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市街地にて

パック [2013/07/31 20:08]
相棒はアイナティートの頭で丸まった。
GM [2013/08/01 02:28]

「それでは我々はパック達を探すことにしよう。
 どこにいるかはよく分からんが、
 まあ使い魔の感覚共有範囲内に居ることは確かだ」

「単純に考えるなら......感覚共有の境界を2点見つければ導き出せるか。
 その2点それぞれを中心とした半径1キロの円の円周の交点を探せば良い。
 パック達が動けば多少の誤差も出ようが、
 まあ建物一つ程度までは絞れるだろう。」

アイナティートは自分の考えを披露する。

「成る程...使い魔にはそう言う応用が利くものなのだな」

アイアックは首肯すると、"相棒"に向かってこう言った。

「パック氏よ。我々が向かっている方向は、貴方に近づいているか分かるか?」
 
やってみる価値は十分にあると、彼は判断した模様だ。

===================================

【GMより】

それではルート分岐しましょう。市街地です!
こちらはCルート、アイナティートと"相棒"のルートになります。

メタ的にお答えすると、配管さんのアイディアは「有り」です。
本セッションでは、使い魔との距離の長短を察する事が出来ると裁定します。
要するに「近くなった」「遠くなった」「リンクが切れそう」位は
分かるものとします。

残念ながらジョージの店はリンク範囲から外れております。
待ち合わせ場所は...エイシ(衛視)亭にしますか?(笑)

[次回投稿に際してお願いしたい事]

・ブランとの合流予定ポイントについて宣言してください。
・2d6を3回振ってみてください。
・その他、何でもいいです。行動してみてください!

この記事への返信は「市街地にて」にチェックを入れて投稿してください。
上位カテゴリ「C2.捜索」へのチェックは不要です。

アイナティート [2013/08/02 11:50]
「成る程...使い魔にはそう言う応用が利くものなのだな」

 とのアイザック。ふふん、もっと感心するがいい。
 しかしまあ、良い感じの案を出しただけで終わるのでは良くない。
 次に何をすべきかをしっかり考えて実行するのが良い冒険者というものだ。多分。

「ともあれ、そうだな。合流場所か......。
 考えてみたら、ジョージの店で感覚共有が保たれている保証はないわけか。
 確実にパックを連れて帰ってこれるとも限らない以上、感覚共有範囲内で待ち合わせるほうが良いだろう。
 ......どの辺りで感覚共有が切れるのかは分からんからなんとも言えんが、そうだな。
 とりあえず、待ち合わせ場所はここで良いのではないか?
 少なくともここは感覚共有の範囲内だし、全員場所を知っているからな」

 まずは改めて集合場所を提案。確実に連れて帰ってこれるならともかく、そうでないなら油断は禁物だ。
 情報交換等の関係も考えると、共有範囲内で待ち合わせるほうが良い。

「さあ、それでは行くぞ、皆。
 囚われの魔術師探しと洒落込もうではないか」

 ......そして実行犯を絶対に叩きのめす。絶対にだ。

==============================
PL:配管
という訳で合流場所提案。
エイシ亭ってなんなのかよく分からんかった(´・ω・`)なんとなく決めたのかしら。
とまれ、本文通りの理由でここでの合流を求めまする。

11:49:51 配管@アイナティート ダイス1 2d6 Dice:2D6[3,5]=8
11:49:59 配管@アイナティート ダイス2 2d6 Dice:2D6[4,3]=7
11:50:04 配管@アイナティート ダイス3 2d6 Dice:2D6[4,4]=8

普通すぎてわろた

パック [2013/08/02 21:52]

「さあ、それでは行くぞ、皆。
 囚われの魔術師探しと洒落込もうではないか」

 やばい・・・!  相棒の向こうで俺はタラリと汗を流す。 『・・・あ、あの、あいな?』  勢い込んで画期的なアイデアで俺の位置へと着実に近づいてくる。  理由を聞いていなければ、こんなに頭が良くて、なんで牢屋にはいることになるんだ????と 頭を抱えてしまっていたことだろう。   迎えに来てくれるのはありがたい。  ありがたいのだが。 『その・・・、いいづらいんだが・・・。 俺たちの場所分かっても"今のところ"100メートルより近づかないでほしいんだ。』  理由をいうと、だ。  犯人は必ず現場に戻るということだ。 『・・・あと、俺たち、もう自由に建物をうろうろしてるんだ・・・。』 『それと・・・俺たちがいる建物に明らかな衛視然としたアイザック氏が近づくなら、まず犯人は警戒する。犯人は建物を留守にしていたとしたら、必ず、入口をみはっているはずだ。』  俺が犯人なら見張ってる。  仮りに鳥の使い魔がいれば、さらにそうする。  警戒してしまえば、犯人はこの場所の放棄を決断するかもしれない。  それはまずい。 『んでだ・・・。お願いがあるんだ。 経費が出ることだし、"犯人を警戒させないためにも"二人ともより一般市民に見える服に着替えてほしい!』 『頼める?』 PL:つまりでーとしてくれないかと! Bルートの捜索状況にもよりますが、犯人おびき寄せ計画をする場合、人が入ってくる姿を見られるわけにはいかないこともあり、この提案。 といっても状況によりかなり変わります。 ちなみに、ここからアイナにBルートの状況も説明します。(ただし、パックがいろいろとネコババしようと考えていることだけは秘密です。)  会話などもかいつまんで説明します。  相棒大忙し。  前足、縦横無尽、体はアイナの頭の上!  警戒させないように、着替え(変装)はしてほしいところ。  でも!  行動は任せますよ!  それでも突入するぜ!ならそれもOK!  とりあえず、捜索捜索、おすすめ 3回ダイス 7,7,8 平均値なら負けない! あ、ちなみにブランは500?1000ガメルぐらいつぎ込んでも何とか経費としてねじ込めるんじゃない?ねじ込めるんじゃない!? とか言っておきます。 1000ガメルとなるとかなり有力でお得な情報でないと、衛視も納得しないでしょうけど。 ファイトです! パタパタ : 2D6 → 6 + 2 = 8 (08/02-22:07:47) -------------------------------------------------------------------------------- パタパタ : 2D6 → 2 + 5 = 7 (08/02-22:07:46) -------------------------------------------------------------------------------- パタパタ : 2D6 → 4 + 3 = 7 (08/02-22:07:46) -------------------------------------------------------------------------------- System : パタパタさんが入室しました。 (08/02
GM [2013/08/06 22:31]

