感想とネタバレ。

■題名
　『ウルトラＱ』第２８話「あけてくれ！」からです。
　実はウルトラＱはまだ観た事が無いんです。
　『トワイライトゾーン』の影響が大きかったようですね！

■着想
　「限定されたシチュエーションで始める」
　「極力制限を廃し、ＰＬからの建設的且つ創造的な行動宣言には、
　　出来る限り応える、自由なセッション」

　この２つのコンセプトでやってみたい、と言うものでした。
　当初は３ルート開催などとは欠片も考えていなかったのですが！（笑）

■各種ネタバレと感想
　○Ａルート：ノワール＆ハードボイルドルート
　　・元々このルートは難易度高で格段に厳しい展開にするつもりでした！
　　・早々に「緊急避難経路」から脱出するのを想定していました。
　　　その後は偽ミル追撃か偽エイティ討伐か...の展開。
　　・勿論遺跡踏破コースも考えておりました。
　　　その場合はダンジョン・ハックと化していたでしょう。
　　・【夜光蝶】戦闘員の口の堅さは、単純にＬｖに比例します。
　　　尤も、ペラペラと喋ったのは頭部グッサリが大きかったです（笑）
　　・迅鉄を放置して逃げた場合、ミルを脅迫する猫質にするつもりでした。
　　・石牢の正体不明はヘルハウンドでした！！
　　　ミルのキャラシに怪物判定の項目が無かったのには正直困りました。
　　・《ロック》は結果的にナイス判断だったと思います。殊勲賞！
　　　で無ければ最終戦闘の難易度は撥ね上がった事でしょう。
　　・敵は実はそんなに強くありません。
　　　ミルのスリクラで無双される想定でおりました。
　　　鎧が無いのと、回復手段が無いのとで随分慎重に行動されてましたね！
　　・エイティの救出はエンディングかな、と思っておりましたが、
　　　エイティを助けた上で脱出完了したので「大成功」となりました！
　　　（遺跡沈没全滅エンド）
　　・進行ペースの関係でダイジェストになりましたが、
　　　偽エイティ討伐の場合はダブラブルグかグルネルの予定でした。
　　・偽ミルと直接対決した場合はスケヲとデーモンを置き土産に、
　　　女魔術師は逃走する予定でした。捕縛か倒すかすればボーナス加算。
　　・脱出失敗した場合、後からやってくるＤＥ幹部に《チャーム》を
　　　かけられてＢ＆Ｃルートのラスボスとなる手筈でした（悪）。
　○Ｂルート：ダンジョン・ハックルート
　　・"相棒"が衛視を案内して脱出、が想定でした。
　　　まさか自力脱出してダンジョン攻略と化すとはな！（笑）
　　・獲得アイテムはアドリブです。ダンジョンになっちまったしな...（笑）
　　・ボンサバであんなにビビられるとは完全に想定外でした。
　　　ＧＭ的には、軽い前哨戦のつもりだったのですが！
　　・正体不明の小石は愛玩従者の触媒（猫型）です。
　　・魔術師がアシュレイ狙いだったのはエンディングで明らかにした通り。
　　　日記獲得した時点で読んでくれれば早く情報公開出来たのに！（笑）
　　・エンディングでダイジェストしてる通り、
　　　素直に１階に下りればアザビー３匹とのラストバトルでした。
　　・早めに脱出完了した場合は以下の２通りの展開を考えていました。
　　　１．行方不明のミルとヴェンの捜索をジョージから依頼させる。
　　　２．新しい誘拐現場に遭遇させる。
　　・逃げずに女魔術師とお話する展開もアリ、でしたね！
　　　対応間違えると《ギアス》だのゾンビメイカーでしたが！（悪）
　○Ｃルート：ラブコメルート（笑）
　　・実はかなり早い段階で出所出来る予定でした！
　　　尋問時に同席していたファリス神官は、
　　　ＰＣに《センス・イービル》を掛けさせる為の存在でした。
　　　この辺り、ヒントを出そうか誘導しようか非常に悩んだ箇所です。
　　　パタパタさんが積極的に接触を求めてきたので本編通りの展開と
　　　なりましたが、ＧＭ側にもやりようはありましたね。反省。
　　・アイザックの性格はアイナに引き摺られてこうなりました（笑）
　　　女魔術師に攫わせる展開も考えていたんですけどね！
　　　ただの嫌味なだけのＮＰＣがどうしてこうなった...
　　・ロバート衛視長はパックに引き摺られて急遽作ったキャラです。
　　　モチーフは刑事コロンボです。お気に入りなのでまた出したい！
　　・一番自由度が高いコースでしたので、色々と余地がありました。
　　　Ｂルートと合流するのも想定内ですが、
　　　..."相棒"越しに合流を果たすとは思ってませんでした！
　　・展開次第ではブランの誘導で偽エイティ襲撃とかも有り得ました。
　　　　　　
■各ＰＬの皆様へ
　○ミル＠いあさん
　　マルチスキルを存分に活かして貰おうと工夫したつもりですが、
　　お楽しみ頂けたようで何よりです！
　　中盤かなり焦っておられる様子が見受けられ、ひやひやしておりました。
　　ですが全て杞憂でしたね！

　　ミルは漢気溢れるＲＰで、果敢に積極的に立ち向かってくれました。
　　シモンさんとの密な作戦会議には深い感銘を受けた所です。
　　ヘルハウンド《ロック》封殺は好手でしたね、素晴らしい！

