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詰め所にて

GM [2013/06/22 23:51]

アイナティートとブランは差し込む陽の光で目を覚ました。
気分は...最悪だろう。
何故なら、2人は牢屋に放り込まれているからだ。
目覚めがよかろう筈も無い。

***********************************

男女故、別々の牢屋に入れられている。

アイナティートが入っている方は、誰も居ない。
言わば独り占め状態だが、そんな事に何の嬉しさも喚起されないだろう。

ブランの方は何人か同居人が居る。
その誰もが無遠慮ないびきを立て、まだ夢の世界を満喫しているようだ。
酒臭い臭い、汗臭い臭いが充満しており不愉快極まりない。
要するに野郎が集められた部屋と言う事だ。

入れられた牢屋は丁度お向かいにある為、
お互い掛けようと思えば鉄格子越しに声を掛けられるだろう。
邪魔されなければだが。

牢屋にぶち込まれてはいるものの、
足枷はついては無い為に比較的行動の自由は利く。
ただ、片手に鎖に繋がれた重石をつけられている。
古代語魔術と精霊魔術を封じる為のものだろう。

衣類や鎧は捕まる前のままだが、
武器や道具類は一切が取り上げられてしまっている。
当然だろう。

周囲は分厚い石壁で囲まれている。
鉄格子が填め込まれた小窓は、お世辞程度の陽の光を運んでくれてはいる。
脱出に使うのは不可能と言って差し支え無い。

「ん、起きたのか」

衛視が目覚めた2人を確認して声を掛けてきた。

此処はオランの衛視詰所。
アイナティートとブランは投獄されたのだった。

***********************************

昨晩の深夜。

ジョージの店で食事を取ったアイナティートは、
たまたま居合わせたブランと大いに盛り上がった。
遅くなったから学院まで送るよ...という話がブランから持ち出され、
断る理由も思いつかずに何となく2人で夜道を歩いていたのだ。

と或る路地で、事件は起きた。

「「「待て!」」」

急に背後から呼び止められる。
振り向くと、血相を変えた衛視が数人、凄い勢いで駆け寄ってくるでは無いか。

「「「見つけたぞ、動くんじゃない!」」」

その余りの剣幕に、アイナティートは思わず怯む。
それを見たブランは咄嗟に手を出してしまった。
いや、正確には足を掛けて転ばせたので出したのは足だが。

「「「貴様、邪魔をするか!!」」」

騎士道精神が、この時ばかりは裏目に出てしまった。
衛視達は槍を突き出し、いきり立って包囲してくる。
強行突破しようとしても手遅れだ。
勿論、魔法など論外。

「よくもやったな!」

石突で、腹をど突かれる。

「無駄な抵抗はするんじゃない!」

「ようやく捕まえたぞ!」

「「「詳しい話は詰め所で聞いてやる!」」」

あっと言う間の出来事であった...

===================================

【GMより】

それでは『あけてくれ!』開幕します!
こちらはCルート、アイナティートとブランのルートになります。

2人は昨晩誰かと間違われ、問答無用で投獄されました。
深夜の出来事であるが故に取り調べは翌日に持ち越され、
朝日を浴びてお目覚め、といった状態です。

[状況]

○時間は朝6時位。
○通路を挟んで5m四方の牢屋が幾つも並んでいる。
○アイナは1人、ブランは他の囚人と一緒に入っている。
○ブランの部屋には小汚い男が2人同室。いずれも寝ている。
○衛視2人が替わるがわる通路を絶えず巡回している。
○牢屋にはそれぞれ日光を取り入れる小窓が有り、鉄格子が填められている。
○牢屋の壁は石壁で出来ている。
○アイナもブランも片腕に手枷―鎖―重石が付けられている。
 =精霊魔法&古代語魔法使用不可能
○鎧と衣服は着用しているが、武器及び道具の一切は奪われている状態。
○このまま何もしないで居ると朝食→尋問の流れ。

[次回投稿に際してお願いしたい事]

何でもいいです、行動してみてください!

