触れるだけよりは一緒に楽しく過ごしたいな
再び屋敷の方にオレたちは戻ってきた...といっても、さっきはちょっといただけだけどな。
今回はみんないろいろと色々と準備万端だ。
>「これは...」
そうして、2階の穴から入り下へ降りたオレたちの前にあったのは、
「え、なにこれ...怖いんだけど」
えっと、これ、よくできた人形とかじゃないんだよね。
そのリアル感がすごいやつみたいな...
でも、他の人らの反応を見るに...そういうことなんだろう。
なんだかすっごく気分が悪くなってきていたところに聞いたことのない声が聞こえた。
>「お褒めに預かり光栄ね」
女の人の声だ。
本当ならこっちからすぐ出ても挨拶に向かいたいんだけど。
この家にいる女の人って...やっぱり...
>「何者も何も。貴方達こそ人の家へと勝手に上がり込んで、
> どう言うつもりかしら。説明してくださるかしら、衛視殿?」
今回の事件の真犯人...というか...あれ、ホントにアイナティートによく似てるじゃん。
もちろん、このオレの目が二人の細かな違いには気づかないわけないけれど、
こりゃアイナティートと取り違えてオレたちを捕まえようとするはずだぜ。
それにしても、なんか妖しい魅力ってのがぷんぷんするな。
こんな感じで逢わなければお近づきになりたいところなんだけど...
あとさっきからいろいろと言ってる怖い口がなければ...
とりあえず捕まってたアシュレイって子とオレたちを捕まえたこいつを狙ってたってことなのか?
もし運が悪ければ二人とも玄関のやつみたいに...なんか背筋が寒くなってきたぜ。
「オレはお姉さんも綺麗で魅力的だと思うけどな。
でも、だからってお姉さん人形みたいに扱うよりは、
もちろん一人の生きたレディーとして扱わせてもらいたいぜ。
やっぱり、あんなのはお姉さんを前に言いにくいけど...不気味だし。
よかったら...やめない?もう、さ」
犯人が男だったらさ、思いっきりぶん殴って済ませられるところなのにな。
ホントなんでこんな形で出会う羽目になっちゃったのかな。
もっとこう運命を感じるような出会いがしたかったぜ。
いや、今の瞬間もある意味運命的な出会いではあるんだけどさ。
あんな視線を送られると余計にそう感じちゃうぜ。
そうこうしているうちに誘拐犯のお姉さんはなにか口に出したかというと姿を消した。
出会いが突然なら別れも突然に、かあ...
もう一度会いたいかどうかというと...性格が直ってたらもちろん会いたい。
そうじゃなかったら、ちょっと遠慮しようかな...怖いし。
それにしても今のも魔法なんだよな...すげえな、やっぱり。
――その代わりに出てきたのはよくわかんないやつ。
美人なお姉さんならもう少し話してても良かったけど、
こんなよくわかんないやつは全然お呼びじゃないぜ!
>「嫌な置き土産をしてくれたものだ!」
>「どっちにしろ始末するだけだ!行くぞ!」
「お姉さんが相手じゃないなら変な遠慮もいらないよな!」
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
よくわかんないやつたちを倒したあと、オレたちは奥の方の部屋に向かった。
そこにあったのはいろんな荷物や装備...たぶん捕まってたミルさんのものだろう。
なんだかミルさんに変装してたみたいだしさ。
――あとは、これも多分使ってたんであろう脱ぎ捨てられた服。
いや、何も変なことは考えてないぜ、何も。
オレが興味あるのは女の子そのものだからな。
その後で他のところもいろいろ調べてみたところ、ここら辺は犯人たちのアジトだったらしいな。
もう誰も残ってないみたいだし、これでひとまずは安心してよさそうかな。
「とりあえずこの事件については大丈夫そうってことでいいんじゃないか?
帰ろうぜ?ここにいつまでもいてもしょうがないしさ」
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●PL:あんみつより
続きは全部まとまったら書こうと思ってたけど、
やっぱり長くなりそうなので書いちゃいました(´∀`)
とりあえずここまで書いた上で最後のまとめを待ちたいと思います(`・ω・´)