとか?
卵の並んでいる巣に、そっと近づきランタンで照らしてみる。
コレが卵か...卵焼きにしたら何人分だ...
軽く押してみるが、動きもしない卵に、少し蹴りを入れてみる。
硬い...どうにもならんな、二人に任せるとしよう。
ベルトから引き抜いたナイフを、死骸に突き立ててみる...
硬い...これもどうにもならんな...
「メルティ、こいつを使うと良い。」
くるりと刃先をつかんで、柄をメルティに差し出す。
「後は任せるでござる。
帰るにしろ、少し休まねば動けぬ。」
しばらく歩き回って、一本の太い木の根方に、下生えの柔らかな場所を見つけ、テッツをそっと横たわらせる。
その隣に静かに腰を下ろして、戦場を動き回る二人をぼんやりと眺める...
-PLより-
腕力の要りそうなことには、出目がきっちり腐りました(笑
ある意味ダイス神に愛されている気がしないでもない。
00:19:20 アウゴ 宝石探し 2d6+4 Dice:2D6[4,2]+4=10
アウゴ : スピさん剥ぎ取り 2D6 → 3 + 1 = 4 (10/11-17:19:17)
アウゴ : 卵の殻 2D6 → 1 + 3 = 4 (10/11-17:19:02)

標的の鳥さん達を発見し、いよいよ退治のお時間です。
けどそう簡単にはいかず、大きな蛇さんがあたし達の後ろからやって来て挟まれてしまいました。
ここから先へは行かせません!
「テッツ、ピッツ、ひとまず後ろだ。
闇の精霊で意識を絶つぞ!」
「「○×△$!」」
『暗黒に住まう不可視のものよ、暗き導きを我が敵に、漆黒。』
アウゴさんとピクシー達が魔法を蛇さんに叩きつけます。
けど倒すことはできず、蛇さんはまだこっちを襲って来る気が満々です。
ならあたしが!と思ったところでアウゴさんから止まるよう声がかけられました。
確かに暗闇に飛び込んで攻撃するのは良くないかもしれません。
と、相手の蛇さんの様子を伺っているとあたしに襲いかかってきて避けきれず、巻き付かれてしまいました。
「きゃあ!?く、このー!」
締め付ける力が強くダメージゃはあまりありませんがなかなか振りほどけません。
どうしましょう?
しばらくすると前の方から声が聞こえてきました。
どうやら雄鳥さんを倒したようです。
後は卵を守っている鳥さ・・・
くけけけけえっ!!
!?
な、なんでしょうかこの感じは?これまでの鳥さん達とは全然違う嫌な感じがします!
こんなところで蛇さんに構ってる暇はありませんね、早くあたしもハトハさんに加勢しないと!
力を込めて蛇さんを振りほどこうとします。
「あぅ、ちょ、変なところ触らないでください!」
ですが蛇さんの体が触れたところがくすぐったくて力が抜けてしまいました。
「メルティ、主が振りほどくまで手が出せぬ。
抜けたら合図せい。」
アウゴさんから声がかかります。あたしが蛇さんとくっついているせいで上手く魔法が撃てないようです。
「す、すいませんアウゴさん!もう少し待ってください!
もう、いい加減に放してくださーい!」
前の方から激戦の気配を感じます。
もう、こんなところで遊んでる場合じゃないのに!
「ふんぬらばぁぁぁぁぁぁ!!」
やった!やっと蛇さんを振りほどけました!
「メルティ、鳥の方を頼む!」
「了解です!」
蛇さんを背に、鳥さんに向かって走り出します。
アウゴさんはあたしとすれ違いざまに魔法を放ちます。
『暗黒に住まう不可視のものよ、暗き導きを我が敵に、漆黒。』
放たれた魔法が蛇さんに直撃し、気配が絶たれました。流石アウゴさんです!
あたしも負けてられません!
「ハトハさん、遅くなってしまってすいません!加勢します!」
蛇さんのせいで全然攻撃できなかった鬱憤はここで晴らさせてもらいます!
「とりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「テッツ、ピッツ、闇の精霊を呼べ!
光の精霊ではらちが明かぬ。」
「「$%!」」
「ハトハ、メルティ、すまぬがしばししのいでくれ。
集中力が持たぬ!」
「く、わかりました!」
ですが予想以上に強いですこの鳥さん!