「ともあれ、そうだな。合流場所か......。
 考えてみたら、ジョージの店で感覚共有が保たれている保証はないわけか。
 確実にパックを連れて帰ってこれるとも限らない以上、
 感覚共有範囲内で待ち合わせるほうが良いだろう。
 ......どの辺りで感覚共有が切れるのかは分からんからなんとも言えんが、
 そうだな。とりあえず、待ち合わせ場所はここで良いのではないか?
 少なくともここは感覚共有の範囲内だし、全員場所を知っているからな」

「そうだな、合流場所は詰め所で構わないだろう」

アイザックはアイナティートの案を了承した。

「さあ、それでは行くぞ、皆。
 囚われの魔術師探しと洒落込もうではないか」

「うむ」

勢い込む2人であったが。

『・・・あ、あの、あいな?』    

『その・・・、いいづらいんだが・・・。
 俺たちの場所分かっても"今のところ"100メートルより
 近づかないでほしいんだ。』    

突然のパックの提案。
以下、"相棒"を通して滔々とアイナティートの頭上で羊皮紙をつつき、
己の見解を伝える。

『・・・あと、俺たち、もう自由に建物をうろうろしてるんだ・・・。』

「何だと!?では、自力で脱出出来そうなのか」

パック達の手腕にアイザックは舌を巻く。

『それと・・・俺たちがいる建物に明らかな衛視然とした
 アイザック氏が近づくなら、まず犯人は警戒する。
 犯人は建物を留守にしていたとしたら、必ず、入口をみはっているはずだ。』  

「ぐ...それは確かに有り得る」

アイザックも捜査を生業としている。
パックの考察が犯人心理としては至極全うな事、
使い魔を持った魔術師の行動パターンについても理解があった。

『んでだ・・・。お願いがあるんだ。 経費が出ることだし、
 "犯人を警戒させないためにも"二人ともより一般市民に見える服に
 着替えてほしい!』

「...一般市民に着替える...確かに監視にはその方が向いているな」

アイザックは頷く。

『頼める?』

「私は構わないが...一般市民の格好をしてしまうと、
 魔法が使えなくなってしまうのではないか?」

やや心配そうにアイナティートを見つめるアイザックであった。

「さて、着替えるにしてもどんな服装がいいのやら...」

この男、思考が一定の方向には回らないらしい。

===================================

【GMより】

お待たせしてすみませんでした。プチレスしておきますね。
こちらはCルート、アイナティートと"相棒"のルートになります。

合流場所は衛視詰め所ですね、了解しました!

振って頂いたダイスの結果発表は保留しましょう。
先ずはデート作戦を決行するか否か、について決めて頂きたく!
アイザックは了承します、意味が分かってない(笑)

[次回投稿に際してお願いしたい事]

・デート作戦実施の可否についてお決めください。
・その上で、次の行き先を具体的にお決めください。
・その他、何でもいいです。行動してみてください!

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上位カテゴリ「C2.捜索」へのチェックは不要です。

アイナティート [2013/08/07 12:55]
『・・・あ、あの、あいな?』

『その・・・、いいづらいんだが・・・。
 俺たちの場所分かっても"今のところ"100メートルより
 近づかないでほしいんだ。』


「何?」

 何を言うのだこの男。せっかく合流場所も決まって私もキメたというのに、不満があると言うのか。

『・・・あと、俺たち、もう自由に建物をうろうろしてるんだ・・・。』

「何だと!?では、自力で脱出出来そうなのか」

『それと・・・俺たちがいる建物に明らかな衛視然とした
 アイザック氏が近づくなら、まず犯人は警戒する。
? 犯人は建物を留守にしていたとしたら、必ず、入口をみはっているはずだ。』

見れば衛視長も得心いったようだ。さて。

「......むう。言われてみればその通りか。
 見張りをこちらから発見出来れば言うことなしだが、そう上手く行くとは限らんしな。
 よし、ではそうだな。まずは目標を探すとして、そしたらその建物の出入りを見ることが出来る100m以上離れた場所を探すか」

『んでだ・・・。お願いがあるんだ。 経費が出ることだし、
 "犯人を警戒させないためにも"二人ともより一般市民に見える服に
 着替えてほしい!』


 なるほど、確かにそれは合理的だ。
 あからさまに冒険者然とした私や衛視の格好の衛視長が怪しまれるというのなら、一般人ぽくすれば良い。
 単純だが正しい選択肢の一つだろう。

「私は構わないが...一般市民の格好をしてしまうと、
 魔法が使えなくなってしまうのではないか?」


 と、私を心配気に見やる衛視長。
 以前とは反応が大違いだ、全て計算済みだった私はまさに知略のエルフだな。

 しかしまあ、何を言うかと思えばそんなことか。
 笑止。この私の中目標たる犯人叩きのめし計画のためなら......

「......せっかく戻ってきた杖を手放さねばならないのは少し寂しいが、致し方あるまい」

 ......我ながら全然割り切れていない。
 耳も下がり、露骨にやる気が落ちた気がする。まあ、やることに変わりはないが。

「何、気にするな。私の足の速さは故郷でもトップクラス、並のグラスランナーより余程早い。
 いざとなったらお前を見捨て......もとい、すぐに助けを呼ぶとするさ」

 とりあえず方針を伝えておく。
 魔法が使えずとも逃げるくらいは出来る。基本的に魔法の射程は全力で逃げる相手を追えるほど長くはないのだ。

「さて、着替えるにしてもどんな服装がいいのやら...」


「......」

 しまった。こちらに来てから基本的に鎧か魔術師用の服か下着だけでしか生きていない気がする。
 一般市民の服装とはどういったものだろうか。

「うむ、まあ、そこら辺の奴を真似れば良いのではないか」

 驚愕の事実に気がついた私は、衛視長の奴にそう返すしかなかった。

==========
PL:配管

 常識知らずっ子が大好きなのでこうなった。反省はしていない。
 まあ実際は普通に変装するんじゃないかな!その辺の人見れば大体傾向はつかめるでしょうし。

 というわけで
 デート作戦は受けるよ!本人にデートの意図は無いけど!
 まずは目標の建物を特定するよ!もしもう出来てるってことになってるなら目標から100m以上離れて、かつ出入り口を目視できるところを探すよ!