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上位カテゴリ「C.逮捕」へのチェックは不要です。

アイナティート [2013/06/25 14:10]

「む、むう......」

目が覚めた。視界にはせまくるしい牢獄の風景が映る。寝転がったまま横を見れば、一緒に捕まったブランが通路の反対側の牢屋にいるのが分かる。
おのれ、一体どこの誰と見間違えたのかは知らんが、話も聞かずに投獄することはないではないか無能官憲め。

思い出す。
昨晩何の気なしにブランの奴と歩いていたところ突然衛視たちが威嚇的に迫ってきた。
私があまりの剣幕に少しだけ、そうほんの少しだけ驚いた隙にブランがのされて捕まってしまったのだ。

『ふん。全く、何でもかんでも疑えばいいと思ってからに。捕まえたなら捕まえたでさっさと調べ尽くして開放しろというのだ』

誰かに聞かれてもいいようにエルフ語で毒づきつつ体を上げる。
改めて周りを見渡してみるが、やはり牢屋と見張りらしき衛視以外の何も見えはしない。全くもって忌々しい。
こちらの檻は私一人、向こうの檻は男だらけでむさ苦しい。ブランも哀れな奴だ......女好きだというのに。

起き上がり、自分の体をチェックする。今手元に何があって何がないのか、怪我なりその他なり自分の体は無事なのか。
結果、武器はなく片手に鎖付きの重石が付けられている事がわかる。この様子では魔法も使えないようだ。
いやまあ、私に非はない以上いちいち歯向かうつもりはないのだが。

「ん、起きたのか」

「ん?ああ、起きたぞ。それで、えーと『無能な』 衛視殿。私達は一体なんだって捕まったのだ?
 私のような人畜無害を絵図に表したような小動物系エルフ美少女を無理やり捕まえたのだ。何かしらあったのだろう?」

流石にこの状況で未来の大魔導師が云々とか言うつもりはない。ここではまだマシらしいが、魔術師は基本的に避けられる傾向にあるらしいからな。

ちなみに言うまでもないが『無能な』はエルフ語である。何か言われたら衛視って言葉が出なくてついエルフ語で言ってしまったとか言っておけば構わんだろう。
いちいち相手を怒らせるつもりはないが、冤罪で捕まった私は結構苛ついているのだ。耳もゆらゆらと動いているが、止める気にもならん。

「......っと、忘れるところだった。
 おいブラン、随分とドツかれていたようだが大丈夫か?」

とりあえず不満を抑え、隣の牢に声をかける。
怪我など負っていなければ良いのだが。


===========================
PL:配管
というわけで投稿。結構怒ってますね。
そして隠し切れない不満。自分に正直なんです。

衛視がエルフ語わかってたらえらいことになるって?
そしたら頑張って言い訳するとか逆ギレするとかするよ!

ブラン [2013/06/26 00:09]

...はあ、最悪だぜ。
どうしてこんなことになっちまったかな。
硬い床に寝転びつつ、ちょっと思い返してみる。
 
 
   ◇  ◆  ◇  ◆  ◇
 
  
あれは昨日の夜のことだっけ。
暗い夜道をアイナティートを送っていったとき。

>「「「待て!」」」

後ろからそんな声が聞こえたのが全ての始まりだった。
どうやらなんか誰かと間違えられてるみたいだった。
うーん、これは面倒なことになったな。
アイナティートもなんだか怯えてるみたいだし。

「ちょっと、待ってくれよ...って、あっ」

見てられなくてアイナティートをかばうように前に出たつもりが、
追っかけてきた中のひとりの足を引っ掛けちゃったらしい。
そして、そのまま囲まれたあと、

「いってぇ...」

思い切り腹をどんと突かれて、そのまま倒れこむ。

――そして、今に至るってわけだ。


それにしても、ひどい場所だな、まったく。
隣にいるやつはいびきはうるさいし臭いしで超迷惑だぜ。
もしかして、こんな場所にずっといたらこうなっちまうのかな。
...うん、嫌な想像はやめておこう。

とりあえずまず立ち上がって辺りの様子を伺おう。
いろいろと持ち物がなくなってるみたいだな...まあ、当然か。
鏡もないから身だしなみを整えることもできないぜ、最悪だ。

一応窓から外の様子でもちらりと見てみる。
可愛い子の姿くらい見れたってバチは当たんないはずだ。
まあ、向こう側にアイナティートがいるだけまだ救われてるかも。

傍で寝てる男たちは起こさないし、関わらない。
だって、そんなんオレの趣味じゃないし。

まあ、とりあえずおとなしくしてようかな。
そんなに悪いことは...したかもしれないけど、きっと違う。
今回はきっと間違われただけだろうし、騒ぎを起こしても仕方ない。