　　今度はガラフと絡んで頂きたいものです。有難うございました！

　○ヴェン＠シモンさん
　　ＰＣの熱い、男臭いＲＰと、会議室での冷静且つ客観的視点。
　　Ａルートの大成功はシモンさんの分析あってのものでしょう！

　　最後はクロスボウが見事に火を噴きましたが、
　　ヴェンには戦闘で活躍する機会を提供出来なかったのが悔やまれます。
　　ヘルハウンドとがっぷり四つして貰うつもりだったのですよ！
　　これはもう作戦勝ち以外の何者でも有りませんがね。

　　鎧の設定はお気に召して頂けたでしょうか？
　　ヴェンの活躍、今後も楽しみにしております。有難うございました！

　○パック＠パタパタさん
　　「本気を見せる」と言う事でかなり無茶ぶりをしてしまいましたが、
　　ご多忙な中、積極的に意見を述べて全体を牽引してくださいました。
　　本セッションの立役者、と言っても過言では無いでしょう！

　　全体への気配り、ＮＰＣへの容赦無いネタ振り、等々、
　　毎回パタパタさんからは多くの事を学ばせて頂き感謝に絶えません。
　　だけど今回は流石にがめつ過ぎでしたね（苦笑）

　　余談。バッソへの《クリエイト・デバイス》賦与は、
　　どうしても藤岡導師の手でやってあげたかったのです！

　　是非また遊んでやってくださいませ。有り難うございました！

　○アシュレイ＠ゴーストさん
　　実は敵に思いっきりロック・オンされていたと言うのは、
　　サイトのＰＣ紹介の欄を見て頂ければお分かりかと思います（笑）
　　展開次第じゃ魔術師と縛られた状態でトーク出来たのですが、
　　実現出来なかったのは残念でなりません（笑）

　　アシュレイのダイスが、Ｂルートの方向を決定付けたと言えるでしょう。
　　或る意味ＭＶＰ（笑）...コンチクショ。

　　中盤、色々と大変な状況だったようでお察し致します。
　　今はよくなられましたでしょうか？
　　調子が戻られたら、また遊んでくださいね。有り難うございました！

　○ルルシア＠針葉樹さん
　　ＢルートのＭＶＰその２（笑）予備ダイスが半端じゃありませんでした。
　　そりゃ机の引き出しからナイフも出て来ようと言うものです！

　　ルルシアは唯一のシャーマン持ちなので、色々と活躍の場面を
　　用意したかったのですが、出来なかったのが悔やまれます。
　　時間の都合で割愛されたアザビー戦でウィスプ連打してくれるのを
　　期待していたのですが！せっかく出した精神力回復の霊薬も持ち腐れ...

　　連絡が絶えて１週間以上が経過しました。
　　お元気でいらっしゃいますでしょうか。体調は如何でしょうか。
　　可能な状況になりましたら、１行で構いません、
　　どうかご連絡を頂けますでしょうか。安否を心配しております。

　○アイナティート＠配管さん
　　アイナと言えば伝説のツンデレ（笑）
　　Ｃルートがあんな展開になったのは配管さんのせいなのだ...
　　はい、楽しませて頂きました。

　　正直、アイナの件の発言はその後の展開に大きな影響を与えました。
　　エンディングをあんな感じにしちゃいましたしね！（笑）

　　結果的にＲＰ重視でゲーム的な要素が薄まってしまったのは
　　反省点です。戦闘でストサバ１体位ぶつけてあげたかったのですが！

　　魔術師とそっくりにしたのは、Ｃルートを他ルートと絡める方法を
　　これ以外に思いつかなかったからです！でも、後悔はしていない。

　　アイナはもうすぐでソーサラー２Ｌｖですね、
　　活躍を期待しています、そしてアイザックの事も宜しく、ね？
　　有り難うございました！

　○ブラン＠あんみつさん
　　本セッションで、一番申し訳無い事をしたかな、と思っております。
　　完全巻き込まれですし、地味な役回りばかりお願いしてしまいました。
　　特に盗賊ギルドの辺りでは、色々と悩ませてしまったかも知れません。
　　「こんな筈では...」と思われた事かと思います。
　　己の技量不足を痛感する次第です。
　　
　　もっとブランの行動原理に繋がる要素を出せたらよかったですね。
　　アイザックとか情報屋の親爺が相手では...反省。

　　先日チャットでお話させて頂いた時に思った事があります。
　　「Ｃルートは２．０から入られた方々のルート」だと言う事です。
　　ルールの理解や解釈についての意識のズレをＧＭが分からず、
　　色々と配慮が至らなかった側面があったのだなと感じました。

　　こんな拙いＧＭでしたが、また懲りずに遊んでやってください。
　　次はもっと美人との絡みをたくさん用意しますよ。
　　有り難うございました！　　

■最後に
　女魔術師はいずれ再登場させたいですし、【夜光蝶】の残党は、
　また機会を改めて是非出したいと考えています。

　初めての自領域開催だったり、スケジュール等の問題で
　色々と皆さんにご迷惑をお掛けしましたが（ごめんなさい！）、
　得るものもが実にたくさんあったセッションでした。

　ＴＲＰＧの持つ創造性の何と素晴らしい事か！！
　ＰＬの皆さんの持つ想像力に大いに刺激を受けた２ヶ月半でした。

　本セッションがこうやって無事に幕を下ろす事が出来たのも、
　ひとえに皆さんのご協力と弛まぬ努力の結果と捉えております。

　この場を借りて、厚く、御礼申し上げます。
　この２ヶ月半、本当に、お疲れ様でしたッ！！