このままだとこっちがやられてしまいそうです!
「あぅ!?痛いですぅ?!」
鳥さんの嘴が鎧を貫いてあたしの肌を抉ります。
アウゴさん早くお願いしますー!
『暗黒に住まう不可視のものよ、暗き導きを我が敵に、漆黒。』
アウゴさんとテッツさんの魔法が鳥さんに襲い掛かります。
けえええええええ...
「や、やりましたか?」
鳥さんは鳴き声が止まるとそのまま倒れました、やった!あたし達の勝ちです!
――――――――――――――――――――
倒れた鳥さんや蛇さんが目を覚ます前に止めを刺します。
これからみんなで剥ぎ取りタイムです!
今度こそ美味しいお肉だといいですねぇ♪
「やれやれ、どうにか片付いたか...」
あたしたちが止めを刺しているのを見ていたアウゴさんはため息混じりにそう言いました。
ですがまだアウゴさんにもお仕事が残っています。
「お疲れ様ですアウゴさん、あともう少しだけ頑張りましょう!」
アウゴさんを連れて巣に向かいます。
中を覗くと沢山の宝石が落ちていました!
この鳥さんはなんで宝石を集めていたんでしょうね?
あとは卵を見つけました!この卵は美味しいのでしょうか?
そしてお待ちかねの鳥さん蛇さんの解体ショーです!
斬竜を手にいざ・・・
「メルティ、こいつを使うと良い。」
斬竜じゃ剥ぎ取りにくいだろうと、アウゴさんがナイフを貸してくれました。
「後は任せるでござる。
帰るにしろ、少し休まねば動けぬ。」
「わかりました、あとは任せてください!」
張り切って剥ぎ取っちゃいます!
――――――――――――――――――――
PLより
安定の出目の微妙さwしかもネタで11とか死ねw
あとはハトハさんに期待ですね!
19:42:30 忠弐ヤマイ@メルティーナ ≫ 宝石探し 2d6 <Dice:2D6[2,6]=8>
19:43:33 忠弐ヤマイ@メルティーナ ≫ 卵の殻 2d6 <Dice:2D6[2,2]=4>
19:44:17 忠弐ヤマイ@メルティーナ ≫ スピリアー剥ぎ取り 2d6 <Dice:2D6[3,6]=9>
19:45:04 忠弐ヤマイ@メルティーナ ≫ ディアトリマの剥ぎ取り 2d6 <Dice:2D6[2,1]=3>
20:01:37 忠弐ヤマイ@メルティーナ ≫ スピリアーテイスティング 2d6 <Dice:2D6[1,2]=3>
20:01:56 忠弐ヤマイ@メルティーナ ≫ ディアトリマテイスティング 2d6 <Dice:2D6[6,2]=8>
20:02:22 忠弐ヤマイ@メルティーナ ≫ パイソンテイスティング 2d6 <Dice:2D6[6,5]=11>

「メル、蛇はよろしく」
蛇と考えることが同じって何か嫌だけど、殺せばすむことだ。
メルにだって蛇位はなんとかなるだろう。
あのぬらりとした姿が嫌いだなんてことはない。ないんだったら。
やっぱり小さめ色違いは雄だったらしく、巣を守るように向かってきた所を迎え撃つ。
ピクシー達も手伝ってくれたから、手こずることなく倒すことができた。
後ろではメルが蛇に絡まれているらしい。
あぁ、うん。そうだよね。蛇ってこっちを締め付けてくるよね。良かった、私じゃなくて。
メルは金属の鎧を着てるから、対したダメージは受けないだろう。
適材適所と言うやつだ。
「さぁ、おいで」
ついに、スピリアーが巣から立ち上がる。
こいつさえ倒せば、森はひとまず平和に戻るだろう。
◇ ◇ ◇
やっぱり攻撃を分散できると楽だ。
メルに向かってる時は私が頑張って、私に向かってるときはメルが頑張る。
そうやっている内に、結局はピクシー達が仇討ちできたことになった。
「おつかれさま。がんばったね」
アウゴの掌で伸びているテッツと、それに寄り添うピッツを人差し指で撫でて健闘を称えた。
自分達の森を自分達で守ったんだ。誇って良いことだろう。
「さて、と」
さっき手にいれたこの片刃の曲刀。なんだかとても手に馴染む。
月明かりを反射して光る波打った紋を描く刀身がとても綺麗だ。一振りしただけで血も落ちた。
きっと名のあるものなのだろう。オランに帰ったらグレイウォールに顔を出そうか。
そうしたらきっとお手入れ方法とかも教えてくれるに違いない。
鞘に戻して腰に吊るしぼんやりとした考え事から戻ってくると、メルが張り切っていた。
鳥と大蛇からとれるものは取ってしまおうと言うことらしい。
その案には私も賛成だ。勝者が敗者からものを奪うのは、正当な権利なのである。
銀であろうと、やっぱりショートソードはショートソードなのだった。
―――――――――――――――――――――――
PL柑橘より
刀のお手入れセット下さい!