>「ん、起きたのか」

「そりゃ、こんな場所でゆったり眠れるわけないじゃん。
 ...それよりさ、そこで寝てる二人って何やった奴なの?
 オレ、一緒にここにいて危なくない?」

関わらないもうひとつの理由は、こいつらの素性がしれないこと。
あんまり面倒に巻き込まれるのはもう勘弁だ。


>「......っと、忘れるところだった。
> おいブラン、随分とドツかれていたようだが大丈夫か?」

となりの牢屋からアイナティートが声をかけてくれた。
うーん、ちょっと心配かけちやったかもな。

「まあ、あれくらいなんてことはないさ。ありがとな。
 ところで、オレの髪とかはねてない?大丈夫かな」
 
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●PL:あんみつより

逮捕だよ、逮捕(*´∀`*)

とりあえず行動としてはなんとなく外の様子を伺うことと、
二人のやらかした犯罪について聞いてみました。
たぶん、それからある程度、
自分たちがやったと思われた物事のレベルもわかるかな、と。
あと危ない人だとやっぱ怖いし、いろんな意味で(`・ω・´)

GM [2013/06/26 08:30]

ブランは窓の外をちらりと覗いてみる。
爽やかな朝の光を感じられるのが、逆に恨めしいだろう。
見えたのは殺風景な草地。
どうやら詰所の周囲は庭になっているようだ。
庭にも間隔を置いて衛視が巡回しているのが分かる。

「ん?ああ、起きたぞ。それで、えーと『無能な』 衛視殿。
 私達は一体なんだって捕まったのだ?
 私のような人畜無害を絵図に表したような小動物系エルフ美少女を
 無理やり捕まえたのだ。何かしらあったのだろう?」

「よくもそんな事を言えたものだな!本気で言っているのか」
 
厚顔とも取れるアイナティートの言葉に、衛視はたまらずムッとする。
勿論、エルフ語の箇所の意味など分からない。
他の文言に気を取られてたので気にはならなかったようだ。

「連続誘拐犯の分際でしらばっくれおって!
 まあ、後の取調べでたっぷりと喋って貰うさ」

言いたい事はたくさんあるようだが、
自分の立場と状況を鑑みて多くは語らないようだ。

「そりゃ、こんな場所でゆったり眠れるわけないじゃん。
 ...それよりさ、そこで寝てる二人って何やった奴なの?
 オレ、一緒にここにいて危なくない?」

「...お前、或る意味大物だな」

悠長なブランの言葉に、衛視は調子が狂ったようだ。

「其処で寝ているのは酒場でケンカを起こしたのと、窃盗だよ。
 最低限の安全は見ておいてやるが、
 お前から自分からケンカを売った場合の命の保障は致し兼ねるがな」

呆れた様子でこう答えた。

===================================

【GMより】

2人のキャラに思わずにんまりとしてしまうGMです(笑)
こちらはCルート、アイナティートとブランのルートになります。

どうやらアイナは連続誘拐犯の疑いが持たれているようですよ!
メタ的な話ですが、ブランはアイナを助けたので一味の者と思われた模様です。

[各種判定結果]

○ブラン、窓の外を覗く
 →本文の通りの情報を得る。

[次回投稿に際してお願いしたい事]

何でもいいです、行動してみてください!

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アイナティート [2013/06/26 12:07]

「よくもそんな事を言えたものだな!本気で言っているのか」

「っ!......そ、そこまで怒ることはないだろう。
 当然本気だとも。いきなり牢屋に打ち込まれる理由など、全く身に覚えがないわ」

すごく怒られた。おのれ冤罪逮捕しておいてからに生意気な。
いやしかし、実際問題私は何をやらかしたバカと間違われてるんだ?
ここまでの剣幕で怒るということは、流石に酒場で酔っ払って暴れたとかそんなちゃちな事件では――――

「連続誘拐犯の分際でしらばっくれおって!

まあ、後の取調べでたっぷりと喋って貰うさ」

――なかったな。
ふむ、連続誘拐か。それはまた大層な事件だな。牢屋行きもむべなるかなといった所だろう。
......って!

「『いや、こら!ちょっと待て役立たず!』......
 ああもう、私はそんなこと一切やってないぞ!」

ブランと話していた衛視の背中を精霊語で罵りつつ、共通語で自らの潔白を主張する。
危ない、思わず共通語で罵るところだった。

ええい!というかふざけるな!
いずれ将来大魔導師たらんとするこの私がなんで何処ぞの某を攫わねばいかんのだ!
そんなことせんでも後800年もあるエルフ生で十分魔道を極めることは可能だというのに!

く、感情的に喚くだけでは何にもならん。
ここは少しでも取調べとやらの前に情報を獲得、整理せねば。

「大体なんだその連続誘拐というのは!
 どこの誰と勘違いしているのかは知らんが、何故私がやったなどと言うのだ!」

大きな声で問いを投げる。
......どこの誰だか知らんが、私が勘違いされるようなことをしたことは後悔させてくれる!