GM [2013/08/11 23:46]

「......むう。言われてみればその通りか。
 見張りをこちらから発見出来れば言うことなしだが、
 そう上手く行くとは限らんしな。
 よし、ではそうだな。まずは目標を探すとして、
 そしたらその建物の出入りを見ることが出来る100m以上離れた場所を
 探すか」

「そうだな。それがいいと思う」

アイザックはアイナティートの意見に賛同の意を示す。

「......せっかく戻ってきた杖を手放さねばならないのは少し寂しいが、
 致し方あるまい」

「それは申し訳無い。
 魔術師にとっては大切な物なのだろう。
 私も剣を手放すのは辛いからな...」

不器用な物言いだが、アイナティートの気持ちを察しているようだ。

「何、気にするな。私の足の速さは故郷でもトップクラス、
 並のグラスランナーより余程早い。
 いざとなったらお前を見捨て......もとい、すぐに助けを呼ぶとするさ」

「そうするといいさ。
 私も衛視長を勤める身、自分の身位自分で守れるからな。
 それに逆よりかは余程いい...」

市民の安全を守るのが私の仕事だからな。
アイザックはそう言ってぎこちなく笑った。

「......」

「うむ、まあ、そこら辺の奴を真似れば良いのではないか」

「...その辺の...」

アイザックも困った風情できょろきょろと見回す。

「...あんなのはどうだろうか?」

事もあろうか、アイザックが指差したのは赤子を抱えた若夫婦であった...

***********************************

2人して服屋に向かい、衣服を誂える。
アイナティートは店員の意見を聞きながら、
アイザックは"相棒"越しにパックの意見を聞きながら。

「...驚いた」

アイザックは感嘆混じりに呟いた。
元が森妖精、黙っていれば器量良しで通るアイナティートだ。
衣類もアクセサリーは新品である事を除けば至って簡素なものだが、
彼女の美しさを却って邪魔せずに引き立てた格好だ。

かく言うアイザックも、なかなかのものだ。
彼も黙っていればそれなりの目鼻立ちをしている。
体格もよく、質素ながらも逞しい。

「よく似合いますよ、お2人とも」

店員の女性は笑顔で賞賛する。

「元がいいから何を着ても似合うのでしょうけど!
 2人して服選びなんていいですわね、
 たまにはこうしてお洒落を楽しむといいですよ」

店員は単純に賢者の学院の生徒と衛視がデートに来たのだと思ったらしい。
そんな事を本当にしていたらアイザックはさぼっている事になるが。

「あ、いや、これは、えーと...」

答えに窮するアイザックであった。
まあ、こんな具合だから何も知らない一般人の目をごまかす位は十分だろう。

***********************************

気を取り直して2人は"相棒"の反応を手掛かりに進む。
衛視隊詰め所の場所からして市街地の端であったが、
"相棒"は更に端の方向を指し示す。
その先にあるのはスラム街だ。

どんどん雰囲気が悪く、狭く汚らしくなっていく路地を進む。
陽の光も届きにくくなっていく。何とも嫌な感じだ。

「...こんな所を丸腰で歩くのは気が進まないな」

とは言うものの、懐にはしっかり短剣は忍ばせているアイザックだ。

さて、複雑なスラム街を曲がったりくねったりしている時、
2人は気になる人物とすれ違った。
彼の人物は早足でざくざくと路地を進んでいる。
その忙しなさは何処か不自然だ。

「何だ、何を急いでいるんだ?」

アイザックはいぶかしむ。
アイナティートはその人物と直接では無いが面識があった。
ジョージの角無しミノタウロス亭で見掛けた事がある人物だ。
賢者の学院でもすれ違った事があるかも知れない。

ミル・モフェット。

ジョージの店の冒険者として、数々の依頼をこなしてきた猛者だ。
盗賊としても腕利きだが、賢者の学院で正魔術師位を得ている。
有能、という言葉がアイナティートの抱いたミルへの印象だ。

アイナティートはミルの姿に違和感を覚える。
容姿や出で立ちはアイナティートがよく知っているそれだ。
だが、細かい仕草が、雰囲気が、何処と無く彼女の知っているミルと違う。

何より、違和感の最たるもの。

ミルは肩に梟を乗せていた。
アイナティートが知っている限り、ミルの使い魔は猫だ。
茶色の虎猫で、迅鉄と名付けよく可愛がっていた筈...

「どうした、知り合いか?」

アイザックは当然と言うか分かっていない。声を潜めて尋ねてくる。

===================================

【GMより】

では楽しい(?)デート開始と行きましょう!
こちらはCルート、アイナティートと"相棒"のルートになります。

デート開始早々、スラムの裏路地でミルと遭遇しました。
ですが何かが違う、という事に気付いて構いません。

このまま進めば、間違い無くあとアジトまで100mの所まで進めるでしょう。
さあ、どちらにしますか?

[各種判定結果]
・指定ダイス1=着替えが上手くいくか:アイナ8アイザック7
 →一般人には怪しまれない程度の服装になった
・指定ダイス2=気になる人物との遭遇判定(平目):アイナ7アイザック7
 →本文の通り、不審人物に遭遇する
・指定ダイス3=不審人物の<知識>:アイナ15、アイザック12
 →ミル・モフェットであると判明!本文の通りの情報を得る

 ※アイナには賢者の学院とジョージの店の繋がりを考慮し、
  +2のボーナスを与えています

☆パタパタさんに振って貰ったダイスはアイザックの代振りとして使用しました

[次回投稿に際してお願いしたい事]

・ミルに対するアクションを宣言してください。勿論無視もアリです。
 犯人のアジト間近まで直行する場合も宣言してください。
・その他、何でもいいです。行動してみてください!