22:17:47 柑橘@ハトハ (無言で銀のショートソードすらり) 大蛇 2d Dice:2D6[1,3]=4
22:18:05 柑橘@ハトハ ディアトリマ 2d Dice:2D6[2,6]=8
22:18:22 柑橘@ハトハ スピリアー 2d Dice:2D6[6,5]=11
22:18:41 柑橘@ハトハ 卵 2d Dice:2D6[6,3]=9
22:19:05 柑橘@ハトハ 宝石 2d+5 Dice:2D6[4,2]+5=11

3人は巣に散らばる宝石を集める。
森の何処から運んできたのか分からないが、数はそれなりにあった。
しかも、盗賊であるハトハとアウゴの目にも、結構な価値に思える。
オランに持って帰れれば、懐は大分豊かになることだろう。
卵は、思い切り殴りつけて破壊してから回収した。
卵の中身については敢えて触れない。
3人はそれぞれのペースで、倒した動物の解体を行う。
大蛇はなかなか上手くいかなかった。
上手くすれば小物や袋は作れそうだが、鎧は無理だろう。
尤も、蛇の皮で出来た鎧など酔狂の極みだが...
雄鳥からは嘴、羽毛、蹴爪を回収する。
装飾品や武具の材料としても使えそうだ。
スピリアーからは、嘴、羽毛、蹴爪に加えて脚の腱の取り出しに成功する。
強力な合成弓の材料として、実に有効な素材だ。
解体の隙間を狙い、メルティーナは肉を食べてみる。
夜食とばかりに火を起こして焼いてみた。
大蛇は非常に美味であった。淡白だが滋味深い。
雄鳥は意外にも旨かった。基本、雌のほうが油が乗っているのだが。
そしてスピリアーは...不味かった。
卵を産んで栄養を使い果たしたのか。筋ばっていて固く、臭い。
***********************************
捜索と、解体と、腹拵えと。やるべきことを粗方終えた後、
3人はロドホンとエイメーデの待つねぐらへと向かうのであった。
===================================
【GMより】
ではエンディングに向かいましょう!
此方はBルート、ハトハ、メルティーナ、アウゴのルートになります。
引き続き記事を投下するので、もう少々お待ちください!
[各種判定結果]
○パイソン「剥ぎ取り」:ハトハ4
「大蛇の皮」を入手しました。鎧の材料にはなりませんが、
財布やちょっとした品物の材料には成り得ます。
○ディアトリマ「剥ぎ取り」:ハトハ8、メルティーナ3
「巨鳥の嘴」「巨鳥の羽毛」「巨鳥の蹴爪」を入手しました。
武器や装飾品の材料に成り得ます。
○スピリアー「剥ぎ取り」:アウゴ4、ハトハ11、メルティーナ9、
「超巨鳥の嘴」「超巨鳥の羽毛」「超巨鳥の蹴爪」「超巨鳥の腱」を
入手しました。高品質武器や高級装飾品の材料に成り得ます。
○卵の殻価格決定:アウゴ4、ハトハ9、メルティーナ4、
出目合計17なので、680ガメル相当獲得です!
○宝石価格決定:アウゴ10、ハトハ11、メルティーナ8、
出目合計29なので、合計5800ガメル獲得です!
○パイソンのテイスティング:メルティーナ11
本文の通り、超美味でした!