===================
PL:配管
というわけで情報収集(?)を少し。怒られて少し涙目。
ブランとろくに絡んでない......いや、ほら、直ぐ絡むから!
ブランのジェイルメイト(笑)あたりにも尋ねたいかなあ


追記:ダイスで判定したら判定結果を見るまでもなかったので書き直さず

配管@アイナティート : 連続誘拐事件とは?知識判定 2D6 → 1 + 1 + (5) = 7 (06/26-12:31:53)

配管@アイナティート : ......( ^ω^) (06/26-12:32:06)

ブラン [2013/06/26 21:44]

窓から少し外を見てみたけど...うん。
まあ、そんなにいいものは見れたりしないよな。
――人生は辛いもんだぜ。


>「よくもそんな事を言えたものだな!本気で言っているのか」

見回りに歩いてきた人がアイナティートの前で急に声をあげる。
オレたちからしたらぶっちゃけヤバいくらい理不尽なんだけど、
まあ、あの人たちもある程度根拠みたいなのがあるんだろうしなあ。
たぶん、信じきってんだろうな、頭固そうだし。
...でも、なんで捕まったのかなあ。誰かに似てんのか?


>「連続誘拐犯の分際でしらばっくれおって!
> まあ、後の取調べでたっぷりと喋って貰うさ」

つまり、オレたちは誘拐犯だと思われてるってわけか。
でも、どっちかっていったらアイナティートって誘拐される側じゃね?

――まあ、そんなことはおいておくとして...連続誘拐か。
うーん、どっかで聞いたことあったかな。
ほんのちょっと、オレの記憶を遡ってみる。


>「...お前、或る意味大物だな」

「そりゃ当然じゃん、小物じゃモテないだろ?」

男ならやっぱりおっきくならないとかっこつかないからな。
...まあ、単純に褒められたわけでもなさそうだけど。

とりあえず話を聞いた感じだと一緒にいる奴らは、
そんなヤバイことやっちゃったわけじゃないらしいな。
まあ、面倒そうだけど、まだ大丈夫そうかな。

「ふーん、そっか。
 ま、とりあえず気をつけるさ」

――なんて、オレが話してたら、

>「『いや、こら!ちょっと待て役立たず!』......
> ああもう、私はそんなこと一切やってないぞ!」

>「大体なんだその連続誘拐というのは!
> どこの誰と勘違いしているのかは知らんが、何故私がやったなどと言うのだ!」

アイナティートがガンガン叫びだした。
まあ、そりゃ怒りたくなる気持ちもよくわかるさ。

――オレ?面倒だとは思ってるけど、まだ怒ったりはしないぜ。
だって、誘拐なんてやってないってことはオレがちゃんと知ってるしさ。
まあ、まだなんとかなるんじゃないのかな。

でも、とりあえず捕まった理由だけは知りたいかな。

一番怪しいのは誰かに似てるってことかな。
似てるだけなら、まだ割といける...かな?
あとは、犯人だと思われるような行動をしちゃっただとか?
こっちだとちょっと面倒かもしれないぜ、どうなんだろ。

...とりあえず教えてくれればいいんだけど。
でも、ここの人たちってやっぱり頭固そうなんだよな。

そういや、アイナティートあんなに大きな声上げてるけど、
隣で寝てる奴ら...起きちゃったりしないかな。
念のため、ちょっと様子を見てみようか。

 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●PL:あんみつより

とりあえず、話に耳を傾けつつ、誘拐事件について思い出します。
衛視さん少しくらい柔軟な人ならいいんだけど。
そして、一緒の牢にいる男たちの様子見を。
起きたらとりあえず挨拶くらいはしておこうかな。
探索とかは逆に変に怪しまれそうだから、今はいいかなー。

知識判定はびっくりどっきりの6ゾロ(`・ω・´)
技能なしだけど、何も知らないってことはなさそうかな(´∀`)


===============================

20:59:37 あんみつ@ブラン 噂について知識判定 2d6  Dice:2D6[6,6]=12
20:59:41 あんみつ@ブラン おう

GM [2013/06/27 12:25]