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上位カテゴリ「C2.捜索」へのチェックは不要です。

アイナティート [2013/08/13 09:52]
「...あんなのはどうだろうか?」

 と、衛視長のやつが指したのは赤子を抱いた夫婦。

「偽装としては悪くはないかもしれんな。
 私がエルフでなければ、だが」

 人とエルフの夫婦も全くいないということは無いだろうが、どこにでもいるということもあるまい。


△▼△▼△▼△▼△▼


 ともあれ、服屋にて私たちは服装を整えた。

「...驚いた」

「む、どうした。私のあまりの美しさに度肝を抜かれたのか?
 だがまあ、それも仕方あるまい。うむ、まったく仕方のないことだ。
 私は故郷で『黙ってれば可愛いのになあ』『性格さえ残念でなければ嫁に欲しい』などの賞賛の言葉を多々受け取っている美と知略のエルフだからな」

 ......あれ?これは褒められていたのだろうか。

 まあいいか、と傾げていた首を戻して衛視長の方を向く。故郷での私の扱いはおいておこう。
 ふむ、こうして見ると中々悪くない顔だな。私の好みとしてはもっと細くて小さいほうが良いが。具体的には同族。

「よく似合いますよ、お2人とも」

「うむ。お前も中々似合っているではないか。
 別人のようだ......とまでは言わんが、見違えたぞ」

 店員の言に重ねて自分の感想を伝える。

「元がいいから何を着ても似合うのでしょうけど!
 2人して服選びなんていいですわね、
 たまにはこうしてお洒落を楽しむといいですよ」
「あ、いや、これは、えーと...」

「ははは、そうだな。また来てみても良いかも知れん」

 何やら戸惑ってる衛視長を無視して返事を返す。
 お洒落は面倒だが、人任せで選んでもらえるなら楽で良い。


△▼△▼△▼△▼△▼


 そんなこんなで私たちは今、使い魔の指示を受けてスラムの中を進んでいる。
 ......冷静に考えて、お洒落してスラムっておかしくないか?仕方ないことではあるが。
 と、入り組んだ町中を歩くうちに、えーと、確か......そう、ミル!ミルとすれ違った。
 何やら急いでいるようで、衛視長も訝しんでいる。

 気になったので目で追うと。何か妙な感じがする。
 確実にどう、と言えるわけでもないが......いや、言えるな。
 肩に梟がとまっている。たしかあいつの使い魔は迅鉄なる猫で、結構可愛がってたはずだ。
 私が使い魔欲しさにどんな動物が良いか妄想......検討していた時に、他のやつの使い魔についても考えていたからな。ちゃんと覚えている。
 かわいがっていた猫を手放して新しい使い魔にする?考えづらい気もするな。

 となると、何かしらの事件的な事態に関わっているかもしれん。あるいは私の偽物のように、偽物のミルなのか。
 そこまで考えた時点で衛視長に声をかけられた。
 丁度良い、衛視長と使い魔の向こうのパックに伝えよう。小声で。

「どうした、知り合いか?」

「今すれ違ったのは冒険者のミルという奴だが、どうも本人かどうか怪しい。
 使い魔だのなんだのいろいろ理由はあるが、事件と関係している可能性もある。
 ......ちょっとつついてみるか。」

 論理の飛躍は否めないが、考える価値はある。むむむ、とりあえず怪しまれない程度に声をかけるか。
 本物であれ偽物であれ、使い魔を変えた理由くらいなら聞いても不自然ではあるまい。多分。
 というわけで、私達から離れていくミルの背中に声をかけてみる。

「おや、ミルではないか。いつもの使い魔、巌鉄はどうしたのだ?
 ......む、もしや死んだのか?だとすれば悪いことを聞いたな。忘れてくれ」

 と、こっそり名前を変えて伝えてみる。
 偽物ならボロを出すかもしれん。だからと言ってすぐさま攻撃するつもりも無いが、どうなるかな。


=========================
PL:配管

というわけでちょっと怖いけど声だけかけてみます。
あからさまに偽物だと分かったら、その後の行動は相手の強さとか次第ですね。
無視されるようなら、偽物と仮定した上でアジトに向かいます。

パック [2013/08/13 20:42]

『うん、君たち二人、よく天然って言われるだろ?』

?

 おしゃれに着替えてなんだかとっても良い雰囲気になる二人。

?

  うん、うかつだった。

?

 一般市民は武器をこれ見よがしに持たないよね、うん。

 

 俺はオランに来た時から魔術師だったから、杖なしを想像したことがなかった。

?

 もちろん、村で武器なんか持たない。

?

 農具はいつも持ってたけど。

?

 俺が言い出したことだけに、ごめん、やっぱり武器持って?と言いづらい。

?

?

?

 ん?

?

?

 しばし、相棒はアイナの頭の上で待機。

?

?

 二人に再び、連絡を取るのは彼女らがスラムに入ったところ。

?

?

『・・・二人とも聞いてくれ。状況が変わった。

?

犯人の証拠になりそうな日記と・・・要救助者を発見した。

?

犯人は人体実験を行っているようだ。』

?

 ここでアイザックに伝えなかったことを告げる。

?

 犯人はギルドとつながっている可能性があること。

 

 

 

 ここで俺の見解を述べる。

?

 

 人体改造は裏の人身売買として多少の値をあげる要因とはなろうが、その被害者が即座に国外に流出する可能性は低い。

?

 理由はオランの隣国。

?

 正義を信奉するあの国の反対側に行こうとも国外に出るということは、それらの国々の諜報にひっかかりやすい。

  それがオラン政府の耳に入れば、対外への配慮から、それらの処置に本気にならざるを得ない。

 ギルドとつながりのある高官などは背筋が凍る思いをしながらも、無視できる問題ではなくなる。

?

 ギルドもオラン政府との全力での対立など望むはずもない、儲けよりも損失の方がでかいのがわかりきっているからだ。

?

 ならば内部でならどうだろう?

?

 これも同様に人体実験は表向き暗黒神官を認めないオランにとって、あまり印象のいいものではない。

 いくつかの闇ルートでの高値はつくだろうが、全面的な売買に至るだろうか?

?