○ディアトリマのテイスティング:メルティーナ8
本文の通り、結構美味しかったです。
○スピリアーのテイスティング:メルティーナ3
本文の通り、超不味かったです(笑)
[データ管理]
○ハトハ HP 13/ 15 MP 05/ 14
○アウゴ HP 08/ 08 MP 01/ 16 ランタン
○メルティーナ HP 13/ 21 MP 13/ 13
○テッツ HP 07/ 07 MP 00/ 15 気絶
○ピッツ HP 07/ 07 MP 03/ 15
[購入・消費物管理]
○ハトハ
・保存食5日分(7ガメル×1日3食×5日分)105G
・巨鳥の腿肉2セット
・巨鳥の胸肉2セット
・巨鳥の手羽元2セット
・森の地図(達成値8)入手
・羊皮紙1枚消費
・コモン・ルーン《プロテクション》
・最高品質バスタードソード(必要筋力15-5)【月下美人】入手
○アウゴ
・森の地図(達成値10)入手
・羊皮紙1枚消費
・油1瓶消費
・魔晶石3点2個消費
○メルティーナ
・巨鳥の蹴爪2セット
・巨鳥の嘴1セット
・巨鳥の羽毛1セット
○持ち主未定
・卵の殻680ガメル相当
・宝石5800ガメル相当
・「大蛇の皮」1セット
・「巨鳥の嘴」「巨鳥の羽毛」「巨鳥の蹴爪」各1セット
・「超巨鳥の嘴」「超巨鳥の羽毛」「超巨鳥の蹴爪」「超巨鳥の腱」各1セット
この記事への返信は「戦い終わって」にチェックを入れて投稿してください。
上位カテゴリ「B:遭難」へのチェックは不要です。

「無事だったのかあ。よかったあ!」
疲れきった身体には、この間延びした声は安心感を伴うものか。
「あんれえ、テッツ!」
エイメーデが、慌ててテッツをアウゴから受け取り、抱きかかえる。
ピッツが事情を説明すれば、直ぐに落ち着くことだろう。
「...そうかあ、じゃあ、本当にあの大きな鳥を倒したのかあ!」
アウゴたちが持参した巨大な嘴やら蹴爪、卵の殻を見て、
ロドホンは驚きを隠せない。
「ひとまずはゆっくりお休みなあ。さあ、お飲みよお!」
エイメーデが、手作りの果実酒と、木の実や果実を差し出す。
疲れた身と心には、何よりの癒しとなった。
***********************************
夜中まで戦いと捜索に明け暮れた反動か。
翌日目が覚めたのは昼過ぎだった。
「ようく、眠ってたなあ」
赤子をあやしながら、エイメーデが言う。
「この辺りには、時折、あんたたちみたいな連中が来るんだあ」
身支度を整えて人心地着いた3人をねぐらの内部に案内しながら、
ロドホンは説明する。
「あんたたちに挙げた指輪も、エイメーデが預けた石も、
結構前に来た人間から貰ったんだ」
曰く、森を出て行くための案内賃代わりだったらしい。
「この奥には入れない部屋が幾つかある。
だけんど、俺には開けられねえし、そのつもりもねえ」
ハトハとアウゴは直感的に感じることだろう。
奥には、危険なものが眠っていることに。
恐らくは、何らかの宝物と、それを守護する何者か。
現状、諦めるしか無かった。
***********************************
状況的にロドホンのねぐらの奥への挑戦は断念せざるを得なかった。
必要以上に欲張るのは、死を招く。
先ずはオランに生還し、ささやかな報酬を確実なものとせねばならない。
「あんたたちのお陰で助かったよ。
少しずつだけど、逃げた動物たちも帰ってくるだろうしなあ」
エイメーデから礼を言われ、
「有難う。お父さんとお母さんの仇が討てた」
「みんなも、もう少しすれば帰ってくるって、私信じてる」
テッツとピッツも頭を下げる。
「達者でなあ。元気でやれよお!」
近くに寄った時は顔を出してくれよう、
その時はまた酒をご馳走してやるからなあ!」
ロドホンが角笛を鳴らし、盛大に見送る。
食料は問題無い。雛鳥と大蛇の肉が大量にあるからだ。
川沿いに歩いて2日もすれば、森を出られる。
3人は、草原妖精の繁殖地目指して歩き始めた―――
===================================
【GMより】
ではエンディングに向かいましょう!