「『いや、こら!ちょっと待て役立たず!』......
 ああもう、私はそんなこと一切やってないぞ!」

アイナティートは金切り声を上げて否定する。

「大体なんだその連続誘拐というのは!
 どこの誰と勘違いしているのかは知らんが、
 何故私がやったなどと言うのだ!」

「何をまたしらばっくれた事を!
 昨晩私達はお前を追いかけていたのだぞ」
 
衛視も若干怒り気味だ。

「...まあいい。間もなく衛視長が戻られる。
 ファリス神殿から神官をお連れしてな。
 その時にたっぷりと話をして貰うさ」

そう言うと、ぷいとアイナティートから顔を逸らし、
その場から離れてしまった。

さて、ブランは連続誘拐事件についての記憶を辿る。
盗賊でもあり、吟遊詩人でもある彼は世事について詳しい。
学院に篭りきりで、箱入り娘状態のアイナティートとは対照的だ。

...5日前からスラム街で立て続けに行方不明者が出た。
被害者は4人に上り、遺体も見つかっていない。
衛視隊が血相を変えて探している状態だが、進展は見られない。

そんな状況の中、業を煮やしたスラム街の有力者ソフィーが、
ジョージの店に行方不明者の捜索依頼を出した。
パック・アシュレイ・ルルシアの3人が担当する事になり、
調査に動いている筈だ。

彼らは今頃、何処で何をしているのだろうか?

...そう言えばさっき小窓から庭を覗いた時。
何か見覚えのある生き物が視界の隅に居た気がした。

あれは、確か...

===================================

【GMより】

2人の極端なダイスが印象的ですね!
アイナはどうぞ経験点10点貰ってください(笑)
こちらはCルート、アイナティートとブランのルートになります。

衛視はこれ以上話しても無駄、と思ってアイナから離れていきました。

ブランは結構な情報を思い出しました。
本来バード技能でフォロー可能な情報なのですが、
6ゾロなので関係なかった(笑)

[各種判定結果]

○誘拐事件についての<知識>アイナ1ゾロ!(1回目)
 →全く知らなかった
○誘拐事件についての<伝承知識>ブラン6ゾロ!
 →本文の通りの情報を得る
 
[次回投稿に際してお願いしたい事]

ブランは2d6を1回振ってみてください!
・その他、何でもいいです、行動してみてください!

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ブラン [2013/06/28 01:35]

やっぱり頭の固いやつだったか...
まあ、そうそう簡単に教えてたら仕事にならないってのもわかるけどさ。
少しくらい甘い顔してくれてもいいじゃんとは思わなくもないけど。

――でも、連続誘拐事件についてはオレは聞いたことがある。
どっかの酒場でだったか、それともあっちの方でだったかは覚えてないけど。
少なくとも、小耳に挟んだことは事実なんだ。

確か、えっと、スラムの方でそんな事件が最近起こってたはずだ。
その事件じゃないかもしれないけど、可能性としては一番高いはずだ。
3人の冒険者たちが調査に動いてるって聞いたような気もするな。
 
あんまりその人たちとは関わりはないけど、パックって人は見たことある。
...前、お祭りでどこかから思いっきり突っ込んできた人だ。

なら、もしその3人が犯人を無事捕まえたら、オレたち出られるのかな。
――でも、他人ばっかりあてにしてたら格好つかないよな!


「とりあえず、今のところは一旦落ち着いておこうぜ。
 オレが絶対これ以上、アイナティートを酷い目に合わせたりはさせないからさ」

見回りのやつがどっかへ立ち去ったあと、アイナティートに声をかける。
オレもイライラしていないわけじゃない、不安じゃないわけでもない。
でも、だからって叫んだりしても変わらないだろうし。
それに、わめき散らすような奴ってかっこ悪いじゃん。
――出して欲しそうなアイナティートは可愛いけど。

「そういやさ、さっきのやつ、連続誘拐事件の犯人って言ってたじゃん。
 それってもしかしたらさ...」

とりあえず、オレが思い出したことについてアイナティートに伝えておく。
オレより賢いだろうし、いろんなことを知ってるだろうけども、
案外こういった噂話みたいなもんはオレの方が知ってたりすることもあるさ。

「...っていうのを噂で聞いたわけなんだけど、どう思う?
 やっぱりこれ関連でこんなことになってんのかな」
 
 
   ◇  ◆  ◇  ◆  ◇
 
  
アイナティートとの会話を終えたオレは背中から床に倒れこむ。
うーん、固くて居心地が悪いぜ...早くここから出たいなあ。
そろそろ取り調べが始まるんだろうか、その前に何か食べれたらいいけど。
微妙に外から差し込んでくる太陽の光がなんというか切ない。

...そういやさっき外見たとき何かいたような、気のせいなような。
念のため、ちょっと様子を見てみようか。

 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●PL:あんみつより

取り調べの前にアイナティートに情報提供を。
このあとの取り調べ、別々で行われたりしそうなので。

あとは、今のところ、特にやることはないかな、と思います。
もし寝てる男たちが起きたらちょっと挨拶するかも程度で。

指定ダイスは3でした(´・ω・)
初っ端から安定しませんのう...