 当然、多く売りさばかれれば、誰かの目に留まり、光の神殿や国外の介入が発生、オラン市民も騒ぎ出す。

ちょうど我々の依頼者がこの件を不審に思い調査に乗り出したように。

結果、オラン政府も重い腰をあげざるを得ない。

?

 つまるところ、この人体実験の"証拠"が衛視側に見つかった時点でギルドはしっぽ切りの必要があるはずだ。

?

 俺としてはスラムでも行方不明になって騒がれる人選を連れ去り、実験を容認したギルドの短慮を不思議に思う。

?

 これがギルドの関与が、あればの話だが。

?

 ・・・と言っても、犯人"たち"にとって今の状況が予想外の何かがあった、とするならば話は別だ。

 もとよりギルドは一枚岩足りえることはない。

?

 誰かが誰かの関与により、ことが複雑怪奇となることはよくあることだ。

?

『スピードとパワーの勝負だ。

俺たちはもうじき脱出して、そちらに合流しようと思う。

?

?

・・・衛視長アイザック、あなたにはオラン市民を救う力がある。

?

深い闇にいるものは良く勘違いをする。その闇は何よりも強いと。

?

だが、深い闇は実は何よりも光に弱い。

?

光に照らされることで彼らは簡単にその"影響力"という力を喪う。』

?

 強固なギルドの幹部がたった一回、そう例えば窃盗で衛視に逮捕される。

?

 そんな情けない幹部はついていけないと簡単に部下に裏切られ、おちぶれる。

?

 闇はそんな世界。

?

『一つは薬品の販売ルートをたどる。

?

実行犯がそのまま街の店舗に薬を手に入れに行くとは思えない。

つまり、薬の販売ルートはそのまま裏につながる。

?

?

?

薬の元売りから怪しい流れが存在する可能性はある。

?

二つ、服の素材をあたる。

質素だが上等な物だ。

実行犯の行動範囲が広いとは思えない。

これも独自のルートがあるはずだ。

?

それらは薬品ルートとそれほど遠い関係にあるとは思えない。

三つ、魔術師を知るのは魔術師だ。

?

少し俺の方で当てがあるが、衛視側でも塔への協力を申し込んでみるのも手だ。

?

いずれにしても衛視詰所で人を動かす必要がある。

?

・・・得意な足で勝負って奴だ。

?

それこそがこの深い闇を我が物顔でいる奴に一泡吹かす手段になると思う。』

?

 ・・・4番目、犯人との対抗馬に働きかけ、ギルドを味方につける。

 

 不利益と利益のバランスを説く。

?

 対抗馬にしてみれば、犯人グループを追い落とす手立ての一つとなるのだから。

?

 4番目に関してはアイザックに告げない、というより告げられない。

?

 衛視が好むとは思えないし、そもそも、構成員でもないのにそんな権利も手段もない。

?

 やや危険も伴うしな。

?

 

?

?

 そこまで話したところで・・・

?

「にゃ?」

?

 どこかで見た顔が近づきすれ違う。

?

?

「にゃぁーーーーん(ミルねーーーさーーん)」

?

 アイナの頭から降り、ちょこちょことミルの方へ。

?

?

PL:鳴き声だしつつ、甘えるようにミルに近づきます。

?

うん、あきらか犯人。

?

?

?

GM [2013/08/15 06:46]

『...二人とも聞いてくれ。状況が変わった。
 犯人の証拠になりそうな日記と...要救助者を発見した。
 犯人は人体実験を行っているようだ。』

「何だって!?」

"相棒"が指し示す文字盤の動きを追い、アイザックが声を上げる。

『スピードとパワーの勝負だ。
 俺たちはもうじき脱出して、そちらに合流しようと思う。

 ...衛視長アイザック、あなたにはオラン市民を救う力がある。
 深い闇にいるものは良く勘違いをする。その闇は何よりも強いと。
 だが、深い闇は実は何よりも光に弱い。
 光に照らされることで彼らは簡単にその"影響力"という力を喪う。』

「了解した。私達は其方へ向かえばいいかな。
 事態は動いている。周りの目を気にするより急行を優先させるが、
 構わないな?」

アイザックの瞳に熱が籠もってきた。

『一つは薬品の販売ルートをたどる。
 実行犯がそのまま街の店舗に薬を手に入れに行くとは思えない。
 つまり、薬の販売ルートはそのまま裏につながる。
 薬の元売りから怪しい流れが存在する可能性はある。

 二つ、服の素材をあたる。
 質素だが上等な物だ。
 実行犯の行動範囲が広いとは思えない。
 これも独自のルートがあるはずだ。
 それらは薬品ルートとそれほど遠い関係にあるとは思えない。

 三つ、魔術師を知るのは魔術師だ。
 少し俺の方で当てがあるが、
 衛視側でも塔への協力を申し込んでみるのも手だ。
 いずれにしても衛視詰所で人を動かす必要がある。
 ...得意な足で勝負って奴だ。

 それこそがこの深い闇を我が物顔でいる奴に一泡吹かす手段になると思う。』

「パック氏には是非、衛視隊へ入隊して頂きたいものだな」

アイザックはパックの明晰な論に感じ入るものがあったようだ。

***********************************

さて、そんなやり取りの直後にミルと相対した訳だが。

「今すれ違ったのは冒険者のミルという奴だが、どうも本人かどうか怪しい。
 使い魔だのなんだのいろいろ理由はあるが、
 事件と関係している可能性もある。
 ......ちょっとつついてみるか。」

「そうなのか。私にはよく分からないから、対応は任せよう。
 だが、無茶はするなよ」

アイザックはアイナティートに一任する事を宣言した。

「おや、ミルではないか。いつもの使い魔、迅鉄はどうしたのだ?
 ......む、もしや死んだのか?だとすれば悪いことを聞いたな。忘れてくれ」

アイナティートはずかずかとミルに近寄り、不躾に声を掛ける。

「.........」

ミルは答えない。無遠慮な視線を投げかけてくるだけだ。

「にゃ?」

「にゃぁーーーーん(ミルねーーーさーーん)」

"相棒"は甘えた声を出しながらミルに近づく。

「...近寄るな」

ぴしゃりとミルは言い放つ。
そしてアイナティートとアイザックを見やった。

ほんの一瞬、表情が揺れ動いた。
だが、すぐに表情は落ち着きを取り戻す。

「すまないが、急いでいるんだ」

そうとだけ言い残し、この場を去ろうとしている。
...している、が?