此方はBルート、ハトハ、メルティーナ、アウゴのルートになります。
遺跡のゲートでPC同様に飛ばされてきた冒険者に、
しばしばロドホンは遭遇していた模様です。
コモンルーンや魔晶石は、森を出る道案内の報酬として貰ったもののようです。
ロドホンのねぐらの奥には未踏の部屋がある、としておきましょう。
ですが、今回はスルー、ということで!
では此方もカテゴリを移動します!
[データ管理]
○ハトハ HP 13/ 15 MP 14 14
○アウゴ HP 08/ 08 MP 16/ 16
○メルティーナ HP 13/ 21 MP 13/ 13
[購入・消費物管理]
○ハトハ
・保存食5日分(7ガメル×1日3食×5日分)105G
・巨鳥の腿肉2セット
・巨鳥の胸肉2セット
・巨鳥の手羽元2セット
・森の地図(達成値8)入手
・羊皮紙1枚消費
・コモン・ルーン《プロテクション》
・最高品質バスタードソード(必要筋力15-5)【月下美人】入手
○アウゴ
・森の地図(達成値10)入手
・羊皮紙1枚消費
・油1瓶消費
・魔晶石3点2個消費
○メルティーナ
・巨鳥の蹴爪2セット
・巨鳥の嘴1セット
・巨鳥の羽毛1セット
○持ち主未定
・卵の殻680ガメル相当
・宝石5800ガメル相当
・「大蛇の皮」1セット
・「巨鳥の嘴」「巨鳥の羽毛」「巨鳥の蹴爪」各1セット
・「超巨鳥の嘴」「超巨鳥の羽毛」「超巨鳥の蹴爪」「超巨鳥の腱」各1セット
カテゴリを移動します。
「合流」に記事を投下するのでお待ちください。

飯の支度をさせてしまってすまぬな。」
肉の焼ける香ばしい匂いに誘われ、俺はたき火の近くの二人に声をかけながら近づく。
「蛇がここまで美味いとは、寡聞にして知らなかったな。
次からは蛇を見る目が変わってしまいそうでござるな、『危ない』ではなく『食いたい』に。」
蛇の肉をむしゃむしゃと頬張りながら、軽口をたたく。
「腹もくちくなったところで、帰るとしようか?
ハトハ、道の方頼むでござる。」
仮の寝床からテッツを拾い上げ、マントのフードにそっと入れて、
「ピッツも疲れたであろう?一緒に入って行け。」
肩の周りを飛んでいるピッツにも声をかける。
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「ひとまずはゆっくりお休みなあ。さあ、お飲みよお!」ロドホンとエイメーデのもてなしと、のんびりした語りに、一日の疲れがふっと溶けていくような気がした。
解けたのは緊張もか、いつ寝床に入ったのかも覚えていない。
起きて見れば、エイメーデの呆れたような声が聞こえる。
「ようく、眠ってたなあ」
「この奥には入れない部屋が幾つかある。ロドホンに案内されたねぐらの中は、森とは明らかに異質な人工物の壁や扉が見える。
だけんど、俺には開けられねえし、そのつもりもねえ」
俺たちが入ってきた遺跡と似ているようにも思えるが、何やら危険な匂いがする...
まだこの中の『モノ』に挑むには、力が足りぬことは明白だ。
隣りのハトハも同じことを感じているのだろうか?アイツなら、危険を承知で突っ込んでしまいそうだが...
「主らに迷惑はかけられぬ故、今日の所は開けずに帰るでござるよ。
別の入り口も存じて居ることだし...」
ロドホンは釘を刺したつもりなのだろう。
今日の所は、大人しく釘を刺されて引き上げるとしよう。
ここを開けずとも、この前の入り口からでも入れるのだしな。
「あんたたちのお陰で助かったよ。「道々、こいつを奏でておくよ。
少しずつだけど、逃げた動物たちも帰ってくるだろうしなあ」
聞こえる連中が少しは戻ってくるでござろう」
ポーチからブルースハープを取り出して見せる。
「有難う。お父さんとお母さんの仇が討てた」「二人のおかげで生き延びたようなものでござるよ。
「みんなも、もう少しすれば帰ってくるって、私信じてる」
この森の平和はお主らが守ったと、語り継ぐ者もいよう。
勇敢な小妖精の物語をな。」
テッツとピッツに礼を返し、小さく頷いて見せる。
「縁があればまたいつか」
ねぐらの入り口で、見送る森の住人達に手を振る。
問題は、俺には道を覚えられないと言うことなのだが...