===============================

00:18:08 あんみつ@ブラン 指定ダイス 2d6 Dice:2D6[2,1]=3

アイナティート [2013/06/28 13:20]

「何をまたしらばっくれた事を!

 昨晩私達はお前を追いかけていたのだぞ」

忌々しい衛視のやつに怒鳴ったら怒鳴り返された。
ぐぬぬ、生意気な。

......だがまあいい。流石にこれ以上喚くのはマイナスが大きいだろう。
落ち着くのだ私。一応情報は僅かながらつかめたと言えるのだからして。

「...まあいい。間もなく衛視長が戻られる。

 ファリス神殿から神官をお連れしてな。

 その時にたっぷりと話をして貰うさ」

「......ならばそこで我が身の潔白を証明してやろうではないか」

去りゆく衛視を眺めつつぼやく。

「とりあえず、今のところは一旦落ち着いておこうぜ。

 オレが絶対これ以上、アイナティートを酷い目に合わせたりはさせないからさ」

と、ブランが声をかけてきた。
そうだな。いつまでも怒り続けても仕方がない。

「うむ、頼りにしているぞブラン。何時ぞやの遺跡の時のようにな」

やや機嫌を上向きにしつつ答える。
幸い今の私は一人ではない。ブランの盗賊技能や神官であることはこういった場面では役に立つはずだ。きっと。
というか私の場合はエルフ+魔術師のコンボでこの街での信頼性は低いからな。ブランがいなければ色々不味かったかもしれん。感謝せねば。

「そういやさ、さっきのやつ、連続誘拐事件の犯人って言ってたじゃん。

 それってもしかしたらさ...」

ブランによる説明を聞く。
なんでもスラム街で立て続けに行方不明者が出たらしい。
冒険者にも依頼をしたようだが詳細は不明か。

「...っていうのを噂で聞いたわけなんだけど、どう思う?

 やっぱりこれ関連でこんなことになってんのかな」

「おそらくはそうだろう。
 ......無論私は関係など無いぞ?スラム街など極力寄らんようにしているしな。
 というかお前が知っていたならわざわざ衛視に怒鳴る必要もなかったかもしれんなあ」

むう、情報がない不安からつい先走って......いや、不安など感じてないぞ!とかく、すこし先走ったかもしれんということだ。

「むう......まあ、分かったこともあるから良しとしよう。
 まず、先の衛視の台詞から言って、犯人扱いされてるのは私であってお前ではない。
 さらに昨夜私を追いかけていたということは、何かしらの理由で予め私が犯人だと目星をつけていたのだろうな。
 あの剣幕からかんがえると、その根拠はそこそこ以上に強固なものであるのだろう。
 あー、後は......私が犯行現場にいなかった以上、根拠は目撃である可能性が高い。私に似たエルフなりなんなりと見間違えたのだろう」

まったく迷惑な話だ、と締める。
ともあれ、今私にできることなど何もない。魔法のない私などジャイアントラットにも劣る貧弱生物だからな......悔しくなんかないぞ。
ひとまず休んでおくしかあるまい。

=======================
PL:配管

投稿。落ち着きました。
ちなみに色々推理してるけどこの推理もだいぶ根拠薄弱です。
割と無駄に自信家なので断じてますがw

GM [2013/06/28 22:38]

ブランは格子窓から再度外を覗いてみる。
草むらの陰に、1匹の白猫が居るのに気づく。
何処か記憶に引っかかるものがあるのだが、
それが何だかは微妙に思い出せない...

「ふぁああああ...」

牢の端で爆睡していた男があくびをしながら起き上がる。

「ああ、よく寝た、もう朝か。
 腹減ったなあ...なあ衛視さんよぉ、メシはまだかい」

無遠慮な声を投げ付ける。
其処には収監されているという緊張感など欠片も無い。

「やかましい、もう少ししたら持って来てやるから静かにしてろ!」

衛視はうんざりといった声を遠くから返す。
近寄って返事をする気にもならないらしい。

「...おう、新顔か」

そんな声をさておいて、男は格子窓の向こうを眺めているブランに気付く。

「お前さん、どんなヘマをやらかしたかは知らんが、お気の毒になあ。
 俺ぁしょっちゅう此処の世話になっているが、
 こんな所は世話にならん方がいいに決まってるからな!」

がっはっは、と笑う。
ブランにかかる息は、かなり酒臭い。

「...五月蠅い奴だ」

もう1人のルームメイトが、機嫌悪げに目を覚ます。
小柄な風体の男で、如何にも小物といった雰囲気だ。

===================================

【GMより】

少し状況を進めてみました。
こちらはCルート、アイナティートとブランのルートになります。

ブランは格子窓越しに白猫を見かけましたが正体が分かりませんでした。残念!