===================================

【GMより】

こっちも色々とキナ臭くなってきましたね。
こちらはCルート、アイナティートと"相棒"のルートになります。

パックの提案をアイザックは了承します。
微妙な所もありますが、ミルと遭遇する直前にやり取りが行われた、
として描写しました。

ミルは標準語でした。ろくに返事もせずに行こうとしています。
さあ、どうしましょうか!

[次回投稿に際してお願いしたい事]

・ミルに対するアクションを宣言してください。勿論無視もアリです。
 犯人のアジト間近まで直行する場合も宣言してください。
・その他、何でもいいです。行動してみてください!

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アイナティート [2013/08/16 08:10]
『...二人とも聞いてくれ。状況が変わった。
 犯人の証拠になりそうな日記と...要救助者を発見した。
 犯人は人体実験を行っているようだ。』

「人体実験だと?」

 使い魔の指す文字を読めば、そんなことを言っていた。
 人体実験とは、何とも迷惑というかとんでもない奴だというか。
 そんなのが私の振りをしていたなんて、胸糞が悪くなるな。

『スピードとパワーの勝負だ。
 俺たちはもうじき脱出して、そちらに合流しようと思う』
「了解した。私達は其方へ向かえばいいかな。
 事態は動いている。周りの目を気にするより急行を優先させるが、
 構わないな?」

 そう言っている衛視長とパックの論議は熱が入っている。
 薬品の販売と服の素材、魔法使いであることを基点に調べるつもりのようだ。


△▼△▼△▼△▼△▼


 と、そんなやり取りを思い返しつつ。

「.........」

 私の言に対してミルは何も答えない。どころか無遠慮に視線を向けるだけだ。
 はて、こいつはこんな奴だっただろうか。
 ......違うよな。まさか私が実は店で嫌われてるなんて、そんなことはないよな。信じるぞ。

 にゃあにゃあと近寄る使い魔に対する対応はにべもない。
 露骨に怪しい。いや私が無視されたからもあるが、それだけではない。
 私達を見た時、微妙に表情が揺れ動いた。
 犯人であるなら、変装した意味がない私の質問を聞いて私の正体に勘づいてもおかしくはない。
 強引だが、あの僅かな表情の揺れはそれを表するに足りる。
 というか、あいつ何処ぞの訛りがなかったか。結構特徴的な話し方だった気がするんだが。

「すまないが、急いでいるんだ」

 見逃したくはない。あまりにも怪しすぎる。
 だが現状の自分たちの状態を考えると、戦闘は極力避けるべきだ。
 私は魔法を使えないし、衛視長は鎧も着てはいない。戦った瞬間から死亡一直線だ。
 ぐぬぬ......犯人(仮)を目前にしておきながら......!
 ええい、命あっての物種だ。覚えていろよ。

「......そうか。それは悪かったな。
 それじゃ私達も行くとしようではないか、ダーリン」

 巫山戯てそんなことを言いつつ偽っぽいミルに背を向けて歩き出す。
 もちろん使い魔に、

「奴の行く方向を見ておいてくれ」

 と小声で言っておく。また来れるようにこの場所も覚えておこう。
 人体実験とやらも気になるし、今のやつが犯人だとすればアジトに使い魔の見張りがいない可能性もある。
 早急にパック達と合流しよう。


=======
PL:配管

というわけで、ミルはスルーして犯人のアジトに向かいます。一応ミルの行く方向だけ見ておくよう頼みましたが。
あとでまた来れるように場所も覚えておきつつ。
というか現在戦闘力皆無ですし、戦闘になったらあっさりやられちゃいそう(´・ω・`)
先手とって使い魔をぶっ飛ばすにしても、倒せなかったら猛烈な反撃食らってえらいことになりそうな......。
正直無印の戦闘バランスなどよくわかってないので、安全策で(`・ω・´)

どうでもいいけど今時ダーリン言う奴おるんかな
まあアイナは世間知らず的なアレだから問題ないよね!

パック [2013/08/17 21:57]

「にゃぁお。」

 座って、再度、一鳴き。

 アイナたちを振り返り、わずかに前足を出す。

?

 俺がいる大体の方向。

?

 それから、ふいっと振り返り、ミルらしき人物の後をゆっくりたどる。

?

?

 相棒の向こうで冷や汗を背にかきながら。

?

 それだけ危険な行為なのだから。

?

 一歩進み、その足を止める。

?

?

 無理だ。

?

?

「にゃあお?。」

?

 

 頭を垂れ、とぼとぼと二人の後ろをたどる。

?

?

?

パック [2013/08/19 13:57]
『ミル姐さん、凄腕のシーフ。姿同じなれど口調別人、偽物の可能性あり。』アイザックに伝える。
GM [2013/08/23 02:40]

「......そうか。それは悪かったな。
 それじゃ私達も行くとしようではないか、ダーリン」

「だ...ダーリン!?」

突然アイナティートにそんな風に呼ばれ、アイザックはしどろもどろだ。
だが、自分の役割を思い出し、何とか、

「そ、そうしよう、ハニー」

などと歯に浮くような台詞をやっとこさ搾り出した。

「奴の行く方向を見ておいてくれ」

見送り際、相棒に推定偽者の行き先を見るよう指示する。
だが、高位の魔術師相手に使い魔単体で追跡を試みるのは無謀な事だ。

「にゃあお?。」

諦めて、2人に合流する他に出来る事は無かった。

すたすたとその場を去っていくミルであったが、
ほんの一瞬だけ立ち止まり、2人と1匹の方向を振り返る。
そして、微かな声で呟いた。

「賢明な判断ね」

くくく、と笑う。
瞬間、周囲の空気が凍った。

そう、感じてしまう程、不気味な笑みであった。

踵を返し、彼女は裏路地へと消えていった。

***********************************

『ミル姐さん、凄腕のシーフ。姿同じなれど口調別人、偽物の可能性あり。』

「偽者の可能性、だと?」

"相棒"が示すパックの情報に、アイザックは唸る。

「偽者だとして、どうやってそれを立証するか、だな。
 流石に明確な証拠無しに実力行使は難しいぞ、それに...」

アイザックの額に冷や汗が流れる。

「悔しいがあれは、無理やりどうにか出来る相手じゃあ、無かった」

がっ。

壁を殴りつける。
しばしの沈黙。

「...パック氏の所へ向かうのは分かった。私はどうすればいい?
 ミルの真贋の調査に人を出したい所だが、
 その為には一度詰め所へ戻らなければならないし、
 ブランとの合流もどうするか考えなければならないしな...」