宝石と大蛇の革と巨鳥の雌雄の諸々。
一つ一つは些細でも、集まれば結構な戦利品だ。
とは言え、私はもう一番の獲物を手に入れているのだけれど。
メルがうきうきと火を起こし、アウゴは流石に精神力を使い果たしたらしく少し休やすむと横になった。
その内香ばしい匂いが辺りに立ち込め、それに釣られて起きたアウゴも加わって腹ごしらえ。
以外に美味しく食べてからロドホンの待つ隠れ家へ戻った。
◇ ◇ ◇
ロドホンに報告を終え、お酒を貰った。
多分今なら気持ちよく酔って寝られるだろう。
けど、その前にやりたいことがあったからお酒は私の分を取っておいて貰うように言ってから奥へ。
パシャリ。
そう、私は鳥の返り血を落としたかったのだ。
「.........はー......」
革鎧を脱いでこびりついたにて、血を落とす。
ごしごしと布で擦って、大体は落ちた。オランへ帰ったら調整に出した方が良さそうだ。
水を掬って頭から被れば、流れた水は赤く染まっていた。
◇ ◇ ◇
「ただいま。......ってアウゴ寝たの?」
さっぱりとした気分で戻ると、アウゴはお酒を飲んで寝てしまったらしい。
ひょろい身体で頑張ったから、それも当然だろう。
ロドホンが用意してくれていた寝床に彼を運んで、毛布をかけておいた。
「いただきます」
一仕事終えた後の一杯は、美味しい。
◇ ◇ ◇
「.........おはよ...おそよう?」
寝たのが明け方だったせいか、起きたのはお昼頃だった。
ロドホンにからかわれながらも昨日の鳥肉で腹ごしらえをして、隠れ家を出る。
奥から遺跡へ行けそうだったけれど。
うん。あれはまだ私には手に負えないものだ。
何時かきっと暴いて見せると密かに誓って、ロドホンが教えてくれた草原妖精の村へと向かう事になった。
2日間は何もないと良いけれど。

鳥さん達を倒して得た物は思った以上に高価な品物でした。
これらのアイテムはあたし達が有効に使わせていただきます、ありがとございます鳥さん蛇さん!
そして待ちに待ったご飯タイムです!
うーん、こっちの鳥さんは悪くはありませんけど、雌鳥さんの方は最悪ですねぇ・・・
正直期待はずれです・・・蛇さんはどうでしょう?
「!?」もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ・・・
「あぁ、ようやく動けるでござる。
飯の支度をさせてしまってすまぬな。」
「ふぁ、ふぁうおはんほひふぁんへふは?ふぉほへひふぁんほっへふぉふぉひふぃいへふほ!」
アウゴさんに蛇さんのお肉を差し出します。
「蛇がここまで美味いとは、寡聞にして知らなかったな。
次からは蛇を見る目が変わってしまいそうでござるな、『危ない』ではなく『食いたい』に。」
「ふぁひ!ふぉんふぉはふぁへひふぁんふぉひふへふぁは、ふぇんほふへふぁひふぁふ!」
このお肉はまた食べたいですもんね!
さて、お腹も満たされましたしロドホンさんのお家に戻りましょう!
――――――――――――――――――――
そんな訳で戻ってきましたロドホンさんハウスです。
正直お腹も満たされて眠いです。
このまま鎧を脱いで寝てしまおうと思いましたが、エイメーデさんに血を落としてきなさいと言われてしまいました。
村で修行をしてた時はお風呂に入れない事がよくあったのであたしは気にならないのですが、皆さんはどうも気になってしまうようです。
仕方がないので眠たいですが、身体と鎧の血を落とすことにします。
――――――――――――――――――――
さて、ぐっすり眠りましたし出発です
目的地はあまりよくわかっていませんが、アウゴさんとハトハさんについていけばきっと大丈夫です!
そういえばロドホンさんのお家の奥から何やら異様な気配はを感じました。
ものすごく気になりますが、今のあたしには太刀打ちできない様な気がします・・・
いつか今以上に実力をつけたら挑戦しようと思います!