さて、オネムだったブランの部屋のルームメイト2人が目を覚ましました。
態度がでかい方が酒場でケンカ男、小柄な方が窃盗男です。
気になる場合は話しかけてみてください。勿論アイナも会話に加われますよ!

囚人との会話がある程度済んだらずいっと場面を進めようと思います。

[各種判定結果]

M指定ダイス=<記憶術>:ブラン達成値7
 →白猫の正体に気付かず!
 
[次回投稿に際してお願いしたい事]

・何でもいいです、行動してみてください!

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ブラン [2013/07/01 22:22]

なんとなく気になってもう一回窓の外の景色を眺めてみた。
...あ、あんなところに白い猫がいる。
でも、なんでこんなところにいるんだろうな。
誰かの飼い猫だったりするんだろうか?
そういや、見たことあるような、そんなことないような。

>「ふぁああああ...」

どうやら寝てたうちの一人が起きたらしいな。
窓から少し顔を離し、そっちの方に顔を向ける。
なんというか、無遠慮でがさつそうなやつだぜ。
...何があってもこうはなりたくないな。

>「...おう、新顔か」

オレに気づいたみたいで、こっちの方に向かってきた。

>「お前さん、どんなヘマをやらかしたかは知らんが、お気の毒になあ。
> 俺ぁしょっちゅう此処の世話になっているが、
> こんな所は世話にならん方がいいに決まってるからな!」

「まあ、特に何かやっちまったつもりはないんだけどな...
 とりあえず、ほら、あれだ。
 ...まあ、よろしく頼むぜ」

くっそ、酒の臭いがキツイぜ。
...オレ、あんまりお酒は得意じゃないんだよな。
ちょっとずつ自然な感じで距離を取りつつ会話する。

>「...五月蠅い奴だ」

ん、もう一人の方も起きたみたいだな。
――なんだか機嫌悪そうだぜ。

「そっちのあんたもよろしくな。
 ...できたら、短い付き合いになればいいんだけど」
 
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●PL:あんみつより

とりあえず挨拶だけでも。
誘拐について聞いていいけど、とりあえず様子見で。

もし、アイナティートの方で聞いてもらえるならお任せします。
女の子の方が優しくしてくれそうだしね(´∀`)

アイナティート [2013/07/02 06:39]

去っていく衛視の背中から目を離し、ブランたちの方に向ける。
見れば、ブランの檻にいる連中が目を覚ましたようだ。

「お前さん、どんなヘマをやらかしたかは知らんが、お気の毒になあ。

 俺ぁしょっちゅう此処の世話になっているが、

 こんな所は世話にならん方がいいに決まってるからな!」

と、むさ苦しい奴が言う。

「まあ、特に何かやっちまったつもりはないんだけどな...

 とりあえず、ほら、あれだ。

 ...まあ、よろしく頼むぜ」

「冤罪だ冤罪。私は何もしていないぞ」

ブランと同様に誤解だと言っておく。
信じてもらえるとも思えないが、まあ罪は最後にはらえば構うまい。

「...五月蠅い奴だ」

と、もう一人も目を覚ましたようだ。
何やら寝起きが悪いようだが、どうでもいいことか。

「そっちのあんたもよろしくな。

 ...できたら、短い付き合いになればいいんだけど」

まったくその通りだな、こんな所からは早々に御去らばといきたいものだ。

「そうだ、お前たちに尋ねたいことがあるのだが。
 スラム街で起こってるらしい誘拐事件、何か知ってることはあるか?」

我ながら唐突だと思いつつ、悠長にやる気もないので直球で尋ねる。

「何やら私が犯人だと誤解されているようでな。
 犯行現場の側でエルフが見られてたとかなんとか、そんな面白情報があれば教えて欲しいのだが」

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PL:配管
隠す気ゼロがエルフクオリティ、多分。
というわけで直球。というか自分が迂遠な言い回しが苦手なだけだったりしますが。

GM [2013/07/03 23:43]