そう切り出すアイザックには、まだ冷静さが残っているようだ。

===================================

【GMより】

緊張のニアミスだった模様ですね!
こちらはCルート、アイナティートと"相棒"のルートになります。

推定偽ミルは、スラム街の方向へと向かっているようです。
ですが廃屋へ向かっている訳では無さそうです。

PCは"相棒"ナビを搭載しているので(笑)、
次回進行でBルートと合流する事が可能です。
ですが、ブランとの合流や、アイザックにお願いする事を、
今一度明確にしておいてくださいね!

皆様の宣言にレスした後、Bルートと合流としましょう!

[次回投稿に際してお願いしたい事]

・アイザックの行動について指示をお願いします。
・1d6を振って結果を添付しておいてください。
・その他、何でもいいです。行動してみてください!

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アイナティート [2013/08/23 19:52]
「だ...ダーリン!?」

 私の言に慌てる衛視長。この男、からかうと面白いな。

「そ、そうしよう、ハニー」

 そして役割を遂行せんと、絞りだすように口にする。
 うむ。こんな時でなんだが、とても楽しい。時間と場合が許せばもう少しからかいたいくらいだ。


△▼△▼△▼△▼△▼


 ......まあ当然、そんなことをしているわけにはいかないが。

『ミル姐さん、凄腕のシーフ。姿同じなれど口調別人、偽物の可能性あり。』
「偽者の可能性、だと?」
 追跡を断念することになったパック(の使い魔)の示す情報を聞いて、驚きの声をあげる衛視長。
 おいコラ、さっき私が「本物かどうか怪しい」と言ったばかりだろうが。
 まさか聞いてなかったのかこの男。それともからかわれ過ぎて忘失したのか?......後者だったらすまんな。
「偽者だとして、どうやってそれを立証するか、だな。
 流石に明確な証拠無しに実力行使は難しいぞ、それに...」
 それはともかく、衛視長はあれの立証ができないと考えてるようだ。
 私の時は明確な証拠なんてなかったくせにっ!なんてヒスごっこしても面白いかもしれないが、状況を混乱させるばかりだし止めておくか。
 なんとなしに見やれば、衛視長は額に冷や汗をかいて......うわっ!いきなり奴が壁を殴った。びっくり......は、してないぞ。
「悔しいがあれは、無理やりどうにか出来る相手じゃあ、無かった」
「うわっ......と。いきなり物にあたるな。びっくりし――もとい、土か何かが飛んできたらどうするのだ」

「大体、仕方あるまい。私達は今現在武装を解いていて、基本的に無力だ。
 ......それに、お前はそれなりにデキる奴なのだろうが、私は......認めたくはないが、未だ見習いに毛が生えた程度の腕前だ。
 敵わぬ者が多いのは言うまでもないだろう?」

 しばしの沈黙をはさみ、気を取り直したのか衛視長が口を開く。
「...パック氏の所へ向かうのは分かった。私はどうすればいい?
 ミルの真贋の調査に人を出したい所だが、
 その為には一度詰め所へ戻らなければならないし、
 ブランとの合流もどうするか考えなければならないしな...」
 ふむ。悔しがってはいたが、まだ冷静さは保っているようだな。
 しかし、どうすればいい、か......。正直私が聞きたい気分だが、さて。
 まずは......そうだな、やるべきことを整理するか。
 ミルの真贋調査は......まあ、今は必要あるまい。十中八九偽物だろうし、本物だったところで今すぐに問題があるわけでもない。多分。
 ブランとの合流に関しては衛視亭こと詰め所で行うと決めているし、パックたちとの合流を後回しにしてまで行わねばならぬものではない。きっと。
 うむ、よって......。

「そんなものは後回しだ。いいから私とともにパックたちと合流するぞ。
 よもや戦闘力ゼロの私だけ行かせる気ではないだろう?
 あ、パック。冒険者の先輩からみて問題があれば言ってくれ。
 あいにく私は冒険者の流儀に精通してるわけでもないし、見落としもあるかもしれないからな」


===========================
PL:配管

というわけで、一緒に来いや(にっこり)とアイザックを呼びつけておきます
そういうのは一旦合流してから戻ればいいんじゃないかなって

配管@アイナティート : ダイス 1D6 → 4 = 4 (08/23-19:40:23)

1dは4。何がどうなるのかしら(`・ω・´)

パック [2013/08/24 20:50]

「にゃあ。」

 アイザックの様子を眺め、沈黙の後に一鳴き。

?

 アイナの頭の上にひょいっと上る。

?

『歩きながら話そう。

?

・・・アイザック、君の怒りを感じるということは、先ほどの偽物・・・ああ、言い切っていいだろう偽物のミルねえさんが今回の事件と関係あることを感じ取ったからだと思う。』

 

 俺はミルねえさんを偽物と言い切ったのは簡単な話、偽物かもしれないと疑うよりも本物であると思うこと自体が無理があるからだ。

 使い魔のことと言い、口調や態度の違い、そもそも顔見知りに出会った時点で、態度を 変える必要はないし、ミル姉さんはそんな人ではない、はずだ。

 言ってしまえば、メリットがない。

?

 仮に態度を変える演技が必要なだけだとしても、去り際のあの態度はない。

 あれでは疑念を抱かせるだけだ。

?

 顔見知りに一言、それらしく伝えるはずだし、そんなこともわからないミルねえさんではない。

 つまるところ、ミルねえさんが本物であるならば本物の態度があり、今の会合のどこにもそれがないのだ。

 偽物と言い切るには十分だと思う。

 それでもって、偽物らしき人がスラムから現れた時点で、この件と絡めて考えないはずがない。

?

