【進行D12】少女の帰還。
衛視隊詰所に置いていったリタは、ファリス神殿に預けられる事になった。
綺麗な衣類に着替え、湯浴みをし、温かな食事を与えられ、
柔らかい寝台で一晩を過ごした。
そして翌日。
改めて衛視隊詰所で監禁時の聴取を行った後、
リタはパック、アシュレイ、ルルシア、アイザックに伴われ、
ソフィーの元へ、依頼完了の報告と共に送り届けられた。
「リタ...よかった!」
「ソフィー姐さん!」
ひしと2人は抱き合う。
「ゴーリィとルッシュとミーアは残念だったけど...
せめてリタが助かっただけでもよし、とするわ」
元々の依頼は調査だったのだ。
そう思えば、1人でも救出出来たのは僥倖と言えるだろう。
何しろ、一歩間違えば全滅だったのだ。
「...オランの治安を預かる衛視の代表として、お詫びします。
我々が後手後手に回ったばかりに」
アイザックは沈痛な面持ちでソフィーに頭を下げる。
「衛視長さん、頭を上げておくんなさいな。
確かに思う所はあったし、色々言ってやろうとも思っていたけど、
こんな話を聞いた後じゃあ誰もアンタを責められられやしないよ」
ソフィーはやんわりとアイザックに頭を上げるよう促した。
「そうだ、リタ。貴女、この長屋へ越してらっしゃい」
「え!いいんですか?」
リタは驚く。
「丁度空き部屋が出来てね...家賃収入が減って困ってたんだよ。
そもそも今回みたいな事件に巻き込まれたのも、
貴女みたいな器量良しが1人暮らしをしているからでしょ!
お互いにとって損は無いと思うけど、どうかしら?」
「ええ、姐さん、喜んで!」
歓喜の声を上げ、リタは再びソフィーに抱きついた。
「パック、ルルシア、アシュレイ。改めて礼を言わせて貰うよ。
また何かあったら、宜しくお願いするわね」
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【GMより】
エンディング第6弾!リタの帰宅編です(厳密に言えば違いますが)。
リタはソフィーの長屋へ引っ越す事になりました。
ソフィーからの依頼達成料は、色がついて支払われたと思ってください
(Bルートの報酬は諸々込みこみですので!)。
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