好きなことができたら幸せだよな
とりあえず形として今回の事件に方をつけたオレたちは、
事件解決へと協力した証としての報酬を受け取ることとなった。
ふう、昨日の夜からドタバタ続きでさすがに結構疲れちゃったぜ。
それにしても...あの女の人...超怖かったな...
美人な人には何度でもすぐにでも会いたくなるのがいつものことなんだけど、
あの人にはオレがもうちょっといろいろ強くなってからでいいかな...
今は、ちょっと怖いすぎる...ぜ。
>「ま、今後とも宜しくって事で」
報酬を受け取ったオレたちに、ロバートさんが機会があれば手伝って欲しいと言ってきた。
そりゃ、衛視とかいう堅い仕事だといろいろやれないこともあるんだろうなあ。
とりあえずその頼みを特に断る理由なんてない。
強いていえば、少し華がなさすぎてつまらないくらい、かな。
「もちろん、オッケーだぜ。
何か困ったことがあったら声かけてくれよな!
ただもう間違えて捕まえたりしないでくれよ?
絶対捕まるようなことはしたりしないからさ」
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
とりあえず報酬も無事もらえたことだし、
二度とこんな目に遭いませんようにと軽く祈ってから、
みんなと一緒に出ていこうと思ったんだけど...
ふと、アイナティートと一緒に後ろから呼び止められた。
>「その...あの...何だ」
>「...今回は誤認逮捕をしてしまい、すまなかった。
> 本当に悪い事をしたと思っている...心からお詫びする」
「さっきも言ったけど、もう同じことはやめてくれよな。
そうしてくれたら、オレからはあんたに特に言うことはないさ」
一度の間違いをいつまでもうだうだ引きずり続けるような奴は男じゃない。
少なくともオレはそう思ってるぜ。
だからこの目の前の...アイザックさんにもう何も思うところはない。
こうして謝ってくれただけでもう十分だからさ。
>「これからはこう言う事を起こさないよう気をつけるつもりだ。
> スラム街の巡回も、これまで以上に力を入れて行こうと思っている...
> もう、あんな思いをするのは真っ平御免だからな」>「それに...私自身も強くならねば。
> 何時、あの女が再び現れるとも限らんしな」
「まあ、頑張ればきっとなんとかなるんじゃないか?
今回みたいなことを起こさないようにすることも、さ。
それに、オレももっと男を磨いていかないとな...
今回の犯人の人みたいなタイプもうまく扱えるようにならないと」
きっと怖いと思ってるんだろうな、犯人のお姉さんのこと。
オレだって怖いんだもん。
狙われてる本人が怖くないはずないよな。
でも、だからこそ気楽に構えた方がいいと思うな。
オレだったら、きっとそうする...暗いこと考えすぎても意味ないじゃん。
「それじゃ、またな。
今度、正式な形で頼んでくれるの待ってるぜ」
そう言って帰ろうと思っていたんだけど、
>「で、その、何だ...お詫びと言っては何だが...」
まだ、なんか続きがあったみたいだ。
それにしては様子は変だな。
話し方もさっきとはずいぶん違うし...顔もなんだか赤い。
まあ、もちろん予想はついてるんだけどな。
>「今度の週末が休暇なのだ。良ければ一緒に昼食でも、どうだろう」
へぇ、意外とやるじゃん。ただのお堅い人だと思ってたぜ。
じゃ、ここは空気を読んでオレはお先に出ていこうっと...
>「...ブラン殿も、宜しければ一緒に」
...は?
一瞬変な声が出るかと思っちゃったぜ。
意外とやるかと思ったけど、こりゃダメじゃん。
なんでオレまで誘ってるんだか。
「今度の週末ねえ...
残念だけど、もうオレ女の子とその日予定入っちゃってるんだよね。
まあせっかくだしアイナティートは行ってきたら?オレの分まで奢ってもらってくれよな」
まあ、ぶっちゃけそんな約束は本当は今は入ってないんだけれど。
わざわざ男を入れた3人で一緒に食べても微妙だしな。
それに、ここは気持ちを汲んでおいてやるぜ。
「それじゃ、オレは手に入ったお金を持って、
可愛い子とでもデートに行ってくるぜ!それじゃあな!」
そう言って、アイナティートを残して先に出る。
うまくやってくれよな...アイザックさん。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
そんなこんながあったあとのある時、オレたちはミノタウルス亭の方に戻ってきていた。
ミルさんの荷物なんかもここまで持ってきながらさ。
>「いよーう!
> 今回はお疲れやったなぁ
> ウチらは捕まって逃げだしただけやったし、みんながおらへんやったら今も逃亡するはめになってたところ......ん、なに、それ......」
どうやらミルさんには荷物がここに荷物があることがわかったらしい。
というより葉巻なのかな?
戻ってきたばかりの葉巻を吸う姿...うん、やっぱりワイルドな感じ。
誘拐犯のお姉さんとは違うベクトルの大人の女の人っていうのかな?
ギルドの方でも先輩だったりするし、色々とお近づきになりたいもんだぜ。
その後はミルさんのお金で宴会を開くことになった。
うー、やっぱりこういうのかっこいいぜ!
オレももっと勉強して強くなって大きくなってこんな風にやってみたいな!
> おーいブラン、外での話、聞かせてぇな
> 自分詩人やろ?
> 伴奏はウチがしたるさかい!
「任せてくれよ!
...といいてもオレは捕まってたりなんやかんやでいいところは少なかったけどな。
それでもみんなの話を交えていってみるぜ!
あと、オレはミルさんたちの話が聞きたいな。
先輩のありがたい話が聞けると嬉しいし!」
女の子とふたりっきりのデートをするのはオレの一番好きなこと。
でも、こうやって大騒ぎして成功を祝うことも嫌いじゃない...むしろ大好き。
これからもこうやっていろんな人と繋がって、いろんな人と騒げたら幸せだよな。
...もちろんできたら女の子が多めが嬉しいけれど。
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●PL:あんみつより
お疲れ様でした!個人的にはこれをまとめにしていこうかなーと思います!
今回は楽しかったのはもちろんのこと、何よりいろいろ勉強になりました(´∀`)
とことん暗中模索で突っ走ってきた気もしますが、
このセッションでの経験を次に生かしていきたいと思います!
感想と評価は明日まとめてもう一度書きまーす!