 誰あろうアイナ自身がその偽物と間違われたのだから。

?

『・・・衛視長アイザック。

君の"力"が剣の腕や腕力にあると思っているなら、そんな力はすぐに捨ててしまえ。

?

君の"光"はそんなちっぽけなものではない。

?

君のとるべき道は簡単だ。

?

1、我々と合流、正確には証拠品と証人の安全確保、及び、実行犯の証拠の山である建物の衛視隊による封鎖。

?

2、確保した証拠品と情報から犯人"グループ"のルートをたどり、可能な限り叩き潰す。

これには衛視隊の足をフルに使うこと。

?

3、衛視長アイザックはファリス神殿および政府への応援要請。

人体実験を含む謂わば"キメラ"の作成は禁忌。

証拠があり、要請があればファリス神殿も政府も動かざるを得ない。』

?

  一呼吸。

?

『・・・あんたにはまだ実感はねぇかもしれない。

?

けどな、あんたの"光"は確かに"闇"を追い詰めてるんだ。

先ほどの、ギルドにおける影響力の話さ。

?

あんたの放つ光は奴らにとって鬼門だ。

闇を抱える奴は良く勘違いする。

自らの闇がもっとも強いかのごとく。

?

だが、残念ながら人は光も抱える生き物。

?

闇に引き込まれるのと同じ力で光に引き込まれるのだということ。

?

・・・そうだな、さらに"闇"を追い詰めるなら、情報屋にあんた自身が情報を流すといい。

?

ミル・モフェットの偽物がいた、と。

?

それだけで先ほどすれ違った偽物はその意図が何であれ、困ったことになるだろうな。』

?

 

 衛視長アイザック。

?

 その光を見失うな。

?

?

 んで、アイナの頭の上で立ち上がる。

『ところで!君ら!

この素直でかわいいツンデレめ!!

?

貴様ら似合いすぎだろ!!』

?

 とりあえず叫んでおいた。

?

『あ、もうすぐ呼びかけるし、よく聞いといてね。』

?

 

GM [2013/08/26 01:04]

「大体、仕方あるまい。私達は今現在武装を解いていて、基本的に無力だ。
 ......それに、お前はそれなりにデキる奴なのだろうが、
 私は......認めたくはないが、未だ見習いに毛が生えた程度の腕前だ。
 敵わぬ者が多いのは言うまでもないだろう?」

「...そうだな。仕方無い、そう思う事にしよう」

震える声で、アイザックは頷いた。

「そんなものは後回しだ。いいから私とともにパックたちと合流するぞ。
 よもや戦闘力ゼロの私だけ行かせる気ではないだろう?
 あ、パック。冒険者の先輩からみて問題があれば言ってくれ。
 あいにく私は冒険者の流儀に精通してるわけでもないし、
 見落としもあるかもしれないからな」

「分かった、ハニー」

至極几帳面にアイナティートに応える。
もう若夫婦を演じる必要など無いと言うのに、全く気づいていない。

「にゃあ。」

それに気がついてかいないのか、"相棒"が声を掛ける。

『歩きながら話そう。
 ...アイザック、君の怒りを感じるということは、
 先ほどの偽物...ああ、言い切っていいだろう偽物のミルねえさんが
 今回の事件と関係あることを感じ取ったからだと思う。』

「そうなんだ、パック氏よ。
 つい今しがた気がついたんだが、さっきの女の声が...
 昨晩私に魔法を掛けた女の声と、同じなようなんだ」

アイザックの表情は暗く、堅い。

『...衛視長アイザック。
 君の"力"が剣の腕や腕力にあると思っているなら、
 そんな力はすぐに捨ててしまえ。
 君の"光"はそんなちっぽけなものではない。
 君のとるべき道は簡単だ。

 1、我々と合流、正確には証拠品と証人の安全確保、及び、
 実行犯の証拠の山である建物の衛視隊による封鎖。

 2、確保した証拠品と情報から犯人"グループ"のルートをたどり、
 可能な限り叩き潰す。
 これには衛視隊の足をフルに使うこと。

 3、衛視長アイザックはファリス神殿および政府への応援要請。
 人体実験を含む謂わば"キメラ"の作成は禁忌。
 証拠があり、要請があればファリス神殿も政府も動かざるを得ない。』

アイザックの目は"相棒"がなぞる文字を追っている。

『...あんたにはまだ実感はねぇかもしれない。
 けどな、あんたの"光"は確かに"闇"を追い詰めてるんだ。
 先ほどの、ギルドにおける影響力の話さ。
 あんたの放つ光は奴らにとって鬼門だ。
 闇を抱える奴は良く勘違いする。
 自らの闇がもっとも強いかのごとく。
 だが、残念ながら人は光も抱える生き物。
 闇に引き込まれるのと同じ力で光に引き込まれるのだということ。
 ...そうだな、さらに"闇"を追い詰めるなら、
 情報屋にあんた自身が情報を流すといい。
 ミル・モフェットの偽物がいた、と。
 それだけで先ほどすれ違った偽物はその意図が何であれ、
 困ったことになるだろうな。』

「そうか...そうだな。私にしか出来ない事がある。
 それを忘れないようにするよ」

瞳に光が戻ってきた。

『ところで!君ら!
 この素直でかわいいツンデレめ!!
 貴様ら似合いすぎだろ!!』

「あ、いやっ、そんなつもりでは...」

またしてもぎくしゃくとするアイザックであったが、

『あ、もうすぐ呼びかけるし、よく聞いといてね。』

「む、もうすぐか!了解した。よく通る声で叫んでくれよ?」

パックの気遣いのお陰か、表情も若干は和らいだようだ。

===================================

【GMより】

では此方も〆ましょう!
こちらはCルート、アイナティートと"相棒"のルートになります。

アイナの指定ダイス4、了解しました。
パックの分は此方で代振りしました。5でした。
ダイスの結果は、合流後Dルートで公表致しますね、ぐへへ...(意味深

[ダイスチャットからの添付]

00:50:36 テッピン@GM パック代振り 1d6 Dice:1D6[5]=5

「急行」に記事を投下しますのでしばらくお待ちください。