「まあ、特に何かやっちまったつもりはないんだけどな...
 とりあえず、ほら、あれだ。
 ...まあ、よろしく頼むぜ」

「そっちのあんたもよろしくな。
 ...できたら、短い付き合いになればいいんだけど」

ブランの挨拶は、なかなかに諧謔のセンスに溢れるものであった。

「はっはっは、面白いなあ、お前さん!」

乱闘男はブランの事をお気に召したようだ。

「...静かにしてろ」

一方、窃盗男の反応は冷たい。

「そうだ、お前たちに尋ねたいことがあるのだが。
 スラム街で起こってるらしい誘拐事件、何か知ってることはあるか?」

牢屋越しにアイナティートは尋ねる。

「ううん、俺は知らねえなあ。
 世間の事とかあんまり興味はねえし」

乱闘男はあっけらかんと答えた。

「.........」

窃盗男は答えない。

「何やら私が犯人だと誤解されているようでな。
 犯行現場の側でエルフが見られてたとかなんとか、
 そんな面白情報があれば教えて欲しいのだが」

「すまねえなあ、姉ちゃん。
 俺が知ってる事があれば幾らでも教えるんだけど」 

乱闘男は如何にも申し訳無さそうに答える。
酒癖は悪そうだが性格はお人好しらしい。

「...ギルドに行って聞け」

とだけ、窃盗男は言うとまたごろりと横になった。

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そんなやり取りをしてから少し後。

「お前達、出ろ」

先程とは異なる衛視が複数で現れた。

「これから尋問を行う」

両手を拘束する手枷を付け替え、移動を促す。

「予定より早くファリス神官殿がお見えになった。
 ごまかしは利かないからな、覚悟しておけよ...」

憎憎しげにそう吐き捨てるのであった。

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【GMより】

お待たせしました、進行です!
こちらはCルート、アイナティートとブランのルートになります。

囚人2人は大した情報は持っていなかったみたいですね!
ファリス神官が早く来たので予定変更、朝食抜きで尋問開始となります(笑)

カテゴリを移動します。
「尋問」に記事を投下するのでお待ちください。

ブラン [2013/07/04 05:23]

>「はっはっは、面白いなあ、お前さん!」

「へへっ、そっか?」

なんか気に入られちゃったみたいだな。
酒の臭いぷんぷんさせてる以外は悪い奴じゃなさそうだし。
...俺的にはそれだけで十分辛いっちゃ辛いけど。

もうひとりの方にはあんまり良くは思われてないらしいな。
ま、いっか...どうせこんな場所さっさとおさらばだし。


アイナティートが二人に何か知らないか聞いてる。
でも、どうやら特に答えらんないみたいだな。
イライラしてる方のやつは何か知ってるかもしれないけど...
どうせ無理に聞こうとしたって教えちゃくんないだろ。
 
 
   ◇  ◆  ◇  ◆  ◇
 
  
――それからちょっとして、

>「お前達、出ろ」

>「これから尋問を行う」

さっきとは違う人たちがやってきてそう言った。

「あれ、まだ起きてから何も食べてないんだけど...マジな感じ?」

わかる、多分これは本気だ。
うーん、お腹すいちゃってるのにさ。
とりあえずなんとか身の潔白を証明してやるぜ!
早くも女の子の香りが恋しくなってきたし。

 

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●PL:あんみつより

朝食抜き...だと...
なんて鬼畜な(`・ω・´)

アイナティート [2013/07/04 06:19]

むう、この囚人共は誘拐事件について知らないようだな。
乱闘事件の犯人のほうは存外に良い者のようだし、一見して嘘をついてるようにも見えない。

「...ギルドに行って聞け」

「聞けたら苦労せんわ」

挙句もらえた助言がこれとは。今捕まってるというのにどうやって聞けというのか。
いやまあ案外盗賊の技術を納めてる奴なら秘密の某かで何とかするのかもしれんが。


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「お前達、出ろ」

「これから尋問を行う」

「ああ、やっとか。尋問とは穏やかではないが、仕方あるまい」

しばらくして現れた衛視によって、枷を付け替えられる。

「予定より早くファリス神官殿がお見えになった。

 ごまかしは利かないからな、覚悟しておけよ...」

何やら憎々しげに言われたが、なんという事もない。さっき散々言い争ったのだからな!

「むしろ好都合だ。誤魔化しが効かないのなら我が潔白も容易に証明できるだろうな」

確かファリスの神官には邪悪を見抜く魔法があったはず。
私が邪悪じゃないとかわかればどうとでもなる......と、いいな。

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PL:配管
ファリスって嘘を見抜く魔法とかなかったっけ→古代語魔法
(´・ω・`)これは信用できねえ......